2005年11月

 このページではテレビで放送されたボクシングの試合結果を、酒を嗜みながらふらふら書きつづっていこうと思います。評価にはかなりの偏りが生じる可能性がありますが、ま、そこはそれ、ご容赦ください。

11月27日 「酔仙 純米酒」を嗜みつつ
フェザー級4回戦
大木 良祐  判定  森川 晃介
 森川の追撃を振り切れない大木。アウトボックスしようにも森川の執拗な追い込みに次々とパンチを食らってしまう。時折、大木のカウンターも決まっていたが、最後まで攻勢を続けた森川に軍配が上がった。森川の判定勝ち。

50kg契約級4回戦
鈴木 遼  ドロー  浦西 勝史
 小柄な浦西が鈴木を追いかけるが、鈴木も手数で押し返す。そして、両者決め手のないまま試合終了。判定はドロー。

フライ級4回戦
長野 憲次  3RKO  松田 好二
 素早い動きで松田を翻弄する長野。必死に追いすがる松田だが、第3ラウンド、ついに致命的な一打をくらってしまう。立ち上がるもののカウントは続き、長野のKO勝ち。

フェザー級10回戦
武本 在樹  判定  デッチシャム・ルークフォーダム
 ペースを握りながらもデッチシャムのタフさに攻め手を欠いた武本。時折デッチシャムの放つカウンターはきわどい軌道を描いていた。とはいえ、最後までペースを離さなかった武本優勢のまま試合は終了し、判定で武本の勝ち。

フェザー級4回戦
目黒 悠嗣  判定  川合 智
 潜り込もうとする目黒を最後まで突き放した川合。判定で川合の勝ち。

スーパー・フェザー級4回戦
王田 尚史  ドロー  壇上 竜一
 先攻したのは太田。それを押し戻したのは壇上。そしてそのあとは壮絶な打ち合い。判定は三者三様のドロー。まあ、この試合の判定は難しいな。

63kg契約級4回戦
金谷 将三  ドロー  岩下 幸右
 当たった者勝ちの打ち合いが最後まで続き、ジャッジも優劣つけがたくドロー。

56.5kg契約級8回戦
堀川 昌憲  1RTKO  赤木 真
 いきなりのストレートが赤木の顔面に炸裂した。第1ラウンド、お互いエンジンを暖めつつあった中での堀川のカウンター。赤木は立ち上がったがレフェリーは試合続行不能を宣言し、試合終了。赤木はやや不満だろうな。もう一度チャンスを与えてもよかったかも。

56.5kg契約級8回戦
玉越 強平  判定  坪内 達哉
 気合い十分の坪内に、圧倒され気味の玉越。見事なカウンターでダウンを奪うものの、微妙なジャッジで奪い返されてしまうあたりは勢いの差を感じた試合だ。基本的には玉越の巧さが際だった試合だったが、坪内の根性には感服した。試合は判定で玉越の勝ち。

ウェルター級10回戦
シェーン・モズリー  判定  ホセ・ルイス・クルス
 手数でクリーンヒットをとりまくったのはモズリー。だが、クルスは必ず手を返してくる。モズリーはボディ攻めで弱らせようとするが、それもどうということもなく反撃してくるクルス。結局、最後まで攻めきったのはモズリーだが、お互い決め手を欠いたまま試合終了。モズリーの勝ち。

WBO世界スーパー・ライト級タイトルマッチ
ミゲール・コット  7RKO  リカルド・トーレス
 トーレス恐るべし。吹けば飛ぶような拳の交換の中、コットを捉えて追いつめた。が、さらに恐るべきはコットか。その猛攻をしのぎきり、的確なボディでトーレスを削り、葬り去った。コットのKO勝ち。コットの底力も見たが、トーレスの未来も見た。そんな試合だった。

フライ級10回戦
亀田 興毅  7R終了TKO  ノエル・アランブレッド
 アランブレッドを圧倒的なスピードで追いつめる亀田。完全に逃げのボクシングに入ったアランブレッドだが、亀田の攻めからは逃れられなかった。鳩尾への一発で完全に戦意を失ったアランブレッドは8ラウンド開始に応じられず、亀田のTKO勝ち。まだ、底を見せないかあ。それが頼もしくもあり、不安でもある。

