2007年10月

 このページではテレビで放送されたボクシングの試合結果を、酒を嗜みながらふらふら書きつづっていこうと思います。評価にはかなりの偏りが生じる可能性がありますが、ま、そこはそれ、ご容赦ください。

10月29日 「日置桜 青水緑山」を嗜みつつ
スーパー・バンタム級4回戦
石角 悠起  判定  辻 彬宏
 踏み込む辻とあしらう石角。技術的には互角か、踏み込んだところへ石角のカウンターがヒットしたかと思えば、石角のジャブに辻のオーバーハンドライトが捉えたりもする。互いにリズムがつかめない。パンチは次第に鈍くなるも、最後まで拳を出し続けた両者。試合終了のゴングが鳴り、判定で辻の勝ち。

スーパー・ライト級4回戦
楯野 祥之  1RTKO  村上 了介
 いきなり強打を振るいながら襲いかかった楯野。村上はガードを固めてこれを凌ぎながら、じりじりと前に出て距離を潰しにかかる。さて、どんな戦いを見せてくれるのか・・・って、おい、タオル投入かよ。楯野が強かったはわかるけど、あまりに早すぎるんじゃないか?村上、何をしに出てきたのかわからない。楯野のTKO勝ち。

バンタム級10回戦
橋詰 知明  判定  竹本 裕規
 左右上下いろいろな角度から飛んでくる橋詰のパンチ。これに対して、ガードを固めて懐に潜り込み、ボディと大きなフックを中心にプレッシャーをかけるのが竹本の戦法だ。橋詰のパンチは竹本の出入り鼻を挫くが、竹本は怯まない。とにかくしつこく前に出る。中盤まで、クリーンヒットでは圧倒している橋詰をなんとか捉えたい竹本。しかし、橋詰は、サイドステップで竹本の突進力を逸らし、的確にパンチを叩き込む。第9ラウンド、あの手この手を駆使する竹本に、橋詰の強烈なボディが突き刺さる。ここへきて圧力を強めるが、最後の一歩で竹本の一矢が突き刺さる。最終ラウンド、次々と橋詰のパンチが竹本にヒットするが、竹本の心は折れなかった。最後の最後まで打ち合いに応じて試合終了。橋詰の勝ち。

51.8kg契約級8回戦
宮崎 亮  判定  橋本 泰治
 開始直後からスリリングな打ち合いを展開する宮崎と橋本。積極的にペースを掴みにかかる。主戦場はクロスレンジ。両者一歩も引かない。そのままひたすら打ち合いが続く。クリーンヒットをくらっても、次の瞬間には立ち直って手を返す。お互いそんな戦いを繰り返すうちに試合は進み、あっという間に判定へ。宮崎の勝ち。

10月27日 「日置桜 青水緑山」を嗜みつつ
WBC暫定世界ヘビー級タイトルマッチ
サミュエル・ピーター  判定  ジャミール・マクライン
 じりじりと詰め寄るピーターを長いジャブで食い止めようとするマクライン。弾幕をくぐり抜けたピーターのパンチがマクラインをかすめる。まずはリズムを掴んだと思われたピーターの一瞬の隙に、マクラインのアッパーが炸裂した。ピーターがダウン。続く第3ラウンド、アッパーからの連打であっという間にダウンを奪ったマクライン。なんとか立ち上がるピーターだが、すでに足下はふらふらだ。連打で再びダウンを奪われたピーターだが、マクラインも打ち疲れから攻めきることができず、試合は第4ラウンドへ。このまま押し切るかと思いきや、ここでマクラインが失速する。ダウンのダメージをじっくり抜き、逆転に向けてピーターが動き始めた。じわじわと盛りかえし、終盤にはいると、懐にもぐり込んでのボディ連打でマクラインを攻め立てる。この猛攻をなんとか手数で凌ぐマクラインだが、ピーター有利の流れは最後まで続き、そのまま判定へ突入。3度のダウンを跳ね返してピーターの勝ち。

