2006年1月

 このページではテレビで放送されたボクシングの試合結果を、酒を嗜みながらふらふら書きつづっていこうと思います。評価にはかなりの偏りが生じる可能性がありますが、ま、そこはそれ、ご容赦ください。

1月22日 「十四代 中取り純米吟醸 愛山」を嗜みつつ
60.8kg契約級4回戦
谷口 浩嗣  ドロー  西山 純也
 ぐいぐい前に出る西山に対して、距離を保ちながらパンチをヒットさせる谷口。お互い見せ場は作るものの、決定打を奪うことはできず引き分け。

スーパー・フェザー級4回戦
林 洋介  判定  島田 誠
 林と島田の戦い。シーソーは揺れ続けたが、軍配が上がったのは島田。判定勝ち。

スーパー・ライト級4回戦
松岡 修平  判定  武田 広佑
 前半に2回ダウンを奪った武田。松岡も互角の打ち合いを演ずるも、その後、失点を挽回するような圧倒的優位を築くことができず判定へ。武田の勝ち。

52.6kg契約級4回戦
赤穂 亮  判定  トップネーション大原
 がっぷり四つの打ち合いとなった赤穂と大原だったが、決定的な場面を作ることはできず判定へ。赤穂の勝ち。

ライト・フライ級8回戦
池原 繁尊  判定  橘 悟朗
 前進することに活路を見いだそうとする橘を、的確なピンポイントブローで押し戻そうとする池原。互いに譲らぬ打ち合いは流血を伴ったまま最終ラウンド終了のゴングまで続いた。判定で池原の勝ち。

スーパー・ライト級8回戦
速水 美成  判定  森田 陽久
 ランク入りに向けてしっかりとアピールがしたい速水。しかし、森田の粘りになかなかいい場面を作ることができない。内容は圧倒的有利だったが、残念ながら倒しきることもできなかった。判定で速水の勝ち。

62.5kg契約級8回戦
石井 一太郎  2RKO  ジャカベット・トーティワーノン
 淡々と強烈なボディを叩き込む石井。ジャカベットも必死に手を返すが、早くも第1ラウンド終盤にはガードが下がりはじめる。そして第2ラウンド、ガードをすり抜けた石井の左フックがジャカベットの顔面を打ち抜き、マットに崩れ落ちる。必死に立ち上がろうとするが、すでに体の自由は完全に奪われ、テンカウントを聞く。石井のKO勝ち。不器用なボクシングだが、圧倒的なパワーは魅力的だ。どこまで昇りつめることができるか期待しよう。

日本スーパー・ライト級タイトルマッチ
木村 登勇  2RTKO  松宮 一之
 いつからこんなに強くなったんだろう?昔はこんなイメージではなかったはずなんだが・・・。木村の圧力にやや押され気味の松宮。なんとか手を返して木村の攻勢をかわそうとするが、第2ラウンド、木村の狙いすました左ストレートがカウンターで松宮の顔面を貫いた。必死に立ち上がる松宮だったが、ロープにすがらなければならない姿からレフェリーは試合終了を宣言。木村のTKO勝ち。昔から変則ファイターとして奇を衒うところはあったが、そこにパワーと経験が加わったことで、とてつもない強さを生み出している。改めて、強いと思った。

バンタム級4回戦
秋谷 将司  判定  宮本 武
 互角の打ち合いとなったこの試合。秋谷も宮本も決定的な一打を奪えず、判定はドロー。

バンタム級4回戦
星野 裕匡  1RTKO  堀越 伸也
 小気味よいパンチを放つ星野。そのパンチがいきなり堀越を捉えた。さほど重いとも思えないパンチだったが、2度目のダウンもすんなり奪い、星野のTKO勝ち。

スーパー・ライト級8回戦
塩谷 智行  判定  春山 正太
 ボディ狙いでスタミナを削りにいく春山に対して、塩谷は打ち終わりに連打を叩き込んで迎え撃つ。終盤、塩谷はダウンを奪うものの、常に前進し続けた春山にポイントが渡り、春山の判定勝ち。

