2008年6月

 このページではテレビで放送されたボクシングの試合結果を、酒を嗜みながらふらふら書きつづっていこうと思います。評価にはかなりの偏りが生じる可能性がありますが、ま、そこはそれ、ご容赦ください。

6月29日 「梅錦 純米酒」を嗜みつつ
NABO北米スーパー・ウェルター級王座決定戦
ジェームス・カークランド  1RTKO  エロモシール・アルバート
 試合開始早々、鋭い踏み込みでアルバートを追いつめるカークランド。慌てるカークランドの迎撃態勢が整う前に、カークランドの左ストレートがアルバートの顔面を捉えた。体ごと叩きつけた左は、アルバートに深いダメージを刻み込む。立ち上がったアルバートだったが、カークランドの追撃をしのぐことはできず、カークランドのTKO勝ち。

WBC世界フライ級挑戦者決定戦
フリオ・セサール・ミランダ  5RTKO  オマール・サラド
 ぐいぐい懐に潜り込むミランダの一撃が、第1ラウンドにサラドを捉えた。いきなりのダウン。足を使い、徐々にペースを取り戻すサラドだったが、焦りがあるのか、いいところでミランダの強打がサラドの顔面を捉える。そして第5ラウンド、ミランダの左フックがカウンターでサラドを捉え、サラドが一気に失速する。手は返すものの、ミランダのラッシュを凌ぎきることはできず、ロープに詰められたところでレフェリーストップ。ミランダのTKO勝ち。機先を制したミランダがそのままの勢いでサラドを打ち負かした。

WBA・WBC世界スーパー・フライ級王座統一戦
アレクサンデル・ムニョス  判定  クリスチャン・ミハレス
 左右の強打を振るいながらプレッシャーをかけるムニョスに対して、ミハレスは後退しながらカウンターを狙う。前半、ムニョスの勢いがミハレスを飲み込み、ムニョスをペースにのせる。しかし、要所でムニョスのパンチをかわし、的確に細かくカウンターをとるミハレスが、徐々にペースを奪い返す。ミハレスペースとなった終盤だったが、ムニョスも一発逆転を狙ってパンチを放つ。これが最後までミハレスを躊躇させるが、カウンターで跳ね上げられるムニョスの頭がクリーンヒットの数を物語り、判定でミハレスの勝ち。

6月27日 「梅錦 純米酒」を嗜みつつ
ウェルター級8回戦
ジャーメイン・サンダース  判定  マイク・ジョーンズ
 鋭いジャブをサンダースに突き刺すジョーンズ。サンダースは自分の距離に踏み込むことができない。持ち前の打たれ強さでジョーンズの懐を狙うサンダースだが、ジョーンズのリズムはラウンドが進むにつれて加速し、ますますサンダースを突き放してゆく。試合はそのまま終了し、ジョーンズの判定勝ち。

スーパー・ライト級4回戦
ヘンリー・ランディ  ドロー  ダーネル・ジールス・ジュニア
 接近して強打を振るうランディと距離のあるところから長距離砲を叩き込むジールス。一進一退の攻防の中で、幾度も互いのパンチが互いを捉えるが、両者倒れず、すぐに反撃を開始する。そして、試合はそのまま終了し、結果はドロー。

スーパー・ウェルター級10回戦
カシム・ウーマ  判定  コーネリアス・バンドレイジ
 ゴツイ上体から強烈なパンチを繰り出すバンドレイジ。対するウーマは反応が鈍く、バンドレイジの大振りになかなかカウンターをあわせることができない。まぶたをカットして失速したバンドレイジだったが、再び圧力を取り戻し、そのまま判定へ持ち込む。バンドレイジの勝ち。

6月26日 「梅錦 純米酒」を嗜みつつ
日本ミドル級タイトルマッチ
江口 啓二  3RTKO  小松 学
 距離を調整して江口の強打を避ける作戦に出た小松。しかし第2ラウンド、小松の踏み込み際に江口の左ストレートがクリーンヒットした。振り抜いたパンチではないが、そのまま小松をなぎ倒す。立ち上がった小松は、強気の攻めで江口の追撃を凌ぎ、なんとか次のラウンドへ持ち込む。そして第3ラウンド、足を使って攪乱する小松だったが、打ち合いにいった一瞬に左ストレートをねじ込まれてダウン。レフェリーが即座に試合をストップして江口のTKO勝ち。スピードのある小松を確実にしとめた。しかも、ハンパじゃない強打。強い。

