2006年11月

 このページではテレビで放送されたボクシングの試合結果を、酒を嗜みながらふらふら書きつづっていこうと思います。評価にはかなりの偏りが生じる可能性がありますが、ま、そこはそれ、ご容赦ください。

11月30日 「獺祭 純米吟醸50 純米吟醸酒」を嗜みつつ
フライ級4回戦
高橋 豊  判定  寺島 良治
 いきなりクロスレンジでの思い切りのいい打ち合いで始まったこの試合。じりじりと前進するのは寺島だが、時折いいパンチを当てるのは高橋だ。しかし、いくらパンチを当てても寺島は止まらない。後半、さらに前進の勢いを増し、最後まで高橋を追いかけた。判定で寺島の勝ち。

58kg契約級8回戦
ランパジット・クムパワプリジム  1RKO  細野 悟
 静かに始まった試合はいきなり終幕を迎えた。飛び込み際の細野の左フックがランパジットの顔面を捉えた。この一発で前のめりに崩れ落ちるランパジット。そのまま立ち上がることはなく、細野の初回KO勝ち。いやー、こいつのパンチは強い。当てるセンスもありそうだ。今後に期待大だな。

65kg契約級8回戦
塩谷 智行  7RTKO  大川 泰弘
 前進する塩谷と出入りを繰り返す大川。中盤、塩谷の右ショートアッパーが大川の顎を何度も跳ね上げる。大川は必死に手を出し、抵抗するが、塩谷の細かいパンチは確実に大川にダメージを与え、最後はなだれ込むようにコーナーに下がった大川をレフェリーが助けた。塩谷のTKO勝ち。大川のパンチも何発かは入っていたんだが、塩谷の攻勢を押しとどめることはできなかったな。

11月29日 「獺祭 純米吟醸50 純米吟醸酒」を嗜みつつ
ライト級
若山 貴弘  4RTKO  黒田 英樹
 ストレートの若山とフックの黒田の、ガードお構いなしの殴り合い。若山の方が柔らかいボクシングをしている分、クリーンヒットが多く、次第に黒田を追いつめはじめる。細かく的確なパンチでダメージを蓄積していった黒田は、最終ラウンドの30秒前に陥落した。若山の連打に反応できなくなったところでレフェリーが割って入って試合終了。若山のTKO勝ち。デビュー戦にもかかわらず、最後までしっかりと手を出した両者だった。若山は、もう一歩踏み込んで打てるようになれば、なかなか強くなるかも。

スーパー・フライ級8回戦
ヨドスック・ウィンディジム  4RTKO  表西 勲
 巧みに足を使って距離を調整するヨドスック。が、中盤に入ろうかという頃には表西に完全にリズムを掴まれ、ロープに押し込んでのボディでダウン。ヨドスックは、攻めはそれなりなんだが、ボディが激弱だわ。結局、あっという間に3度のダウンをボディで奪って、表西のTKO勝ち。

OPBFライト・ヘビー級王座決定戦
マリカ・カトニヘレ  1RKO  西澤ヨシノリ
 減量失敗でボロボロだとは思っていたが・・・。マリカ、ボディ一発で轟沈。初っぱなから足下がおぼつかなかったのは気になってはいたが、西澤の左フックがリバーにめり込んだ瞬間、苦悶の表情を浮かべてマットに沈んだ。西澤の1RKO勝ち。中年の星はまだまだ健在だ。

11月28日 「獺祭 純米吟醸50 純米吟醸酒」を嗜みつつ
IBF世界フライ級タイトルマッチ
ビッグ・ダルチニャン  6R負傷判定  グレン・ドナイレ
 独特な構えでプレッシャーをかけるダルチニャン。ドナイレも負けじと強打を振るうが、ダルチニャンの変則スタイルになかなかリズムが合わない。そして、ダルチニャンのパンチがどんどん正確さを増してゆく。顔面を紅潮させながらも前進を続けるドナイレだが、ダルチニャンの技あり右ストレートでダウンを奪われる。その後も耐え続けるドナイレの心は、ダルチニャンの顎をかする一発で折れた。顎のケガは偶然のバッティングととられて、ダルチニャンの負傷判定勝ち。しかし、どう見ても顎へのパンチで割れたようだったけど・・・。

WBC世界ライト級タイトルマッチ
ディエゴ・コラレス  判定  ホエル・カサマヨル
 リーチを生かして先に手を出すコラレス。対するカサマヨルはリズムを刻みながら踏み込むタイミングをうかがう。静かに展開していた試合だったが、微妙な判定のダウンを食らったカサマヨルが攻勢に転ずる。しかし、ディフェンステクニックにも長けた両者だけに、決定的な一撃はなかなか当たらない。終盤、打ち合いの流れはややカサマヨルに傾いた。細かい出入りで、コラレスの射程を微妙に外し、クリーンヒットを積み重ねてゆく。試合はこのリズムのまま最終ラウンド終了のゴングを聞き、判定でカサマヨルの勝ち。

