2005年10月

 このページではテレビで放送されたボクシングの試合結果を、酒を嗜みながらふらふら書きつづっていこうと思います。評価にはかなりの偏りが生じる可能性がありますが、ま、そこはそれ、ご容赦ください。

10月30日 「越の寒中梅 純米吟醸酒」を嗜みつつ
スーパー・フライ級4回戦
畠山 敦史  4RTKO  佐藤 裕樹
 互いのパンチがヒットしあうスリリングな殴り合い。打ち終わりをカウンターで狙う畠山に対して、佐藤は頭から突っ込んで内側からパンチを擦りあげる。最終ラウンド、佐藤がバランスを崩したところへ一気にラッシュをかけてレフェリーストップ。佐藤の勝ち。

スーパー・バンタム級4回戦
室田 康平  2RTKO  奥山 慶明
 長身を生かして鋭いジャブでプレッシャーをかける室田。奥山は必死に距離の調整をはかるのだが、いいように出鼻をつぶされてしまう。そして第2ラウンド、室田の左ストレートが奥山の顎を貫いた。そのまま後ろへ倒れ込む奥山にレフェリーがかけよって両手を交差した。室田のKO勝ち。こりゃ、うまく育てればかなりいい線いくのではないかな?今後に期待だ。

OPBFスーパー・ミドル級王座決定戦
ピーター・ミトレフスキー  10R負傷判定  西澤ヨシノリ
 出だしは西澤ペースだった。が、西澤の攻撃をのらりくらりとかわしながら、腫れはじめた西澤の額に攻撃を集中したミトレフスキー。どんどん膨れあがる額の腫れは、終盤には西澤の視界を奪い、見かねたドクターが試合ストップを提言。見えない角度からのパンチに対応できなくなってはしょうがない。ミトレフスキーの判定勝ち。

ライト・フライ級4回戦
伊藤 和貴  1RTKO  松田 一城
 様子見なしに打ち合いはじめた両者だが、的確にパンチをあてたのは伊藤。開始直後で固かったこともあってか、クリーンヒットに松田の体が硬直したところでレフェリーストップ。伊藤の勝ち。

ウェルター級4回戦
出田 裕一  3RTKO  奥原 唯央
 得意の左フックで奥原を追いつめる出田。だが、奥原もカウンターで出田の前進を寸断する。しかし、出田は連打で奥原を押し切り、レフェリーストップ。出田の勝ち。

スーパー・バンタム級4回戦
小池 和博  判定  鎌上 寛樹
 長身の小池に対して、徹底的に潜り込んでボディを狙いにいった鎌上。そのまま押し切って判定で鎌上の勝ち。

スーパー・フェザー級8回戦
木村 智仁  4RTKO  御船シュート
 ベテラン御船に気後れせず、連勝中の木村は強打を叩きつける。そして、第4ラウンド、ロープに詰まった御船を押し潰すがごとき木村の連打。木村のTKO勝ち。

フェザー級10回戦
阿部 元一  3RTKO  ワーユ・ウィンディジム
 突貫小僧阿部。相変わらずの突進と上下の打ち分けでワーユを寄せつけずめった打ち。阿部のTKO勝ち。つくづく思う。あんなバカなことで廻り道をしなければ、もっとすんなりと上に行けたかもしれないのになぁ。

10月25日 「天狗舞 旨醇」を嗜みつつ
WBC暫定世界フライ級タイトルマッチ
ホルヘ・アルセ  2RTKO  フセイン・フセイン
 まずはアルセの攻撃を受ける態勢をとったフセイン。しかし、連打であっさりとダウンを奪われてしまう。続くラウンドはやや足を使いつつ体制を整えるが、執拗なアルセの攻撃に為す術もなく2度目のダウン。立ち上がるもののセコンドからタオル投入となって試合終了。フセインが納得いかないのもわかるくらいの早いストップだが、芯に入っていないパンチで2度もダウンを喫しているようでは、続けていても結果は明らかだったろう。ある意味、セコンドの見る目があったのかもしれない。

