2008年5月

 このページではテレビで放送されたボクシングの試合結果を、酒を嗜みながらふらふら書きつづっていこうと思います。評価にはかなりの偏りが生じる可能性がありますが、ま、そこはそれ、ご容赦ください。

5月26日 「桃川 純米酒」を嗜みつつ
ライト・フライ級4回戦
松本 直樹  4RTKO  本田 衛
 真正面からの打ち合いでカウンター気味にパンチをヒットさせる本田。これにぐらつきながらも、一発をきっかけに連打で攻め込む松本。最終ラウンドまで一進一退の攻防となったが、試合終了間際、本田のカウンターが松本の動きを止めた。ここを逃さず本田が畳み込んで、レフェリーストップ。本田のTKO勝ち。デビュー戦同士と思えない試合。二人とも、期待できるかも。

ミニマム級4回戦
高梨 竜平  2RTKO  山口 鋭二
 ぐいぐい前に出る山口を、ジャブで釘付けにする高梨。山口の出鼻におもしろいように高梨のパンチがヒットする。第2ラウンド、山口テンプルをかすめた高梨の左フックが勝負を決めた。蹈鞴を踏む山口に襲いかかる高梨。レフェリーが割って入って試合終了。高梨のTKO勝ち。距離が違った。高梨の圧勝。

スーパー・フライ級4回戦
森川 真一郎  1RTKO  松吉 成祐
 いきなり始まった激しい左右の打ち合い。森川の左フックが松吉の顎をきれいに打ち抜いた。時間の止まった松吉にトドメの右フックが突き刺さり、松吉はマットに吹き飛ばされる。レフェリーが即座に試合をストップし、森川のTKO勝ち。あっという間ではあったが、きっちりトドメを刺すあたりはプロだね。

フェザー級4回戦
石角 悠起  判定  北田 竜統
 序盤、距離をとって試合をコントロールした石角だったが、次第に北田の接近戦に巻き込まれていった。後半は距離を開けることもままならず、試合は北田ペースで進み、判定で北田の勝ち。

スーパー・フェザー級4回戦
南 勝太  1RTKO  末弘 謙児
 試合開始直後、南の猛攻に為す術がない末弘。なにもさせないまま連打に巻き込み、そのまま押し切ってしまった。南のTKO勝ち。

フェザー級6回戦
脇本 雅行  2RTKO  真木 大作
 鋭いパンチを交錯させる脇本と真木。どちらのパンチが先に当たるかの勝負になったが、その一発で試合は決まった。真木の右ストレートが攻め込んできた脇本の顔面を打ち抜き、ダウンを奪う。必死に立ち上がろうとする脇本だが、レフェリーは試合終了と判断。真木のTKO勝ち。きれいなカウンターだった。

5月25日 「桃川 純米酒」を嗜みつつ
バンタム級4回戦
帝里 木下  判定  兼本 誠大
 前に出る兼本だが、そこへ帝里の細かいパンチがヒットする。接近戦だが、サウスポーの利を巧く使っているようだ。兼本は致命打こそ避けるが、ペースを奪い取るには至らず、判定で帝里の勝ち。

ライト・フライ級4回戦
中村 竜大  ドロー  小金丸 憲友
 アウトボックスする中村を追いかける小金丸。両者とも鋭いパンチは放つのだがかみ合わず、時間だけが過ぎていった。判定はドロー。

ウェルター級4回戦
中司 裕貴  2RTKO  川口 将也
 第1ラウンド、強引な攻めで中司からダウンを奪った川口。しかし、第2ラウンドには中司がカウンターで川口を追いつめてゆく。ここで負けずに打ち返した川口の一発が中司の勢いを寸断した。ずるずるとロープ際に後退し、川口の右ストレートをもろに食らったところでレフェリーが割って入った。川口のTKO勝ち。一進一退のおもしろい試合だった。

ミドル級4回戦
下野 喜道  3R負傷判定  小倉 雅弘
 豪快な打ち合いを展開する下野と小倉だったが、小倉が足を負傷。3ラウンドで試合は終わった。下野の負傷判定勝ち。

バンタム級10回戦
川端 賢樹  6RTKO  橋口 竣
 勢いで攻め立てた橋口だったが、ベテランの川端にとって、これを攻略するのは難しくなかったようだ。次第に距離は川端のものとなり、橋口のダメージが目に見えてましてゆく。そして第6ラウンド、川場がの右アッパーが橋口のこめかみをかすめてダウンを奪う。立ち上がった橋口だったが、川端のラッシュに耐えきることは出来ず、フラフラと後退したところでタオルが投入されて試合が終わった。川端のTKO勝ち。橋口の勢いがどこまで通じるかと思ったが、やはり川端が一蹴してしまった。

