2008年7月

 このページではテレビで放送されたボクシングの試合結果を、酒を嗜みながらふらふら書きつづっていこうと思います。評価にはかなりの偏りが生じる可能性がありますが、ま、そこはそれ、ご容赦ください。

7月26日 「加賀鳶 純米酒」を嗜みつつ
WBA世界スーパー・ミドル級王座決定戦
ミッケル・ケスラー  12RTKO  ディミトリー・サルティソン
 槍のような左をサルティソンに放つケスラー。珍しくアグレッシブな立ち上がりをするなと思ったその瞬間、サルティソンの右ストレートがケスラーの顔面をかすめた。蹈鞴を踏むケスラー。もしやこのままサルティソンペースになるのかと思えたのだが、ケスラーの鉄壁はそこまで甘くなかった。踏み込んでくるサルティソンをガードで叩き落としながら確実にパンチを当て、徐々にサルティソンを失速させてゆく。終盤にはいると、サルティソンはステップ&ボディワークでケスラーのパンチを必死にかいくぐり、なんとか倒されまいと努力をするが、最終ラウンド、一気に圧力を強めたケスラーのラッシュにガードを打ち砕かれ、マットに沈んだ。レフェリーはカウントを数えることなく両手を交差して試合終了。ケスラーのTKO勝ち。これまでとリズムの違うケスラーだったが、やはり強い。

IBF・WBO世界ヘビー級タイトルマッチ
ウラディミール・クリチコ  11RTKO  トニー・トンプソン
 相変わらずの迫力でトンプソンに迫るクリチコ。しかし、体格では負けていないトンプソンは食い下がってチャンスを待つ。中盤、ややスタミナ切れ気味になってペースの落ちたクリチコに、トンプソンは猛然と襲いかかるが、終盤にはいると逆にクリチコが前に出始める。そして第11ラウンド、踏みとどまるトンプソンにクリチコの右ストレートがカウンターで炸裂した。この一発で試合は決まった。立ち上がったトンプソンだったがレフェリーは試合続行不可能と判断。クリチコのTKO勝ち。時間はかかったが、クリチコの底力が勝った。

7月22日 「加賀鳶 純米酒」を嗜みつつ
バンタム級8回戦
松元 雄大  負傷判定  村田 匡教
 試合開始のゴングからぐいぐい前に出る村田。松元は下がりながら様子をうかがっていたが、そこへ村田の左フックがカウンターで炸裂した。松元がダウンを喫する。ここからリズムを刻みなおした松元は、左右に動きながら村田の圧力をいなして逆にカウンターを叩き込む。村田もひるまず攻め続けたが、バッティングでカットした村田のまぶたが試合続行不能と判断されて試合終了。負傷判定で松元の勝ち。

54.5kg契約級8回戦
村井 勇希  判定  チャーンリット・オースワナシン
 姿勢を低くして村井のパンチをかいくぐるチャーンリット。ジャブとフックでチャーンリットを止めたい村井だが、なかなか懐への侵入を防ぎきれず、ボディへの攻撃を許してしまう。前進してプレッシャーをかけたい村井だが、それもなかなか難しい。しかし、チャーンリットの踏み込みが鈍ってきた後半、村井のパンチが次第にチャーンリットを捉えて動きを止めた。だが、致命打を叩き込むことができずに試合終了。判定で村井の勝ち。

スーパー・フェザー級6回戦
マーク・デービス  判定  サド・バスケス
 長距離砲を武器にデービスを攻め立てるバスケス。デービスは巧みなディフェンスワークでこれをかわすが、なかなか攻勢に転ずることはできない。しかし第6ラウンド、カウンターでバスケスからダウンを奪ったデービスがポイントで逃げ切り、デービスの判定勝ち。

ミドル級4回戦
フェルナンド・ゲレーロ  4RTKO  バレンチノ・ジャロモ
 サウスポー対策がいまいちなジャロモを初回からめった打ちにするゲレーロ。何度も倒され、立ち上がるジャロモだったし、レフェリーもよくやらせたと思うが、第4ラウンド、ついにゲレーロの強打をもろに浴びたところでレフェリーストップとなった。ゲレーロのTKO勝ち。勝敗は明らかだったし、もう少し早く止めてよかったんではないかな。

IBF・WBOフライ級挑戦者決定戦
リョーンタ・ホイットフィールド  判定  マルエル・バルガス
 尋常ならざる長身とリーチでバルガスを突き放しにかかるホイットフィールド。しかし、小刻みに体を振ってステップインし、コンパクトなパンチを放つバルガスがホイットフィールドの拳をかいくぐる。中盤、ペースダウンしたバルガスをホイットフィールドの長距離砲が遅い、バルガスのレンジの外からダメージを与える。終盤に入って再び勢いを取り戻したバルガスがホイットフィールドを攻め立てるが、判定を視野に置いたホイットフィールドを追いつめることはできずに試合終了。判定でホイットフィールドの勝ち。