WBO世界ヘビー級タイトルマッチ
スルタン・イブラギモフ  判定  イベンダー・ホリフィールド
 鋭いパンチを放つホリフィールド。これに対して、ステップワークを駆使してイブラギモフが隙を狙う。クロスレンジでの拳の交換はスリル満点だ。中盤に入り、両者の拳が時折相手を捉えるが、ほとんど紙一重でかわされてしまう。終盤に入り、互いのスタイルがはっきり分かれてきた。まっすぐに攻め立てるホリフィールドとヒットアンドアウェイで揺さぶりをかけるイブラギモフ。結局、最後まで決定的なチャンスは訪れず、判定でイブラギモフの勝ち。

10月24日 「奥の松 純米生酒」を嗜みつつ
スーパー・フェザー級4回戦
ウイリー・ビラヌエバ  判定  ラミロ・トーレス
 ぐいぐい前に出るトーレスをビラヌエバがサイドステップでかわす。先にクリーンヒットを奪ったのはビラヌエバのカウンターだった。トーレスの前進が止まった。第2ラウンドにはいると、逆にビラヌエバがトーレスを追いつめるシーンも見られたが、要所でトーレスの綺麗なカウンターが決まるため、ビラヌエバはなかなかリズムに乗れない。しかし、打ち合いは両者とも怯むことなく、なんとも攻撃重視のままもつれ込んだ最終ラウンド、最後の最後でトーレスの頭を弾き飛ばしたビラヌエバだったが、試合は判定へ。ビラヌエバの勝ち。

スーパー・ライト級10回戦
ラモント・ピーターソン  8RTKO  ジョン・ブラウン
 身長差のある両者の戦い。懐に飛び込んでボディを叩きたいブラウンに対して、ピーターソンはサイドに回り込んでボディを攻める。このピーターソンのボディが早々に効果を発揮し始める。踏み込みの鈍くなったブラウンを追いつめて、ボディとアッパーを軸に攻め立てる。アッパーが連打でくるので、よけいブラウンは距離を詰めにくくなっている。中盤には、徐々に後退を始めたブラウンを、ピーターソンは的確なパンチで追いつめていく。そして第8ラウンド開始直後、ピーターソンの右フックをきっかけにラッシュに曝されたブラウン。レフェリーが割って入って試合終了となった。ピーターソンのTKO勝ち。身長差を活かすわけでなく、確実にブラウンを仕留めたピーターソン。巧い。

WBO北米ライト級タイトルマッチ
アンソニー・ピーターソン  9RTKO  ルイス・エルネスト・ホセ
 クロスレンジの戦いに持ち込みたいホセ。序盤、ピーターソンはジャブを放ちながら冷静にこれを見ている。徐々に攻撃のギアを上げていくピーターソンは、中盤にはホセを完全に支配下に置く。上下お構いなしにピーターソンのパンチがホセを捉えるが、ホセがくじけない。ふらつきながらも踏みとどまってパンチを返してくる。しかし終盤、いよいよ足下がおぼつかなくなってきたホセの顔面をピーターソンの右ストレートが打ち抜いた。ここでセコンドが試合終了をアピール。ピーターソンのTKO勝ち。ホセの粘りは大したものだったが、あれだけ一方的に攻め立てられてはしょうがない。ピーターソンが強かった。

10月22日 「奥の松 純米生酒」を嗜みつつ
USBA全米スーパー・ミドル級王座決定戦
リブラド・アンドラーデ  7RTKO  ユーセフ・マック
 いきなり大きな左フックを食らってダウンしたアンドラーデ。アンドラーデが再起に望んだ戦いで、機先を制したのはマックだった。ここから再びエンジンをかけ直すアンドラーデ。固く速いコンビネーションでマックのディフェンスを崩しにかかるが、マックのキレのある攻撃に手を焼いている。細かい連打で圧倒するアンドラーデだが、マックのビッグパンチで雰囲気が一変する。体重を乗せたマックのパンチが、アンドラーデの勢いを寸断している。しかし、この打ち合いの中でアンドラーデのパワーが徐々にマックを削っていった。第7ラウンド、一気にダメージが噴出したマックは、アンドラーデの連打に3度マットに膝をつき、勝負は決した。アンドラーデのTKO勝ち。強打に負けず、粘りに粘ってマックを陥落させたアンドラーデ。強かった。