5月22日 「梅錦 純米酒」を嗜みつつ
IBF世界スーパー・ミドル級タイトルマッチ
ルシアン・ビュテ  10RTKO  ウィリアム・ジョッピー
 圧倒的なリーチ差を活かして戦うビュテ。ペースを変えようともがくジョッピーだが、距離を支配されては何も出来ない。ガードの隙間に細かくパンチを叩き込まれ、確実にダメージを追っていく。そして第10ラウンド、一気に勝負に出たビュテにジョッピーは後退するしかなかった。最後、左ストレートをねじ込まれてマットに膝をつき、3度目のダウン。レフェリーが試合終了を宣言してビュテのTKO勝ち。堅い技術を持っている上に、パンチもある。強い。

ライト・ヘビー級12回戦
バーナード・ホプキンス  判定  ジョー・カルザゲ
 突っかかったカルザゲから最初の右でダウンを奪ったホプキンス。まずは先手をとった。だが、連打で押してくるカルザゲに、次第にクリンチが多くなったホプキンスは、徐々にポイントを失ってゆく。最終ラウンド、両者パンチを繰り出すが、決定打とはならず試合終了。判定でカルザゲの勝ち。

5月20日 「梅錦 純米酒」を嗜みつつ
日本スーパー・ライト級タイトルマッチ
木村 登勇  5RTKO  山本 大五郎
 いきなり強打を叩きつけに行った山本。しかし、木村の槍のような左右ストレートにあっという間に距離感を奪われ、木村が主導権を握る。必死にあらがう山本だったが、木村の掌から逃れることは出来ず、おもしろいようにパンチを浴びてしまう。第5ラウンド、右ジャブで山本の頭が弾かれたのをきっかけに木村が一気にロープまで追いつめた。すでに踏ん張ることの出来ない山本を見て、レフェリーが割って入って試合終了。木村のTKO勝ち。12度目の防衛。強すぎる。

スーパー・ライト級10回戦
伊藤 博文  判定  塩谷 智行
 中間距離から上下を打ち分ける伊藤。しかし、いったん距離が縮まると塩谷の細かい連打が伊藤のガードをすり抜けてヒットする。これがしつこい。序盤、なんとか突き放そうとする伊藤だったが、徐々に至近距離での打ち合いに巻き込まれ、本来の戦いを見失ってゆく。後半、ひたすら前に出て連打を放つ塩谷に、なんとか食らいつく伊藤だったが、主導権を取り戻すことは出来ないまま試合終了。判定で塩谷の勝ち。

ライト・フライ級8回戦
瀬川 正義  2RKO  モンコンテット・パタウィンコンジム
 スピーディな打ち合いの中、第1ラウンドにモンコンテットが瀬川からダウンを奪う。瀬川はこれに慌てることなく体制を立て直し、第2ラウンドにダウンを奪い返す。反撃に出てきたモンコンテットだったが、すでに体のキレはなく、瀬川の右フックをカウンターで食らってマットに沈んだ。瀬川のKO勝ち。

スーパー・バンタム級6回戦
渡邉 卓也  判定  ビッグエム・オーブーンチャイ
 深い懐を活かしてビッグエムを突き放す渡邉。連打に織り込んだボディがビッグエムのボディに突き刺さり、次第に動きを鈍らせる。後半、渡邉のヒットアンドアウェイにはまったくついてくることは出来なくなり、一方的な展開となるが、渡邉もとどめの一撃は打ち込めなかった。判定で渡邉の勝ち。

スーパー・バンタム級6回戦
佐藤 祐太  判定  斉藤 修司
 ミドルレンジで足を止めて打ち合う両者。斉藤のパンチをかいくぐって佐藤がボディを突き刺せば、その隙に斉藤のフックが佐藤の顔面を捉える。打ち合いは最初から最後まで途切れることなく続き、そのまま試合終了。判定で佐藤の勝ち。

68.4kg契約級4回戦
渡辺 重明  ドロー  村田 有司
 デビュー戦らしからぬボディワークを見せる渡辺。4戦のキャリアを活かして追いつめたい村田だが、アマチュアキャリアに阻まれてしまう。終盤、ややスタミナの切れた渡辺を攻め込みたい村田だったが、最後まで決定的なチャンスは訪れず、判定はドロー。