11月24日 「出羽桜 泉十段 吟醸酒」を嗜みつつ
WBC世界ライト・フライ級タイトルマッチ
オマール・ニーニョ  ドロー  ブライアン・ビロリア
 ぐいぐいと押し込むビロリアに対して、ニーニョはヒットアンドアウェイで対抗する。手数が多いビロリアだが、なかなかニーニョを射程に捉えられずにいる。このニーニョの戦法に徐々に手数が減っていくビロリア。ニーニョの思うつぼだ。しかし、リズムはつかめないものの、2度のダウンを奪ったのはビロリアだ。このへんはパンチ力だろう。ただ、ダウンはとるものの、ペースを握っているのはニーニョ。試合はそのまま判定へ持ち込まれ、微妙な判定は引き分け。ニーニョの引き分け防衛となった。

WBCインターナショナル スーパー・フェザー級タイトルマッチ
マニー・パッキャオ  3RTKO  エリック・モラレス
 注目のラバーマッチ。まず、前に出たのはモラレス。しかし、パッキャオもすぐに反撃に転じる。第2ラウンド、高速の乱打戦に挑む両者。まず、膝を着いたのはモラレスだった。さすが、パッキャオ、乱打戦には強い。そして、前に出始めたら、もう、パッキャオは止まらなかった。吹き荒れる嵐のような連打は、いとも簡単にモラレスを呑み込み、吹き飛ばした。2度にわたってモラレスをロープに叩きつけ、レフェリーストップ。パッキャオのTKO勝ち。いやー、あのモラレスがこういう負け方をするとは思わなかった。あの、モラレスをして、試合続行をあきらめさせるとは。強すぎだ。

11月21日 「出羽桜 泉十段 吟醸酒」を嗜みつつ
67.5kg契約級8回戦
牛若丸あきべぇ  1RTKO  シャムスル・ヒダヤット
 あっという間だった。ヒダヤットが強かったのか弱かったのかもわからないうちに、牛若丸の右フックで最初のダウン。2度目はクリンチ際での鳩尾へのボディ。前のめりに倒れ込んで動けないヒダヤットをみてレフェリーが試合終了を宣言。牛若丸のTKO勝ち。

ウェルター級4回戦
水本 昌寛  判定  武田 英憲
 元気よく前に出る水本。この勢いにつられたのか、アウトボクサーの武田も接近戦に巻き込まれてしまう。時折、離れるものの、すぐに打ち合いは水本の距離。自分の土俵でパンチを当て続けた水本の判定勝ち。

ライト級4回戦
西 尚樹  3RTKO  徳永 隼人
 ミドルレンジでの打ち合い。両者の拳がよく当たる。顔面へのパンチでは西がやや優勢。徳永はボディブローで対抗するが、鼻血を出していることもあって、どうにも盛り返せない。そして第3ラウンド、西の3連打でついにダウンを喫する徳永だっが、あせる西に強烈なカウンターを叩き込んで勢いを止める。が、いったん止まった流れを、再び掴んだのは西だった。再び連打が徳永を襲った時点でレフェリーが試合を止め、西のTKO勝ち。

フライ級8回戦
デスペラード泰  2RKO  プーパ・ルックノンギャントーイ
 じわじわとプレッシャーをかける泰。ブーバは後退しながら様子をうかがう。体が暖まり、クロスレンジでの打ち合いになると、押していくのはやはり泰。ブーバはディフェンス重視の構えを解かない。しかし、そのガードを固めさせたまま、コーナーへブーバを追い込み、最後はラッシュで仕留めた。泰のKO勝ち。

フェザー級6回戦
忠地 啓太  6RTKO  金沢 かつし
 スピーディな身のこなしで始まったこの試合。そして、まずダウンを奪ったのは金沢の右ストレート。高速連打の合間を縫った一撃だった。試合が進んでもクリーンヒットを多く当てているのは金沢。しかし、しぶとく前進してくるのは忠地。この前進で押し切りたかった忠地だったが、最終ラウンド、左のダブルで放たれた金沢のフックが忠地の顎を打ち抜きダウン。セコンドが止めに入って金沢のTKO勝ち。終始、細かく打ち勝っていた金沢が、最後に決めた。面白い試合だった。

11月19日 「出羽桜 泉十段 吟醸酒」を嗜みつつ
58kg契約級6回戦
粟生 隆寛  6RTKO  ガブリエル・ペレス
 パンチ力にものをいわせて拳を振り回すペレス。しかし、粟生にとっては格好の的だ。第1ラウンド、最初のダウンを左フックのカウンターで奪う。中盤にはいると、距離をとられては勝負にならないと判断したペレスは体ごとぶつける肉弾戦に出る。なんとか、体をぶつけられる前にカウンターを叩き込みたい粟生だが、手を出さず、ガードを固めて突っ込んでくるペレスになかなかタイミングが合わない。しかし、単発で捉え続けたカウンターは確実にペレスにダメージを与え、最終ラウンド、致命的な一発が決まる。粟生の左ストレートがカウンターでペレスの顎を貫いた瞬間、レフェリーが割って入り試合をストップ。粟生のTKO勝ち。タフなラフファイター相手に、クレバーな試合展開。お見事。