62.5kg契約級10回戦
嶋田 雄大  6RTKO  スマイル・ブラウン
 驚異のタフネスで前進を続けるブラウン。ことごとくヒットする嶋田のパンチにひるむことなく、前に出続けた。が、前には出るが、攻め手が無く、とにかく嶋田に打たれ続けるだけの展開となる。ついに見かねたレフェリーが第6ラウンドに試合終了を宣言。嶋田のTKO勝ち。

フライ級4回戦
落合 賢  判定  渡邉 裕次郎
 いきなりダウンの奪い合いとなったこの試合。その後も拳の応酬はとまらず、最終ラウンド終了のゴングを聴いた。判定で渡邉の勝ち。最初にダウンを奪われた渡邉の逆転勝利となった。

54.5kg契約級10回戦
山口 紳一朗  10RTKO  小林 祐生
 細かい連打を打ち続ける小林の攻めをなんとか食い止めたい山口。時折いいパンチを入れて盛りかえすが、小林の勢いは止まらない。そして最終ラウンド、体も心も徹底的に打ちのめされたところでレフェリーがスタンディングダウンを宣告。立ち上がった山口の目に光はなく、小林のTKO勝ち。

ウェルター級10回戦
山口 裕司  5R終了TKO  マルコ・トゥーフムリー
 プレッシャーをかけ続ける山口。トゥーフムリーは反撃を試みるものの、後退一方となってしまう。そして第6ラウンド、あっけなく試合は終了する。トゥーフムリーの試合放棄で山口のTKO勝ち。

2005全日本新人王決勝戦 ライト・フライ級
宮下 優  判定  大橋 卓矢
 小刻みに体を振りながら前進を続ける大橋と迎え撃つ宮下。ペースは互いの間を振り子のように行き来していた。まず、もぐり込むタイミングを掴んだのは大橋。しかし、すかさずカウンターを合わせはじめる宮下。そのカウンターを、距離を殺すことで封じ込めにかかる大橋。強打が交錯する中、試合終了のゴングが鳴り、判定で宮下の勝ち。

2005全日本新人王決勝戦 フライ級
斉藤 茂郎  4RTKO  奈須 勇樹
 持ち前のパワーでごり押ししてくる斉藤に対して、フックのタイミングを見定める奈須。斉藤の豪腕に時折押されつつも、ついに第4ラウンド、そのフックがカウンターで炸裂した。かろうじて立ち上がる斉藤だったが、追撃を凌ぐことはできず、再び右フックを食らったところでレフェリーストップ。奈須のTKO勝ち。

2005全日本新人王決勝戦 スーパー・フライ級
杉田 純一郎  6RTKO  井階 甲基
 両者とも、首がはじけ飛ぶような打ち合のまま迎えた最終ラウンド、攻めに攻め続けた杉田の圧力が、ついに井階を押し潰し、全く手が出なくなったところでレフェリーストップ。杉田のTKO勝ち。

2005全日本新人王決勝戦 バンタム級
冨山 浩之介  判定  中村 公彦
 中村のパンチをきっちり見切っていた冨山。早々に引き際のカウンターでダウンを奪うが、中村の粘りが素晴らしかった。逃げても逃げても追い続けるしつこさに、冨山のパンチもいまいちキレを発揮しきれない。しかし、打ち合いの中でも光った冨山の眼の良さは、明らかに試合を支配し、判定で冨山の勝ち。

2005全日本新人王決勝戦 スーパー・バンタム級
杉田 祐次郎  判定  中岸 風太
 現役高校生ボクサーである中岸も健闘するが、杉田の強打を上回ることはできなかった。最後の中岸のラッシュは見事だったが、判定で杉田の勝ち。史上初の双子同時全日本新人王の誕生だ。

2005全日本新人王決勝戦 フェザー級
川村 貢治  2RTKO  伊藤 康隆
 スピードで川村の強打を封印しようとした伊藤だったが、その一発をかわすことができなかった。豪快な右フックで最初のダウンを喫したあと、必死に手を出して挽回を図ったが、ついに再びその強打に捉まり、最後はコーナーに釘付けにされて川村のTKO勝ち。

