2007年6月

 このページではテレビで放送されたボクシングの試合結果を、酒を嗜みながらふらふら書きつづっていこうと思います。評価にはかなりの偏りが生じる可能性がありますが、ま、そこはそれ、ご容赦ください。

6月29日 「天狗舞 純米酒」を嗜みつつ
ミドル級8回戦
サミュエル・ミラー  判定  ダーレル・ウッズ
 いきなり連打を叩き込むミラー。いなしたいウッズだが、ミラーの勢いにややとまどい気味だ。しかし、オープンブローが多いミラーの連打はウッズに決定的なダメージを与えるには至らない。そしてあっという間に失速したミラー。第2ラウンド終了間際には逆にウッズに攻め込まれ、右フックでダウンを喫する。そのまま押し切られてしまうかと思われたミラーだが、一発の力と、連打でウッズに最後の攻めを許さず、試合はシーソーゲームのまま試合終了。ダウンを奪ったウッズの判定勝ち。

IBF世界ライト級挑戦者決定戦
リッキー・キレス  判定  ネート・キャンベル
 いきなり炸裂するキャンベルの強打。しかし、キレスも負けてはいない。押されつつも連打を返して対抗する。しかし、キャンベルの上下打ち分けは見事だ。次第に失速していくキレス。終盤に入る頃には、すでに破れかぶれとも思える突進に打って出る。が、それすら通用せず、完全にキャンベルペースで試合は進んでゆく。最終ラウンドに達する頃にはキレスはふらふら。判定でキャンベルの勝ち。

6月28日 「天狗舞 純米酒」を嗜みつつ
日本スーパー・フライ級タイトルマッチ
河野 公平  負傷判定  三枝 健二
 先制攻撃を仕掛けたのは河野。三枝の緊張をついて初回から襲いかかる。応戦する三枝だが、握られたペースを奪い返すことはなかなか出来ず、接近戦でこつこつとダメージを刻まれてしまう。密着した状態からの河野のフック、アッパーがガードの外から回り込んで三枝を捉える。そして三枝の両まぶたが切れた。止められる前に勝負をかけたい三枝は、さらなる打ち合いに挑むが、確実に叩き込まれる河野の強打に傷はさらに開き、ついにドクターストップとなった。負傷判定で河野の勝ち。

60.5kg契約級8回戦
内山 高志  3RTKO  白承元
 初っぱなから強打を振るう内山。白も手を返すが、完全に呑まれてしまっている。しかし、のらりくらりと内山の強打をかわし、一発逆転を狙っているような白だったのだが、内山の右アッパーが鳩尾に決まってすべてが終わった。一発で悶絶する白。立ち上がることは出来ず、セコンドからタオルも投入されて内山のTKO勝ち。打たれ強いように見えた白だったが、それを完璧に凌駕した内山だった。

フェザー級8回戦
福原 力也  4RKO  サンアット・シットサイトーン
 正面からぐいぐい攻める福原に対して、状態を柔らかく使ってかわし、そして攻めるサンアット。その福原の右ストレートが、第2ラウンド終了間際にサンアットを捉えた。たちあがり、再び戦いを始めるサンアットだったが、ダメージは確実に溜まっていたのだろう。最後はなし崩しにマットに沈み、カウントアウト。福原のKO勝ち。

フライ級8回戦
金城 智哉  6RTKO  小池 洋介
 序盤から小池をロープ際に追いつめる金城。小池は手を返すが、金城のプレッシャーにどうしても押されてしまう。中盤までに、何度もコーナーでラッシュに曝される小池は、パンチに思い切りがない。後半にはいるとひたすら耐えてクリンチにするだけになってしまう小池。そして、見かねたレフェリーが試合をストップ。金城のTKO勝ち。小池は不服そうだったが、当然のストップだ。

53.0kg契約級6回戦
姫野 崇史  判定  ウォーラウット・ムアンシマ
 左のジャブでペースを引き寄せる姫野に対して、ウォーラットは姫野の打ち終わりに照準を合わせているようだ。これがなかなか堂々としている。姫野のパンチをきっちりさばいて、カウンターをあわせてくる。この狙いを外そうと、姫野はコンビネーションにボディを織り交ぜはじめる。このボディで徐々に体が丸くなりはじめたウォーラット。しかし、最後までウォーラットを打ち崩すことは出来ず、判定で姫野の勝ち。