7月20日 「加賀鳶 純米酒」を嗜みつつ
クルーザー級10回戦
アレクサンドル・アレクセフ  2RTKO  ルイス・アシーレ
 鋭いステップインでアレクセフに迫るアシーレ。第1ラウンド、その踏み込み際にアレクセフの左アッパーが炸裂した。アシーレがダウンを喫する。第2ラウンド、再びアシーレは接近を試みるがアレクセフが放つ左ストレートに前進が止まり、為す術なくめった打ちにされてマットに沈んだ。立ち上がることなくカウントアウト。アレクセフのTKO勝ち。

WBOインターコンチネンタルスーパー・ウェルター級王座決定戦
アルフレド・アングロ  5RTKO  リチャード・グティエレス
 ミドルレンジの打ち合いから乱打戦に持ち込みたいグティエレス。アングロを攻め立てる。しかし、アングロのボディ攻めがグティエレスから勢いをもぎ取り、ロープに追いつめはじめる。このままアングロが押し切るかと見えた瞬間、グティエレスの左フックがアングロを吹き飛ばした。蹈鞴を踏むアングロに向かって突進するグティエレス。大逆転劇をかろうじて免れたアングロは捨て身の猛攻をグティエレスに仕掛け、次第にグティエレスのガードを崩していく。定評ある連打は確実にグティエレスを痛めつけ、完全にガードが役に立たなくなったところでレフェリーが割ってはいった。アングロのTKO勝ち。どちらが勝ってもおかしくない試合だったな。

WBO世界フェザー級タイトルマッチ
スティーブン・ルエバノ  ドロー  マリオ・サンティアゴ
 序盤、チョッピングレフトでダウンを奪ったサンティアゴ。勢いに乗るかと思われた次の瞬間、ルエバノの左ストレートがサンティアゴの顎を捉えてダウンを奪い返す。あっという間に互角の立場に戻った両者だったが、サンティアゴの長距離砲が次第にルエバノを追いつめてゆく。カウンターで応戦するルエバノだが、コーナーに追いつめられてサンティアゴの連打に晒されるシーンも見られた。しかし、終盤、やや失速したサンティアゴはルエバノの反撃を許しつつ、そのまま試合終了。判定はドロー。サンティアゴ優位に見えたがなぁ。

7月17日 「梅錦 純米酒」を嗜みつつ
ライト級4回戦
村田 和也  判定  高田 作磨
 両者、真正面から打ち合う展開となったこの試合。消耗戦となる。ぐいぐい前に出る高田だったが、打ち合いでは村田がやや優勢。判定で村田の勝ち。

51.5kg契約級4回戦
帝里木下  判定  本田 衛
 長身を活かして本田を寄せ付けない木下。なんとか懐に潜り込もうとする本田だが、有効射程に踏み込むことができない。優勢に進める木下だが、本田をなぎ倒すパンチを放つことはできず、判定で木下の勝ち。

フェザー級8回戦
玉越 強平  負傷判定  山本 直
 ぐいぐい前進してくる山本をいなしたい玉越だったが、目尻をカットしたことで焦ってしまったようだ。打ち合いにつきあって幾度も傷にパンチをもらい、第7ラウンドついに試合ストップ。負傷判定で玉越の勝ち。

スーパー・バンタム級6回戦
佐々木 佳浩  3RTKO  デアンルアンノク・ウォーウォラシン
 序盤からじっくりプレッシャーをかけてゆく佐々木。デアンルアンノクの力量を見切ると一気に攻勢に転じた。第3ラウンド、息もつかせぬラッシュでデアンルアンノクを3度マットに這わせて佐々木のTKO勝ち。

スーパー・フライ級8回戦
楠 浩明  判定  スアンルアン・ソータナピニョー
 素早い動きで楠を攪乱するスアンルアン。これをなかなか捉えきれない楠は、試合終了まで決定打を叩き込むことはできなかった。判定で楠の勝ち。

スーパー・ウェルター級10回戦
丸元 大成  6RTKO  ルークトン・トーペンロンポン
 ボディを中心にパンチを集める丸元。タフネスが自慢か、丸元のパンチをモノともせず前進してくるルークトン。中盤に入っても変わらず攻めてくる、いよいよ展開の変更を突きつけられた丸元だったが、第6ラウンドのボディ攻撃で一転した。丸元の右ボディアッパーで膝から崩れ落ちたルークトン。やせ我慢の限界点を迎えたらしい。ここからはあっという間だった。丸元の攻めにほとんど防御もできず、2度目のダウンを喰らったところでセコンドからタオルが投入された。丸元のTKO勝ち。