2005全日本新人王決勝戦 スーパー・フェザー級
眞榮城 寿志  判定  武本 康樹
 試合巧者の武本から、突進力でダウンを奪った眞榮城。武本の猛攻に晒されながらも、そのポイントを失うことなく、最後まで戦い抜いて、判定で眞榮城の判定勝ち。

2005全日本新人王決勝戦 ライト級
荒川 仁人  判定  小出 大貫
 初っぱなにダウンを奪った荒川。このまま一気に試合は決まってしまうかと思われたが、小出の気迫がこれを支えた。ボディブローを中心に荒川の勢いを押し戻し、互角の打ち合いにもつれ込む。荒川もキレのいいフックを時折放ち、小出の膝を折るものの、試合は打ち合いの中で終了のゴングを聞く。判定で荒川の勝ち。

2005全日本新人王決勝戦 スーパー・ライト級
池田 俊輔  2RTKO  大崎 丈二
 池田のパワーをなんとかさばく大崎。第1ラウンド、強引に前に出る池田にやや押され気味の展開を強いられる。しかし、第2ラウンド、早々に大崎が放った大きな右フックが池田の顎を打ち抜いた。ゆっくりと前のめりに崩れ落ちる池田。すぐさまレフェリーは試合終了を宣言。大崎のTKO勝ちとなった。

2005全日本新人王決勝戦 ウェルター級
渡部 信宣  2RTKO  細川 貴之
 渡部の強打を柔らかいボクシングで吸収しようとした細川。しかし、その試みはもろくも崩れ去り、渡部の右強打が細川をなぎ倒した。かろうじて立ち上がるものの、すでに踏ん張りが効かず、かすったパンチで膝を着いたところでレフェリーストップ。渡部のTKO勝ち。

2005全日本新人王決勝戦 ミドル級
古川 明裕  判定  田島 秀哲
 腕力で田島を押しつぶしにかかる古川だったが、一瞬の隙をつく細かい連打で逆にダウンを喫してしまう。なんとか持ち直した古川は再度田島に対して攻勢をかけ、連打すら出させぬ圧力で押しまくる。激しい打ち合いの中、試合終了のゴングは鳴り、判定で古川の勝ち。

バンタム級10回戦
川嶋 勝重  5RTKO  ペットクロンパイ・ソータンティック
 リズム良くスタートした川嶋。しかし、ペットクロンパイもただ者ではなかった。アグレッシブな上に攻撃勘が良く、しかもディフェンスが巧い。徐々にペースを押し戻しはじめるペットクロンパイ。これは長引くかと思われた矢先、川嶋の右フック一発がすべてを帳消しにする。踏鞴を踏むペットクロンパイに強打を叩きつける川嶋。そして、最初のダウン。同時に最後のダウンとなった。かろうじて立ち上がるもののレフェリーは試合終了を宣告。川嶋の見事な復活KO勝ちとなった。

WBC世界ミニマム級タイトルマッチ
イーグル京和  7RTKO  中島 健
 イーグル強すぎ。強打の中島をまったく恐れず、接近戦で圧倒した。イーグルの凄いところはクロスレンジに身を置きながら、ボクサーとして試合ができることだ。基本的にアップライトを崩さず、窮屈な距離でしっかり腰の入ったパンチを振るってくる。中島はことごとくこれをもらってしまった。最後は完全にグロッキーになった中島を見かね、レフェリーが割って入って試合終了。イーグルのTKO勝ち。うわー。でも、敗者にインタビューはいかんだろ。欧米人と違って、日本人はあの場所に居ることに耐えられるような道徳観は持ちあわせていないんだから・・・。

フェザー級4回戦
内田 満  判定  関本 純太
 火花飛び散る打ち合いとなったデビュー戦同士の対決。ぐいぐい前進する関本に対してカウンターで対抗する内田。クリーンヒットは両者互角だったが、圧倒的に手数を出して前進した関本の判定勝ち。

