2005年7月

 このページではテレビで放送されたボクシングの試合結果を、酒を嗜みながらふらふら書きつづっていこうと思います。評価にはかなりの偏りが生じる可能性がありますが、ま、そこはそれ、ご容赦ください。

7月31日 「加賀鶴 純米酒」を嗜みつつ
4団体統一ミドル級タイトルマッチ
バーナード・ホプキンス  判定  ジャーメイン・テイラー
 盤石王座陥落!テイラーがホプキンスを判定で下した。きわどい技術戦を繰り広げた12ラウンドだったが、ホプキンス完勝とはいえない内容だったし、一発狙いのホプキンスよりも、丁寧にボクシングしているテイラーの方が、ジャッジには印象が良かったんだろう。クリーンヒットもテイラーの方が派手だったしね。ホプキンス、自分の世界にはまりすぎたか。再起を期待しよう。

WBO世界スーパー・フライ級タイトルマッチ
フェルナンド・モンティエル  判定  エベルト・ブリセニョ
 序盤、調子良くパンチを当ててゆくモンティエルの圧勝かと思われたのだが、ブリセニョのタフさが想像を超えた。打っても打っても前進してくる物体に、モンティエルは為す術がない。が、勝負は判定でモンティエルの勝ち。総合力の勝利ではあるが、ブリセニョに拍手を送りたい。

スーパー・ライト級4回戦
霜山 綾司  2RTKO  鈴木 淳
 序盤、巧く距離を支配した霜山。このままタイミングを計ってフィニッシュかと思われたところで、鈴木の左フックが炸裂。この一発で試合が決してしまった。大振りで慣れさせた距離から、半歩踏み込んでの鮮やかな一撃。

フライ級4回戦
植木 秀利  ドロー  野崎 淳
 デビュー戦の緊張を突いた植木。それを堪え忍んだ野崎。これからってところで植木が瞼を切ってドクターストップ。判定はドロー。

スーパー・フェザー級6回戦
内山 高志  1RTKO  チャンデット・シスラムカムヘン
 恐るべし内山。振り抜くボディでチャンデットの意識を腹に向けておいて、打ち下ろしの右ストレートでなぎ倒した。これは期待できる新人が出てきたなぁ。

スーパー・フェザー級8回戦
エカウィット・シットソーウォー  判定  室井 啓宏
 序盤から中間距離を支配したエカウィット。室井は接近戦を挑むが、強く、的確なエカウィットのブローが室井の顔面を紅く染めてゆく。終盤、根性で距離を詰めた室井だったが、打ち合いでエカウィットを凌駕することはできず、判定でエカウィットの勝ち。

スーパー・ライト級8回戦
速水 美成  判定  小木曽 研二
 典型的なアウトボクサー対ファイター。小木曽の振るう強打を恐れず、常に手を出しながら距離を釘付けにした速水。小木曽に反撃のきっかけを与えぬまま判定勝ち。

バンタム級8回戦
菊井 徹平  判定  河野 公平
 典型的なアウトボクサー対ファイター。の戦いになるかと思いきや、意外にも菊井が接近戦を挑んできた。これに面食らったか、河野は完全にペースを崩され、終盤の追い上げ届かず、判定で菊井の勝ち。

スーパー・ライト級4回戦
大野 嘉則  2RTKO  大川 泰弘
 派手にパンチを振るう大川に対して、大野は丁寧にガードしながら反撃の隙をうかがったが、早くも第2ラウンドに外から回り込んだ右フックに顎を貫かれてしまう。立ち上がるものの、抗う術はなく、レフェリーストップ。大川の勝ち。

OPBFバンタム級タイトルマッチ
鳥海 純  判定  クマントーン・ポー・ブルムカモン
 戦績を見た瞬間、かませ犬だと思ったクマントーン。とんでもない強豪だった。テクニックと融合した強打で鳥海を追い立て、早々にダウンを奪う。終盤になって鳥海もペースを取り返しつつあったが、時すでに遅し。クマントーンの判定勝ちとなった。K.O.負けしなかったのは鳥海の根性があったればこそという感じだ。

