晩酌ボクシング〜2004年8月>

 このページではテレビで放送されたボクシングの試合を、酒を嗜みながらふらふら書きつづっていこうと思います。評価にはかなりの偏りが生じる可能性がありますが、ま、そこはそれ、ご容赦ください。

8月26日 「銀盤いぶし銀」を嗜みつつ
ビータイト ウェルター級4回戦決勝
日高 和彦 1RTKO 笠木 康人
 むらっけはありそうだけど、この笠木のKO率は尋常じゃない。出だしは日高のパンチが面白いように笠木の顔面を捉える。ちょっと笠木は狙いすぎにみえるが、短期決戦を意識してか後には引かない。それが裏目に出た。徐々に回転数をあげてゆく日高のパンチに徐々に後退。そしてロープ際でラッシュにさらされ、サンドバッグ状態になったところでレフェリーストップ。この辺はスタミナ度外視の勝負の面白さだな。勝利者インタビューではクレイジーキムヘの挑戦状も出た。保住にしろキムにしろ、日本の重いクラスには不敵なやつが多くて面白い。

ビータイト ライト級4回戦決勝
真鍋 圭太 判定 松信 秀和
 さて、ビータイトMVP候補同士の戦い。やはり短期決戦モードでちょっと堅いかな。まあ、お互いしょっぱなから倒す気でいるから、展開としては面白い。ほぼノーガードの打ち合いの中、第1ラウンドが終わった。続く第2ラウンドも激しい打ち合いが展開され、終了間際、真鍋の右フックが松信のあごを打ち抜く。たたらを踏む松信だがゴングに救われる形となった。流れを掴んだ真鍋はさらにプレッシャーを強めるが、松信も押し切られまいと粘る。そして最終ラウンド、お互いのパンチに耐えながら時間が進み、終了のゴングとなった。ものすげー打ち合いのまま判定。決着はつかなかった。ビータイト特別ルールで延長戦となるが、ここでも決着つかず。軍配は真鍋に上がった。こういう短期決戦も面白いんで、ちょくちょくやればボクシング人気につながると思うんだけど、そのままランキングイベントになってしまうのはどうかなあ?加味すべきだとは思うけど、通常の試合と同格に扱ってよいのかどうかは疑問。

8月25日 「銀盤いぶし銀」を嗜みつつ
ウェルター級4回戦
飯塚 ひろき 4RTKO 奥原 唯史
 デビュー同士の一戦。何も考えない打ち合い。好きだなあ。こういうの。最後は我慢比べで飯塚の勝ち。

バンタム級4回戦
山田 義顕 判定 関根 裕明
 小気味良いパンチを放つ山田。関根はなかなか射程に捉えることができない。必死に追いすがるも、要所要所でカウンターをとられて万事窮す。山田の勝ち。

ライト・フライ級4回戦
只野 淳 判定 大橋 卓矢
 初回、スピーディなパンチの打ち合いで両者ぐらつくシーンが見られる。打ち合いが続く中、ミドルレンジでは不利と悟ったか、只野がクロスレンジに踏み込むが、パンチの正確さで徐々に大橋がペースを引き寄せてゆく。そして最終ラウンド、強烈なフックからチャンスをつかんだ大橋だったが、只野の粘りに詰めきれず、ゴングと同時にクリーンヒットをとって試合終了。大橋の勝ち。生まれたばかりの娘さんに見守られていたせいか、只野はよく粘ったなあ。

ライト級4回戦
渡邉 慎一 判定 加藤 善孝
 加藤の左が鋭いなあ。打ち合いはどろどろしてるんだけど、その中で加藤のパンチが光る。特に体を預けたところから放つパンチがいいな。渡邉も善戦して、打ち合いのまま終了。加藤の勝ち

スーパー・フェザー級6回戦
ウィラ・シンワンチャー 1RTKO 会田 篤
 しょっぱなからねじ伏せに行った会田のパンチがあっという間にシンワンチャーを捉える。こうなるともう止まらない。TKOで会田の勝ち。シンワンチャーは強かったんだか弱かったんだかわからなかった。同時に会田の強さもわからなかった。次回に期待。

