2005年6月

 このページではテレビで放送されたボクシングの試合結果を、酒を嗜みながらふらふら書きつづっていこうと思います。評価にはかなりの偏りが生じる可能性がありますが、ま、そこはそれ、ご容赦ください。

6月26日 「銀盤50」を嗜みつつ
スーパー・バンタム級8回戦
ダンテ・コンティガ  判定  長井 祐太
 持ち前の手数と当てるセンスで第6ラウンドにダウンを奪った長井だったが、ダンテの心を叩き折るまでには至らず、最終ラウンド終了のゴングが鳴り響いた。長井の判定勝ち。

スーパー・ライト級8回戦
小暮 飛鴻  8RTKO  鈴木 哲記
 小暮は衰えたか?と思わせるぎこちないスタートに鈴木はインファイトを挑む。そのまま飲み込めればよかったのだが、次第に鋭いボディを放ちはじめた小暮に試合は徐々に小暮ペースになる。そしていつしか半開きになった鈴木の口。最終ラウンド、顎の骨折の可能性があるとの判断で試合終了。小暮のTKO勝ち。

フライ級10回戦
藤掛 真幸  判定  ガーオナー・クローンパジョン
 最後までそつなく攻めきった藤掛だったが、ガーオナーのディフェンスを崩すことはできず、判定で藤掛の勝ち。いい攻めを見せた藤掛だけど、タイのランカーの意地に阻まれたかな。

日本ミドル級タイトルマッチ
鈴木 悟  判定  板垣 俊彦
 最後まで見応えのある打ち合いを演じた両者。ややもたつく鈴木にたいして、思い切り接敵する板垣の根性が勝った試合だった。判定で板垣の勝ち。

フライ級10回戦
亀田 興毅  1RTKO  サマン・ソー・チャトロン
 チャトロンは油断したか?ほんとにあの世界チャンプか?亀田のボディへの連打であっけなくチャトロンはマットに沈んだ。こいつはほんとに凄い。凄すぎて凄さがわからなかった試合だ。

WBA世界ライト級挑戦者決定戦
ホエル・カサマヨル  ドロー  キッド・ダイアモンド
 カサマヨルの牙城をパワーで崩しにかかったダイアモンド。しかし、カサマヨルの老獪さは紙一重でダイアモンドの猛攻を逸らし、ペースを引き寄せる。最終ラウンド終了間際、ダイアモンドのパンチがカサマヨルの足を止めたが、畳み込む力は残っておらず、試合終了。引き分けとなった。

WBO世界スーパー・ライト級タイトルマッチ
ミゲール・コット  9RTKO  モハメド・アブドゥラエフ
 持ち前の突進力でコットのテクニックを封じ込めるアブドゥラエフ。コットのジャブを弾き飛ばしながら前進を続ける。或いはもしくはアブドゥラエフにも勝機があるかもという雰囲気が出てきた試合後半、コットの正確なブローが、その威力を発揮する。ガードの隙間に滑り込むコットのパンチ。急激に変形を始めたアブドゥラエフの瞼はあっという間に視界を奪い去ってしまった。見えぬまま拳を交えるには、コットは危険すぎた。アブドゥラエフの試合放棄でコットの勝ち。

バンタム級6回戦
青田 義隆  4RTKO  岸 裕機
 初っぱなからぐいぐい前に出る岸。打ち合うことを避け、アウトボックスしてリズムをつかみたかった青田だったが、岸はそれを逃さず、ロープ際に押し込んだところでパンチをまとめて薙ぎ倒した。その瞬間レフェリーが割って入り見事なKO。ほんとに病み上がりで、しかも初めてのKOなのか?今後に期待だ。

OPBFライト・ヘビー級タイトルマッチ
デール・ウェスターマン  判定  西澤ヨシノリ
 中年の星・西澤。接近戦でウェスターマンに食い下がるものの、後半戦でわずかながら上をいかれて判定負け。両瞼から出血し、ライト・ヘビーのパンチを食らいながらよく判定まで持ちこんだもんだ。拍手。

6月19日 「玉乃光 こころのみやこ」を嗜みつつ
日本ライト級王座決定戦
田中 光吉  判定  久保田 和樹
 ほぼ互角の打ち合いを続けた両者だが、過去2戦を制している久保田に三度凱歌が上がった。田中は距離がとりきれなかった。久保田の突進を止められなかった。判定で久保田の勝ち。