7月15日 「梅錦 純米酒」を嗜みつつ
73.0kg契約級4回戦
胡 朋宏  4RTKO  長谷川 貴昭
 初回からダウンを奪い合った長谷川と胡。堅いパンチを振るいあう両者だが、ステップワークは胡が速かった。ポジションを変えながら強打を放つ胡に長谷川は防戦一方となり、完全に手が出なくなったところでレフェリーが割って入った。胡のTKO勝ち。

51.5kg契約級6回戦
阿知和 賢  判定  吉岡 健一
 中間距離で手を出し合う阿知和と吉岡。きわどいパンチを当てあうも、今一歩踏み込みが足らず、一進一退の展開がつづく。最終ラウンドに入っても決定打を放つことはできずに判定へ。吉岡の勝ち。

フェザー級6回戦
高橋 勇治  3RTKO  西中 敏
 ボディを攻め立てる高橋。ミドルレンジで西中も応戦するが、高橋のパワーに次第に押されはじめる。そして第3ラウンド、高橋の左フックがが西中の顎を打ち抜いた。立ち上がる西中だったが、高橋の勢いに抗うことができず、テンプルをかすめるパンチで西中がダウンしたところでレフェリーが割って入った。高橋のTKO勝ち。

フェザー級8回戦
小平 恵司  6RTKO  関本 純太
 ガードを固めて頭を振って、ぐいぐい懐に潜り込む関本。小平はこれをなんとか振り切ろうと手を出すが、関本のヘッドスリップになかなか照準が合わない。中盤、アッパーで突破口を開きにかかった小平だったが、関本のラッシュを止めることはできず、細かい強打を立て続けに食らったところでレフェリーストップとなった。関本のTKO勝ち。

51.5kg契約級8回戦
キューピー金沢  8RTKO  小山田 彰利
 足を使って金沢を攪乱する小山田。それでも前に出てくる金沢を迎え撃つが次第にクリーンヒットをもらうようになる。最終ラウンド、金沢に応戦して接近戦を挑んだ小山田だったが、ショートレンジの回転力で勝る金沢のパンチをまともに喰らったところでレフェリーストップ。金沢のTKO勝ち。

58.0kg契約級8回戦
李 冽理  判定  加治木 了太
 李にプレッシャーをかける加治木。序盤は李をコーナーに追いつめながらチャンスを狙ったが、李の一撃で形勢は逆転する。右アッパーから左フック、そしてとどめの右ストレートで加治木がダウンを喫する。立ち上がった加治木だが、このあと主導権は李に奪われる。必死にあがく加治木だが、逆にロープ際に追いつめられてラッシュにさらされるシーンも増える。試合はそのまま終了し、判定で李の勝ち。

日本ライト級タイトルマッチ
石井 一太郎  負傷判定  川瀬 昭二
 石井の強打をおそれずに打ち合いに応じる川瀬。ステップワークで石井の距離感を狂わせて自らのパンチをヒットさせる。しかし、これで封じられる石井の強打ではない。ぐいぐい踏み込んで川瀬に強打を浴びせる。中盤、川瀬のまぶたが切れた。傷をかばいつつ戦った川瀬は、石井から減点も奪うが、第7ラウンド、ついに試合続行不可能と判断されて試合終了。負傷判定で石井の勝ち。

7月9日 「梅錦 純米酒」を嗜みつつ
OPBFウェルター級タイトルマッチ
佐々木 基樹  判定  ダルシム・ナンガラ
 落ち着いて立ち上がった佐々木に対して、プレッシャーをかけるナンガラ。初防衛の固さからか押し返すことができない。中盤に入り手数の減るナンガラだが、タフネスぶりは折り紙付きで、佐々木のパンチをものともせず前進してくる。最終ラウンド、佐々木のラッシュにもひるむことなく前に出続けて試合終了。判定で佐々木の勝ち。

62.0kg契約級8回戦
三垣 龍次  3RTKO  ロッキー・アラップアラップ
 堅いパンチでロッキーを攻め立てる三垣。しかし、ロッキーも三垣の踏み込み際に大きなパンチを振り回してくる。優勢に攻め続ける三垣だが油断はできない。第3ラウンド、三垣の攻めにさすがにダメージが蓄積してきたロッキーのこめかみを、三垣の右ストレートがかすめていった。これでがくんと失速したロッキーを見て、レフェリーが試合をストップした。三垣のTKO勝ち。