ライト級12回戦
ディエゴ・コラレス  4RKO  ホセ・ルイス・カスティージョ
 壮絶な試合となった前回に劣らない打ち合い。ハンドスピード勝負のコラレスに対して、左右から回り込むフックで押し込んでゆくカスティージョ。カスティージョのウェイトオーバーによってノンタイトル戦になってしまったが、ある程度折り込み済みだったかな?そして最後のパンチは再三コラレスを苦しめた左フックだった。カウンターで顎を打ち抜かれたコラレスは意識朦朧。そのままカウントアウトとなった。逆転の奇跡は起きなかったが、もし、ウェイトオーバーがなかったらどうだったか?もう一回やらないと納得はできないな。

スーパー・フェザー級10回戦
カルロス・エルナンデス  判定  ボビー・パッキャオ
 パッキャオ弟、アメリカンドリームの入り口に立つ。強豪エルナンデスのもたつきに乗じて一気にダウンまで奪う。が、このままパッキャオに屈するわけにいかないエルナンデスは、ショートの強打で次第にリズムを取り返し、得意のボディ攻撃でパッキャオを追いつめてゆく。そして判定。後半有利だったエルナンデスだったが、序盤の劣勢とダウンがものをいい、パッキャオの大金星となった。

スーパー・バンタム級4回戦
人見 斉光  2RTKO  岩城 さとし
 射程の長いパンチを放つ人見とそこにカウンターを合わせてゆく岩城。勝負は早々に決着した。わずかなガードの隙間に叩き込まれた人見の左フックが岩城の意識を一瞬もぎ取るその瞬間レフェリーはストップを宣告。すぐに意識を回復した岩城だったがすでに後の祭り。人見のパンチの切れ味が証明されたかたちだ。

スーパー・ライト級4回戦
山辺 正博  判定  李 豪哲
 とにかく突進する李とそれを迎え撃つ山辺。山辺は李からダウンを奪うが、基本的にオープン気味のパンチなんで、いまいちダメージを与えることができない。李は勝手に疲れて失速していく。そのまま判定で山辺の勝ち。

53kg契約級4回戦
臼井 祐介  判定  大原 康明
 パンチ力対スピードの勝負。最後まで軽快なステップを刻みながらパンチを先制し続けた臼井と、思い切り踏み込みながらパンチを振るい続けた大原。強烈なボディは臼井の足を止めつつあったのだが、タイミング良くはいる臼井のカウンターに最後まで攻めきることができない。結局お互いの主戦力をぶつけ合ったまま試合は終了し、判定で大原の勝ち。

ウェルター級4回戦
岡本 憲将  判定  山崎 佑樹
 両者パンチ力を生かしてショートレンジでの打ち合いに挑む。一発のキレは山崎の方が上。鋭いボディからの連打で岡本をまくし立てるが、最後まで倒しきることはできず、判定勝ち。

バンタム級6回戦
青田 義隆  判定  牧島 洋介
 とことんボディを狙う牧島をヒットアンドアウェイでさばく青田。両者の距離はラウンドとともに近づいてゆく。いつまでたってもしつこくボディを叩く牧島に対して、さばくことを諦めた青田は攻め込まれながらもショートのカウンターで応戦。そのまま6ラウンドが過ぎ去り、判定で青田の勝ち。

スーパー・フェザー級6回戦
日下 研也  5RTKO  日高 慎一
 ミドルレンジでパンチを振るう両者。タイミングの日下と剛腕の日高。ともにショートフックの叩き込み合いとなるが、パワーに勝る日高が徐々に打ち合いを制しはじめる。日下も小さなきっかけを見逃さずに攻め込むが、クリーンヒットをとるまでには至らず押し戻され、最後は日高のラッシュに棒立ちになったところでレフェリーストップ。日高の勝ち。

ライト級8回戦
中根 修  判定  五十嵐 圭
 得意の接近戦に持ち込みたい中根だったが、五十嵐のしなる強打に翻弄されてしまう。リーチの長さとスナップの強さが生み出しているんだろうが、これがきついパンチとなって中根を痛めつける。しかし、年齢的に崖っぷちの中根も根性で踏みとどまり、そのまま判定へ。スプリットデシジョンで五十嵐の勝ち。