11月12日 「富士錦 純米酒」を嗜みつつ
IBF世界フライ級タイトルマッチ
ビック・ダルチニャン  5RTKO  ハイル・ヒメネス
 いきなり突進して先手を取ろうと企んだヒメネス。しかし、ほどなくダルチニャンのハードパンチがヒメネスを押し戻しはじめる。第2ラウンドにはすでにペースはダルチニャンの手中にあり、面白いようにパンチを叩きつけはじめていた。ヒメネスのタフネスぶりも大したもので、足が浮くほどのボディを何発もくらいながら立ち続けていたが、最後は立ちつくすだけのサンドバッグとなり、背を向けてふらついたところでレフェリーストップとなった。ダルチニャンの勝ち。強い。たしかにうまくはないが、すべてを押しつぶす攻撃力がある。どこまで行けるか楽しみだ。

WBC世界スーパー・ミドル級タイトルマッチ
マルクス・バイエル  判定  オマール・シェカ
 体格で勝るシェカだが、そのアドバンテージが生かされることはなかった。引けば攻められ、押せばカウンターを喰らい、八方塞がり。バイエルの判定勝ち。完封勝利だ。

スーパー・ライト級4回戦
亀山 磊生  判定  竹内 幹雄
 序盤、亀山をふらつかせた竹内だったが、後半失速し、防戦一方となってしまう。時折いきなりの右をヒットさせるものの、流れは亀山。判定で亀山の勝ち。

フェザー級4回戦
松原 淳  2RTKO  山下 将臣
 攻め立てる松原に対して冷静に様子をうかがう山下。第2ラウンド、狙いすましたカウンターが松原をマットにはわせる。立ち上がった松原だったが、山下のラッシュをかわす力はなく、レフェリーストップ。山下の勝ち。

スーパー・ライト級6回戦
西尾 彰人  2R終了負傷TKO  近藤 良一
 しっかりと距離をとって試合を制した西尾。近藤も反撃を試みて攻め込むが、ひどくなった鼻からの出血でセコンドが試合終了を決定。西尾の判定勝ち。

バンタム級10回戦
川端 賢樹  5RTKO  プラモド・ソル・ウォラピン
 上下の打ち分けでウォラピンを崩しにかかる川端。ムエタイ経験のあるウォラピンはその連打を受け止めてもなお反撃を試みる。が、ダメージは確実に蓄積していたようだ。中盤から川端がショートの高速連打を叩き込むと、ウォラピンが徐々に後退しはじめる。そしてその細かい連打に打ちのめされて、マットに沈んでいった。立ち上がれないウォラピン。川端の勝ち。33歳の挑戦。まだまだ期待できるなあ。

フェザー級4回戦
谷 弘樹  4RTKO  竹下 彰太
 静寂と激動がめまぐるしく入れ代わる序盤。ペースを握ったのは谷だった。的確にパンチをヒットさせて竹下を追い込んでゆく。竹下はカウンター狙いの戦法をとるが、そのカウンターすら逆手に取られてしまう。そして第4ラウンド終了間際、すでに反撃の力無しと判断したレフェリーが試合をストップ。谷のTKO勝ち。

フェザー級4回戦
山田 淳  判定  森川 弘幸
 森川の長距離砲に阻まれてなかなか自分の距離に接近できない山田。ジャブで止められて、いいように右ストレートを叩き込まれてしまう。後半、森川は山田を仕留めるべく攻勢をかけるが、山田もここぞとばかりに反撃して簡単には主導権を渡さない。しかし、カウンターの的確さで勝る森川がミドルレンジでの打ち合いも制したまま試合終了。森川の判定勝ち。

ミドル級8回戦
江口 啓二  1RKO  チャンスク・ツィンズジム
 豪快な一撃だった。様子見にいくと思われた第1ラウンド終盤、踏み込み様に放った左フックがチャンスクの顔面を見事に打ち抜いた。仰向けに倒れたまま体を起こすことすらできないチャンスク。江口のKO勝ち。江口の強烈なボディフックに気を取られた隙をついた一撃。動きも良いし、期待できるかも。

