2008年9月

 このページではテレビで放送されたボクシングの試合結果を、酒を嗜みながらふらふら書きつづっていこうと思います。評価にはかなりの偏りが生じる可能性がありますが、ま、そこはそれ、ご容赦ください。

9月28日 「加賀鳶 山廃純米酒」を嗜みつつ
64.0kg契約級4回戦
松原 勇太  2RTKO  陽川 清二
 陽川を追って前に出る松原。突き放したい陽川だが、徐々に距離がつまり、松原のパンチが陽川の顔面を捉えはじめる。第2ラウンド、左右連打からの右ストレートが陽川の顔面を捉えてダウンを奪う。立ち上がった陽川だったが、防戦一方になったのを見たレフェリーが試合をストップ。松原のTKO勝ち。

フライ級8回戦
吉田ファンキー  判定  久田 哲也
 鋭いロングフックで序盤ペースを握った吉田。久田のガードの外側をまわって顔面を捉えるフックが、久田の前進を止める。しかし後半にはいると、形勢が逆転しはじめる。久田が吉田のパンチをかいくぐり、ボディの連打でプレッシャーをかけ始めた。長距離砲を封じられた吉田はなんとか距離をとろうとするが、久田が食らいついて離れない。最終ラウンドは互いにパンチを叩きつけあう展開となったが、両者ともダウンを奪うことはできず試合終了。判定で久田の勝ち。

48.5kg契約級10回戦
ホブ・ソラーノ  負傷判定  武市 晃輔
 序盤、鋭いワンツーでソラーノの前進を封じた武市。しかし中盤にはいるとソラーノの馬力に武市が押されはじめる。武市のストッピングジャブをものともせずにソラーノが前進してくる。距離を潰されては分が悪い武市はロングレンジで勝負をかけようとするが、あっという間に踏み込まれてクロスレンジでの打ち合いに持ち込まれてしまう。反撃の糸口が見えない武市。そのままの流れで迎えた第10ラウンド、バッティングでソラーノが額を切り、これが試合続行不能と判断されてしまう。判定はドロー。

ヘビー級10回戦
チャズ・ウィザスプーン  判定  ドミニク・ジェンキンス
 丁寧にパンチを突くウィザスプーンに対して、カウンターを狙うジェンキンス。有効打はウィザスプーンの方が多いが、思い出したように攻め込んでくるジェンキンスのパンチも侮れない。中盤までは一進一退の攻防となったが、終盤にはいるとジェンキンスが失速する。あからさまにスタミナ切れの様相を呈し、ただ前に出るだけでウィザスプーンの細かいパンチに晒され続ける。試合終了10秒前、ジェンキンスは最後の力を振り絞って攻勢をかけるがウィザスプーンには届かず、判定でウィザスプーンの勝ち。

フェザー級4回戦
アンヘル・トーレス  判定  ジョーイ・アローヨ
 鋭いステップインでアローヨに詰め寄るトーレス。しかし、踏み込み際にも、踏み込んだあとにもアローヨのカウンターがおもしろいように決まる。トーレスが失速したときがアローヨの勝負の時だったが、トーレスは思ったよりタフだった。最終ラウンドになっても変わらない圧力で迫ってくる。しかし、最後まで距離を支配したアローヨ。判定でアローヨの勝ち。

ミドル級10回戦
ピーター・キーリン  判定  アントワン・エコーズ
 思いっきり飛び込んで放つ長距離砲と変幻自在の角度から飛んでくる短距離砲を併せ持つキーリン。強打のエコーズは何もできないままパンチに晒される。中盤にはいるとエコーズの動きはあからさまに鈍るが、キーリンは勝負に出ない。終盤、キーリンの猛攻にいつ止められてもおかしくない状況となるが、まだ勝負に出ない。エコーズのタフさもあってダウンシーンは訪れなかった。圧倒的なキーリンの判定勝ち。

WBO世界スーパー・ライト級タイトルマッチ
リカルド・トーレス  1RTKO  ケンドール・ホルト
 試合開始早々、トーレスの鋭い右ストレートがホルトを捉えた。鮮やかなダウンを奪う。立ち上がりがむしゃらに前に出たホルトだったが、再びトーレスのパンチを喰らって2度目のダウンを喫する。これで勝利を確信したか、猛然と襲いかかったトーレス。ロープ際でもつれたところに、ホルトの右ストレートがジャストミートした。ロープに絡まって微動だにしないトーレス。レフェリーが試合をストップ。ホルトのTKO勝ち。まさか、あそこから速攻でああいう展開があるとは!大逆転勝利だ。