ミドル級8回戦
中堀 智永 判定 三舛 努
 一度手合わせ'adしている両者は、のっけから打ち合いに出た。なかなかスリリングなパンチの交換。キレは三舛の方があるんだけど、中堀も三舛の隙をついていいショートパンチを入れている。第4ラウンド、そのショートパンチの積み重ねが三舛を徐々に失速させる。一発のキレはあるものの、連打の合間を確実に狙われている。が、失速してきたのは中堀も一緒。次第に足を止めての相打ち合戦が始まった。そのままどろどろの打ち合いを続けて終了。中堀の勝ち

58kg契約級8回戦
トートー・ウィンディージム 2RTKO 坂東ヒーロー
 泥沼の3連敗から脱出したい坂東。気合はわかるが・・・。勝たされるべくして勝ったってところか。あまりにも実力差がありすぎたなあ。これがいい意味で自信になればいいけど。

ビータイト フェザー級4回戦決勝
土居 伸久 1RTKO 竜 宮城
 足を命綱とする2階級下の土居。竜のプレッシャー強烈だなあ。第2ラウンドもうまくいなして・・・うわっ、土居がダウンとった。決定的なダメージではないけど、これで竜の焦りを誘えるか?竜は自分の射程に入るまで手を出さないから、土居にとってはあしらいやすい相手だ。強打は相手の胸元に飛び込むことでかわしてる。何発かもらってスピードは落ちてきたけど、竜も打ち疲れが出てきて追いきれず。逃げ切るかと思いきや、結局、延長戦。そしてあっという間の決着。竜の連打炸裂。燃料ギリギリで凌ぎきるつもりだった土居は、すでに竜の突進を止めるだけの力は残ってなかった。こいつはすごいなあ。

8月19日 「上昇一途」を嗜みつつ
日本スーパー・ライト級タイトルマッチ
木村 登勇 3RKO 吉田 幸治
 変則チャンピオン木村にパワーファイター吉田が挑む。体の力を生かして突進を繰り返した吉田だったが、木村は大きく振るうフックの隙間を最初から狙っていった。そして第3ラウンド、左フックのカウンターが吉田の膝を揺らした。一気に畳み込んで最初のダウンを奪う木村。かろうじて立ち上がる吉田だったが、朦朧とする意識の中、もう、立ち向かう力は残ってなかった。マウスピースに気を取られたところをラッシュにさらされ、崩れ落ちた。いやあ、木村強くなった。以前は小手先の技で凌いでいた印象があったんだけど、いまやチャンスに攻められるパワーも備えた。長期政権なるか。

8月18日 「上昇一途」を嗜みつつ
フェザー級10回戦
武本 在樹 6RTKO ロメオ・ブハウィ
 立ち上がりペースを取ったのが武本。前進しようとするロメオの鼻先にパンチを集中させて、勢いを殺し、妙にゆっ<たりとしたカウンターを時折放つ。ロメオも持ち前のパンチ力を生かすためにじりじりと前進を止めない。第3ラウンドくらいから武本の強烈なパンチがロメオを捉えはじめるが、平気な顔をして向かってくる・・・と思いきや、第5ラウンド、ついにダメージがロメオの膝を折った。立ち上がってゴングに救われるロメオだが、完全にペースを握った武本のパンチが面白いようにあたる。そしてラッシュの最中にマウスピースを吹き飛ばされたところでレフェリーストップ。ロメオはタフだったけどそれだけの選手だったな。というよりも、武本が完全に試合を支配したってことか。強かった。

WBC世界フライ級タイトルマッチ
ポンサクレック・クラティンデンジム 5RTKO ルイス・アンヘル・マルチネス
 タイ式の応援に後押しされるポンサクレック。回転ヌの速いパンチが面白いようにマルチネスのガードをかいくぐる。あのアッパーはきれいだなあ。ここでマルチネスが開き直りを図り、打ち合いを望むのだが・・・スピードも的確さも圧倒的にポンサクレックのほうが上。ここで、もがくマルチネスの頭がポンサクレックにあたり、第4ラウンド、バッティングによりポンサクレックの目尻が切れる。これがポンサクレックを本気にさせてしまったのか、第5ラウンドのポンサクレックのパンチは体重ののった振りぬくパンチを叩き込み始める。こうなると、もうマルチネスになすすべはなかったro。サンドバッグ状態で打ちのめされて、最後はレフェリーストップとなった。いやあ、強い。パンチは当たるは、打たれないは、完璧な試合運びだった。立てよ!日本人!!