123P契約級6回戦
下田 昭文  判定  ソニー・ゴンザレス
 いきなり左がキレている下田。ゴンザレスをスピードで圧倒する。が、なかなかのタフネスぶりを発揮するゴンザレスは下田のカウンターを恐れずに前に出る。下田もやや力んでいるのか、クリーンヒットが出ない。ゴンザレスの右アッパーが鋭く、侮れないこともあるのだろう。最後はラフなもみ合いも見られ、そのまま試合終了。判定で、下田の勝ち。

フライ級6回戦
五十嵐 俊幸  6RTKO  明 在成
 ねばっこい明の突進をボディブローの積み重ねで封じ、最終ラウンド初っぱなのラッシュで仕留めた五十嵐。元オリンピック代表だけあって、試合の組み立てが巧い。五十嵐のTKO勝ち。

スーパー・フライ級6回戦
赤穂 亮  判定  宮口 正春
 まず前に出たのは宮口。赤穂は落ち着いて距離を保ち、宮口の打ち終わりに強烈なパンチを叩き込む。みるみる紅潮する宮口の顔面。しかし、ねばる。赤穂の強烈なパンチを上下に打ち分けられながら、ガードを固めて前進する宮口。この守りを最後まで崩すことはできず、試合は終了。判定で赤穂の勝ち。

スーパー・フライ級6回戦
室橋 守  6R負傷TKO  臼井 祐介
 リードパンチの射程が長いのは臼井。速いジャブで室橋を押さえ込もうとするが、これをかいくぐって室橋がにじり寄る。懐で回転する室橋と、外から回り込む臼井。流れは室橋に傾いている。そしてついに室橋の拳が臼井の顎を貫いた。臼井がダウンを喫する。これで思い切りがついたのか、臼井はよりパンチに力を込めはじめ、ミドルレンジでの打ち合いに応じる。最終ラウンド、激しい打ち合いが始まった矢先にアクシデントは起きた。前のめりになった臼井がリング外へ転落。ここで負ったダメージで試合続行不能となり、試合終了。室橋の負傷TKO勝ちとなった。

ライト・フライ級8回戦
池原 繁尊  2RTKO  デッチサック・スットサイトーン
 大きな右を振るいながら懐に突っ込む池原。デッチサックは後退しながらカウンターを狙う。距離はみるみるうちに詰まってゆき、第2ラウンド、池原の強打がデッチサックをマットに這わせる。立ち上がるものの、デッチサックに池原の猛攻を凌ぐ余力はなく、3度のダウンを奪った池原がTKO勝ち。

136P契約級8回戦
三浦 隆司  判定  デンラングートー・サマーコム
 足を止めてパンチを交換する三浦とデンラングートー。左右の違いはあるが、非常に似通ったスタイルの対戦だ。攻防においてクリーンヒットを多く奪っているのは三浦なのだが、デンラングートーは怯まず打ち返してくるため、三浦は追撃をかけられない。ボディも織り交ぜながらデンラングートーを攻め立てた三浦だったが、ついに守りを突き崩すことはできず、判定で三浦の勝ち。

フェザー級10回戦
ダニエル・マンシング  判定  福島 学
 とにかくぶんぶん振り回してくるマンシング。福島は細かく出入りしながらポイントを重ねる。しかし、予想外の事態が発生する。第4ラウンドにマンシングの大きなパンチがヒット。ダメージはないものの、足を滑らせた福島はダウンをとられてしまう。これでリズムに乗ったマンシング。焦る福島のタイミングをずらしながら、逆にパンチをヒットさせはじめる。このまま押し切りたいマンシングだったが、スタミナ切れが目に見えてきた。みるみるうちに失速するマンシング。福島はここで流れを押し戻したいのだが、マンシングの一発が生きているためになかなかリズムを掴みきれない。結局、最後まで展開を変えることはできず、試合終了。判定で福島の勝ち。納得いく勝利じゃないだろうなあ。

日本スーパー・ライト級タイトルマッチ
木村 登勇  判定  飯田 幸司
 まず、頭を振りながら前に出たのは飯田だったが、木村に完璧に迎撃されてしまう。体がほぐれていなかったこともあってか、さっそく飯田の足下がふらつく。そして、木村のパンチをかわす術を持たない飯田は、第2ラウンドに集中砲火を浴びる。ガードの隙間をすり抜ける強打が、飯田を襲う。なんとか持ちこたえる飯田は、密着戦を挑むが、木村に突き放された一瞬の隙に木村のパンチが飛んでくる。しかし、ラウンドが進むにつれ芯を貫くパンチは少なくなり、飯田のしつこさが生き始める。勢いに乗る飯田は、頭をくっつけてパンチを放ってくる。木村はなんとか突き放したいが、接近を阻むことができない。とにかく前に出てボディを叩き続ける飯田に、木村はついに最後まで打開策を見出すことはできなかった。判定で木村の勝ち。だが、このポイントはダウンに寄るところが大きい。後半の飯田の攻めはよかった。