ヘビー級8回戦
カリー・ミーハン  2RKO  ドミニク・アレグザンダー
 パワフルに圧力をかけるミーハンに対して、アレグザンダーはなんとかあがこうと必死だ。しかし第2ラウンド、アレグザンダーが突っ込んできたところへ右フックをあわせてダウンを奪う。アレグザンダーは10カウント内にファイティングポーズがとれず試合終了。ミーハンのKO勝ち。実力差がありすぎたかな。

WBA世界ヘビー級王座決定戦
ニコライ・ワルーエフ  判定  ジョン・ルイス
 大巨人ワルーエフに挑むルイス。巧みにワルーエフのジャブをかいくぐって、ルイスが至近距離からパンチを放つ。それでも有効打はワルーエフの方が多いが、序盤のペースはルイスがつかみつつある。ワルーエフもなんとかルイスのパンチをかわして反撃するが、距離をとれない状況では長身も意味がない。しかし、単発で終わるルイスは、ワルーエフを仕留めなければ勝利はないわけだが、そこまでダメージを与えることはできなかった。試合はそのまま終了し、判定でワルーエフの勝ち。

9月25日 「加賀鳶 山廃純米酒」を嗜みつつ
50.0kg契約級4回戦
沖田 英志  判定  森田 厳希
 激しい打ち合いを展開する沖田と森田。お互い惜しいパンチはあるものの、決定的にダメージを与えることはできず、試合はそのまま終了。判定で沖田の勝ち。

ライト・フライ級6回戦
加藤 和之  判定  町田 昌丈
 リーチを活かしたジャブとフックを織り交ぜ、加藤の接近を許さない町田。なんとか距離を縮めたい加藤は頭を振りながらチャンスを待つ。中盤に入り、町田のパンチスピードがわずかに鈍ると、加藤が一気に攻めに出る。町田を射程に捉え、パンチを振るう。しかし、両者とも致命的なダメージは与えられずに試合終了。判定で加藤の勝ち。

スーパー・フライ級10回戦
ロセンド・ベガ  判定  小松 則幸
 頭から突っ込んでくるベガ。このブルファイター相手に序盤パンチを喰らってしまう小松。しかし、前半をなんとか凌いだ小松は、後半に入って動きが鈍ったベガに対して、足を使ったボクシングを展開する。後半を有利にすすめた小松の判定勝ち。ホームでなければ危なかったかもしれないな。

9月23日 「加賀鳶 山廃純米酒」を嗜みつつ
WBA世界ミドル級タイトルマッチ
フェリックス・シュトルム  判定  ランディ・グリフィン
 鋭いリードブローとカウンターで序盤ペースを握ったシュトルム。そのまま押し切りたいところだったのだろうが、中盤に入ってグリフィンが懐に飛び込むタイミングをつかむ。シュトルムのジャブをかわしながら接近戦でパンチを叩きつけるグリフィン。しかし、息を吹き返したシュトルムが再びグリフィンを突き放す。グリフィンもペースを渡すまいと踏みとどまり、シーソーゲームを展開したまま試合は終了。判定でシュトルムの勝ち。

WBC世界ウェルター級王座決定戦
アンドレ・ベルト  7RTKO  ミゲール・ロドリゲス
 リーチで有利なはずのロドリゲス。しかし、ベルトの踏み込みは一瞬でこの距離を潰す。左の差し合いで有利な展開に持ち込んだベルトは、ロドリゲスに豪腕を叩きつける。形勢を逆転したいロドリゲスは必死にパンチを返すが、ベルトの回転力の前では何もできなかった。右アッパーで最初のダウン。ロープに追い詰められて2度目のダウンを喫し、再びベルトの連打に晒されようとしたところでレフェリーが試合を止めた。ベルトのTKO勝ち。超近距離でクリンチができない。強打の回転ではじき飛ばす。おそろしく強い。

9月21日 「加賀鳶 山廃純米酒」を嗜みつつ
フェザー級8回戦
モンコンノーイ・ポルクラハン  2RKO  笛木 亮
 ミドルレンジで打ち合う両者。笛木が前に進み、ポルクラハンが迎え撃つ。時折ポルクラハンのパンチをもらいながらも笛木はロープ際までポルクラハンを追いつめ、左フックでダウンを奪う。立ち上がったポルクラハンはパンチを振るって追撃を拒むが、第2ラウンド、バックステップを折った笛木の左ストレートがポルクラハンの顔面を捉えた。そのまま尻もちをついたポルクラハン。すでに眼の焦点は定まらず、立ち上がるもののテンカウント。笛木のKO勝ち。パンチ力はあるな。