WBCインターナショナルスーパー・フェザー級タイトルマッチ
マニー・パッキャオ  判定  マルコ・アントニオ・バレラ
 最短距離で拳を飛ばしてくるバレラと、あらゆる軌道をとって襲ってくるパッキャオの拳。序盤戦、激しい戦いながらも、両者ともペースを握ることはできない。緊迫した打ち合いが続くが、プレッシャーをかけているのはバレラだ。パッキャオの勢いが加速することを許さない。それでも必死に突破口を探るパッキャオだが、バレラが優位かというとそういうわけでもない。ポイントは微妙。そこへ持ってきて、終盤に来て減点されたバレラ。だが、これとは関係なくポイント差は十分ついており、判定でパッキャオの勝ち。これがバレラのラストファイトか。最高の相手と最高の試合をしたかな。

56.0kg契約級10回戦
木村 章司  ドロー  三浦 数馬
 ガードを固めてしっかりと構える木村に対して、ゆったりとしたガードから変則的なパンチを放つ三浦。まずクリーンヒットを当てたのは木村。一発の右フックでペースを引き寄せる。そして第3ラウンド、木村の左フックが三浦を捉えてダウンを奪う。これを起点にしっかり攻めていきたい木村だが、三浦の粘りがこれを妨げる。後半に入っても衰えないジャブで、木村を釘付けにして起死回生の一発を狙う。最終ラウンド、激しい打ち合いを展開するが、互いに互いを凌駕することはできず、判定はドロー。

10月17日 「忠正 大吟醸」を嗜みつつ
バンタム級6回戦
山口 憲一  判定  大北 正人
 ミドルレンジで拳を交換する山口と大北。攻め込む大北に対して、山口のカウンターが幾度となく炸裂する。しかし、終盤に入っても互いに主導権を握ることができない。最終ラウンド、じりじりと前に出る大北に対して、カウンターでフックを浴びせる山口だが、決定打になっていない。最後は両者リング中央で打ち合いを展開し、そのまま判定へ。山口の勝ち。

ライト級6回戦
島村 国伸  判定  半田 海門
 トリッキーなスタイルで半田を挑発する島村。島村はジャブを突きながらまっとうに攻め込むが、そこを島村のフックがカウンターで襲う。島村はハメドにあこがれてるのかぁ。浜田さんには怒られそうだ。その島村のガードが下がったところへ、半田の右ストレートがクリーンヒット。半田がダウンを奪う。しかし、ここからペースを上げたのは島村。カウンターをきっかけに半田をロープに追いつめてゆく。そしてそのまま試合終了。島村の判定勝ち。

ミニマム級8回戦
辻 昌建  ドロー  小川 利樹
 低い姿勢でにじり寄る小川を、高速の連打で迎え撃つ辻。両者切れのある攻撃を仕掛けるが、終盤にさしかかっても主導権を握ることができない。スピードでは負けている小川だが、懐で放つボディは強烈だ。激しい乱打戦の中、小川の右まぶたが裂けた。これを機に打ち合いはさらに激しさを増すが、決定打は奪えず判定へ。結果はドロー。

58.0kg契約級8回戦
梅津 宏治  判定  秋葉 慶介
 思い切りのいいパンチを振るってくる秋葉。梅津は打ち終わりを狙って秋葉の勢いを寸断する。手数は出るものの、互いに芯を捉えることができないまま、後半戦に突入する。強打を活かして前に出たい秋葉なのだが、梅津の前進に抗することができない。梅津としては、秋葉の勢いに呑まれないよう、なにがなんでも後退しないようにしているのだろう。後退させたい秋葉と、堪え忍ぶ梅津の攻防は試合終了のゴングまで続き、判定で秋葉の勝ち。

48.0kg契約級10回戦
三澤 照夫  2RTKO  ペット・サックルンルアン
 頭を振って懐に潜り込む三澤。初っぱなからペットのボディに拳がめり込む。このボディがキレている。あっという間に上体が丸くなるペットに、容赦なく三澤のパンチが降り注ぐ。第2ラウンド、さっそくペットのガードが崩壊した。コンパクトなパンチを上下に打ち分けて最初のダウン。2度目のダウンは、連打を一瞬止めて叩き込んだ。3度目は出会い頭の一発。三澤のTKO勝ち。ペットが強かったかどうかわからないまま終わった。三澤の出来がよすぎたかな。