スーパー・ライト級6回戦
井上 亮  判定  外園 隼人
 距離を詰めながら打ち合う井上と、距離を保ちながら打ち合う外園。井上が距離を詰めた瞬間、外園の左フックが井上を捉えた。タイミングのダウンだが、警戒心は十分植え付けたろう。しかし、井上の足は止まらず、ガードをしっかり固めて前に出てくる。接近戦でも、有効打は外園の方が多い。幾度も井上の頭が跳ね上げられるが、それでも井上は踏みとどまる。最終ラウンド、外園はショートパンチを容赦なく井上に叩き混み続けるが、井上は下がらない。そしてそのまま試合終了。判定で外園の勝ち。

スーパー・フェザー級10回戦
ウンベルト・ソト  7RKO  ボビー・パッキャオ
 初回、あっという間にダウンを奪われたパッキャオ。ソトのパンチがまともに当たったようには見えなかったが。ソトの執拗なボディ攻撃に自分のリズムを刻めないパッキャオ。しかし、兄貴譲りの思い切ったパンチが要所でソトの勢いを寸断する。後半に入り、ペースはソトが握っている。パッキャオの強打もなかなか当たらなくなってきた。そして第7ラウンド、右ストレートでぐらついたところへのソトのボディがパッキャオを悶絶させる。耐え続けてきたところへのとどめの一撃となった。テンカウント内に立つことは出来ず、ソトのKO勝ち。堅実な試合はこびだった。派手に勝つこともないんだろうけど、負けないな、と思わせる強いボクサーだ。

WBA世界ウェルター級タイトルマッチ
ミゲール・コット  11RTKO  ザブ・ジュダー
 相変わらず固く激しく攻めるコット。しかし、その隙間をジュダーの拳がすり抜ける。コットがいい攻めを見せているのだが、明らかにダメージを与えたのはジュダーの一発だ。コットはリズムに乗り、ポイントを支配していくのだが、ジュダーの一発には気を許せない。そして、その一発が試合の流れを呼び込みはじめた。度重なるジュダーの一撃に押しているはずのコットの防御が固くなってゆく。しかし、堅いガードからの攻撃はもともとコットの真骨頂。自分の攻撃は弾かれ、着実にダメージを与えられて、第9ラウンド、ジュダーがマットに膝をつく。立ち上がり、コットに立ち向かうジュダーだが、第11ラウンド、ついにコットのラッシュにつかまった。再びマットにはいつくばるジュダー。ファイティングポーズはとったものの、追い打ちをかけられたところでレフェリーが割って入った。コットのTKO勝ち。ジュダーのスピードを封じて、自分のボクシングで打ち倒してしまった。コット強し。

6月27日 「天狗舞 純米酒」を嗜みつつ
バンタム級8回戦
難波 拓人  判定  ジェロップ・メルカド
 ジャブを放って距離をとりたい難波。それをじりじりと追いかけるメルカド。難波はもう少しロープから離れたいところだ。自分の射程に入るとメルカドが強い。攻防において一歩上手をいくメルカドの、一瞬の隙を難波が突いた。右ストレートでメルカドからダウンを奪う。このダウンを取り戻そうとプレッシャーを強めるメルカド。再び難波から流れは離れていくが、まったく同じパターンでの右ストレートがヒットした。メルカドから2度目のダウンを奪う。しかし、ペースは変わらずメルカドが握っている。鋭いジャブと右ボディが難波を襲う。終盤、メルカドのきついパンチを食らいながらも首捻りでいなし、判定までプレッシャーを支え続けた難波。だが、劣勢は変わらず、判定でメルカドの勝ち。

57.5kg契約級8回戦
児島 芳生  判定  森川 弘幸
 ぐいぐいと距離を詰める児島を森川はジャブで突き放そうとするが、なかなか児島がしつこい。強烈なボディを交えながら前進するが、森川はすぐに足以上に手数を出し始める。児島の突進を、かわすのではなく迎え撃とうというのだ。これがなかなかいい感じになった。じりじり押されてはいるものの、児島の突進を食い止めている。後半、森川が再び足を使い始めはしたのだが、この打ち合いの流れの中では逃げ切ることは出来ず、試合は乱打戦に突入する。そして最終ラウンド、激しい打ち合いの中で試合終了のゴングが鳴って判定へ。児島の勝ち。

58.0kg契約級10回戦
武本 康樹  負傷判定  金井 晶聡
 破壊力抜群の金井に対して、臆することなく攻撃を仕掛ける武本。パンチの正確さで金井を圧倒する。防ぐことの出来ない武本のパンチに金井の拳に迷いが生じているようだ。いよいよ激しい打ち合いが始まった中盤、金井がバッティングで目の上カット。そして第6ラウンド、この傷が試合続行不能と判断されて試合が終わった。判定で武本の勝ち。