フェザー級4回戦
大島 耕平  判定  赤池 聡
 デビュー戦同士のなかなか派手な乱打戦。冷静にボディを狙い続けた大島の勝ち。4回戦では足らなかったが、このスタイルのまま成長を続ければ、上に行ってから花が咲くかも。でも、年が年だし、急がないとな。

スーパー・フェザー級4回戦
丸山 信雄  判定  能勢 育次
 重たいパンチを放つ丸山だが、能勢の前進にうまく間合いを取ることができない。最後まで一進一退の攻防を続けた結果、判定で丸山の勝ち。

スーパー・フライ級4回戦
月花 正幸  判定  名取 耕平
 スピードが持ち味の両者。互いの隙を探り合う高速連打戦を繰り広げるが、共に致命打を与えるまでには至らなかった。判定で月花の勝ち。

6月12日 「奥の松 純米吟醸酒」を嗜みつつ
ウェルター級4回戦
山下 直紀  判定  山崎 祐樹
 デビュー戦とは思えないクレバーな組み立てでダウンまで奪った山崎が勝利。アマチュアの経験がうまい具合にアグレッシブさを引き立てている。最後の打ち合いもなかなかだった。もう一踏ん張りほしいな。

65kg契約級6回戦
室伏 督雄  判定  大山 卓也
 再戦。絶対負けたくはない。その気持ちは両者とも最後までありありと表れた。判定で室伏の勝ち。

54kg契約級6回戦
高橋 仁    今井 春樹
 両者火の出るような殴り合いを18分間続け、凱歌は今井の頭上に降り注いだ。共に折れない心を持ったいいボクサーだ。

60kg契約級8回戦
三上 朗央  判定  高林 隼人
 序盤こそ互角の打ち合いとなったが、ラウンドが進むにつれて、三上の正確なブローが高林を押さえはじめる。高林の手数は負けていないものの、圧倒的なクリーンヒット数の差をつけられて、三上の判定勝ち。

フェザー級10回戦
阪東タカ  4RTKO  円谷 篤史
 ベテラン・阪東と新鋭・円谷の戦い。老獪さと強引さが程良く融合している阪東。円谷もいい根性を見せたが、あれ程見事に後の先を取られては為す術がなかった。阪東のTKO勝ち。

54.4kg契約級10回戦
タタ・ポリナール  2RTKO  福島 学
 おや?ポリナールなかなかできるな。と思った瞬間、ボディ激弱が判明。その状態で、大きなパンチをポンポンもらってた福島にはいまいち不安があるが、パンチはキレてたし、気が抜けた影響だと思うことにしよう。福島のTKO勝ち。

ヘビー級10回戦
マイク・タイソン  6R終了TKO  ケビン・マクライド
 慎重な立ち上がりだった。いつもと違って、徐々にギアを上げてゆくタイソン。そして、トップギアに入れようとした瞬間、爆弾が破裂したのかもしれない。一瞬、つんのめる左足。そこからは防戦一方だった。痛恨のギブアップ。でも、最後のインタビューを見ると、深刻なのは折れてしまった心の方かもしれない。とりあえず、大金星のマクライドに拍手だ。

NABAウェルター級タイトルマッチ
シャーンバ・ミッチェル  5R負傷判定  クリス・スミス
 スピードで圧倒するミッチェルだが、スミスも体格の利を生かして主導権を渡さない。このシーソーがどちらに傾くのか楽しみだったのだが、強烈なヘッドバッドでミッチェルが瞼と目の下を同時にカットして試合終了。ミッチェルの勝ち。

WBC・WBO世界ライト級王座統一戦
ホセ・ルイス・カスティージョ  10RTKO  ディエゴ・コラレス
 コラレスすげー!!!2度ダウンを食らってからの逆転KO勝利!しかも、同じラウンド!!カスティージョが決着を狙ってラフになったところへカウンターの連打を叩き込んで、試合をひっくり返しちまった。すごい精神力だ。