フェザー級4回戦
長濱 慎吾  判定  ズリ・カンナン
 頭をつけて打ち合う両者。お互い得意な距離は同じだが、手数では長濱が有利か。コンパクトな連打を放つ長濱に対して、カンナンはやや大きなフックで応戦する。互いにパンチをもらうが、折れることなくパンチを返し、そのまま試合終了。判定でカンナンの勝ち。

OPBFスーパー・フライ級王座決定戦
河野 公平  判定  エデン・ソンソナ
 お互い伸びのある強打を放つ序盤。河野がサウスポーの距離感にとまどう隙を突いて、いきなりの左ストレートと、引っかける右フックで戦いを組み立てるソンソナ。加えて、ソンソナのアッパーが徐々にコンビネーションに織り込まれ始める。クロスレンジでの打ち合いで、優位に立っているのは僅差でソンソナか?鋭く重いボディが河野の両脇腹を抉る。しかし中盤にはいると、ソンソナが後退しはじめる。河野の細かい攻めをいやがっているようだ。折り返し点を過ぎる頃にはペースをほぼ手中にした河野。このまま追いつめていきたかった河野だが、ソンソナが足を使い始めた終盤、リズムに乗ってきたのはソンソナ。河野の突進をステップワークでかわして、ポイントを稼ぎに来る。ソンソナをロープに詰めたい河野だが、なかなか捉えきれずに最終ラウンドを迎えた。展開は変わらず、そのまま判定へ。河野の勝ち。

10月14日 「忠正 大吟醸」を嗜みつつ
IBF世界ミドル級タイトルマッチ
アルツール・アブラハム  11RTKO  コーレン・ゲボル
 ガードを固めてにじり寄るゲボルをジャブで釘付けにしたいアブラハム。懐に潜ればゲボルの連打が光るが、一瞬でもアブラハムの距離で止まると長距離砲が飛んでくる。油断のできない序盤戦となっている。中盤に入って、ゲボルがさらに加速していく。ミドルレンジで仕留めたいアブラハムだが、パンチを当ててもゲボルが止まらない。時折、効いた表情を見せるゲボルだが、まだまだ元気いっぱいに見える。しかし、無尽蔵に思えるゲボルのスタミナが、確実に削られていた。終盤にはいるとアブラハムのパンチに蹈鞴を踏むことが多くなる。あと一歩で陥落しそうなゲボルなのだが、アブラハムのスタミナも底を尽きかけている。そして第11ラウンド、アブラハムの左フックがゲボルの顎をカウンターで打ち抜いた。座り込むようにマットに沈むゲボル。レフェリーが即座に試合をストップし、アブラハムのTKO勝ち。両者にとって苦しい試合だったが、最後は劇的な一撃で試合を決めた。面白い試合だった。

10月11日 「忠正 大吟醸」を嗜みつつ
WBC世界フライ級タイトルマッチ
内藤 大助  判定  亀田 大毅
 「初めて」強い相手とまともに戦うと思われる亀田。内藤相手にこれまでのような楽なボクシングができるか、お手並み拝見だ。ぐいぐいと前に出る亀田をまずはあしらう内藤。亀田は懐に入るまでガードをとかない戦法だ。距離をとろうとしていた内藤だが、亀田の圧力に、次第に打ち合いに巻き込まれていく。亀田の距離だが、内藤が距離を微妙に調整して、クリーンヒットをもらわない。そして中盤、徐々に距離が離れ始める。しかし、パワーで勝る亀田はかまわずに距離を詰めてくる。パンチのキレも亀田の方が上だ。距離を支配する内藤とのせめぎ合いが続くが、こうなると、亀田は前に出ているだけになる。ポイントは内藤だ。最終ラウンド、ぶち切れた亀田が試合をレスリングにかえる。判定で内藤の勝ち。まあ、予想以上に手強かった亀田を、内藤がなんとか退けた。内藤を苦しめた亀田を少しは見直したんだが、最後に評価は地に落ちた。プロなら、最後まで試合を投げるな。こいつ、リングに上がる資格ない。

ウェルター級8回戦
ジョジョ・ダン  判定  リカルド・カノ
 試合開始と同時にまっすぐ突っ込んだカノ。これを機にダンもミドルレンジで応戦する。体全体を使ったカノの左ストレートは伸びがある。中盤に入ると、打ち合いを制し始めたのはダン。カノのパンチをしっかり見切って、的確にパンチを叩き込む。終盤に入り、ロープに追いつめられるカノ。手は返すのだが、ダンを捉えることができない。そしてダンの右フックでカノがマットに倒れた。最終ラウンド、起死回生の一発を狙って攻勢に出るカノ。最後はダンもこれに応じて打ち合いながら試合終了。判定でダンの勝ち。