60kg契約級10回戦
真鍋 圭太  3RTKO  朴 賛烈
 こてこてのコリアンファイター朴を正確なカウンターで迎え撃つ真鍋。朴の剛腕はたしかに驚異だったが、ことごとく入る真鍋のパンチに怯んだところへ強烈な右がヒットした。大の字になって動かない朴。カウント終了間際にようやく反応したものの時すでに遅し。カウントアウトで真鍋の勝ち。あの朴の強打をかいくぐって、お返しの強打のカウンターはお見事。

WBA世界ライト・フライ級タイトルマッチ
ロベルト・バスケス  4RTKO  ホセ・アントニオ・アギーレ
 初回から強打を振るいあう両者。の大きなフックにやや後退気味だったアギーレはアッパー一発で逆転のダウンを奪う。しかし、すぐに復活したの圧力に再び後退をはじめ、最後はのパンチによるカットで試合ストップ。のTKO勝ちとなった。体格の差はいかんともしがたいか?

WBC世界ライト・フライ級タイトルマッチ
エリック・オルティス  1RKO  ブライアン・ビロリア
 ビロリア強し。上の階級から降りてきたくせに、ハンドスピードはオルティスを数段上回っている。オルティスが牽制パンチを出すと、それにあわせてビロリアの強烈なカウンターが炸裂する。完全にペースを掴まれてしまったオルティス。そして1ラウンド終了間際、オルティスの顔面をビロリアのストレートがカウンターで打ち抜いた。糸の切れた人形のように崩れ去るオルティス。再びファイティングポーズを取ることはなかった。ビロリアのKO勝ち。

IBF世界ライト・ヘビー級タイトルマッチ
クリントン・ウッズ  判定  フリオ・ゴンサレス
 緊迫した技術戦。ゴンサレスのボディがウッズを一時苦しめるが、その後、細かいパンチの打ち合いが続く。試合が進むにつれ、調子をあげていったのはウッズ。判定でウッズの勝ち。

10月11日 「浦霞 ひやおろし 特別純米酒」を嗜みつつ
WBC暫定世界フェザー級王座決定戦
リカルド・フアレス  判定  ウンベルト・ソト
 テクニックで勝るフアレスのパンチを、ものともせずに前進するソト。がっぷり四つの打ち合いは最終ラウンドまで続いた。ラビットパンチの減点にもかかわらず、とにかく攻めまくったソトに軍配が上がった。フアレスのきれいなカウンターも何発かはいっていたんだが、浜田さんのいうとおり、自信が生むタフさを打ち破ることはできなかった。

スーパー・ウェルター級10回戦
フェルナンド・バルガス  判定  ハビエル・カスティリェホ
 古豪カスティリェホから早々にダウンをとったバルガス。だが、じわじわペースをあげてくるカスティリェホに攻め手を欠く展開が続く。流れとしてはバルガス有利が続き、ダウンのポイントが効いてバルガスの勝ち。

フェザー級6回戦
秋葉 慶介  負傷判定  今津 洋一
 初っぱなからクロスレンジで捲し立てる秋葉。今津は完全に後手に回ってしまった。なんとか応戦するが秋葉の突進を止めきれない今津は、第6ラウンドに目尻をカットしてしまう。そして負傷判定で秋葉の勝ち。

バンタム級8回戦
新保 力  判定  古岩井 規正
 連打で圧倒した新保と、キレのあるオーバーハンドライトを軸に対抗した小岩井。試合の流れは変わらず、新保の判定勝ち。

ライト級8回戦
伊地知 崇  4RKO  三垣 龍次
 一撃必殺の拳が飛び交う高速乱打戦。凄まじい貫通力を誇る三垣のパンチを、堅いガードで凌ぎながらカウンターを狙う伊地知。ミドルレンジでのまっすぐの突き合いも一進一退だ。初めにペースを握ったのは伊地知だったが、息を吹き返した三垣の左フックが、ついに伊地知のガードを突き崩した。必死に立ち上がる伊地知だったが、ファイティングポーズをとることなくテンカウント。三垣の勝ち。パワーとテクニックの同居。素晴らしいボクシングだった。