スーパー・ライト級8回戦
飯田 幸司  ドロー  田中 慎吾
 序盤から激しい打ち合いとなった飯田と田中の対戦。田中が距離を作ろうとする一瞬を逃さず、飯田が体ごと飛び込んでパンチを放つ。が、その離れ際、田中の連打が飯田を追い込む。シーソーゲームは試合終了のゴングまで続き、判定はドロー。
スーパー・フライ級8回戦
杉田 純一郎  判定  今西 秀樹
 堅いパンチで今西を圧倒する杉田。しかし、今西の執念か、杉田の強烈なパンチに耐えながら今西は前進してくる。試合が進むにつれ、杉田のパンチの的中率は上がるのだが、今西は折れない。そして試合終了。杉田の判定勝ち。

ライト・フライ級8回戦
木村 悠  5R負傷判定  小野 心
 無敗のレコードをひっさげてこの試合に臨んだ木村。前評判通り、木村が優勢に進めたのこの試合だったが、転機は第3ラウンドに訪れた。小野の左ストレートで木村がダウン。つづくラウンドでバッティングによって木村が出血し、第5ラウンドには試合続行不能と判断されてしまった。試合は負傷判定に持ち込まれ、判定で小野の勝ち。

7月6日 「梅錦 純米酒」を嗜みつつ
58.0kg契約級4回戦
水谷 充希  3RTKO  西永 哲也
 足を使って距離をとる西永とそれを追う水谷。追い足鋭い水谷のパンチがたびたび捉える。なんとか射程外に身を置きたい西永もジャブを放つが、水谷の前進が止まらない。第3ラウンド、ステップバックした西永の顔面を水谷の左ストレートがきれいに打ち抜いた。水谷のダウン。カウント5で体を動かすものの、すでに足下は定まらずレフェリーストップ。水谷のTKO勝ち。

58.0kg契約級4回戦
桑原 直紀  ドロー  千賀 拓己
 長身を活かして攻める桑原だが、千賀の追い込みに距離を支配することができず、次第に乱打戦になってゆく。接近戦ではお互いの力はほぼ互角。打ち合いの打ちに試合は終了し、判定はドロー。

55.0kg契約級8回戦
西 正隼  判定  ジェロッピ瑞山
 じりじり前進しながらプレッシャーをかける瑞山。西のリードブローをものともせず懐に潜り込み、ボディブローを軸に西を攻め立てる。応戦する西だが、瑞山のボディワークに翻弄され、なかなか捉えることができない。中盤、攻め疲れからか瑞山が失速し、西が距離を支配する場面もあったが、後半に再び攻め込まれ、西は主導権を握ることはできなかった。試合はそのまま終了し、判定で瑞山の勝ち。

7月3日 「梅錦 純米酒」を嗜みつつ
ウェルター級4回戦
園川 耕史  3RTKO  森本 貴之
 お互いの間合いを測る園川と森本。まず飛び込んでいったのは園川だったが、無防備すぎた。いきなり森本の右フックを食らってダウンを喫する。なんとか挽回したい園川は森本を追いかけるが、リズムに乗った森本にいなされ、カウンターをもらってしまう。第3ラウンド、ついに森本をコーナーに追いつめたと思った瞬間、園川の顔面に森本の左フックが炸裂した。前のめりに倒れ込む園川を見て、セコンドがタオルを投入。森本のTKO勝ち。積極性に欠けるところもあったが、最後の一撃はお見事。

バンタム級4回戦
張本 陽介  1RTKO  稲村 吉紀
 勢いよく飛び出した稲村。応戦しながらも下がる張本を追いかけるが、ふと前進を止めた瞬間、張本の右フックが稲村のテンプルを打ち抜いた。尻もちをこらえる稲村だったが体はいうことを利かずダウン。立ち上がったものの、張本のラッシュに耐えることはできず、棒立ちになったところでレフェリーが試合を止めた。張本のTKO勝ち。

56.0kg契約級8回戦
上谷 雄太  ドロー  川野 正文
 ボディ攻撃を起点に接近戦に持ち込む上谷。川野の懐に潜り込んで放つアッパーが川野の顎を跳ね上げる。突き放したい川野だが、上谷のスピードがそれを許さず、まずは上谷がダウンを奪う。しかし後半に入り、やや動きの鈍った上谷を川野のストレートがおそう。終盤はどちらが倒れてもおかしくないスリリングな打ち合いが続き、交互に膝を揺らす激戦となった。試合は白熱したまま終了し、判定はドロー。三者三様の判定になるのもわかる。

