2005年12月

 このページではテレビで放送されたボクシングの試合結果を、酒を嗜みながらふらふら書きつづっていこうと思います。評価にはかなりの偏りが生じる可能性がありますが、ま、そこはそれ、ご容赦ください。

12月31日 「十四代 中取り純米吟醸」を嗜みつつ
60.0kg契約級4回戦
西 尚樹  1RTKO  百田 諭志
 ファーストコンタクトでダウンを奪った百田。そのままうむを言わせぬ猛攻であっという間に2度目のダウンを奪ってTKO勝ち。西はデビュー戦の堅さがもろに出てしまったかな。

フライ級6回戦
楠 浩明  4RTKO  本田 猛
 強打のカウンターで楠の前進を鈍らせる本田。これまた強打のボディを繰り出す楠だが、本田の的確なパンチに次第に押されはじめる。そして、ガードの隙間に滑り込む本田のパンチが楠の膝を揺らし、体勢が崩れたところへ、左フックが直撃した。たまらず割って入るレフェリーは試合終了を宣言。本田のTKO勝ち。

フライ級10回戦
久高 寛之  2RTKO  バート・バタワン
 世界ランカーであるバタワンのパンチはキレていた。じわじわと追いつめられつつあった久高。しかし、一瞬のフェイントののち放たれたバタワンの右フックに、久高のカウンターがクリーンヒットした。腰から崩れ落ちるバタワン。かろうじて立ち上がるが、久高の猛攻に為す術無く、レフェリーストップ。久高のTKO勝ち。早いラウンドではあったが、これは大逆転金星勝利だな。

ミニマム級10回戦
高山 勝成  8R負傷判定  ローレン・デル・カスティーリョ
 若さの勢いとスタミナで高山を圧倒するカスティーリョ。しかし、テクニックで徐々にカスティーリョの体力を削った高山が中盤以降ペースを握る。このまま倒しきるかと思われたが、偶然のバッティングで高山が瞼を切り、試合は負傷判定へ。高山の勝ち。

スーパー・フェザー級4回戦
田口 勝寛  2RTKO  金沢 勝志
 体格で有利な田口。金沢はその不利を埋めるべくボディ狙いで前進する。第2ラウンドに入り、田口はロングジャブで金沢の前進を止めにかかるが、その左にカウンターを合わせられてしまった。最初のダウン。元気よく立ち上がったように見えたが、引き続き金沢の猛攻にさらされたところでレフェリーストップ。金沢の勝ち。

バンタム級8回戦
丹羽 賢史  7RTKO  中野 圭介
 あれっ?と思ったら終わってた。たしかに中野のパンチは丹羽の顔面を捉えてはいたけど、止める程かなあ?中野のTKO勝ち。

ウェルター級10回戦
丸元 大成  9RTKO  ドンドン・スルタン
 スルタンの大振りを警戒しつつペースを掴みつつあった丸元。しかし、そこはOPBF上位ランカー。中盤から徐々に押し戻しつつ、丸元の隙を誘い、最後は狙いすましたアッパーを叩き込んだ。崩れかかる丸元にとどめのアッパー。丸元はかろうじて立ち上がるものの、レフェリーは続行不能と判断し、スルタンの勝ち。

WBO世界スーパー・バンタム級王座決定戦
ダニエル・ポンセ・デ・レオン  判定  ソッド・ルクノンヤントイ
 予想外のダウンを喰らったレオン。そこにつけ込んで試合を有利に進めるソッドだったが、次第にパワーの差が表れはじめる。徐々にフットワークを奪われるソッド。しかし、テクニックでレオンを押さえ込むソッド。試合は判定に持ち込まれてレオンの勝ち。

WBO世界バンタム級タイトルマッチ
ラタナチャイ・ソー・ウォラピン  7RTKO  ジョニー・ゴンサレス
 長身のゴンサレスに対して、ぐいぐいもぐり込もうとするウォラピン。しかし、ゴンサレスの突き上げるアッパーと回り込むフックにダウンを喰らい、次第に突進力が衰えてゆく。必死に突破口を探してもがくウォラピンだったが、第6ラウンド終了間際に叩きこれた左フックのカウンターが致命傷となった。第7ラウンドに持ち込んだものの、ゴンサレスのラッシュに手も足も出ず、レフェリーストップ。ゴンサレスのTKO勝ちとなった。インファイターのガードのど真ん中に突き上げるゴンサレスのアッパー。美しかった。

ウェルター級10回戦
スティーブ・フォーブス  3RKO  フリオ・セサール・サンチェス
 3階級あげての王座奪還を狙うフォーブス。いきなり第1ラウンドにサンチェスからダウンを奪う。負けじと力強いパンチを振るうサンチェスだったが、第3ラウンド、フォーブスの右ショートアッパーがサンチェスの顎を貫き、2度目のダウン。座り込むようにマットに沈んだサンチェスが再びファイティングポーズを取ることはなかった。フォーブスのKO勝ち。美しいアッパーだった。