バンタム級8回戦
寺畠 章太  5RTKO  野村 昭洋
 冴え渡る寺畠の連打。野村も必死に接近戦に持ち込もうとするが、キレのある寺畠のチョッピングライトがことごとくカウンターで決まる。2度のダウンを喫し、有効なパンチで両目尻を切られた野村は必死の突進を試みるが、ロープ際でも寺畠のテクニックが光る。腕を畳んでの上下の打ち分けで、決して野村にペースを渡さない。そして、もはやダメージをためるだけと判断したレフェリーが試合をストップ。寺畠のTKO勝ち。限りなくノックアウトに近い負傷TKOだった。寺畠お見事。

バンタム級8回戦
木嶋 安雄  8R負傷判定  臼井 知史
 頭をこすりつける展開で幕を開けたこの試合。最初から自分のスタイルで攻め込んだ臼井が、距離をとろうとした木嶋を追い込んでゆく。これはまずいと悟ったか、木嶋も本来のファイタースタイルに戻して攻勢をかけるが、勢いの差か体格の利を生かせない。最終ラウンド、臼井の右目の傷が試合続行不能と判断されて負傷判定へ。木嶋の勝ち。クリーンヒットの数が勝った木嶋がポイントで上回った。しかし臼井の根性。しかと見た。

スーパー・フェザー級タイトルマッチ
本望 信人  5R負傷判定  大之伸くま
 スリリングな打ち合いを繰り広げた本望と大之伸の一戦。猛攻をかける大之伸をうまくさばきながら、カウンターを狙う本望だったが、これからエンジンがかかるかというところで鮮血が迸った。バッティングで本望の左瞼から出血。試合続行不可能と判断され、試合終了。本望の判定勝ち。これは再戦せねばならんだろう。

WBCインターナショナル スーパー・フェザー級王座決定戦
マニー・パッキャオ  6RTKO  エクトール・ベラスケス
 強打を振るいながら前進するパッキャオ。これをさせまいと、必死に手を出して前進を阻むベラスケス。序盤は互角の打ち合いとなるものの、次第にパッキャオの回転力がベラスケスのガードを崩しはじめる。そして、ついにパッキャオの連打が火を噴いた。第6ラウンド終了間際、とめどなく放たれる拳にベラスケスは膝を折った。そのままレフェリーが試合をストップし、パッキャオの勝ち。

WBCインターナショナル ライト級王座決定戦
エリック・モラレス  判定  ザヒール・ラヒーム
 ラヒームのペースに完全につかまってしまったモラレス。ことごとく先手を取られ、パンチを返され、まったくパンチを当てることができない。そしてそのまま判定へ。ラヒームの判定勝ち。こりゃ、地味ながら、大きな番狂わせだ。

WBC世界フライ級タイトルマッチ
ポンサクレック・ウォンジョンカム  7R負傷判定  内藤 大助
 ポンサクレックは拳もガードも堅かった。必死に隙を探る内藤だったが、その間にもポンサクレックのパンチ内藤を追いつめる。後半、覚悟の接近戦で乱戦に持ち込むものの、クリーンヒットの数で内藤不利。そして内藤のまぶたの傷が続行不能と判断されて試合終了。ポンサクレックの判定勝ち。

62kg契約級10回戦
アピワット・シットカノンサック  3RTKO  リッキー★ツカモト
 出だし様子を見るツカモト。アピワットの実力を見定める。静かな展開の中、第1ラウンド終了間際にツカモトの右でアピワットはダウンを喫する。その後もツカモトの猛攻は続くのだが、アピワットも逆転の一発を狙ってくる。しかし、ツカモトの執拗な連打にその思いも断ち切られ、右のフックでマットに沈んだ。ツカモトのTKO勝ち。

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