OPBFスーパー・フライ級王座決定戦
ノラシン・ギャットプラサーンチャイ  判定  冨山 浩之介
 離れてロングストレート、近づいてボディへの連打で富山の足を止めにかかるノラシン。やや劣勢に陥る富山だったが、起死回生の一発がノラシンの膝を折る。クリンチに持ち込まれてダウンとは判定されなかったが、明らかにダメージを刻み込んだ。後半、一進一退の攻防は試合終了のゴングまで続き、判定は微妙な感じになる。スプリットデシジョンで冨山の勝ち。

ライト級8回戦
遠藤 智也  判定  会田 篤
 ファイター同士の対決。ミドルレンジで強打を放つ会田に対して、遠藤は「亀作戦」で距離を詰めてゆく。射程に入った瞬間に放たれる強打。互いにパンチを浴びながら、パンチを返す。主導権の奪い合いをしながら試合終了のゴングを聞いたこの試合。判定で会田の勝ち。

ライト級8回戦
金 ル徹  判定  島村 国伸
 ぐいぐいと前に出続ける金。島村は必死に応戦するが、自分の距離を保つことができない。ほぼ互角の打ち合いを演じるものの、流れは金。そして試合終了。金の勝ち。

フライ級4回戦
長滝 栄至  判定  大柿 翔太郎
 前に出て主導権を奪いにかかる大柿を迎え撃つ長滝。接近戦でも打ちつ打たれつの接戦を展開し、判定で大柿の勝ち。

ライト級4回戦
齋藤 大樹  2RTKO  今井 信成
 懐をうかがう今井を、長いリーチを活かして突き放す齋藤。しかし第1ラウンド、コーナーに詰められたところで今井の右ストレートが齋藤の顎を打ち抜いた。立ち上がり、再びリズムを取り始めた齋藤だったが、再びロープに追いつめられたところで今井の左フックが齋藤の顎を捉えてダウン。レフェリーに抱えられるように倒れ込み、即、試合終了。今井のTKO勝ち。

6月22日 「越の景虎 特別純米酒」を嗜みつつ
OPBFスーパー・フェザー級タイトルマッチ
内山 高志  判定  阪東ヒーロー
 重たいジャブで阪東を釘付けにする狙いの内山。しかし、阪東は内山のリードブローをモノともせずに懐を狙う。第3ラウンド、まず膝が揺れたのは内山の方だった。確実にヒットする内山の強打に、徐々に失速する阪東だが、それでも折れなかった。中盤に入っても巧みなフェイントをかけて踏み込み、内山に主導権を渡さない。両者の凌ぎ合いは最終ラウンドまで続き、判定で内山の勝ち。

6月18日 「越の景虎 特別純米酒」を嗜みつつ
WBC世界スーパー・フライ級挑戦者決定戦
ホルヘ・アルセ  判定  デビッド・ナコンルアンプロモーション
 距離を詰めて得意の乱戦に持ち込みたいアルセ。対する、デビッドは軽くステップバックして距離をとり、的確にアルセにカウンターを浴びせる。サウスポーのメリットを活かしたデビッドの攻撃だ。第7ラウンド、劣勢のアルセが放った左ロングアッパーがデビッドの顎先を捉えてダウンを奪う。しかし、終盤に入ってさらに勢いを増したデビッドは、逃げ切り体勢のアルセを追いかけるが、そのまま試合終了。判定でアルセの勝ち。こりゃー、典型的なホームタウンデシジョンだな。

WBA世界ミドル級タイトルマッチ
フェリックス・シュトルム  7RTKO  ジェイミー・ピットマン
 がむしゃらに攻め込むピットマン。しかし、シュトルムのガードはことごとくそれを弾き返す。そして、シュトルムのパンチはピットマンのガードをすり抜け、確実にダメージを刻み込んでゆく。第5ラウンド、さりげなくシュトルムが放ったリバーブローがピットマンの肝臓を抉る。最初のダウン。立ち上がって反撃を試みるものの、一発逆転を狙うピットマンのパンチはすべて阻まれ、シュトルムのパンチだけが当たり続ける。第7ラウンド、プレッシャーを強めたシュトルムの猛攻をピットマンは受けきることができず、ボロボロにされてマットに沈んだ。シュトルムのTKO勝ち。巧さと強さの融合。お見事というほかない。

56.0kg契約級10回戦
瀬藤 幹人  判定  木村 章司
 離れて有利な打ち合いを展開する瀬藤と、接近して実力を発揮する木村。勝負は距離の奪い合いとなった。互いの攻勢が入れ替わる激戦となったが、両者決定的なチャンスをつかむことなく試合終了。判定で木村の勝ち。