クルーザー級8回戦
ショーン・ジョージ  判定  リチャード・ホール
 突進してくるジョージに、アップライトスタイルで応戦するホール。第2ラウンド、ホールのカウンターで動きが止まったジョージだったが、後続打にフックを合い打ちさせて勢いを戻す。中盤にはいると、ジョージが急に失速する。後退しながらホールのパンチに曝されるが、これはどうやら休んでいたようで、終盤、再び猛攻に転じてホールを追いつめる。が、再び失速し、ジョージがホールをあしらいながら試合は終了。判定でジョージの勝ち。

ライト級10回戦
ザヒール・ラヒーム  判定  クリストバル・クルス
 鋭いジャブで切り込むラヒーム。なんとか自分の距離にしたいクルスだが、体格差もあって、なかなか距離を縮められない。中盤、体が温まってきたクルスが、さらにがむしゃらに前に出始める。なだれ込むように懐に入り、風車のように拳を振る舞わす。さすがのラヒームも突き放すことができない。終盤、一発狙いに切り替えたラヒームに向かって、クルスは相変わらず突進を繰り返す。ラヒームのカウンターはガードに阻まれて届かない。試合はそのまま判定へもつれ込み。クリーンヒットが多かったラヒームの勝ち。

10月8日 「獺祭 純米吟醸50」を嗜みつつ
ミニマム級4回戦
山崎 優幸  1RTKO  辻田 光義
 初回の打ち合いの中、いきなりダウンを奪った山崎。やや押していた辻田だったが、いきなり劣勢に立たされた。なんとか立て直したい辻田だったが、山崎に右ストレートが顔面を捉えて2度目のダウンを喫してしまう。山崎のTKO勝ち。思い切りのいい右は魅力的だ。

ライト級4回戦
山口 洋  1RTKO  十倉 真一
 いきなり強打を放つ十倉。ジャブで牽制する山口に、十倉のオーバーハンドライトがカウンターで炸裂した。立ち上がるものの、すでに意識がもうろうとしている山口に、レフェリーが試合終了を宣告。十倉のTKO勝ち。

56kg契約級8回戦
杉田 祐次郎  判定  高野 旭
 ミドルレンジで左右のストレートを交換し合う両者。ペースは杉田だが、いいボディを織り交ぜてくるのは高野の方だ。中盤にはいると、杉田がじわじわ前に出始める。序盤とは逆にボディを叩き込むのは杉田の方だ。しかし、高野は前進しながら細かいパンチを振るってくる。最後まで杉田有利の打ち合いは変わらず、杉田の勝ち。

10月6日 「天狗舞 純米原酒」を嗜みつつ
フェザー級6回戦
柏原 広  2RKO  東上 剛
 鋭いジャブを軸に柏原の顔面をヒットする東上。柏原も応戦するが、東上のパンチがなかなか見えない。そして第2ラウンド、東上のワンツーが柏原の顎を打ち抜いた。ゆっくりと尻もちをつく柏原。意識が飛んだか、なかなか立ち上がることができずカウントアウト。東上のKO勝ち。綺麗なKOだった。

ライト級6回戦
佐々木 悟  6RTKO  柴山 卓勇
 前のめりに突っ込んでいく佐々木。この突進をバックステップしながらさばく柴山。互いの距離の奪い合いが続く。柴山をロープに追い込んで、ラッシュで仕留めたい佐々木だが、今一歩のところで佐々木のカウンターを食らって勢いを寸断される。第2ラウンド、右フックで腰が砕けた佐々木に柴山が襲いかかり、再び右ストレートを叩き込んで佐々木を薙ぎ倒す。このダウンでリング外に転落してしまう佐々木だが、すぐに自力でリングに復帰する。このまま押し切りたかった柴山だが、第3ラウンドは佐々木が柴山をロープに釘付けにする。柴山のパンチも佐々木の膝を揺らすが、佐々木が強引に押し切ってしまった。しかし、後半にはいると柴山の細かいパンチが佐々木を蝕み始め、距離を見切ってのパンチが佐々木の顔面を再三弾く。最終ラウンド、ダメージに耐えて前に出続ける佐々木だったが、柴山の連打をカウンターでひっと。前のめりに崩れたところでレフェリーが試合をストップした。柴山のTKO勝ち。佐々木のしつこい突進を、当てカンで捌き切ってしまった。巧かった。

