2006年4月

 このページではテレビで放送されたボクシングの試合結果を、酒を嗜みながらふらふら書きつづっていこうと思います。評価にはかなりの偏りが生じる可能性がありますが、ま、そこはそれ、ご容赦ください。

4月24日 「住吉 銀 純米酒」を嗜みつつ
欧州ミドル級タイトルマッチ
セバスチャン・シルベスター  3RTKO  スティーブン・ベンドール
 体格で勝るベンドール。しかし、距離を支配したのはシルベスターだった。しかも、アウトレンジでだ。面白いように当たるシルベスターのジャブに、ベンドールはなんとかリーチを生かそうとするが、踏み込みの速さとタイミングを最後までつかめなかった。あっという間にロープに詰められて、ガードの隙間をいいように打ち抜かれたところでレフェリーストップ。シルベスターのTKO勝ち。ダメージはまだ軽そうだったが、はっきり言ってベンドールに勝ち目はなかった。妥当なストップだろう。

IBF世界ヘビー級タイトルマッチ
クリス・バード  7RTKO  ウラディミール・クリチコ
 圧倒的なリーチを生かしてワンツーを叩き込むクリチコ。持ち前のディフェンスで反撃を試みるバードだが、電光石火のワンツーでダウンを喫してしまう。立ち上がり、挽回を目指したバードだったが、クリチコの冷静沈着な攻めを凌ぎきることはできずに、レフェリーストップ。クリチコのTKO勝ち。兄弟同時ヘビー級王座をみれなかったのは残念だが、再びクリチコ時代が来るかもしれないな。

4月18日 「酔仙 純米酒」を嗜みつつ
WBC世界スーパー・ミドル級タイトルマッチ
マルクス・バイエル  12RTKO  アルベルト・コラヤンニ
 長身を活かしてひたすらアウトボックスするコラヤンニ。リング中央からじわりとプレッシャーをかけるバイエルだが、なかなかコラヤンニを捉えることができない。しかし、主導権を握っているのがバイエルである以上、コラヤンニは反撃に出なければならないはずなのだが、第11ラウンドが終わった段階でその気配はない。最終ラウンドが始まっても、同じ流れが続き、このまま判定かと思われた矢先、バイエルの左ストレートがコラヤンニの顎を貫いた。強烈なダウン。立ち上がるもののあっという間に攻め落とされてレフェリーストップ。バイエルのTKO勝ち。正直リングをまわっているだけだったコラヤンニ。最後、あっさりと仕留めたところを見ると、バイエルは遊ばせていたのかな?

IBF世界フライ級タイトルマッチ
ビック・ダルチニャン  8RTKO  ディオスダド・ガビ
 セオリーを無視したスタイルから剛腕を振るうダルチニャン。この迫力をガビは真正面から迎え撃つ。ガード関係無しで打ち込んでくるダルチニャンに対して、果敢に打ち合い、そしてカウンターでいいパンチを叩き込む。ふつうの選手だったらこれで倒せていたかもしれないが、ダルチニャンは違った。ガビのパンチがいくらヒットしても、まったく怯まずに変則パンチを振るってくる。そして第8ラウンド、強烈な左ストレートがガビの顎を砕いた。立ち上がるものの、すでに戦闘態勢にはいることはできず、レフェリーストップ。ダルチニャンの勝ち。相変わらず面白い試合をするダルチニャンだが、ガビはその面白さをさらに引き出してくれた。

4月17日 「酔仙 純米酒」を嗜みつつ
53kg契約級4回戦
宮本 比火地  2RTKO  井上 博生
 クリーンヒットが出るたびに攻守が入れ代わる激しい試合。一発のパワーで勝負する宮本と、連打で押し切る井上。ここでは宮本のパンチ力がモノをいった。鉈のようなパンチで2度のダウンを奪い、TKO勝ち。だが、楽勝という試合ではなかった。今後、どう伸びていくのか楽しみだ。

ライト級4回戦
櫻井 祐司  ドロー  松岡 修平
 ジャブの突き合いで慎重にスタートとした櫻井と松岡の対決。第2ラウンド、ようやく動きが出てきたところでバッティングによる松岡の流血。一発で試合続行不能と判断されて終了。負傷引き分けとなった。

スーパー・フェザー級4回戦
松岡 和紀  負傷判定  古渡 良典
 全勝全KOの古渡に対してジャブでリズムをキープする松岡。古渡の拳はえらく堅そうだ。しかし、バッティングで目の上をカットしたのは古渡だった。傷を負い、焦りが出たのか、強引に攻め込む古渡だが、大振りに松岡のパンチを合わせられてなかなかリズムをつくれない。だが、攻勢をとっていたのは古渡。古渡の勝ち。