WBA・IBF世界フェザー級タイトルマッチ
ファン・マヌエル・マルケス  判定  ビクトル・ポロ
 マルケスのパワーを老獪なテクニックで封じ込めようとしたポロ。その試みは成功するかに見えたが、次第に蓄積していくダメージがついに終盤噴出。判定でマルケスの勝ち。

IBFバンタム級タイトルマッチ
ラファエル・マルケス  判定  リカルド・バルガス
 クリンチのほとんどない非常に高いレベルの殴り合い。わずかに、しかし圧倒的に試合を制したのはラファエルだった。ダウンも奪ってラファエルの勝ち。

7月18日 「菊姫 純米酒」を嗜みつつ
WBC世界スーパー・フライ級タイトルマッチ
川嶋 勝重  判定  徳山 昌守
 徹底して距離を保ちきった徳山。最後の最後に川嶋も一矢報いたが、完璧に試合をコントロールされて徳山の判定勝ち。個人的には川嶋のK.O.に期待したんだが、残念。

ウェルター級10回戦
フリオ・セサール・チャベス  判定  アイバン・ロビンソン
 チャベス伝説健在!さよなら興業とは思えないタフさと絶妙な攻撃で、あのロビンソンからダウンを奪って快勝。彼はなにを求めて戦っているのかなあ?判定でチャベスの勝ち。

WBA世界スーパー・フェザー級タイトルマッチ
ヨーサナン・3Kバッテリー  判定  ビセンテ・モスケラ
 ダウン応酬の熱戦!モスケラが押し切るかと思いきや、ヨーサナンのパンチに膝が揺れている。最後までアグレッシブな攻めを見せたモスケラが判定勝ち。

7月10日 「吉乃川 米だけの酒」を嗜みつつ
WBA世界スーパー・ライト級タイトルマッチ
ビビアン・ハリス  7RKO  カルロス・マウサ
 盤石の王者ハリス。マウサののらりくらりとした戦い方では、王座防衛は時間の問題かと思われたが、あまりの変則さにハリスのペースが乱されまくる。もともとスタミナのないハリスは、ラウンド毎の短期決戦を挑むが、第7ラウンド、逆にマウサのフックがカウンターでハリスの顎を捉えて致命的なダウン。そのままカウントアウトとなった。こりゃあ面白い。あの、大外から回り込むフックは「修羅の門」の「ムガビ」を思い起こさせるね。

WBC世界スーパー・ライト級タイトルマッチ
アルツロ・ガッティ  6R終了TKO  フロイド・メイウェザー
 突貫野郎ガッティ。メイウェザーのスピードになんとか抗うものの、スピードの差は埋め難かった。メイウェザーの好き勝手にパンチを浴びてコーナーに戻ったところで、セコンドが静かに決断を下した。メイウェザーのTKO勝ち。スーパースターとの対戦ではその実力を十分発揮できずに終わっているガッティだが、おれはガッティのファイトが好きだ。まだまだがんばって欲しい。がってぃぃぃ!

バンタム級4回戦
芹江 匡晋  判定  嶋津 貴之
 重たいパンチを武器にダウンを奪った芹江だったが、最後まで嶋津に粘られ判定へ。芹江の勝ち。芹江は勝負所でパンチをまとめる冷静さが欲しいね。

バンタム級4回戦
塚原 健二  1RTKO  トップネーション大原
 打ちつ打たれつの展開で始まった第1ラウンド終了間際。大原のオーバーハンドライトが塚原のこめかみを打ち抜いた。前のめりに倒れ込む塚原。立ち上がろうとするも踏鞴を踏む姿にレフェリーは両手を交差した。大原の見事なK.O.勝ちだ。