スーパー・ライト級10回戦
伊藤 博文  5RTKO  古川 和広
 ホストあがり云々より、デラホーヤ似の伊藤。ガードを固めて頭を振る古川に対して、細かくパンチを当ててまずは距離を測っているようだ。第2ラウンド、さっそく距離を掴んだ伊藤の右ストレートが古川のこめかみを捉えた。ばったりとマットに倒れた古川。立ち上がり、体を密着させての連打で伊藤の猛攻を凌ぐ古川だが、伊藤のジャブに行く手を阻まれて、なかなか懐に踏み込めない。そしてこのワンツー攻勢が確実に古川を追い込んでゆく。一方的に叩き込まれる伊藤のパンチ。踏みとどまるだけで反撃できない古川を見て、レフェリーが割って入った。伊藤のTKO勝ち。ボクサーファイターの見本のような試合。理想的なヘッドハンターだな。このまま上に通じるか見てみたい。

10月1日 「天狗舞 純米原酒」を嗜みつつ
スーパー・フェザー級5回戦
木原 和正  判定  平尾 彰敏
 出だしから距離を支配したのは木原。平尾のパンチを射程外に置きながら、的確にクリーンヒットさせている。ぐいぐいと前に出続ける平尾だが、なかなか木原を捉えることができない。終盤、ようやく両者の距離が縮まり、平尾のパンチが木原の顔面に届き始めるが、最後まで捉えることはできず試合終了。判定で木原の勝ち。

ライト級5回戦
竹中 聡  判定  渡場 大輔
 鋭いパンチを交換する竹中と渡場。次第に距離を縮め、乱打戦にもつれ込んでゆく両者。後半戦に入っても決定的な差はついていない。最後の最後まで激しい打ち合いとなったこの試合は判定に持ち込まれ、渡場の勝ち。

スーパー・ライト級4回戦
石橋 正和  1RTKO  張飛
 身長差を活かしてリズムを掴んだ張飛。踏み込んでくる石橋にカウンターを浴びせる。そして第1ラウンド、張飛の右フックが石橋の顔面を打ち抜いて最初のダウンを奪う。これで第2ラウンドに持ち越しかと思われた瞬間、石橋に向けてダッシュした張飛の右が、再び石橋を捉えてゴングと同時に2度目のダウンを奪いTKO勝ち。きれいなボクシングをする。

ウェルター級4回戦
大原 里史  3RTKO  水本 昌寛
 ミドルレンジでの打ち合いで確実にダメージを与えていく水本。上下の打ち分けが大原の肝臓を抉る。このボディが早々に効果を現してくる。ボディに気をとられた大原の顔面に水本にパンチがヒットする。トリッキーな動きでなんとか挽回を図る大原だったが、最後はロープに詰められて水本のラッシュに曝された。ここでセコンドからタオルが投入されて試合終了。水本のTKO勝ち。的確に痛めつけて、確実に勝ったな。

ミドル級4回戦
岩尾 剛  判定  宮地 慶一
 じわじわ攻め寄る岩尾が宮地のガードを崩してゆく。必死に動いて攪乱する宮地だが、なかなか突き放せない。宮地のパンチは、岩尾のヘッドスリップでかわされて、あっという間にクロスレンジでの戦いに持ち込まれてしまう。岩尾の土俵だ。最終ラウンド終盤間際、岩尾のパンチに吹き飛ばされながらも堪え忍んだ宮地。しかし、反撃する隙は与えてもらえず、そのまま試合終了。岩尾の勝ち。

フライ級10回戦
ウェンデル・ハニオラ  判定  久高 寛之
 前後に出入りしながら距離を調整する久高。ハニオラはお構いなしに打ち込んでくるが、クリーンヒットは久高の方が多い。だが、この程度では怯まないハニオラは、しつこく前進を続け、久高に攻撃を加え続ける。試合は両者決定打を欠いたまま終了し、判定でハニオラの勝ち。

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