11月17日 「出羽桜 泉十段 吟醸酒」を嗜みつつ
WBC世界バンタム級タイトルマッチ
長谷川 穂積  判定  ヘナロ・ガルシア
 ぐいぐいと前に出るガルシア。やや後退しながら放った穂積のカウンターが第4ラウンドにガルシアからダウンを奪う。しかし、このダウンをものともせず、ガルシアの前進は続く。次にダウンを奪ったのも穂積のカウンターだったのだが、ガルシアは止まらない。じわじわと長谷川を接近戦に引きずりこみつつあった後半、長谷川も手数で跳ね返そうと試みるが、ひたすら最後までガルシアの前進は続く。しかし、なんとか長谷川はこの猛攻を凌ぎきり、判定で長谷川の勝ち。

11月16日 「七賢 純米酒」を嗜みつつ
WBCミニマム級タイトルマッチ
イーグル京和  判定  ロレンソ・トレホ
 がっちりした体格のトレホが放つ豪打。これをやさしい笑みを浮かべながらかわし、カウンターを狙うイーグル。まずダウンを奪ったのはイーグルだった。立ち上がったトレホに対して、一気にラッシュをかけたイーグルだったが、逆に乱打戦に巻き込まれてしまい、押し切ることはできなかった。ここから息を吹き返したトレホ。第6ラウンド、大きなパンチでイーグルから2度のダウンを奪う。足の動かないイーグルはトレホの追撃をカウンターで凌ぎ、また、チャンスには攻め、トレホの突進を最後まで押さえ込んだ。判定でイーグルの勝ち。

54.0kg契約級10回戦
マルコム・ツニャカオ  判定  井川 政仁
 賞金マッチに挑むツニャカオと井川。元世界チャンプを相手に、上々の滑り出しを見せる。しかし、ボクシングのレベルはツニャカオの方が上。一発一発の正確さの差は徐々にダメージとして現れてくる。井川も必死に先制攻撃を仕掛けるのだが、ことごとくかわされ、待ちかまえていたようにパンチを浴びせられる。が、井川が粘る。何発もクリーンヒットをもらいながら、ぐいぐいと前に出る。ツニャカオもなんとか倒そうと、大きなパンチを繰り出すのだが、ついに最後まで井川の闘志を断ち切ることはできず、結果は判定へ。ツニャカオの勝ち。

ミドル級6回戦
古川 明裕  負傷ドロー  アデ・アルフォンス
 いきなりのアクシデント発生。古川のオープニングブローがダッキングしたアルフォンスの後頭部を捉えてしまう。明らかに偶然なのだから、ダウンをとってもいいように思えたが、いつまでたっても立ち上がる気配を見せないアルフォンス。そしてそのまま試合終了。負傷引き分け。なんだかなあ。

ウェルター級6回戦
チャールズ・ベラミー  1RTKO  ジョームジョイ・シットサイトーン
 アマチュアで慣らしたベラミー。第1ラウンド、あっという間にジョームジョイからダウンを奪う。このラウンドで倒しきれば賞金ゲット。強烈なパンチでジョームジョイの繊維をそぎ取り、見事3度のダウンを奪ってノックアウト。ベラミーのTKO勝ち。パワーもテクニックもありそうだ。

スーパー・フェザー級6回戦
レイ・ラバオ  判定  阪東ヒーロー
 阪東がフィリピンの新鋭ラバオを迎え撃つ。経験の差を武器にしたい阪東だが、接近してのラバオのパンチが鋭く速い。序盤、前に出てきたラバオだが、中盤にはいると阪東に押されはじめる。動きにもキレがなくなってきたようだ。阪東の猛攻は試合終了まで続き、判定で阪東の勝ち。ラバオの全勝記録はここで潰えた。が、それほどのボクサーじゃなかったよなあ。

54.3kg契約級6回戦
安達 良  5TKO  古家 充
 若さを武器に前に出る古家だが、安達のカウンターが要所で古家のガードをすり抜け、膝を揺らす。そのまま一気にペースを握りたい安達だったが、古家のねばりに、次第にその動きが鈍ってゆく。距離をとると不利だと判断した安達は後半に入って密着戦を挑む。古家のガードの内側からこつこつとアッパーとリバーブローを叩き込む。上下の打ち分けは巧い。このボディが効いた。みるみる丸まってゆく古家の背中。見かねたセコンドがついにタオルを投入し、試合終了。安達のTKO勝ち。ブランクを乗り越えた、見事な勝利だった。

スーパー・フライ級6回戦
白井 一彰  判定  田畑 光輝
 ジャブで距離を保つ白井。なんとか接近したい田畑はガードを固めて隙を覗う。ラウンドが進んでも展開は変わらず。両者ともどうにかして致命だを叩き込もうと必死だが、完全に力は拮抗している。タイプの違うボクシングだけに、不思議だ。最後はガードを捨てての打ち合いとなり、そのまま試合終了。判定で田畑の勝ち