ウェルター級10回戦
フリオ・セサール・チャベス 判定 フランキー・ランドール
 言わずと知れた伝説の再戦。当時の面影は薄れているものの、両者のファイトスタイルは変わらない。ここまで続けてきたこと自体が尊敬に値するんだけど、長い長いひとつの時代がまた終わってゆくんだなあ。

8月17日 「ミルク梅酒」を嗜みつつ
 吉澤対丸7山。9戦全勝の新鋭と老獪な変則ボクサーの対戦。鋭いストレートで突き放しにかかる吉澤に対して、'ea常に前進しながらパンチを振るう丸山。どちらがより相手を捉えているかというと・・・微妙だな。そんな打ち合いが延々と続き、そして、ついにそのクリーンヒットの微妙な差が最終ラウンドに現れた。積み重なったダメージで崩れ落ちるようにマットに沈む丸山。立ち上がったものの、吉澤のラッシュでレフェリーストップとなった。吉澤はいいボクサーだと思う。ただ、相手の前進に合わせて下がってしまっていた。K.O.率roが低いのもその辺だろうな。横にかわすボクシングを覚えると、一皮むけるような気がする。  高山エルマー初回からスピーディな打ち合い。やや有利に進めているのはエルマーかな?カウンターがうまいなあ。高山のパンチに必ず合わせてく汲驕Bそんな打ち合いの中、第5ラウンドにエルマーの目尻が切れた。これが焦りにつながったのか、エルマーが先に手を出すようになるのだが、これによって、高山のヒットアンドアウェイがハマリはじめた。次第に空回りをはじめるエルマー。そしてそのまま試合は終わった。がっぷりよつのいい試合だった。勝者は高山。こりゃ、再戦が楽しみだわ。

8月16日 「越のかぎろひ 千寿」を嗜みつつ
 何なんだこの名城ってボクサーは?キレeaもなく、大きなパンチを振り回すだけで世界ランカーの本田に挑戦とは、身の程知らずが。と、思っていたら、いつまでたっても手はとまらない、足はとまらない、いくら打たれても向かってくる。こりゃ、不気味で怖いわ(^^;結局、勢いで世界ランカーの手数を封じ込めて、そのまま押し切って勝っちまった。プロ5戦目かあ。このまま世界に行くのも面白いかも。でも、通用しないだろうなあ・・・。 ヲro

8月12日 「越のかぎろひ 千寿」を嗜みつつ
 タイソンが負けた。自分が仕掛けた猛攻の最中、膝をひねって失速。K.O.負けとなった。当然、初の敗戦ではないが、これまでとは質の違う負け方だ。タイソンの武器は圧倒的な突進力とパワー。それを支える土台が、自らを支えることができず、悲鳴をあげてしまったのだ。ヘビー級ボクサーの選手寿命が長いのは、恵まれた体格からくる耐久力と、「打たれる前に打つ」が身につきさえすれば、おのずとK.O.につながるからだが、タイソンは真っ向勝負を挑みつづけてきた。ファイトスタイルを変えれば、カムバックは可能かもしれない。が、寂しいことだが、もう、「あの」タイソンは戻ってこないかもしれない。
 コラレス強い!あのブラジリアンボンバー・フレイタスについに初黒星をつけてしまった。長い手足をうまく使って乱打戦を制するコラレスだが、基本的にはスピードに依存してると思う。フレイタスも攻撃の隙間をうまく突かれて追い詰められてしまった。スピードで勝てなければだめだな。メイウェザーのように。
 田中はスピードのあるいい選手だ。間違いなく新人王候補だったろう。が、相手が悪かった。金。連打を ヲro浴びながらも落ち着いた足運びで、じりじりと距離を詰め、射程に捕らえるや否や、堅い拳を放り込んでくる。いなしきれず田中は沈んだ。さて、一気に若手No.1の座を手にできるだろうか?

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