ミニマム級6回戦
須田 拓弥  ドロー  大川 誉
 勢い良く接近戦を挑む6回戦デビューの大川。須田はそれを冷静に迎え撃つ。いなし方はさすが戦歴を積んでるだけあって須田の方が上手。最終ラウンドには猛烈などつきあいを見せるものの、大川の出血がひどくなり、最終ラウンドと中止試合終了。引き分けとなった。

ウェルター級6回戦
下川原 雄大  判定  井上 庸
 激しい打ち合い・・・というかもみ合いに誘い込んだのは下川原。井上の強打を封じ、判定に持ちこんだ。が、圧力で勝った井上が常に試合を支配し、判定勝ち。

62kg契約級8回戦
三垣 龍次  2RTKO  ピチットチャイ・ゴーコンカーンジム
 長いリーチを生かして試合を組み立てようとするピチットチャイだったが、三垣のプレッシャーはそれを許さなかった。じわじわと狭まってゆく距離に、必死に左を振るうピチットチャイ。だが、三垣の拳がついにピチットチャイを破壊した。一瞬で意識を刈り取ったパンチに、レフェリーは速攻で割って入り試合終了。三垣のTKO勝ち。

ミニマム級10回戦
ニコ・トーマス  1RKO  黒木 健孝
 伝説のボクサーに対してボディを攻め立てる黒木。トーマスはカウンター狙いでロープにもたれながらフックを放つが、黒木の勢いに呑み込まれてしまった。ボディで2度のダウンを喫してカウントアウト。黒木の勝ち。しかし、元世界チャンプとはいえ、いい年だし、あのボディ、弱いものいじめに近く見えたなあ。

OPBFヘビー級タイトルマッチ
オケロ・ピーター  判定  ボブ・ミロビッチ
 ハンドスピードのある両者。序盤はカウンター合戦となる。体格を生かして前進してくるミロビッチをピーターはやや後退しながらいなそうとする。それがつけ込まれる元になったか?ミロビッチのリードジャブをかわすことができないピーター。完全にペースを握られてしまう。しかし、クリーンヒットがあるわけではないミロビッチ。接近すると、早々にクリンチに持ちこむ。ピーターは相当いらついているようだが、見ている方もイライラだ。結局、両者とも決め手を欠いたまま試合は終了し、判定でピーターの勝ち。

4月13日 「酔仙 純米酒」を嗜みつつ
日本スーパー・フライ級王座決定戦
相澤 国之  判定  菊井 徹平
 無敗で日本タイトルに挑む相澤。叩き上げの菊井を相手にまずは様子見から入った。が、これが致命傷となった。あっという間にリズムを掴んだ菊井は相澤の間合いをはずしながらこつこつと的確なパンチを当て続ける。いざ、ペースを上げようとした相澤だが、すでに菊井に封じ込められたあとでは、自慢の強打も空回りするばかりだった。判定で菊井の勝ち。

スーパー・フライ級12回戦
ホルヘ・アルセ  6RKO  ロセンド・アルバレス
 アルバレスのウェイトオーバーでベルトのかからなくなったこの試合。気が抜けたのか、アルセの調子がいまいち上がらない。老獪なアルバレスの試合運びにアルセはいらだちを隠せずにいた。だが、第6ラウンド、徐々に加速しはじめたアルセの左アッパーがアルバレスのみぞおちを貫いた。膝を着いて立ち上がらないアルバレス。早々にあきらめたようだ。アルセのKO勝ちだが、どうにもノリの悪い試合だった。

IBF世界ウェルター級タイトルマッチ
フロイド・メイウェザー    ザブ・ジュダー
 異なる階級のスピードスターが、時を経て対峙することになった。そのスピードでは有利かと思われていたメイウェザー。ふたを開けてみれば、スピード、パワー共にジュダーが一歩上回っている。いいようにカウンターをとられるメイウェザー。しかし後半、徐々にタイミングを掴んできたメイウェザーが、ジュダーを射程に捉えはじめる。ローブローが元で乱闘騒ぎもあったが、最後はメイウェザーらしさも復活してジュダーを押さえ込み、判定でメイウェザーの勝ち。

4月12日 「飛良泉 山廃純米酒」を嗜みつつ
56kg契約級10回戦
ヨーダムロン・シンワンチャー  判定  木村 章司
 リング中央で打ち合うヨーダムロンと木村。ヨーダムロンにとっては予想外だったか、木村の接近戦での高速連打で完全にリズムを狂わされてしまう。中盤過ぎにペースを取り戻しにかかるが、気がはやったか連続でローブローで減点されて万事休す。最後の追い込みも木村に踏ん張られて試合終了。木村の判定勝ち。復帰戦でいきなりの大舞台を踏んだ木村。上出来だったのではないだろうか?