スーパー・バンタム級4回戦
中場 公教  判定  若木 聡
 低い姿勢で中場ににじり寄る若木。リードパンチで突き放したい中場だが、若木の射程からなかなか逃げられない。しかし、若木も最後まで決定的なシーンを作ることはできず、決着は判定へ。若木の勝ち。

11月14日 「七賢 純米酒」を嗜みつつ
IBF世界ミドル級タイトルマッチ
アルツール・アブラハム  判定  エディソン・ミランダ
 豪快な一発を振るうアブラハムと、その一発に切れのいいカウンターをあわせるミランダ。アブラハムはガードの上を打たせておいて、打ち終わりを狙うが、ミランダのキレがそれを容易には許さない。ラウンド中盤、アブラハムにアクシデント発生。ミランダのパンチで顎にダメージを負ってしまう。明らかに半開きのアブラハムの口からは、鮮血が滴り落ちる。が、そんなアブラハムを後押しするように、ミランダにはローブローによる減点が連発され、試合を有利に進めながらも、ポイントでは不利な状態に追い込まれてしまう。そしてアブラハムはミランダの猛攻を凌ぎきり、判定でアブラハムの勝ち。

IBF世界ヘビー級タイトルマッチ
ウラディミール・クリチコ  7RKO  カルビン・ブロック
 クリチコ優位と見られていたこの試合。ブロックが予想以上に善戦する。様子見からスタートしたクリチコの隙を突いて、先手を取って攻め込む。しかし、徐々にリズムを取り戻したクリチコのワンツーが、ブロックのガードを打ち崩した。突っ伏したブロックはなんとか立ち上がるが、レフェリーは試合続行不可能と判断しカウントアウト。クリチコのKO勝ち。少々手こずったが、終わってみれば、クリチコらしい勝ち方だった。

11月9日 「七賢 純米酒」を嗜みつつ
74kg契約級8回戦
荒木 慶大  4RTKO  ブラサンチャイ・ルックノンギャントーイ
 重たいパンチを交換し合う荒木とブラサンチャイ。打ち合いの中で荒木のボディがブラサンチャイのガードを下げてゆくが、乱打戦には果敢に応じてくるあたりは危険だ。が、蓄積するダメージは如何ともしがたく、次第に打たれっぱなしになったブラサンチャイは、荒木のラッシュに力なくマットに沈んだ。荒木のTKO勝ち。

OPBFライト・フライ級指名挑戦者決定戦
中島 健  判定  國重 隆
 ラウンドはじめに先手を取るのは國重。思い切りのいいパンチが中島を襲う。もみ合いの打ち合いで挽回を図りたい中島だが、どうしても國重の拳が先に届いてしまう。特に、外から回り込む國重の左が幾度も中島の顔面を跳ね上げる。そして、そのまま試合終了。結局、反撃の糸口を掴むことができなかった中島。判定で國重の勝ち。

スーパー・バンタム級4回戦
馬渡 秀訓  負傷判定  北田 竜統
 両者とも足を止めての激しい打ち合い。当たった者勝ちの様相を呈している。激しい打ち合いの結果、北田の瞼が偶然のバッティングで出血。そして、負傷判定で馬渡の勝ち。

WBA世界ミニマム級暫定王座決定戦
高山 勝成  負傷判定  カルロス・メロ
 素早い高山の出入りに対して、踏み込み際のボディカウンターを狙うメロ。しかし、高山の絶え間ない連打に、反撃の隙を与えてもらえないメロは、徐々に防戦一方に追い込まれてゆく。連打に織り込まれる高山のボディは、確実にメロの足を止め、攻防共に為す術がない。あとは、倒すだけとなった高山をヘッドバットが襲う。大きく目尻をカットした高山。負傷判定で高山の勝ち。完璧な試合だっただけに、倒し切るシーンをみたかった。お見事。

2006東日本新人王決定戦ミニマム級
原島 暁  判定  田中 教仁
 ガードを固めて頭をつけてパンチを放つ原島と田中。打ち合いは最終ラウンドまで続き、元気に飛び出したのは田中。しかし、両者とも疲労の色は隠せず、決定的な一打を叩き込むことができない。判定で田中の勝ち。

2006東日本新人王決定戦ライト・フライ級
黒田 雅之  3RTKO  平川 聖也
 お互い打ち終わりを狙う黒田と平川。ヘッドスリップでかわしながらパンチを放つが、まず、ダウンを奪ったのは黒田の左フックだった。宙を舞う平川。ウェイトシフトとタイミングがあったこともあって、派手なダウンだ。そして、このパンチで瞼をカットした平川は試合続行不可能と判断され、黒田の負傷TKO勝ちとなった。