ライト級8回戦
笠 康次郎  5RKO  方波見 吉隆
 トリッキーな動きで笠を翻弄する方波見。笠は突進力で方波見に挑むが、接近戦でも方波見は巧い。しかし、離れると方波見の長距離砲が火を噴くため、笠は接近するしかない。第5ラウンド、目尻を切られ、それでも前進する笠に方波見の右フックが炸裂した。立ち上がろうとするが足下定まらない笠を見て、レフェリーはテンカウントを数える。方波見のKO勝ち。相変わらず、訳わからないが強い。ハメドの要素も強くなってきたな。

67.0kg契約級8回戦
斉藤 幸伸丸  判定  吉田 憲太郎
 ぐいぐい追い立てる斉藤を、ステップワークでかわしてカウンターを狙う吉田。まず、吉田の左フックがカウンターで斉藤を捉えてダウンを奪う。だが、ボディパワーで勝る斉藤はさらに懐へ侵入し、細かく吉田を痛めつけてゆく。終盤にはいるといきなり打ち込んだ斉藤のパンチが吉田を捉えるようになり、展開は一方的。時折、弾ける吉田の頭を見て、レフェリーがストップをうかがう場面もあった。判定で斉藤の勝ち。

OPBFフライ級タイトルマッチ
大久保 雅史  負傷引き分け  有富 康人
 大久保と有富の打ち合い。序盤で大久保の額が切れた。場所からすると影響はないかと思われたのだが、出血が激しくなった。結局ドクターストップとなり、規定ラウンドに達していないため負傷引き分け。

58.0kg契約級10回戦
細野 悟  R9TKO  ラ・アミール・ライラ
 接近戦でぶつかり合うライラと細野。ライラは大きなパンチを振るいながら前に出ようとするが、細野が放つボディブローに次第に後退をはじめる。細野の上下の打ち分けに晒されるライラは倒れてもおかしくないようなパンチを叩き込まれるが、それでも立っている。要所でパンチを振るい、細野のラッシュを断ち切る。第9ラウンド、まぶたも切り、反撃もままならなくなったライラに細野が襲いかかる。細野のパンチに振り回されるようになったところでレフェリーが割って入った。細野のTKO勝ち。

64.0kg契約級8回戦
亀海 喜寛  2RKO  チョークチャラーム・ウォースラポン
 小気味よいジャブをつくウォースラポン。亀海は頭を振りながら懐をうかがう。第2ラウンド、それは突然起こった。亀海のワンツーがまともにウォースラポンを捉えた。立ち上がろうともがくウォースラポンだが、足はすでにいうことをきかない。そのままカウントアウトして亀海のKO勝ち。様子見から一気にアクセルを吹かせるパンチ力。強い。

65.0kg契約級8回戦
サムローン・ウォースラポン  2RTKO  塩谷 智行
 逃げるサムローンを追いかける塩谷。第2ラウンドには塩谷の射程に捉えられたサムローン。塩谷の連打もいまいち精彩を欠くが、それでもサムローンは次第に弱ってゆく。そして、完全に逃げ腰になったところでレフェリーが割って入った。塩谷のTKO勝ち。

スーパー・フェザー級8回戦
清水 秀人  負傷判定ドロー  藤沢 一成
 先手をとって勝負をかける清水に対して、藤沢はカウンターで迎え撃つ。清水が優勢に試合を進め、コーナーに藤沢を追い込む場面も見られたが、藤沢はここでパンチをかわしながらカウンターを放つ。両者決定打を放てないまま迎えた第5ラウンド、バッティングによる傷が試合続行不可能と判断されて試合終了。判定はドロー。

9月16日 「加賀鳶 山廃純米酒」を嗜みつつ
51.5kg契約級4回戦
水嶋 順三郎  判定  戸井 弘数
 初っぱなから前進を続ける水嶋を、足を使ってさばく土井。しかし、水嶋の攻めから逃げられないと判断したのか、水嶋は中盤から接近戦での打ち合いに転ずる。激しい打ち合いになるも、この距離はやはり水嶋のもの。最後まで決定打は出なかったが、圧倒した水嶋の判定勝ち。

ライト級8回戦
加藤 善孝  判定  鈴木 拓也
 ファイターの加藤とアウトボクサーの鈴木。互いの射程で鋭いパンチを放つが、なかなか距離を支配することができない。中盤から勢いを増していった鈴木は終盤には加藤の土俵である接近戦を挑んでいた。よく攻めるが、しかしこの距離は加藤のもの。時折、強力な一発を当ててペースを握らせない。この展開は最終ラウンドまで続き、判定で加藤の勝ち。