6月12日 「加賀鳶 純米酒」を嗜みつつ
IBF世界ライト・ヘビー級タイトルマッチ
クリントン・ウッズ  判定  アントニオ・ターバー
 長距離での戦いを得意とするターバーだが、序盤、ウッズの勢いに飲み込まれてしまう。接近戦ではウッズ有利と思われたが、時折ウッズのガードをすり抜けるアッパーを軸に、中盤からターバーがリズムをつかみ始めた。前に出続けるウッズだったが、疲れもあってか手数が減り、後半は得意のはずの接近戦でターバーに押し負けてしまう。しかし、ターバーも決定打を放つことはできず、試合はそのまま終了。ターバーの判定勝ち。

WBC世界ライト・ヘビー級タイトルマッチ
チャド・ドーソン  判定  グレンコフ・ジョンソン
 ぐいぐいと前に出るジョンソン。この打ち合いに応じようとしたドーソンはペースをジョンソンに持って行かれてしまう。中盤、足を使って距離をとるドーソンだが、ジョンソンを完璧に突き放すことができない。第10ラウンド、ジョンソンの右フックがドーソンの顔面に炸裂し、王座交替の危機に陥るが、なんとか持ちこたえてそのまま試合終了。判定でドーソンの勝ち。ジョンソン勝ってたと思うなぁ。

WBAスーパー・フェザー級タイトルマッチ
エドウィン・バレロ  7RTKO  嶋田 雄大
 バレロの強打に右をあわせにいく嶋田。いぶし銀のテクニックでバレロの顔面にパンチを叩き込むことに成功する。しかし、バレロは止まらない。バレロのボディストレートで嶋田の足は次第に鈍ってゆき、徐々に真正面に立たされてゆく。第7ラウンド、バレロの右ストレートをまともに食らってもロープをつかんで踏ん張った嶋田。だが、そこへバレロのとどめが突き刺さった。嶋田は立ち上がるが、完全にふさがった左目を見てレフェリーは試合をストップ。バレロのTKO勝ち。嶋田は巧く戦ったが、バレロのパワーには太刀打ちできなかった。そして、最後の一撃。容赦のない、プロの一撃だ。

WBC世界バンタム級タイトルマッチ
長谷川 穂積  2RTKO  クリスチャン・ファッシオ
 ファイターらしく前に出てくるファッシオに対して、長谷川は冷静だった。リードブローで距離をとり、左を放つタイミングを見計らう。そして、電光石火の左ストレートが第2ラウンドに炸裂した。腰から砕け落ちるファッシオ。立ち上がるものの、反撃の体勢を整えることを、長谷川は許さなかった。あっという間に攻め込み、ファッシオが打たれっぱなしになったところでレフェリーストップ。長谷川のTKO勝ち。格の違いを見せつけた試合になった。

バンタム級4回戦
カルロス・クアドラス  1RTKO  マルコ・アントニオ・トゥリサ
 あっという間にトゥリサを飲み込んだクアドラス。連打でコーナーに追いつめて、その実力を垣間見る間もなく倒してしまった。クアドラスのTKO勝ち。

スーパー・フェザー級8回戦
モイセス・ペレス  判定  アルマンド・グスマン
 大きなパンチを振るいながらぐいぐい前に出るペレス。これが止まらない。グスマンのパンチが幾度となくペレスの頭を跳ね上げるが、次の瞬間、何事もなかったように攻め込んでくる。それでも疲れの出る後半、グスマンのパンチでダウンを奪われたペレスだったが、またしても何事もなかったようにグスマンを攻め立てる。試合はこのまま判定へと持ち込まれ、ダウンを奪ったグスマンの勝ち。

WBC世界フェザー級挑戦者決定戦
松田 直樹  2RTKO  グティ・エスパダス・ジュニア
 第1ラウンド、いきなりダウンを奪われた松田。立ち上がり、反撃を試みるが、エスパダスのガードが堅い。そして、いきなりの右ストレートが松田の顎を捉えた。再び立ち上がるものの、レフェリーは試合続行不可能と判断し、エスパダスのTKO勝ち。続きを見てみたかったが、あそこまできれいにもらっては、しょうがないかもなぁ。

WBC世界フェザー級暫定王座決定戦
オスカー・ラリオス  5RTKO  フェイデル・ビロリア
 第1ラウンドは様子見をしたラリオス。ビロリアは長射程を活かして対抗するが、エンジンをかけたラリオスのプレッシャーがビロリアを後退させる。第5ラウンド、一気に攻め込んだラリオスの猛攻に足下定まらなくなったビロリアを見てレフェリーが割ってはいった。カウントかと思われたところでレフェリーは試合をストップ。ラリオスのTKO勝ち。ストップが早かったようにも見えたが、ビロリアは完全にグロッキーだった。あれは、しょうがない。