2006東日本新人王決定戦フライ級
金城 智哉  判定  村中 優
 様子見から徐々にエンジンをかけてゆく両者。リーチを生かして先手を取る金城に対して、一歩踏み込んでショートパンチを狙う村中。試合が進むにつれ、接近戦が多くなるが、金城はここでも根性を見せて村中に対抗する。そして激しい殴り合いの中、試合終了のゴングが鳴り、判定で金城の勝ち。

2006東日本新人王決定戦スーパー・フライ級
立山 信生  1RTKO  月花 正幸
 試合開始早々、パンチが交錯する中、立山の右フックがカウンターで月花の顎を打ち抜いた。膝の力が抜けたようにマットにへたり込む月花。ファイティングポーズをとるものの、すでに立山のラッシュをしのぐ力はなく、2度目のダウンでレフェリーストップとなった。立山のTKO勝ち。話題の月花だったが、立山が見事に主役を喰った試合だった。

2006東日本新人王決定戦フェザー級
加治木 了太  6RTKO  笛木 亮
 まずは距離をとって相手の出方を見る両者。接近した瞬間に軽く手を出して隙を覗う。その一瞬に、加治木のストレートが笛木を直撃した。まず、ダウンを奪ったのは加治木。すぐに体勢を立て直した笛木は、ダウンを奪い返すべく加治木に立ち向かう。そして最終ラウンド、反撃を試みた笛木だったが、逆に加治木の一発をもらってしまう。蹈鞴を踏んで後退する笛木を助けるように割って入るレフェリー。加治木のTKO勝ち。加治木の力のあるコンパクトなパンチは実に魅力的だ。

2006東日本新人王決定戦スーパー・フェザー級
清水 秀人  判定  木村 光矢
 長身を生かして大砲を放つ清水に対して、木村はなんとか懐に潜り込もうとする。が、この清水、ショートパンチも鋭い。離れ際の左フックで木村からダウンを奪う。劣勢にまわりながらもこのダウンから復活し、後半には接近戦に持ち込む事に成功した木村。しかし、清水からクリーンヒットはなかなか奪えない。最後は両者ともがむしゃらにパンチを振るって試合終了。判定で清水の勝ち。

2006東日本新人王決定戦ライト級
篠崎 生思郎  判定  佐々木 悟
 頭から突っ込んでいく佐々木に対して、篠崎も真っ向から迎え撃つ。どちらが先に相手の上体を引き起こすかの戦いだ。そして、第1ラウンド、佐々木の左フックがカウンターで篠崎の顎を貫いた。まず、佐々木がダウンを奪う。後半持ち直した篠崎は必死にダウンを挽回しようと佐々木を攻め立てるが、拮抗した戦いは最終ラウンドのゴングまで続き、判定で佐々木の勝ち。

2006東日本新人王決定戦スーパー・ライト級
吉田 真  判定  加藤 健太
 とにかく懐を目指す加藤。圧倒的な攻撃力で吉田を押しまくる。吉田は下がりながらパンチを返し、巧みにクリーンヒットをとっているのだが、加藤の圧力を跳ね返すまでには至らない。判定では吉田の巧さが勝り、判定勝ち。

2006東日本新人王決定戦ウェルター級
出田 裕一  6RKO  指田 竜一
 距離の奪い合いとなった両者の戦い。長身の出田だが、戦いの場はクロスレンジ。頭をつけ合った状態での攻防が続く。この距離では、回転数の高い出田が有利。着実にダメージを刻み込み、最終ラウンドで右フック一閃。決着をつけた。出田のKO勝ち。あそこまで耐えた指田も大したものだが、攻められなければ、やはりだめだ。

2006東日本新人王決定戦スーパー・ウェルター級
永山 大輔  判定  相澤 健治
 両者とも一進一退の攻防を、延々と続けるこの試合。クリーンヒットがなかなか出ない両者の打ち合いは最終ラウンドまで続き、競り合いを制したのは相澤。判定勝ち。

2006東日本新人王決定戦ミドル級
吉田 真樹  判定  淵上 誠
 前進する吉田と手数で応じる淵上。落ち着いているのは淵上の方か。前屈みに突っ込んでくる吉田のガードの間に淵上のアッパーが幾度となく滑り込む。ラウンドが進むにつれ、淵上のペースは上がってゆく。突進する吉田をあしらいながら、面白いようにパンチをヒットさせる。しかし、吉田の心を折ることはできず、判定で淵上の勝ち。

11月7日 「常きげん 山廃純米酒」を嗜みつつ
ライト・フライ級4回戦
大内 淳雅  3RTKO  弓狩 誠
 接近戦に持ち込みたい弓狩に対し、大内は細かく早いパンチで出鼻を挫く。連打の中、弓狩の頭が何度も弾かれるが、前進はやめない。しかし、ダメージは確実に蓄積していき、次第に踏ん張りが効かなくなったところに右ストレートをもらったところでレフェリーストップ。大内のTKO勝ち。