54kg契約級10回戦
大場 浩平  判定  新保 力
 槍のようなジャブと流れるようにスムースなコンビネーション。そしてパワーも兼ね備えた大場。完璧に見える大場がリズムを掴みきれない。それが新保。大場の強烈なパンチを喰らいながらも攻勢の隙をついて反撃し、リズムをイーブンに戻してしまう。ここぞというところで必ずストッピングブローを放つのだ。格の違う相手に対して善戦した新保だったが、しかし、クリーンヒットは圧倒的に大場が多く、判定で大場の勝利。ある意味、主役を喰った新保。今後の成長に期待しよう。当然、大場にも期待する。

ウェルター級4回戦
瀧澤 耕  3RTKO  庄司 恭一郎
 足を止めて接近戦を始める瀧澤と庄司。ファイトスタイルがよく似ている。きわどいパンチを交換する中、ついに相手を捉えたのは庄司の拳だった。最初のダウン。立ち上がった瀧澤も必死に手を返すが、きれいにアッパーをもらってひざが折れたところでレフェリーが試合をストップ。庄司のTKO勝ち。

4月9日 「飛良泉 山廃純米酒」を嗜みつつ
ミドル級8回戦
佐藤 幸治  6RTKO  呉 必勝
 スピードで勝る佐藤。呉の突進をジャブで押さえて強烈なパンチを叩き込む。が、呉が止まらない。頭を弾かれながらもぐいぐいと前進してくる。しかし、的確なパンチを15分間以上も叩き込まれ続けては、ダメージが溜まらないわけはなく、佐藤の足が前に出始めたところでレフェリーストップ。佐藤のTKO勝ち。

スーパー・ウェルター級8回戦
松橋 拓二  2RTKO  沈 康錫
 沈のトリッキーな動きにややとまどった松橋。しかし、早々にタイミングを掴んだ第1ラウンド終了間際、沈の顎を左フックで打ち抜く。レフェリーに支えられながら倒れ込む沈。ゴング後の加撃となったが、あれはあのままカウントをとるべきだったのでは?かろうじて生き延びた沈だが、第2ラウンド、不運にもボディとヘッドバットを同時にくらってダウン。試合終了となった。できればこれは続行させて欲しかったなあ。サラサスレフェリーにしては珍しいジャッジ。松橋の勝ち。

フェザー級10回戦
ホルヘ・リナレス  判定  サオヒン・シリタイコンドー
 伸びのあるパンチと大きな踏み込みで、体格差を感じさせないサオヒン。後背筋の盛り上がりがパンチの威力を匂わせる。これを迎え撃つリナレスはスピードと的確なパンチで対抗する。サオヒンがぐいぐい突進しながら空振りを繰り返し、リナレスが完璧にパンチをかわしながら細かくパンチを当てるという構図は最終ラウンド終了まで続き、判定でリナレスの勝ち。

4月8日 「飛良泉 山廃純米酒」を嗜みつつ
OPBFミニマム級王座決定戦
八重樫 東  5RKO  ウィーラサック・チューワッタナ
 持ち前のスピードでウィーラサックを圧倒する八重樫。ウィーラサックは八重樫の初撃を外したところから突破口を見出す戦法だ。しかし、さらにテンポアップする八重樫に、ウィーラサックのガードは次第に崩されてゆく。そして第5ラウンド、ロープに詰まったウィーラサックに八重樫の連打が爆発。ウィーラサックは立ち上がろうとするが、足下定まらずテンカウント。八重樫のKO勝ち。こりゃ強い。あのスピードに加えて、パンチ力がけた外れだ。さて、辰吉の記録を上回れるのか?