60kg契約級8回戦
金井 晶聡  5RTKO  竹下 寛刀
 小気味よいリズムで金井を攻めたてる竹下。動きの堅い金井の顔面が見る見るうちに腫れ上がってゆく。しかし第5ラウンド、意を決して攻勢に出た金井のラッシュが竹下の顔面を鮮血で染める。2度のドクターチェックののち試合終了。金井のTKO勝ち。執念が引き込んだ勝利だ。

スーパー・フェザー級4回戦
粟生 竜太  判定  阿蘇 忍
 スマートなボクシングでペースを掴みかけた粟生だったが、阿蘇の強引な突進にリズムを崩されてしまう。かといって阿蘇がペースを握ったわけではないため、試合はもみ合いのまま試合終了のゴングを聞いた。判定で粟生の勝ち。

ミニマム級4回戦
島崎 博文  判定  チェリー岡崎
 スピードで上回る岡崎。島崎はカウンターで対抗するが、逆にダウンを喰らって劣勢に立つ。後半、岡崎のスピードが鈍ったところでミドルレンジでの打ち合いに持ち込むがそのまま試合終了。判定で岡崎の勝ち。

スーパー・バンタム級4回戦
戸木 晴彦  ドロー  古川 暁
 長い射程を生かして攻め込む古川。なんとか接近したい戸木は体を振りながら接近を試みるが、少しでも動きを止めると古川のチョッピングライトが飛んでくる。第2ラウンド、懐に飛び込んだ木戸の頭が古川の瞼を切り、試合続行不能となる。ドロー。

スーパー・ライト級4回戦
外園 隼人  1RTKO  田林 泰行
 いきなり距離の差が出た。接近戦を狙う田林が飛び込むきっかけを掴む前に、外園がミドルレンジで田林を捉えた。1度目のダウンのあとは棒立ちで打たれるままの田林を見て、レフェリーが試合をストップ。外園のTKO勝ち。

スーパー・ライト級6回戦
亀海 喜寛  1RTKO  チャイナロン・トーティバノン
 期待のアマチュアエリート亀海。構えはやや後ろ足加重のアマチュア型だが、そのパンチの質はハードパンチャーそのものだ。チャイナロンのガードの上から威力を貫通させる拳はあっという間にダウンを奪った。相手を押しつぶすような攻めで亀海のTKO勝ち。こいつは面白い。

スーパー・バンタム級10回戦
下田 昭文  判定  小田島 務
 サウスポーのフリッカーを放つ下田。それを冷静に分析する小田島。一瞬の交錯で隙を逃さなかったのは下田だった。下田が最初のダウンを奪う。下田のディフェンスは完璧だ。小田島のパンチをことごとくかわし、自分の拳を着弾させる。しかし、ここぞというところで踏ん張るのは日本ランカーの意地だ。下田が押し切りそうな場面で、逆転のカウンターを放って、流れを押し返してくる当たりはさすがだ。判定で下田の勝ち。

OPBFライト級タイトルマッチ
稲田 千賢  4RTKO  李永範
 急遽、相手が李に変わった稲田の防衛戦。長い左で様子を見る稲田だったが、李を見切った稲田は早々に倒しにかかる。その分、堅くなったか、李の強引な突進に攻め手を欠く場面もあったが、強烈なボディを織り交ぜた攻撃で徐々に李の勢いを削っていく。そして第4ラウンド、為す術なく後退しはじめた李にレフェリーがストップを宣言する。稲田のTKO勝ち。

WBA世界ヘビー級挑戦者決定戦
ニコライ・ワルーエフ  判定  ラリー・ドナルド
 巨漢・ワルーエフに対して果敢にカウンターを狙いにいったドナルド。いいパンチを入れるものの、大岩は簡単には崩れなかった。しかし、徐々にペースダウンするワルーエフに上下打ち分けで対抗するドナルド。そのまま試合終了。判定でワルーエフの勝ち。

IBF・WBO世界ヘビー級挑戦者決定戦
ウラディミール・クリチコ  判定  サミュエル・ピーター
 あのクリチコを3度地に這わせたピーター。しかし、致命打には至らなかった。流れの中で挽回されて、判定でクリチコの勝ち。

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