フライ級4回戦
孫 永拓  判定  桐沢 零次
 長射程のリードパンチでペースを作る桐沢。孫はなかなか拳の届く距離に入ることができない。しかし、孫のねばりは後半につながった。次第に、距離を詰める孫。桐沢のリードパンチはかわされ、フックをもらうシーンも増えてきた。が、孫の攻勢も最後まで届かず、判定で桐沢の勝ち。

65kg契約級6回戦
菊地 廣隆  判定  豊田 裕輔
 しっかり踏ん張ってパンチを放つ菊地と豊田。ミドルレンジでのパンチの交換が続くが、なかなか主導権を握ることができない。やや引き気味だったのが響いて、判定で菊地の勝ち。

スーパー・フェザー級8回戦
眞榮城 寿志  判定  鳥海 純平
 眞榮城の強打を前後の出入りでさばく鳥海。巧みに眞榮城の距離を外し、打ち終わりにカウンターを狙っている。眞榮城のやりにくいボクシングに徹した鳥海だったが、自分のクリーンヒットも少なく、逆に眞榮城の強烈なパンチを食らって、ふらつく場面もあった。そして試合は判定に持ち込まれ、眞榮城の勝ち。

54.5kg契約級8回戦
木嶋 安雄  ドロー  市川 和幸
 軽いステップワークで揺さぶりをかける市川。木嶋はどっしりと構えて迎え撃つ。スピードは圧倒的に市川が上だが、相打ち狙いでボディを狙う木嶋は、しつこく前進してくる。打たれ強さで耐える木嶋に対して、市川は首捻りでパンチを逃がしている。市川の方が有効なパンチは多いのだが、首捻りは印象が悪い。結果、判定はドロー。

日本スーパー・フェザー級タイトルマッチ
小堀 佑介  負傷判定  三上 朗央
 ケガによるブランクからか、今ひとつ波に乗れない小堀。三上はこの隙を突いて、ロングレンジからの左右フックで主導権を握りにかかる。しかし、このままでは終わらない小堀。戦いの中で試合カンを取り戻し、徐々に三上の懐に飛び込めるようになってきた。そして三上の顔面から鮮血がほとばしる。だましだまし試合を進める三上だったが、最終ラウンド、ついに試合続行不可能と判断されて試合終了。小堀の負傷判定勝ち。

OPBFスーパー・フェザー級タイトルマッチ
本望 信人  負傷判定  村上 潤二
 リーチを生かした戦法をとる村上。本望はこのパンチを、持ち前のディフェンスカンをもってかいくぐり、時折、強烈なパンチを村上に叩き込む。試合はやや本望ペースのまま進むが、後半、村上のパンチが本望のまぶたを切り裂いた。試合が止まれば村上の勝ちだ。ここからスパートをかけた本望。傷が開く前に決着をつけたい気持ちが、さらにバッティングによる傷を招いた。この傷が試合続行不能と判断されて試合は終了。判定で本望の負傷判定勝ち。

IBF世界フェザー級タイトルマッチ
ロバート・ゲレロ  判定  オルランド・サリド
 一進一退の攻防。長身を生かして前進するゲレロだが、サリドのショートパンチがゲレロのガードの隙間に滑り込む。なかなか主導権をとれない両者。終盤に入り、スタミナに不安が出てきたゲレロ。ラウンド前半は元気だが、後半になると、サリドに攻め込まれてしまう。最終ラウンドに入っても、ひたすらボディを叩き続けるサリド。一発を虎視眈々と狙う。最後までダウンを奪うことはできなかったが、徹底的にゲレロを守勢に追い込んだことで、判定はサリドの勝ち。

WBC世界ウェルター級タイトルマッチ
フロイド・メイウェザー  判定  カルロス・バルドミール
 圧倒的なスピードの差を見せつけるメイウェザー。バルドミールは必死に策を弄するが、狙いをつけることすらできない状態だ。どれだけ強打を振り回しても、メイウェザーの狙いすました拳が、確実にバルドミールの顔面にヒットする。回が進むにつれて、バルドミールの被弾数は増えてゆくが、前進を止めることはない。止まったら終わりだ。そして最終ラウンド、メイウェザーのスピードは衰えない。驚異的な耐久力で耐え続けるバルドミールだが、自分のパンチが当たらなければ勝ちはない。判定でメイウェザーの勝ち。強いとは思うんだが、あまり好きな戦い方ではないなあ。

11月6日 「常きげん 山廃純米酒」を嗜みつつ
スーパー・フライ級8回戦
大嶽 正史  判定  南無心 譲
 キレのある連打を交換し合う大嶽と南無心。懐に入りたい南無心を大嶽が突き放す。両者とも、強烈な上下の打ち分けをするが、射程の長い大嶽のボディが南無心の前進を阻む。南無心も、思い切り飛び込む攻撃で大嶽をぐらつかせるが、後が続かない。どちらが倒れてもおかしくない打ち合いは試合終了のゴングまで続き、判定で大嶽の勝ち。見応えのある打ち合いだった。