ミニマム級4回戦
濱口 直哉  3R負傷判定  富永 靖浩
 頭から突っ込んで左右を振るう富永を、真正面から受け止めてパンチを放つ濱口。拮抗した打ち合いとなっていたが、第3ラウンド、濱口の出血がひどくなり試合は終了。負傷判定で濱口の勝ち。

スーパー・フェザー級4回戦
渡部 雅之  1RKO  永田 圭吾
 前に出ながらパンチを放つ永田。第1ラウンド、下がりながら様子をうかがっていた渡部だったが、一瞬、永田の前進が止まったところへ左ストレートをカウンターで叩き込んだ。マットに崩れ去る永田。立ち上がるものの、レフェリーはテンカウントを数えた。渡部のKO勝ち。あの勢いに、いきなり対応できるセンスはすばらしい。

107lbs契約級10回戦
武市 晃輔  判定  ロレン・デル・カスティーリョ
 第2ラウンド、バックステップしたカスティーリョからダウンを奪った武市。このままいけるかと思ったが、カスティーリョのリズムに飲まれて決定打を出せない。しかし、主導権を渡すことなく試合終了となり、判定で武市の勝ち。


高山 勝成  9RKO  マーティン・キラキル
 元世界チャンプの貫禄を見せつつキラキルを攻め立てる高山。丁寧にキラキルにダメージを積み重ねていった第9ラウンド、ロープに詰めての高山連打が心をへし折り、キラキルをマットに跪かせた。積み重ねられたダメージに立ち向かうことは出来ず、試合終了。高山のKO勝ち。

5月18日 「梅錦 純米酒」を嗜みつつ
スーパー・バンタム級4回戦
南部 祐規  判定  ジーク俊介
 デビュー戦の南部。ジークはやや強引な攻めで南部の出足を止める。そして、経験のない南部なそこから立ち上がれなかった。ジークのパンチがおもしろいように当たる。だが、ジークも最後まで決定打を放つことは出来ず、判定でジークの勝ち。

スーパー・バンタム級10回戦
三谷 将之  判定  丹羽 賢史
 慎重な滑り出しを見せた三谷に、丹羽の右クロスが炸裂した。いきなり三谷のダウン。さらに攻勢を強めた丹羽だったが、次第にリズムを取り戻し始めた三谷に、徐々にペースを奪われてゆく。だが、最後まで粘った丹羽。判定で三谷の勝ち。

スーパー・バンタム級8回戦
古口 学  1RTKO  ナロンサック・ウォースラポン
 あっという間にナロンサックを沈めた古口。短すぎて、ナロンサックの悪いところも古口の良いところもわからなかった。

OPBFスーパー・ミドル級暫定王座決定戦
ズルフィカル・ジョイ・アリ  7R終了TKO  清田 祐三
 強打でアリに迫る清田。ぐいぐいと追い込みながらも、アリのテクニックにごまかされて決定的なシーンを作ることが出来ない。逆に反撃にあって後退する場面もある。先が見えない膠着状態は第7ラウンドにいきなり終わった。アリは拳に違和感を感じて試合を放棄。清田のTKO勝ちとなった。

5月16日 「梅錦 純米酒」を嗜みつつ
スーパー・ウェルター級10回戦
ケビン・フィンリー  1RTKO  セキュー・パウエル
 あっという間にプレッシャーでフィンリーを追いつめたパウエル。連打で最初のダウンを奪う。立ち上がるフィンリーだったが、再びコーナーに追いつめられ、反撃を試みたところへカウンターを食らって崩れ落ちた。レフェリーが試合終了を宣言。パウエルのTKO勝ち。あっけなさ過ぎ。

スーパー・ライト級8回戦
ヘスス・パボン  判定  ダニエル・ガルシア
 軽いフットワークと的確なリードブローで、初っぱなからガルシアを封じ込めるパボン。しかし、決定的な一打が出ない。要所でローブローの反則をとられてどうしてもリズムがつかめないまま、試合は終了。それでもガルシアを圧倒し続けたパボンの判定勝ち。

スーパー・ミドル級10回戦
マイケル・ウォーカー  ドロー  アントワン・エコーズ
 エコーズをパワーで圧倒するウォーカー。荒っぽいボクシングでエコーズを追いつめ、エコーズから余裕をはぎ取っていった。あるいはこのまま押し切ってしまうのかと思われたウォーカーだったが、中盤にスタミナ切れで失速。エコーズのヒットアンドアウェイが試合を支配し始める。終盤、最後の力を振り絞って再び突進するウォーカーだったが、試合を決めることは出来ず。判定はドロー。