9月15日 「笹一 純米酒」を嗜みつつ
WBA世界スーパー・ライト級タイトルマッチ
アンドレアス・コテルニク  判定  木村 登勇
 序盤、先制攻撃をしかける木村に対して、コテルニクは徹底してその打ち終わりを狙う。振り切った瞬間にコテルニクのパンチが飛んでくるため、木村はトリッキーな動きを封じられてしまう。中盤に入り、木村の動きを見切ったコテルニクは打ち終わり狙いからカウンター狙いにシフトしてきた。木村のリードブローにコテルニクのパンチが綺麗にかぶさり、勢いを完全に殺されてしまう。教科書通りの戦いに持ち込んでしまえばコテルニクのもの。カウンターを食らい続けながら倒れなかった木村はさすがだが、判定は終始優位に試合を組み立てたコテルニクの勝ち。

WBA世界スーパー・フライ級王座決定戦
名城 信男  判定  河野 公平
  まず襲いかかったのは河野。距離を詰めて名城にパンチを浴びせるが、ここは名城の土俵でもある。すかさず反撃に移る。やや距離が遠い河野は名城の踏み込み際と離れ際にパンチを集めてクリーンヒットを狙う。これをかいくぐって懐に潜りたい名城。ペースの奪い合いが延々と続く。中盤、河野のパンチが名城の出足を止めて流れを引き寄せるが、後半、アッパー中心の攻撃に切り替えた名城が流れを引き戻す。一進一退の打ち合いは最後まで続き、判定で名城の勝ち。どちらが勝ってもおかしくないきわどい試合だった。

WBCスーパー・バンタム級暫定王座決定戦
西岡 利晃  判定  ナパーポン・ギャットティサックチョークチャイ
 序盤、スピードの差を活かしてナパーポンを攪乱する西岡。綺麗なカウンターを叩き込まれながらも、ナパーポンは無表情で前進してくる。変わらぬ状況に焦りを感じたか、終盤に入って西岡は頭をつけての接近戦を挑む。足を使わず押し合うファイトスタイルはナパーポンのものだ。接近戦でもハンドスピードで勝る西岡はナパーポンからクリーンヒットを奪うが、ナパーポンの重たいパンチも食らってしまう。疲れも見え始め、ナパーポンを倒すキレはなくなりながらも、最後まで打ち合いを続けた西岡。判定で西岡の勝ち。

WBA世界ミニマム級タイトルマッチ
新井田 豊  4RTKO  ローマン・ゴンザレス
 得意の左で距離を作ろうとした新井田。しかし、ゴンザレスの圧力は尋常ではなかった。新井田のパンチをものともせず前進し、強烈な左を叩き込んでくる。次第に後退一方になる新井田。第3ラウンド、前に出てゴンザレスを止めようとした新井田だが、ゴンザレスはそれほど甘くなかった。ガードの隙間から強打をいいようにねじ込まれ、さらに戦況は悪化してゆく。苦し紛れのカウンターも、下がりながらでは威力はない。そして第4ラウンド、腫れ上がった新井田の顔を見てレフェリーが試合を中断。ドクターが試合続行不能と判断してゴンザレスのTKO勝ちとなった。たしかにひどい腫れだったが、試合を止めるほどではなかったように思う。新井田にとどめが刺される前に、別の意志で試合が止まったように感じるのは私だけだろうか?

9月9日 「加賀鳶 山廃純米酒」を嗜みつつ
WBOインターコンチネンタルスーパー・ミドル級タイトルマッチ
カロリー・バルザイ  5RKO  ホセ・アルベルト・クラベロ
 完璧に距離を支配するバルザイ。クラベロはなんとか打ち合いに持ち込もうとバルザイの懐をうかがうが、ことごとくはじき出されてしまう。第5ラウンド、しびれを切らして強引に突っ込んだクラベロに、バルザイの右フックがクリーンヒットした。再度体勢を整え、追撃にかかろうとしたクラベロだったが、すでに足は死んでいた。マットに崩れ落ちるクラベロ。立ち上がろうとするものの、カウント内にファイティングポーズをとることはできなかった。バルザイのKO勝ち。堅いボクシングをする。しかも、強い。