スーパー・フェザー級4回戦
中 建行  判定  荒井 義信
 長いリーチを生かして戦う中。しかし、荒井の突進が止まらない。

バンタム級6回戦
山中 慎介  判定  高橋 仁
 持ち前の距離感を生かして、ロングレンジのストレートを思い通りに着弾させる山中。高橋も強引に前進しながら食い下がるが、打ち終わりを狙われて2度のダウンを奪われてしまう。試合は終始山中が距離を保ち、高橋を完封して判定勝ち。

ミドル級8回戦
佐藤 幸治  3RTKO  崔 光鎭
 日本人にしてはめずらしく軽やかなミドル級である佐藤。コリアンファイターである崔もしつこい打ち合いに巻き込もうとしていたが、ギアを上げた佐藤にはついてくることはできなかった。コーナーに押し込まれて連打を食らい。2度目のダウン直後にレフェリーストップとなった。まだまだ甘いところもあるが、アマチュアのテクニックを巧く取り込んでゆけばもっと化けるかもしれない。

124P契約級8回戦
ゴンスリン・シスソーエイ  判定  長井 祐太
 スピーディーな動きでゴンスリンを追いつめる長井。噛み合えばいい結果が生まれたのかもしれないが、ゴンスリンは早々にポイント稼ぎに移行。あれでは倒すのは難しい。結局、判定で長井の勝ち。

126P契約級10回戦
ホルヘ・リナレス  1RKO  ジェフリー・オニャテ
 あっという間だった。ベテランの呼吸を読む必要もなく、リナレスの右ストレートはオニャテの顎をピンポイントカウンターで打ち抜いた。一瞬にして頭と体を切り離されたオニャテは再び立ち上がることはなく、KO勝ち。リナレスはさらに強くなってるなあ。

128P契約級10回戦
粟生 隆寛  判定  リチャード・カリーリョ
 今ひとつ甘いところもあったが、カリーリョが思いの外タフだったということで良しとしよう。粟生強い。あの強打の中、よく踏み込んでカウンターが打てたもんだ。チャンスに細かくまとめる心を持てば、さらにKO率は上がるだろうなあ。判定で粟生の勝ち。

WBC・IBF世界スーパー・バンタム級王座統一戦
オスカー・ラリオス  3RTKO  イスラエル・バスケス
 出会い頭にバスケスのアッパーを食らってしまい、ダウンを喫するラリオス。ここからエンジンをかけて、じわじわプレッシャーをかけ始めたラリオスだったが、バスケスのパンチで目の上をカットしてしまい、試合続行不可能のジャッジ。バスケスのTKO勝ち。不運とはいえ、もう少し先を見たい試合だった。

3団体統一世界ミドル級タイトルマッチ
ジャーメイン・テイラー  判定  バーナード・ホプキンス
 ラバーマッチとなったこの一戦。チャンピオンとしての自信を持ったテイラーは、ことごとくホプキンスの前進を止める。淡々と試合を進めるテイラーに対して、あがくホプキンスに逆転の一打はなく、試合終了。判定でテイラーの勝ち。

WBC・IBF世界ミドル級挑戦者決定戦
ロナルド・ライト  判定  サム・ソリマン
 ソリマンの変則ボクシングが、ライトの鉄壁の防御にくさびを打ち込んだ。タイミングの掴みにくい連打を無尽蔵のスタミナで打ち続けるソリマンに対して、だんだんいらつきを隠せなくなるライト。強引な攻めを続けた結果、踏鞴を踏んだソリマンを打ち崩す体力を残しておけなかった。あっという間に復活したソリマンをK.O.する事はできず、試合終了。判定でライトの勝ち。

WBA・IBF世界スーパー・ライト級王座統一戦
リッキー・ハットン  9RKO  カルロス・マウサ
 距離のある変則ファイトでハットンを突き放しにかかるマウサ。クリンチの繰り返しで、瞼を切ったのはハットンだった。しかし、変わらぬ突進を繰り返すハットン。徐々に距離感を掴んだ第9ラウンド、飛び込み様に放った右フックがマウサの顎を吹き飛ばした。コーナーにもたれかかるように崩れ落ちたマウサ。失神は免れたものの、10カウント以内に立ち上がることはできず。ハットンのK.O.勝ちとなった。こいつは最強のインファイターだなあ。見ててわくわくする。

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