6月24日 「加賀鳶 純米酒」を嗜みつつ
スーパー・ライト級8回戦
アミール・カーン  3RTKO  ステフィー・ブル
 第1ラウンドからガンガン前に出るカーン。経験を生かして戦いたいブルだが、その余裕を与えてくれない。そして、序盤からカーンが追い、ブルが逃げる一方的な展開となってしまう。さすがにこれだけブルに逃げられると、なかなか捉えることの出来ないカーンだったが、第3ラウンド、ブルがコーナーにつまった一瞬を逃さずラッシュ。腰が落ちたところへリバーブローを叩き込んでブルをマットに這わせる。立ち上がるブルだったが、レフェリーが試合終了を宣言してカーンの勝ち。アマチュアのテクニックにプロの殺気が載ってきてる。今後が期待できるな。

ウェルター級10回戦
フリオ・セサール・チャベス・ジュニア  2RTKO  アンソニー・シュラー
 まずはお互い様子見。互いの隙を探りながらパンチを交換する。第2ラウンド、チャベスのスマッシュがきっかけを作る。シュラーのガードをすり抜けてヒットする左に耐えきれず、最初のダウン。かろうじて立ち上がるものの、再び同じパンチが炸裂してレフェリーストップ。チャペスのTKO勝ち。一瞬ボディだと思うんだろう。シュラーのガードは下を守っていた。オヤジのように、伝説になれるか?

ライト級4回戦
オマール・チャベス  1RTKO  オスカル・サンチェス
 チャベス兄弟の弟が登場。試合はあっという間に終わった。第1ラウンド、互いにパンチを交換し、さて、そろそろエンジンをかけるのかと思った矢先。チャペスの右ストレートがサンチェスの顎を打ち抜いた。糸の切れた人形のように崩れ落ちるサンチェス。レフェリーが両手を交差し、試合終了となった。チャベスの勝ち。次の世代は育っているなあ。

WBO世界ヘビー級タイトルマッチ
シャノン・ブリッグス  判定  スルタン・イブラギモフ
 慎重に立ち上がる両者。まずは凌ごうとするイブラギモフに対して、ブリッグスは一発をねじ込む隙を探す。序盤を様子見に費やしたイブラギモフ。中盤にはいると、前足に体重をシフトして拳に力を入れてくる。このイブラギモフの動きをなんとか捉えたいブリッグスだが、きれいにヒットアンドアウェイを展開されて、いいところがない。後半にはいるとイブラギモフは大きく踏み込みながらの左ストレートをブリッグスの顔面に当て始めた。終盤、このイブラギモフの左にブリッグスがカウンターを合わせはじめたため、再び試合は膠着状態に陥る。ポイントでは不利なブリッグスなのだが、イブラギモフをどうしても捉えることが出来ず、そのまま試合終了。判定でイブラギモフの勝ち。

6月23日 「加賀鳶 純米酒」を嗜みつつ
スーパー・ライト級4回戦
山口 洋  判定  遠藤 裕之
 探り合いで始まったこの試合。遠藤の左がよくヒットする。しかし、まず山口が遠藤の流血を誘う。回転力は山口の方が上なので、接近戦でのアッパーがたびたび遠藤の顎を跳ね上げるが、遠藤もミドルレンジでのストレート勝負では負けていない。互いにチャンスを掴んでは、切り返され、攻められるという派手なシーソーゲームは最終ラウンドまで続き、試合は判定へ。遠藤の勝ち。面白い接戦だった。

スーパー・バンタム級8回戦
土居 伸久  2RTKO  ススム浅沼
 落ち着いて浅沼の様子を見る土居。どういう展開を見せるかと思ったところでいきなり終末が訪れた。土居の右フックで完全に動きが止まった浅沼。不幸だったのは、ここでダウンしなかったこと。そのままラッシュに曝されてレフェリーストップ。土居のTKO勝ち。あの一瞬を逃さなかったところはお見事だ。

フェザー級10回戦
阿部 元一  判定  上野 則之
 潜り込もうとする阿部に対して、強いパンチでこれを阻む上野。阿部はこの強打をかいくぐりながらチャンスを狙う。しかし、なかなか阿部を押さえることは出来ない。上野のジャブをすり抜けた阿部が、拳を脇腹に抉り込む。中盤に入り、上野は打開を図って足を使い始めるが、これが功を奏して、突き放したところで上野のパンチが阿部を捉える。終盤、阿部の突進力が落ちてきたところへ、上野のストレートがクリーンヒットする。そして、最後まで緊張感を失わずに手を出し続けた両者。決着は判定に持ち込まれ、上野の勝ち。見応えある打ち合いだった。