6月8日 「加賀鳶 純米酒」を嗜みつつ
NABAスーパー・ミドル級王座決定戦
ホセ・ルイス・ゴンサレス  ドロー  ジェイソン・レフーリア
 リーチを活かしてペースをつかみにかかるゴンサレス。序盤、このゴンサレスの攻めにレフーリアのカウンターがヒットする。しかし、丁寧な攻撃で次第にレフーリアを押し始めるゴンサレス。中盤を過ぎてから再び勢いを取り戻したレフーリアだったが、両者とも最終的に主導権を握ることはできず、判定はドロー。

IBOフェザー級タイトルマッチ
トーマス・マシャバ  判定  クリストバル・クルス
 ひたすら前に出るクルスに手をこまねいているマシャバ。中盤に入り、的確なパンチで挽回を図るマシャバだったが、クルスの手数が止まらない。最終ラウンド、右ジョルトストレートでマシャバを棒立ちにしたクルスは、ここぞとばかりに連打で攻め立てるが、決定打は叩き込めず、試合は終了。判定でクルスの勝ち。

6月7日 「加賀鳶 純米酒」を嗜みつつ
日本スーパー・フェザー級王座決定戦
森田 陽久  5RTKO  矢代 義光
 トリッキーな動きで矢代の攪乱をはかる森田。しかし、森田の右が、初っぱなから的確に森田の顔面を捉える。ラウンドを重ねるごとに形を変えてゆく森田の顔が、矢代のパンチの威力を物語っている。森田は為す術がない。第5ラウンド、粘る森田の傷がついに試合続行不能と判断された。パンチによる傷との判断で矢代の勝ち。

58.5kg契約級8回戦
秋葉 慶介  判定  川村 貢治
 パワフルな攻撃で秋葉を攻め立てる川村だが、秋葉のテクニックにいなされて有効なポイントを取ることができない。それでも川村はあきらめることなく攻め続け、後半は秋葉にプレッシャーをかけながら試合は終了。判定で川村の勝ち。

フェザー級8回戦
金沢 知基  判定  上野 則之
 スリリングな打ち合いを展開する両者。一歩も引かずにラウンドがすぎてゆく。最終ラウンド、激しい打ち合いの中、最後にヒットしたのは上野の左フック。試合は判定に持ち込まれ、上野の勝ち。

スーパー・フェザー級4回戦
安住 幸一郎  判定  鈴木 義行
 一歩も引かぬ打ち合いを演じる安住と鈴木。安住の攻勢が目立ったものの、最後まで完全に主導権を握ることはお互いできず、判定で安住の勝ち。

スーパー・フライ級4回戦
宮本 比火地  ドロー  井上 博生
 前半プレッシャーをかけて井上を攻め立てた宮本だが、後半にはいると井上が勢いを盛り返してきた。そのまま決着はつかず、判定はドロー。

ライト・フライ級4回戦
大内 正浩  4R負傷判定  前澤 典明
 体を振りながら前進する前澤。大内は突き放そうとするが、なかなか捉えることができない。流れは変わらず迎えた最終ラウンド、大内のまぶたが裂けて試合は負傷判定へ。前澤の勝ち。

6月5日 「加賀鳶 純米酒」を嗜みつつ
フェザー級4回戦
大堀 晃司  3RTKO  安田 善郎
 体ごと叩きつける大堀の右ストレートがいきなり安田に炸裂した。第1ラウンドにダウンを奪う。足を使い、鋭いストレートで挽回を図る安田だったが、次第に大堀のパンチが安田のガードを崩し、ずるずると後退を始めたところでレフェリーが割って入った。大堀のTKO勝ち。ウィービングの勢いをパンチに乗せて打てる大堀。おもしろい。

フェザー級4回戦
川島 潤也  判定  林田 直也
 林田のリードブローをかいくぐって接近戦に持ち込む川島。ラウンドが進むにつれ、確実に林田のスタミナを奪ってゆく。なんとか距離をとりたい林田だったが、最後まで川島の前進は続き、判定で川島の勝ち。