スーパー・バンタム級4回戦
古家 充  3RTKO  村田 芳典
 新井田をお手本にしたという古家の左。たしかに多彩だ。村田も必死に抗うが、ダメージは確実に蓄積していき、第3ラウンドにレフェリーが割って入った。まだ、デビュー戦の古家。これからに期待だな。

58kg契約級10回戦
ティラサック・ユーチュンポン    阿部 元一
 スピードが違った。阿部の動きにまったくついていけず、アッパーの空振りを繰り返すティラサック。何度も首を弾き飛ばされながら、しつこくアッパーを狙ってくる。ボディへの集中打で体が丸まってきたところで一方的な展開となり、レフェリーストップ。阿部が仕留めきれなかったというよりは、ティラサックが異常にタフだったんだな。

WBA世界ライト・フライ級王座決定戦
ベビス・メンドサ  10RTKO  ロベルト・バスケス
 軽量級であるとか、右対左の戦いであるとか、そういったことはまるで無関係のど突き合い。不利なはずのふわふわマットをものともせず、バスケスがメンドサを葬り去った。決して楽勝ではなかったが、最後まで大振り勝負にかけた迫力に拍手だ。

WBC世界ライト・フライ級王座決定戦
ホセ・アントニオ・アギーレ  7RTKO  エリック・オルティス
 最初から明暗の別れていた両者だった。鋭い連打を振るいながら前進を続けるオルティスに対して、パンチに対する勘がいまいち戻らないアギーレ。最後はオルティスの放つショートの連打に巻き込まれてレフェリーストップ。ハンディはあったものの、アギーレに刻まれた傷は思った以上に大きかったようだ。オルティスのTKO勝ち。

フライ級4回戦
都澤 貢介  判定  丸山 康弘
 いい打ち合いだが、常に距離を支配しつつけた都澤に丸山の拳は届かなかった。判定で都沢の勝ち。

スーパー・バンタム級4回戦
戸木 晴彦  判定  橋爪 和幸
 ストレート主体の戸木とフックが武器の橋爪。戸木の放つミドルレンジのストレートにさらされながら、踏み込んだところで大きなフックを振るう橋爪。結局、橋爪は捉えきることができず、戸木は仕留めきることができず、判定で戸木の勝ち。クリーンヒットは圧倒的に戸木が多かったから当然だろう。

スーパー・フェザー級4回戦
山崎 鉄也  1RTKO  永井 健一郎
 すらりとした体つきの永井。ちょっと打たれ弱かった。なかなかに伸びのあるパンチを放つも、山崎の強打に2度マットに沈み、TKO負け。

ミドル級6回戦
佐藤 幸治  3RTKO  金 住泰
 重量級期待のホープ・佐藤も金のような変則ファイターには面食らったようだ。ラフなパンチを何度か喰らう場面もみられた。が、最後は剛腕ぶりを発揮して左ボディで金を葬り去った。佐藤の見事なTKO勝利。

スーパー・バンタム級8回戦
下田 昭文  4R終了TKO  井野 秀作
 終わってみれば下田の独り舞台だった。本来アウトボクサーである井野を完全に立ちすくませ、いいようにパンチを叩き込んでくる。為す術がないとはこのことだ。そして井野はコーナーから戻ってこなかった。下田のTKO勝ち。

フェザー級10回戦
粟生 隆寛  判定  宮田 芳徳
 宮田・叩き上げの意地をしっかり見せつけてくれた。粟生の強打に対して打たれたら打ち返すを10ラウンド続けた。しかし、残念ながらその拳は粟生には届かず、粟生の判定勝ち。が、粟生もさすがだった。ベテラン宮田が反応できない左ストレート。宮田でなければ倒れていたのは間違いない。

OPBFライト級タイトルマッチ
稲田 千賢    朴 性佑
 稲田お見事。途中手こずっているようにも見えたが、最後は完璧なラッシュで朴を仕留めた。ただ、フリッカーを使うのであれば、もっと徹底的にスットプレンジを外にもっていった方がいいんじゃないかな?わざわざ危険な距離に相手を呼び込んでいるように見える。

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