6月21日 「加賀鳶 純米酒」を嗜みつつ
スーパー・ミドル級8回戦
ジェイソン・レフーリア  判定  マルティナス・クレイ
 スリリングなパンチが交錯する第1ラウンド。手数は同じくらいだが、レフーリアのパンチがクレイに届く。中盤にはいって、レフーリアのパンチが正確さを増してゆく。カウンターでクレイの動きが止まる。終盤に入って圧力を強めるレフーリアに、防戦一方となってしまうクレイ。手数もずいぶんと少なくなった。しかし、最後までクレイを打ち崩すことは出来ず、判定でレフーリアの勝ち。

フェザー級10回戦
クルス・カルバハル  ドロー  エリック・アイケン
 まず、猛攻を仕掛けたのはアイケン。カルバハルをロープに追い込んで連打を浴びせる。しかし、すぐにカルバハルの拳がアイケンのガードをすり抜けはじめた。逆にロープに追い込まれて顎を突き上げられるアイケン。この両者の打ち合いには拮抗という言葉がない。必ずどちらかが攻め立てているのだが、代わる代わるきっかけを掴むので、攻守がころころ入れ替わる面白い展開だ。流れができはじめたのは後半、カルバハルのボディブローが次第にアイケンの動きを鈍らせていく。カルバハルのジャブを防げなくなるアイケン。第9ラウンド、一瞬の反撃を見せるが一矢だけ報いて再びカルバハルのペースに戻る。最終ラウンドはアイケンも意地を見せ、互角の打ち合いを展開する。そして試合終了。判定はドロー。

ウェルター級10回戦
ザブ・ジュダー  無効試合  ルーベン・ガルバン
 初回からガルバンを呑み込んだ感じのジュダー。高速のジャブを叩き込み、ガルバンをガードで丸めさせる。決着も早いかと思われたところでガルバンのこめかみから激しく流血。これが試合続行不可能と判断され試合終了。無効試合となった。

OPBFスーパー・バンタム級タイトルマッチ
ウェート・サックムアングレーン  判定  玉越 強平
 小気味よくステップを刻む玉越を、じっくり追いつめようとするウェート。そのプレッシャーは回を追うごとに強まってゆく。リードブローをものともせず前進するウェートに、玉越は足を地につけて反撃できない。しかし、この圧力に玉越が慣れはじめた第5ラウンド、ウェートの踏み込み際に、玉越の右アッパーがカウンターで炸裂した。膝を折るウェート。このダウンをきっかけに流れを変えたかった玉越だが、ウェートは間もなく息を吹き返し、ふたたび玉越を追い込みはじめる。ウェートのボディ打ちも強烈だ。第10ラウンド、ついにウェートの強打が立て続けに玉越の顔面を襲った。右フック2発。なんとか凌ぐ玉越だがウェートのパンチをかわせない。そして最終ラウンド、変わらず攻めるウェートを真っ向から受け止め、そのまま試合終了。ウェートの勝ち。

OPBFクルーザー級タイトルマッチ
高橋 良輔  8RTKO  ドミニク・ベア
 まず攻撃を仕掛けたのはベア。重たいパンチが高橋を襲い、緊張感のある打ち合いが展開される。ベアの上体を柔らかく使ったパンチに、やや翻弄されている高橋。左を器用に使う上に右が速いベアが、中盤に入っても試合を支配する。アッパーをゴツンと突き上げたところへ、右を打ち下ろすあたり巧い。そして第8ラウンド、ベアの連打に晒されながら、ゆっくりとロープに沈んでいく高橋を見て、レフェリーが試合終了を宣言した。ベアのTKO勝ち。やはり、クルーザーの体は日本人には大きすぎるのかもしれない。ベアは、重たい拳を軽々振り回してたもんなあ。強い。

6月20日 「加賀鳶 純米酒」を嗜みつつ
スーパー・ウェルター級8回戦
エンリケ・グチェレス  判定  エドバン・バーロス
 激しい打ち合いとなった初回、連打でじりじりと押し込んでいるのはグチェレス。きわどいパンチがバーロスの急所をかすめていく。このグチェレスの高速連打に、バーロスは強打で反撃を挑む。強烈なボディで体を崩されたグチェレスのガードを、バーロスの拳が突き破った。展開を変えるダウンを奪ったバーロス。グチェレスはこのパワーをさばくことが出来ない。後半、疲れの見え始めた両者だが、一発のパワーでグチェレスが主導権を握る。そしてそのまま試合終了。判定でグチェレスの勝ち。