54kg契約級10回戦
川嶋 勝重    文 在春
 コッテコテのコリアンファイターで2階級上の文。こんなやりずらそうな相手を迎えて、川嶋は水を得た魚のようだった。体格差をものともせずに接近戦に望み、スピードとパンチ力で圧倒。文の攻撃を完璧に封じた上で、ダメージを加えていく。が、ここで際だったのは文の打たれ強さだった。川嶋のクリーンヒットを再三くらったにもかかわらず、平然と反撃してくる。ダウンを喫しても、次のラウンドは先制攻撃を仕掛けてくる。最後は川嶋の連打に沈んだが、続行したらまだまだいけたろう。天晴れなコリアンファイターぶりを発揮した。両者に拍手を送りたい。

52.5kg契約級10回戦
有永 政幸  8RKO  小室 裕一朗
 世界前哨戦の有永に対して、スピードで対抗する小室。この戦法が功を奏する。有永の強打を受け流しながら、コツコツとパンチを当て続ける小室に、有永はペースを崩されまくってしまう。このまま終わってしまうのかと思われた後半、小室に一瞬の隙が生まれた。ここで畳み込んだ有永はコーナーに追い込んで右フックからのリバーブローで小室をマットに沈めた。有永の勝ち。

ライト級4回戦
黒田 雅之  1RKO  丸山 康弘
 激しい中間距離での打ち合いとなったこの試合。スピードでリードしていたのは丸山かと思われた、第1ラウンド終了間際、左フックで意識を上に逸らしたところで黒田のリバーブローが肝臓を抉る。体を丸めてうずくまる丸山は試合続行に応じることはできずカウントアウト。黒田の勝ち。ボディ一発でKOとはなかなかのもんだ。新人王戦では間違いなく上に上がっていくだろう。

フェザー級4回戦
大高 雅広  2RTKO  堀越 久人
 初っぱなから当たった者勝ちの打ち合いとなったこの試合。大高も堀越も渾身のパンチを振るい合う。そして、堀越のガードの隙間を縫って、大高の右フックが堀越の顎に炸裂した。崩れ落ちる堀越を見て、レフェリーは即座に試合終了を宣言。大高のTKO勝ち。

スーパー・ライト級4回戦
外園 隼人  判定  武田 浩佑
 武田の距離のわずかに外からボクシングをする外園。この距離からのストレートで外園はダウンを奪う。武田も距離を詰めようとあがくが、最後まで自分の距離にすることはできず、判定で外園の勝ち。

スーパー・ライト級6回戦
前川 洋昭  2RTKO  伊藤 健
 見るからにパンチ力がありそうな前川。伊藤も善戦するが、第2ラウンドにその強打の餌食になってしまう。右フックをきっかけに叩き込まれた左右の連打に、伊藤の反応がなくなった瞬間、レフェリーが割って入った。

ウェルター級6回戦
中川 大資    沼田 康司
 リーチを生かしてペースを握ろうとする中川に対して、沼田はどうにかして距離を詰めようとにじり寄る。距離は中川が支配。しかし、終盤に入って沼田がプレッシャーを強めて反撃に転じ、最後は激しい打ち合いのまま試合終了のゴングを聞いた。判定で中川の勝ち。

4月4日 「飛良泉 山廃純米酒」を嗜みつつ
フェザー級4回戦
山田 淳  ドロー  松原 純
 スタミナ配分をまったく考えていないように思える接近戦で始まったこの試合。両者とも考えていなかった。元気な前半パンチを当てたのは山田だが、スタミナのつきた後半、瞬発力で踏ん張ったのは松原。結果はドロー。

バンタム級4回戦
大久保 幸政  4RTKO  脇重 幸世司
 まず、ペースを握ったのは大久保。同じような距離で打ち合うのだが、体の置き方でストレートの的中率を上げている。巧い。が、脇重の大きなパンチをたまに喰らうなど、予断は許さない展開となる。しかし、最後は再び細かいパンチを集中させて脇重をふらつかせ、レフェリーストップとなる。大久保のTKO勝ち。

62kg契約級6回戦
西尾 彰人  2RTKO  竹下 寛刀
 サウスポー同士の対決。接近戦の中、コンパクトなパンチ2発でまずダウンを奪ったのは西尾だった。かろうじて立ち上がり、第2ラウンドを迎えた竹下だったが、西尾の速攻を凌ぎきることができず、マットに沈んだ。カウントアウトを待たずにタオルが投入されて試合終了。西尾のTKO勝ち。西尾はパンチ切れてたし、詰めも良かった。今後期待できるかも。

ミドル級10回戦
江口 啓二  1RTKO  ペッチチンチャイ・パラムユック
 あっという間の決着だった。ゴング直後にペッチチンチャイをコーナーに追い込み最初のダウン。2度目はガードの上から弾き飛ばし、3度目はガードのど真ん中を貫いてとどめを刺した。圧勝はいいが、ちと、物足りない相手だったかな。もう少し骨のあるやつとやっておかないと、いざというとき、期待はずれになる。気を引き締めてがんばってもらおう。