5月15日 「梅錦 純米酒」を嗜みつつ
スーパー・ウェルター級12回戦
オスカー・デラ・ホーヤ  判定  スティーブ・フォーブス
 デラ・ホーヤに立ち向かう小柄なフォーブス。トリッキーなステップワークといきなり放つパンチでデラ・ホーヤのプレッシャーをそらしながらチャンスを狙うが、デラ・ホーヤの的確で強烈なパンチが次第にダメージを積み重ねてゆく。しかし、要所でデラ・ホーヤの勢いを寸断し、決定的なチャンスは与えない。そして、試合はそのまま最終ラウンドに突入し、デラ・ホーヤの猛攻をしのぎながらフォーブスは試合終了のゴングまで起死回生を狙い続けた。判定でデラ・ホーヤの勝ち。

ウェルター級8回戦
ドーエル・カラスキージャ  判定  ブライアン・ケメキス
 隙あらばオーバーハンドを放つカラスキージャとケメキス。第4ラウンドにダウンを奪ったのはカラスキージャの右アッパーだった。強打でガードを壊されたところへアッパーをつき込まれて膝をついた。しかし、後半にはいるとカラスキージャがスタミナ切れとなり、最終ラウンドは一方的に逃げ回る展開になる。判定に持ち込まれたが、後半の戦い方が評価されてケメキスの判定勝ち。

ウェルター級4回戦
ショーン・デタモア  判定  ジェシー・ルバシュ
 強烈なパンチを振るいながら前に出るルバシュ。デタモアはこれを迎え撃つが、4回戦の短期決戦ではスタミナを奪いきることはできず、判定でルバシュの勝ち。

フェザー級10回戦
エリック・エイケン  8RTKO  モンティ・メサ・クレイ
 鋭く体を振りながら左右を叩きつけるクレイ。エイケンは突き放してリーチを活かしたいところだが、ことごとくヘッドスリップでかわされてしまう。ひたすらこつこつパンチを放つクレイに、徐々に突き崩されていくエイケンのガード。第8ラウンド、ロープに詰められたエイケンのガードがついに割れ、クレイの左右フックがエイケンの頭を左右に弾いた。ガードできなくなったエイケンを見てレフェリーが割って入り、試合終了。クレイのTKO勝ち。派手さはないが、イイ!好きだなー。クレイのボクシング。

5月13日 「梅錦 純米酒」を嗜みつつ
WBC米大陸スーパー・ウェルター級王座決定戦
フリオ・セサール・チャベス・ジュニア  8RTKO  ホセ・セラヤ
 ちょこまかスイッチしながらチャベスを翻弄するセラヤだったが、第2ラウンド、きれいに左フックを食らってダウンを喫してしまう。このまま行くかと思ったが、余裕を持って構えたチャベス。ここにセラヤがつけ込んだ。頭をつけた戦いに持ち込んで、チャベスを撃ち合いに巻き込んでゆく。しかし第8ラウンド、再びエンジンをかけたチャベスの連打に押し返され、2度目のダウンを喫した後、試合を放棄した。チャベスのTKO勝ち。

3団体統一世界クルーザー級タイトルマッチ
デビッド・ヘイ  2RTKO  エンゾ・マカリネリ
 パワフルな攻めを見せるヘイ。マカリネリはヘイの打ち終わりにカウンターを狙うが、ヘイの猛攻がそれを許さなかった。逆に右ストレートをカウンターで食らい、コーナーへ追いつめられてめった打ちになる。素直に倒れておけば試合続行は可能だったかもしれないが、粘った分、ヘイのトドメを十分すぎるほど叩き込まれてしまった。まっすぐ立つことはかなわずレフェリーストップ。ヘイのTKO勝ち。あの体格であれだけキビキビした動きができるヘイ。恐るべし。

IBF世界フェザー級タイトルマッチ
ロバート・ゲレロ  8RTKO  ジェイソン・リッツォー
 真正面から攻め込むリッツォー。だが、序盤パンチが当たらない。ゲレロはリッツォーのパンチをかわしながらリズムを作ってゆく。ゲレロが自分の土俵にいることを悟ったリッツォーは接近戦で次第にペースを押し戻していく。が、第8ラウンド、ゲレロの左アッパーがリッツォーのディフェンスを突き崩した。最後はアッパーからの左右連打が見事に決まり、ゲレロのTKO勝ち。巧い。

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