クルーザー級10回戦
ケルビン・デービス  3RTKO  ダーネル・ウィルソン
 デービスのジャブにじりじりと後退するウィルソン。第2ラウンド、バランスを崩したところへもらった左フックで不覚のダウンを喫するウィルソン。じっくり引きつけながら強打を叩き込むウィルソンだが、ペースはデービスが握る。しかし、その強打のうちの一発がデービスを捉えた。一気に失速するデービス。ウィルソンの連打は確実にデービスを捉え、必死に反撃の機をうかがうデービスを壊してゆく。マットに転がり、再び立ち上がろうとしたデービスだったが、すでにまっすぐ歩くことさえ叶わなかった。レフェリーストップでウィルソンのTKO勝ち。ウィルソンの爆発力は凄まじかった。一発の右フックから、勝利をたぐり寄せ、強引にもぎ取ってしまった。

スーパー・ウェルター級10回戦
バーノ・フィリップス  判定  エディ・サンチェス
 長身のサンチェスに対して、素早い踏み込みでパンチを当てるフィリップス。しかし、すぐに長身を活かしてアウトボックスするサンチェスに、フィリップスは苦戦しはじめる。サンチェスの踏み込み際にパンチを集めるフィリップスだが、そこで合い打ちをくらって止まってしまう。後半に入り、ふたたびサンチェスの懐を狙うフィリップスだが、展開は微妙。試合はそのまま終了し、判定で、フィリップスの勝ち。

51.0kg契約級8回戦
ウィド・パエス  判定  大久保 雅史
 鋭いパンチを放ちながら前進するパエス。大久保は距離をとって、パエスの打ち終わりを狙って連打を叩き込む作戦だ。大久保は必死にパエスのパンチをかわしながらパンチを放っているが、パエスは、そんな大久保のパンチをものともせずに前進してくる。強烈なプレッシャーだ。しかしながら、パエスも決定打を奪うことは出来ず、試合は最終ラウンドへ。大久保のボディブローがパエスの脇腹を抉る。そして最後は大久保が前に出続けて試合終了。判定で大久保の勝ち。

62.5kg契約級10回戦
嶋田 雄大  5RTKO  ラモナ・プルバ
 初回からプルバ相手にスピーディな攻めを見せる嶋田。序盤、プルバは嶋田の攻めにほぼ完封されてしまっている。細かく確実に削られてゆくプルバ。じっくり、プルバの様子を観察し、最後はボディへの右フックでプルバをマットに沈めた。嶋田のTKO勝ち。上へのパンチで意識を飛ばして、ボディでとどめを刺した。お見事。

6月14日 「東一 純米生酒」を嗜みつつ
スーパー・ライト級10回戦
畑 大輔  7R負傷判定  ポンペット・チューワッタナ
 畑のジャブに初っぱなからフックを合わせてくるポンペット。まず、距離を制したのは畑のジャブだ。強引に飛び込んでくるポンペットだが、拳が届かない。徐々に加速していく畑。ヒットアンドアウェイでポンペットを封じ込めるかと思われた第3ラウンド、再三放ってきたポンペットの左フックが畑の顎を打ち抜いた。まさかのダウン。しかし、ラッキーパンチじゃない。ポンペットのフックは踏み込みも速くパワーもある。ガードが下がった右を狙い打たれたのだ。畑はこのダウンで浮き足立つことなく、再びペースを取り戻していく。そして第5ラウンド、畑の突然の右ストレートがポンペットのガードをすり抜け炸裂した。ダウンを取り返す。一気にノックアウトまでもっていきたい畑だったが、バッティングでまぶたを切ってしまう。試合は続行されたものの、第7ラウンドにドクターストップとなる。判定で畑の勝ち。

ライト級8回戦
中森 宏  判定  金丸 清隆
 序盤から重いパンチの交換となったこの試合。互いの膝が揺れる。流れを掴んだのは中森。ボディワークで金丸を翻弄し、ポイントを稼いでゆく。際どい打ち合いとなったこの試合だったが、結局、両者マットに膝をつくことなく試合終了。判定で中森の勝ち。

ミドル級10回戦
アルセン・カチャトリアン  判定  鈴木 哲也
 状態をゆっくり降りながらプレッシャーをかけるカチャトリアン。鈴木も頭をつけて応戦するが、パンチのキレが違う。鈴木のガードをカチャトリアンのパンチが徐々に壊してゆく。足を使い始める鈴木だが、カチャトリアンの射程からは逃げられない。しかし、カチャトリアンも強引にとどめを刺しに来ることはなく、試合は最終ラウンドへ。鈴木が前に出て逆転を試みるが、最後まで拳はカチャトリアンに届かず、判定でカチャトリアンの勝ち。

バックナンバーへ


メインページ1[へ戻る