ウェルター級12回戦
フロイド・メイウェザー  6RKO  シャーンバ・ミッチェル
 スピードスター対決。圧倒的な差を見せつけたのはメイウェザーだった。ウェルター級ではずば抜けたスピードを誇るミッチェルを見えない拳が襲う。ミッチェルを徹底的に翻弄したあとに放った右ストレートのリバーブローは試合を決めるに十分な一発となった。メイウェザーのKO勝ち。とにかく速い。ハンドスピードの桁が違う。階級をあげてもスピードは落ちず、パワーを増してゆく怪物はどこまでゆくのだろう。

フライ級10回戦
坂田 健史  6RTKO  長谷部 弘康
 世界ランカーと国内ノーランカーの試合は、意外にもいい勝負で始まった。直線的に突っ込む坂田に対して、長谷部は打ち終わりにいいパンチを叩き込む。しかし、前半終了を迎える頃にはエンジンがかかってきた坂田は、細かい連打で次第に長谷部を追い込んでゆく。そしてさらに加速してゆく坂田のパンチは、長谷部のガードの隙間に面白いように滑り込み、ついにレフェリーストップ。坂田の勝ち。

48.2kg契約級4回戦
町田 昌丈  1RTKO  金澤 隆志
 小気味よいリズムではじまった試合。いきなり町田の拳が金澤にクリーンヒットする。立ち上がり臨戦態勢を整える金澤だったが、再び出会い頭に右ストレートを喰らってダウン。町田のTKO勝ち。

スーパー・バンタム級6回戦
小阿 洋一  2RTKO  千木良 恒平
 リーチ差のある千木良の懐になんとかもぐり込もうとする小阿だが、勝負はあっけなくついてしまった。千木良の射程外で止まった瞬間に放たれたアッパーは、小阿の顎を貫いた。そして第2ラウンド、ダメージから回復しない小阿に放たれた右ストレートで勝負あり。千木良の勝ち。あのリーチを最大限に生かせれば、けっこう化けるかもしれない。

ミニマム級8回戦
高橋 宏和  6RTKO  小川 利樹
 互角の打撃戦が続いていたこの試合。第6ラウンド、一気に試合が動いた。先手を取ったのは高橋だったが、それを凌いで反撃に転じた小川。連打で高橋を畳み込んでレフェリーストップ。高橋の勝ち。

バンタム級10回戦
村井 勇希  判定  寺畠 章太
 よく似た風貌の両者。ボディへの連打でペースを握ったのは寺畠。村井も時折反撃を見せるものの、いつまでたっても止まらない寺畠のラッシュにペースを取り戻すことができない。そしてそのまま最終ラウンドを迎えても、寺畠の攻勢はやまなかった。打って打って打ちまくる寺畠の勝ち。

スーパー・バンタム級6回戦
小路 尚也  6RTKO  氏家 純一
 ぐいぐいと前に出続ける氏家。しかし、小路は素早いステップワークで間合いを外し、次々とカウンターを叩き込む。それでも最終ラウンドまで前進を続けた氏家だったが、ついに小路のパンチがガードを貫通しはじめたところでレフェリーストップ。小路の勝ち。

スーパー・フェザー級6回戦
青木 誠  判定  塩野 翼
 まず、ダウンを奪ったのは塩野だった。意地を見せて立ち上がる青木。そのあとはどちらが倒れても不思議ではない乱打戦となり、そのまま判定へ。塩野の勝ち。

フェザー級10回戦
結城 建一  判定  宮田 芳憲
 いきなりダウンを奪った宮田だったが、結城もそのあとリズムを取り戻し、強打のカウンターで宮田を押し込む場面も作る。が、一進一退の攻防の中で、最初のダウンが大きく響き、宮田の判定勝ち。

ミドル級6回戦
アンドレ・ウォード  判定  ダーネル・ブーン
 スマートなボクシングを展開する期待の新星ウォードに落とし穴が待っていた。ブーンの擦りあげるような右ショートアッパーをきれいにもらってダウン。そのあと追撃は許さなかったものの、課題を残した一戦となった。ウォードの判定勝ち。

IBF世界バンタム級タイトルマッチ
ラファエル・マルケス  4RTKO  サイレンス・マブサ
 ガードの堅いマブサに対して、いきなりダウンを奪ったマルケス。これで波に乗ってしまったようだ。上下左右、どこからでも飛んでくる拳に、マブサは為す術がない。最後はパンチで切り裂かれたまぶたの傷が試合続行不能と判断されて試合終了。マルケスのTKO勝ち。

IBF世界スーパー・ミドル級タイトルマッチ
ジェフ・レイシー  2RTKO  スコット・ベンバートン
 剛腕レイシー。その圧力にベンバートンは逃げるしか手がない。そして第2ラウンド、レイシーの巻き込むようなチョッピングライトがベンバートンをマットに叩きつける。即座にレフェリーが試合終了を宣言。レイシーのTKO勝ち。こりゃあ強い。

12月15日 「八潮 純米吟醸酒」を嗜みつつ
スーパー・バンタム級4回戦
鈴木タイゾー  判定  花澤 信賢
 激しいパンチの交換。先手を取るのは花園。それを凌いで盛りかえすのは鈴木。堅いガードと正確な反撃が評価されて鈴木の判定勝ち。