IBFスーパー・ライト級タイトルマッチ
コンスタンチン・チュー  11R終了TKO  リッキー・ハットン
 イギリスの突貫小僧が最後の最後まで圧力をゆるめず、盤石の王者・チューの心を折った。途中、チューのカウンターに晒されながらも、突進をさらにパワーアップさせることでそれをコーナーに押し込めてしまった。うーん。好きなスタイルだ。

6月5日 「越乃景虎 特別純米酒」を嗜みつつ
スーパー・バンタム級4回戦
山下 大士郎  判定  村上 裕
 とにかく大きなパンチで相手をなぎ倒すつもりの村上に対して、大振りの隙間にカウンターをとり続ける山下。最後まで拳を振り続けた村上の根性は大したものだったが、判定は山下の勝利を告げた。

フェザー級4回戦
目黒 悠嗣  4RTKO  津田 岳志
 パワーファイターだと聞いていた目黒はいまいち元気がない。逆に津田の鋭いパンチが目黒の突進を完全に封じている。そして最終ラウンド、細かいパンチに目黒がひるんだところへ連打を集めてTKO。津田はダメージの与え方が巧い。ちょっと期待できるかも。

54.5kg契約級6回戦
三須 薫  判定  浜田 陽介
 ボディに狙いを定めて攻め立てる浜田だったが、ついに三須の膝を揺らすことはできなかった。三須は的確なパンチを間断なく浜田にヒットさせ続け、最後は明らかにダメージを蓄積させていた。いぶし銀のテクニック。判定で三須の勝ち。

フェザー級10回戦
玉越 強平  判定  赤木 真
 ぐいぐい突進してくる赤木に対して、玉越は半歩引いたところから的確にカウンターを当てていく。後半、さばききれずに赤木の接近を許す場面もあったが、結局、最後まで完璧に封じ込めて玉越の判定勝ち。

フェザー級4回戦
田中 宏幸  判定  松原 勇太
 判定続きの松原がデビュー戦の田中に対した。さすがにキャリアを生かして松原の判定勝ち。

スーパー・ライト級4回戦
金谷 将三  判定  山田 健司
 両者よく打ち合ったが、いまいち勝負に出ていない。決めるところは決めないとなあ。

フェザー級4回戦
白井 康太  ドロー  近藤 信彦
 壮絶な打ち合い。だが、白井のテクニックが近藤のパンチを完封した。しかし、白井も攻勢に転ずることができず、引き分け。

バンタム級4回戦
樺山 祐平  判定  兵 顕吾
 両者一歩も引かない打ち合いだったが、サウスポーの利点を生かして樺山を翻弄した兵が判定勝ち。

スーパー・フェザー級4回戦
武本 康樹  3RTKO  林 正敏
 地力で勝る武本がラウンドが進むにつれて林を追いつめてゆく。第3ラウンドにはいるとガードの真ん中を割ってパンチが入るようになり、林が棒立ちになったところでレフェリーストップ。武本のパンチを当てる勘は素晴らしい。新人王の有力候補だな。

ライト級4回戦
坂本 政憲  判定  竹中 聡
 圧倒的な体格差を突進力と連打で帳消しにした坂本。竹中から第3ラウンドにダウンを奪う。そのまま反撃のチャンスを与えずに判定勝ち。

WBC世界ライト・ヘビー級王座決定戦
ポール・ブリッグス  判定  トーマス・アダメク
 パワーのブリッグスとキレのアダメクの対戦。一進一退の攻防は最終ラウンドのゴングを聞くまで続き、判定でアダメクの勝ち。ブリッグスの右に吹き飛ばされながら、細かい連打で最後まで試合をコントロールしたアダメクに拍手。

WBO世界ヘビー級タイトルマッチ
レイモン・ブリュースター  1RTKO  アンドリュー・ゴロタ
 あっという間だった。ブリュースターの猛攻にあのゴロタが為すすべなく、53秒間に3度マットに沈んだ。ブリュースター強過ぎ。これ以上言うこと無し。

WBA世界ヘビー級タイトルマッチ
ジョン・ルイス  無効試合  ジェームス・トニー
 試合はトニーの奇跡の4階級制覇達成。そしてドーピング検査陽性により、ルイスへの王座返還。ヘビー級のパワーをスピードとテクニックで封じ込めたトニーだったが、ベルトはその腕をすり抜けていった。

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