フェザー級4回戦
中田 将勇  判定  竹下 彰太
 出だしに長距離砲でペースを掴みかけた竹下だったが、中田の圧力に次第に間合いを潰され、中田の流れになってゆく。なんとか突き放して距離を作りたい竹下だが、それは最後まで許されず試合終了。判定で中田の勝ち。

54kg契約級6回戦
竜野 暁生  判定  大鹿 賢
 先制のダウンを奪ったのは竜野。しかし、そこから調子をあげていったのは大鹿だ。逆に竜野にプレッシャーをかける。一歩も譲らぬ攻防が続き、試合は試合終了のゴングを聞く。初回のダウンを跳ね返して大鹿の勝ち。

バンタム級10回戦
サムヨット・ウォルソラポン  1RKO  三谷 将之
 お見事!ムエタイ無敵の相手に慎重に試合をすすめていた三谷。ガードで固められたサムヨットの顎をアッパー一発で貫いた。マットに沈み、上体を起こすことすらできないサムヨット。三谷の完璧な勝利だ。

4月3日 「飛良泉 山廃純米酒」を嗜みつつ
スーパー・バンタム級12回戦
ジョニー・ゴンサレス  8RTKO  マーク・ジョンソン
 ジョンソンのウェイトオーバーでノンタイトル戦になったこの試合。長身のゴンサレスは持ち前の長距離砲でジョンソンを封じにかかる。往年のテクニックでゴンサレスを翻弄するジョンソンだが、ダウンを一度喫し、徐々に距離を支配されてゆく。そして第8ラウンド、コンパクトな連打を集中してジョンソンの膝を折る。上体を起こすものの、すでに勝敗の行方を悟ったジョンソンはギリギリまで立ち上がらず、カウントアウト。ゴンサレスの勝利となった。パンチの強さ、散らせ方、まとめ方、すべてにおいてジョンソンを上回っていたゴンサレス。これは強い。

WBA世界スーパー・ウェルター級挑戦者決定戦
シェーン・モズリー  10RTKO  フェルナンド・バルガス
 圧力のバルガスとスピードのモズリー。序盤、体格の利を生かして試合を引っ張るバルガスだったが、モズリーのボディブローと右フックによる左目の腫れが、次第にバルガスの突進力を削ってゆく。リズムに乗るモズリーのパンチで、バルガスの目は完全にふさがってしまう。それでも試合を続けようとしたバルガスだったが、モズリーの右にまったく反応できなくなったところでレフェリーが試合終了を宣言。モズリーのTKO勝ち。バルガスのパワーをモズリーのキレでねじ伏せた。

4月1日 「開当男山 純米酒」を嗜みつつ
WBC世界ライト・フライ級タイトルマッチ
ブライアン・ビロリア  判定  ホセ・アントニオ・アギーレ
 絶好調のビロリア。しかし、アギーレもこの階級の水に慣れてきていた。ビロリアの強打に対して、アギーレはボディを軸にした攻撃でペースを握る。振りをコンパクトにすることで、中盤以降、なんとかリズムを押し戻したビロリア。カウンターでアギーレの前進を押さえ込んで判定勝ち。

WBO世界ウェルター級タイトルマッチ
アントニオ・マルガリート  1RTKO  マルエル・ゴメス
 いきなり豪快な打ち合いに突入したこの試合。マルガリートの強打になんとかついていったゴメスだったが、暴風雨のような連打についにつかまってしまった。マウスピースを吐き出したところでレフェリーがストップを宣告して試合終了。マルガリートの勝ち。メジャー路線とは離れているが、こいつ強い。強すぎる割にストーリーがないあたりが孤高のチャンプとなっている所以か?しかし、ここから逃げてなんの王者か?と、言いたいくらい強かった。

WBO世界ミニマム級タイトルマッチ
イバン・カルデロン  判定  イサック・ブストス
 持ち前のテクニックを存分に発揮するカルデロン。ブストスはなんとか強打を当てようとするが、何もできずに翻弄されてしまう。中盤、ペースダウンしたカルデロンを、ブストスは攻めたてるが、後半、再びリズムを取り戻したカルデロンは器用にパンチを当て続け、判定勝ち。たしかに、パンチ力さえあれば、倒せていただろうになあ。

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