WBO世界ウェルター級タイトルマッチ
カルロス・キンタナ  1RTKO  ポール・ウィリアムス
 第1ラウンドからヒットアンドアウェイでウィリアムスを攪乱しにかかったキンタナ。そこへいきなりウィリアムスのカウンターが炸裂した。頼みの綱の足を奪われ、クリンチに逃れようとしたキンタナだったが、ウィリアムスの強打で突き放されて最初のダウンを喫する。立ち上がり、バックステップで逃げるキンタナだったが、ウィリアムスの拳は、余裕で射程距離に捉えていた。ウィリアムスの長距離砲をまともに食らい続けたキンタナ。ついに前のめりに崩れ落ちたところでレフェリーが試合を止めた。ウィリアムスのTKO勝ち。前の試合の鬱憤を晴らすような、圧倒的な差を見せつけたウィリアムス。やっぱり強い。

WBC世界スーパー・ウェルター級タイトルマッチ
バーノン・フォレスト  判定  セルジオ・モーラ
 トリッキーな動きでフォレストのパンチをかわしながら、細かくパンチをヒットさせるモーラ。この戦法になかなか対応できないフォレストは、ペースをつかみきれないまま中盤を過ごしてしまう。後半に入り、長距離にモーラーを釘付けにすることで勝機を見いだそうとしたフォレストだが、最後までモーラーを捉えることはできず、判定でモーラの勝ち。

9月7日 「加賀鳶 山廃純米酒」を嗜みつつ
IBF世界スーパー・ライト級タイトルマッチ
ポール・マリナッジ  判定  ラブモア・ヌドゥ
 攻撃的なヒットアンドアウェイでヌドゥを攻め立てるマリナッジ。とにかく髪の毛がじゃまそうだ。それもあってか、ヌドゥのワンツーが時折きれいに決まる。いよいよ我慢しきれなくなったマリナッジは、試合途中で断髪式を敢行。その後もヌドゥの射程距離を巧みに外しながら試合をコントロールしたマリナッジが判定で勝利。

IBOスーパー・ライト級タイトルマッチ
リッキー・ハットン  判定  ファン・ラスカノ
 カウンターからの連打を狙うラスカノ。スロースタートしたハットンは次第に回転数を上げてゆき、中盤、リバーブローを織り込んだ強烈なクロスレンジでの猛攻をラスカノに浴びせる。しかし、そうなるとガードが甘くなるのもハットンの癖。攻め込んだところへラスカノの連打をまともに喰らって、失速することも度々だ。だが、ハットンのプレッシャーはラスカノの反撃を許さず、最後まで攻め続けたハットンの判定勝ち。

9月4日 「越乃景虎 純米吟醸酒」を嗜みつつ
ライト級8回戦
ジョニー・エドワーズ  7RKO  フレディ・ノーウッド
 互いの一瞬の隙を逃さず撃ち抜く力を持った両者の戦い。まず前進していったのはエドワーズだったが、打ち終わりをノーウッドに狙われて主導権を握ることができない。一瞬攻勢を止めたエドワーズに、今度はノーウッドがプレッシャーをかけるが、今度はその打ち終わりにエドワーズの左フックが炸裂した。ノーウッドがダウンを喫する。挽回を図ってさらに前進するノーウッドだったが、第7ラウンド、再びエドワーズの左フックをこめかみに食らう。糸の切れた人形のように倒れ込む。レフェリーのカウントには反応したものの、すでに足はいうことを聞かずカウントアウト。エドワーズのKO勝ち。スリリングな展開だったが、一撃のダメージで勝ったエドワーズが勝利をつかんだ。

クルーザー級6回戦
アーサー・ウイリアムス  判定  クラレンス・ムーア
 長身のウィリアムスに迫るムーア。なんとか間合いを縮めたいところだが、そこへ飛んできたのはウイリアムスの右フックだった。ムーアがダウンを喫する。ウイリアムスがこのまま押し切るかと思われたが、そのあとの攻めにいまいち決め手を欠く。とはいえ、ムーアにつけいる隙は与えずに判定勝ち。

WBC米国ライト級タイトルマッチ
スティーブ・ジョンストン  10RTKO  エドナー・チェリー
 ヒットアンドアウェイでチェリーを攪乱したいジョンストン。だが、踏み込み際にことごとくチェリーのカウンターがヒットする。踏み込むタイミングを潰され、リズムに乗れないジョンストンは次第にチェリーの距離に釘付けにされてゆく。第9ラウンドにダウンを喫したジョンストンはなんとかポイントを取り返そうと勝負をかけるが、そこにチェリーの右ストレートが炸裂した。そのまま真後ろに倒れたジョンストンを見て、レフェリーは試合をストップ。チェリーのTKO勝ち。大半をチェリーが支配した試合で、最後の一矢を報いようとしたジョンストンを逆にしとめた。チェリー、強い。

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