スーパー・フェザー級4回戦
八木 義昭  1RTKO  川面 勇輝
 まずは攻め込んだ八木。川面をコーナーに追いつめたかに見えたその瞬間、川面の右フックがカウンターで八木の顎を打ち抜いた。マットに崩れ落ちる八木。立ち上がるものの足下はおぼつかず、セコンドがタオル投入して試合終了。川面のTKO勝ち。カウンターのセンスはありそうだ。

ライト級6回戦
鮫島 康治  判定  竹中 聡
 懐に入りたい竹中の前進を鮫島のジャブが阻む。竹中が一歩踏み込むと、鮫島アッパーがガードの間から滑り込んでくる。竹中は鮫島の牙城を崩せない。しかし、鮫島も竹中に致命打を打ち込むことはできず、ポイントを取り続けた鮫島の判定勝ち。

スーパー・フライ級10回戦
ユーチ・ウアサムパン  判定  小松 則幸
 フットワークでウアサムパンを攪乱しようと試みる小松だが、ウアサムパンの的確なパンチが小松の前進を阻む。きれいなコンビネーションでダウンを奪われた小松は必死に突破口を探るが最後まで攻め手を見つけることはできず。でも、小松の判定勝ち。この勝利はかなり疑問だ。

WBA世界スーパー・ライト級タイトルマッチ
ギャビン・リース  12RTKO  アンドレアス・コテルニク
 ジャブを突きながらコテルニクの懐に突進するリース。しかし、コテルニクの放つカウンターが要所でリースの勢いを寸断し、ペースをつかませない。次第に鈍っていくリースに、確実にダメージを蓄積させてゆくコテルニク。そして最終ラウンド、コテルニクのカウンターがジャストミート。フラフラになったリースを見て、レフェリーが試合終了を宣言。コテルニクのTKO勝ち。リースの勢いはコテルニクには届かなかった。

IBF世界ミドル級タイトルマッチ
アルツール・アブラハム  12RTKO  エルビン・アヤラ
 激しい出入りでアブラハムを攪乱しにかかるアヤラ。しかし、アブラハムには通用しなかった。じわじわプレッシャーをかけられて、第5ラウンドに狙い澄ましたチョッピングライトでダウンを奪われる。立ち上がり、必死に抵抗を試みるアブラハム。その甲斐あってか、最終ラウンドまでなんとか持ち込み、逆転のチャンスを狙う。が、そこにアブラハムの一撃が放たれた。アブラハムの左右フックをガードしたアヤラ。そのガードのど真ん中にアブラハムの右アッパーが滑り込み、アヤラが前のめりに倒れ込む。レフェリーが両手を交差して試合終了。アブラハムのTKO勝ち。最後にきっちり決めてくれたアブラハム。まさに王の貫禄があるな。

スーパー・バンタム級4回戦
友田 達也  ドロー  杉原 孝二
 杉原の懐に突っ込む友田。序盤、友田の出足をリードブローで止める杉原だったが、後半にはいるとスタミナ切れか友田の接近を許すようになる。両者とも決定的なシーンを作ることはできず、判定はドロー。

58.0kg契約級8回戦
松本 良一  判定  橋本 歩和
 足を使って距離を支配する松本に対して追いかける橋本。前半、松本が橋本をきれいにいなし、ペースをつかむかに見えたが、手数が少ないところを橋本に突かれて、後半、接近戦に巻き込まれてゆく。橋本も最後まで決定打を叩き込むことはできず、試合はそのまま終了。判定で橋本の勝ち。

ウェルター級8回戦
井上 庸  1RTKO  廣喜ダイヲ
 第1ラウンド、ファーストコンタクトで試合は決した。接近戦で放たれた井上の左右フックが廣喜の顔面を直撃。フォローの右が当たると同時に、廣喜はマットに崩れ落ちた。立ち上がるものの足下定まらず、セコンドからタオルが投入されて試合終了。井上のTKO勝ち。あの当たり方でダメージを与えてしまう井上。パンチ力あるな。

日本スーパー・ウェルター級タイトルマッチ
石田 順裕  6RTKO  川崎タツキ
 石田のパンチを浴びながら前進し続ける川崎。致命打にもなりかねないパンチを食らいながらも石田を射程に捉えようと必死だ。だが、石田がこの猛攻に揺らぐことはなかった。ノーモーションから繰り出されるストレートで石田の腰を幾度も落とし、確実に弱らせてゆく。そして第6ラウンド、コンパクトな右ストレートでダウンを奪った石田。立ち上がってきた川崎だったが、続く石田のラッシュを棒立ちで食らったところでレフェリーが試合を止めた。石田のTKO勝ち。川崎の根性はたいしたものだったが、石田がそれを跳ね返した。強い。

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