54.5kg契約級10回戦
橋詰 知明  5RTKO  武田 高廣
 ぐんぐん前に出て体ごとパンチを叩きつけてくる武田。序盤、この突進に巻き込まれた橋詰だったが、接近戦を冷静にこなして徐々に距離を作り、中盤から反撃に転ずる。踏み込んできた武田にカウンターをあわせ、止まったところへ連打を叩き込む。それでも向かってくる武田だったが、第5ラウンド、橋詰の一発で完全に動きが止まった武田に、雨あられと連打が打ち込まれた。棒立ちになり、それでもダウンは断固拒絶していた武田だったが、レフェリーが割ってはいって試合終了。橋詰のTKO勝ち。武田の根性も見上げたものだったが、橋詰がすべてにおいて一枚上手だった。

ヘビー級10回戦
タイ・フィールズ  1RTKO  モンテ・パレット
 体格を活かしてバレットを追い込むフィールズ。しかし、追い込んだ先で待っていたのはバレットの右クロスだった。完全停止したフィールズにバレットの連打が容赦なく叩き込まれ、フィールズはマットに叩きつけられる。立ち上がろうともがくフィールズだが、すでに足はいうことを聞かず、レフェリーが試合をストップ。バレットのTKO勝ち。あっという間だった。

WBC世界スーパー・フェザー級暫定王座決定戦
ウンベルト・ソト  反則勝ち  フランシスコ・ロレンゾ
 2階級制覇めがけてロレンゾに襲いかかるソト。ロレンゾはソトの圧力に押されて下がりっぱなしとなる。しかし、下がれば下がるほどソトの前進は鋭くなり、ついにロレンゾをマットに沈める。立ち上がったロレンゾにトドメを刺すべくソトが突進するが、ここでアクシデントが発生した。自ら膝をついたロレンゾの後頭部をソトの右フックがかすめた。これが反則だととられ、ソトに反則負けが宣告されてしまった。ロレンゾの勝ち。あれは、レフェリーが中途半端だったなぁ。割って入るのが遅すぎた。

WBC世界ライト級タイトルマッチ
デビッド・ディアス  9RTKO  マニー・パッキャオ
 アジア人初の4階級制覇を狙うパッキャオ。パンチ力をどこまでスピードでカバーできるかが見所と思われていた、が、パッキャオはそんなレベルではなかった。パワーで勝負するはずのディアスを、パワーで凌駕し、さらにスピードで圧倒する。何もできずにボロボロにされていくディアス。何をしてもパッキャオに拳が届かない。そして、パッキャオのパンチだけがディアスにダメージを与えてゆく。第9ラウンド、逆転をかけての反撃に出たディアスだが、それが通用するパッキャオではなかった。ディアスの踏み込み際、ショート左フックがディアスの顎を打ち砕く。膝からマットに崩れ落ちるディアス。即座にレフェリーが試合をストップし、パッキャオのTKO勝ち。4階級制覇もすごいが、この試合だけを見てもすごかった。完璧だ。

7月2日 「梅錦 純米酒」を嗜みつつ
54.5kg契約級4回戦
岩本 伶央  1RTKO  水上 太介
 最初の打ち合いで勝敗は決した。岩本の右ストレートが水上の顔面を打ち抜く。立ち上がる水上だが、すでに足下はフラフラ。岩本のラッシュに飲み込まれ、コーナーに叩きつけられたところでレフェリーが試合を止めた。岩本のTKO勝ち。

バンタム級4回戦
西口 直輝  2RTKO  山川 浩平
 前に出る西口を迎え撃つ山川。次第に山川が前に出続ける。第2ラウンド、防戦一方になった西口の顔面に、右ストレートが2発着弾する。ロープに弾かれて前のめりに倒れる西口。試合続行不能と判断されて山川のTKO勝ち。

ウェルター級6回戦
水本 昌寛  判定  若林 豪
 ミドルレンジでいいパンチを放つ若林だが、一歩踏み込むと水本の連打が炸裂する気の抜けない展開。互いのクリーンヒットに耐え、激しく打ち合いながら迎えた試合終了のゴング。判定で水本の勝ち。

49.4kg契約級10回戦
宮崎 亮  判定  ガオフラチャーン・シットサイトーン
 最初からプレッシャーをかけてガオフラチャーンを追いつめてゆく宮崎。強烈なパンチがガオフラチャーンの顔面を幾度も捉える。ガオフラチャーンはそのたびクリンチに逃げ、打ち合いにこない。が、宮崎が気を抜いた瞬間、一気に間を詰めて右のビッグパンチを振るってくる。油断はできない。この展開は試合終了のゴングまで続き、判定で宮崎の勝ち。

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