48kg契約級8回戦
サンサックノーイ・ペットパヤークナム  2RTKO  金田 淳一朗
 ふにゃふにゃと金田の攻撃を受け止めるサンサックノーイ。効いているのかいないのか、よくわからないが、金田のパンチは確実にヒットしている。そして、やっぱり効いていた。第2ラウンドに金田がダウンを奪う。その後のラッシュにサンサックノーイもパンチを返すが、次第に手数は減ってゆき、棒立ちになった段階でレフェリーストップ。金田のTKO勝ち。

ヘビー級4回戦
白坂 貴昌  1RTKO  樋高リオ
 日本人では珍しいヘビー級の試合。距離をとって優勢に試合を運ぶかと思われた白坂だったが、ロープに詰められてからの樋高のラッシュをしのぐことができなかった。強烈な左フックで切り崩されて連打をまともに食らってダウン。立ち上がるが試合続行は不可能と判断されて試合終了。樋高のTKO勝ち。このクラスにしてはなかなかのパンチスピードだ。世界は・・・。どうかな?

フライ級10回戦
本田 秀伸  判定  ウォー・バルティキル
 ブランクを埋めるようにゆったりとしたリズムで試合を進める本田。ウォーは必死に腕を伸ばすが、すべて本田にさばかれてしまう。このへんは本領発揮といったところか。後半にはいると、次第に本田のカウンターがウォーを捉えるようになるが、ウォーも必死になってこれに耐えて反撃を試みる。が、最後までその拳は本田を捉えることはなく、本田の完封となった。判定で本田の勝ち。

54.5kg契約級4回戦
源甲斐 幸三  判定  貴田 哲也
 がっぷり四つの打ち合い。ストレートの源甲斐とアッパーの貴田。序盤、勢いがあった貴田だが、源甲斐のアッパーが決まりはじめてからはほぼ互角の打ち合いを展開する。試合はこのまま終了し、判定で源甲斐の勝ち。

スーパー・フェザー級6回戦
岩下 幸右  判定  佐藤 通也
 ミドルレンジでの攻防。激しい打ち合いは回を追う毎にエスカレートし、最終ラウンド終了間際には岩下の顔面を佐藤の拳が何度も跳ね上げた。判定で佐藤の勝ち。

フェザー級6回戦
小路 尚也  負傷判定  濱田 英一
 きれいなボクシングをする濱田に対して、小路は大きく振り回すフックでペースを乱しにかかる。くっついた状態で放つ小路の右ボディはなかなか強烈だ。両者これからというところで、小路に続いて濱田もまぶたをカットし、試合は終了。判定で小路の勝ち。

バンタム級6回戦
佐藤 武夫  4RTKO  堀江 純平
 ぐいぐい前に出る堀江。佐藤も応戦するが、やや下がり気味だ。この勢いを殺そうと佐藤は手数で応戦するが、堀江のパンチで佐藤のまぶたがパックリと割れ、試合続行不可能となった。堀江の負傷TKO勝ち。

バンタム級8回戦
李 光輝  負傷ドロー  武田 高廣
 鋭いパンチが交錯するこの試合。李の右が顔面にヒットすれば、武田の拳がボディにめり込む。打ちつ打たれつの試合。やや、李がペースを引き寄せているか?バッティングで武田がカットするものの、ボディブローで盛り返す武田。上へのラッシュで武田を突き放したい李と、もぐり込んでボディを叩きまくる武田。しかし、武田の出血が激しくなったため、試合は終了。試合前半のためドロー。

11月2日 「天狗舞 純米酒」を嗜みつつ
スーパー・フライ級8回戦
杉田 純一郎  1RTKO  サイファー・シットゴーポンガーンジム
 妙に縮こまった構えをとるサイファー相手に、初っぱなから攻勢をかける杉田。あっという間に3度のダウンを奪って、杉田のTKO勝ち。杉田が強かったと同時に、サイファーが弱すぎた。試合としてはイマイチか。

スーパー・バンタム級8回戦
杉田 祐次郎  判定  木村 龍太郎
 激しい打ち合いを展開する杉田と木村。回転力では杉田が上だが、要所でピンポイントブローを決めるのは木村。両者ともなかなか主導権が奪えない。このまま終わるかと思われた最終ラウンド、杉田の連打が、ついに木村のガードを打ち崩してダウンを奪う。立ち上がった木村を再び倒すことはできなかったが、判定で杉田の勝ち。

70.5kg契約級10回戦
クレイジー・キム  10RKO  ハビエル・ママニ
 豪腕を振るうキム。しかし、的確にガードの隙間に滑り込むママニのパンチも侮れない。両者一進一退のまま進んだこの試合。ドラマは最終ラウンド終了1秒前に待っていた。最後の一発を放ったキムの顎を、ママニのカウンターが見事に貫いた。前のめりに倒れ込むキム。必死に立ち上がろうとするが、すでに足はいうことを聞かず、カウントアウト。ママニのKO勝ち。あまりに不用意な一発だった。キムとしては最後の大振りのつもりだったのだろうが、ママニはそれを見逃さなかったのだ。まさに、劇的なKO勝ちだった。

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