フェザー級4回戦
辻本 聡士  2RTKO  渡辺 宏
 カウンターの狙い合いとなったこの試合。結末もカウンターだった。渡辺のボディに一瞬腰が引けた辻本。不用意に放った左に辻本のカウンターが炸裂した。うつぶせに倒れたまま、微動だにしない辻本に、レフェリーは即刻試合終了を宣言。渡辺のTKO勝ちとなった。美しいKOだったな。

スーパー・フェザー級4回戦
村田 遼太  判定  伊東 諒
 切れのいい強打を持つ両者。拳の質が似ているなあ。押されれば押し返す展開は最終ラウンドまで続き、スリリングな打ち合いを制したのは、ダウンを奪った伊東だった。判定で伊東の勝ち。結果は判定だったが、いつダウンシーンが訪れてもおかしくない試合だった。両者とも今後に期待しよう。

スーパー・フェザー級8回戦
朴 萬得  1RTKO  内山 高志
 正直、実力が違った。戦績的には上位の朴だが、最初から圧倒されまくり。為す術もなくマットに沈んだ。まあ、連続1ラウンドKO記録のための噛ませ犬か?とにかく、内山は強い。TKO勝ち。

OPBFバンタム級タイトルマッチ
クマントーン・ポープルムガモン  判定  マルコム・ツニャカオ
 さすが、元世界チャンプ。クマントーンに付け入る隙を与えず完封。もっとアグレッシブになってもよかったのに、それをさせないところはツニャカオの強さだろう。判定でツニャカオの勝ち。

B:Tight!スーパー・バンタム級決勝
関口 幸生  判定  松田 直樹
 ドラマのような展開。本来、あり得ないはずのジムメイト同士の決勝戦。序盤ペースを取った関口だったが、次第に松田に押されはじめ、拮抗したところで試合終了。松田の判定勝ち。

B:Tight!スーパー・フェザー級決勝戦
小沢 大将  1RTKO  会田 篤
 宣言通りの右でダウンを奪った小沢。チャンスを逃さず2度目のダウンを奪い、さらに3度目のダウンは一瞬だった。はち合わせ際の右フック。小川の1ラウンドTKO勝ち。会田が距離感をつかむ前に、問答無用で薙ぎ倒してしまった。強い。

B:Tight!スーパー・ウェルター級決勝戦
松橋 拓二  優勢勝ち  石田 順裕
 豪腕対テクニシャンになるはずが、お互い拳を交換し合うスリリングな展開。4ラウンド終了まで続いた打ち合いに、ジャッジは結論を出すことができず、延長1ラウンド。最後の最後まで互角の打ち合いを展開した両者だったが、有効と判断されたのは石田。松橋の数発のクリーンヒットよりも、石田のそつない攻勢がポイントにつながった。石田の判定勝ち。

ライト級10回戦
キッド・ダイアモンド  10RTKO  ネート・キャンベル
 序盤からスピードの乗った強打でダイアモンドを圧倒したキャンベル。早々に最初のダウンを奪うものの、予想以上のタフさに、キャンベルの方が息切れしてしまった。このまま判定へもつれ込むかと思われた最終ラウンド、キャンベルが温存していたスタミナを爆発させた。容赦ない上下の打ち分けにたまらずダウン。かろうじて立ち上がるものの、戦意喪失と見なしたレフェリーが試合をストップした。キャンベルのTKO勝ち。最後の最後で勝負をかけられるあたりはさすがだ。

IBOライト・ヘビー級タイトルマッチ
アントニオ・ターバー  判定  ロイ・ジョーンズ
 雪辱に燃えるジョーンズ。スピーディな波状攻撃を繰り返すが、完全に自信を持ってしまっているたーバーのガードがなかなか崩れない。それでも、このままいけばきわどい判定でジョーンズが勝利を獲られるかと思った試合終盤、ターバーの右カウンターがジョーンズを直撃した。虚ろな瞳でリングをさまようジョーンズ。直後に失速したターバーは最後までしとめきることはできなかったが、判定でターバーの勝ち。相性なのか、ターバーの一発をかわしきれないジョーンズだった。

WBO世界ライト・フライ級タイトルマッチ
ウーゴ・カサレス  6RKO  カイチョン・ソー・ウォラピン
 カサレスの懐の深さに苦戦するカイチョン。しかし、倒されながらも次第に距離を詰め、第6ラウンド、ついに強烈なダウンを奪う。チャンスに猛進するカイチョン。しかし、その拳は空を切り、高揚感はいつしか焦りと疲労に姿を変えていった。そして、失速した一瞬の隙を突くカサレスの左フックがカイチョンの戦闘能力を完全に奪い去った。カサレスの見事な逆転勝ち。

WBO世界スーパー・フライ級タイトルマッチ
フェルナンド・モンティエル  判定  ブラムアンサック・ボースワン
 技のモンティエルと馬力のボースワン。微妙なダウンの応酬となったが、顔面の変形のしかたがパンチの的確さを物語っていた。判定でモンティエルの勝ち。

バックナンバーへ


メインページ1[へ戻る