2008年10月

 このページではテレビで放送されたボクシングの試合結果を、酒を嗜みながらふらふら書きつづっていこうと思います。評価にはかなりの偏りが生じる可能性がありますが、ま、そこはそれ、ご容赦ください。

10月27日 「酔心 純米吟醸」を嗜みつつ
スーパー・ミドル級10回戦
ピーター・キーリン  判定  ディオシニオ・ミランダ
 第1ラウンドでミランダのパンチを見切ったキーリンは、飛び込むようにしてビッグパンチを放ち続ける。ハンドスピードのないミランダは防戦一方。序盤は一方的な展開となる。が、あまりに見え見えの一発攻勢はミランダにすべてかわされてしまう。そして終盤、ミランダの一発がキーリンのこめかみを捉えた。急激に失速したキーリンはミランダの強打から逃げまどう羽目になる。このあと、距離をとったキーリンはカウンター狙いでミランダに挑むが、決定打を決めることなく試合終了。判定でキーリンの勝ち。

ライト・ヘビー級4回戦
ヤシン・ラシード  判定  アンドレ・ヘンフィル
 初っぱなからパンチを交換するラシードとヘンフィルだが、なかなか自分のペースに持ち込むことができない。試合は一進一退のまま進み、そのまま終了。判定でラシードの勝ち。

スーパー・ウェルター級10回戦
セキュー・パウエル  7RTKO  デアンドレ・ラティモア
 リードパンチの差し合いで勝るラティモア。ほぼ同じ手数の展開で徐々にパウエルを追いつめてゆく。特にラティモアの左がパウエルには見えていない。第7ラウンド、ラティモアの左ストレートがまともにパウエルの顔面を貫いた。フラフラとロープ際まで後退したパウエルに、ラティモアが襲いかかった。そのままコーナーに追いつめてラッシュ。パウエルが棒立ちになったところでレフェリーが割って入って試合終了。ラティモアのTKO勝ち。世界戦を控えたパウエルを相手に、大番狂わせの勝利となった。

10月25日 「天領ひだほまれ 純米吟醸酒」を嗜みつつ
WBOラテンアメリカスーパー・フェザー級王座決定戦
リカルド・フアレス  11RTKO  ホルヘ・バリオス
 大胆な踏み込みからガードお構いなしにパンチを放つバリオス。守勢にまわるフアレスをぐいぐいと追いつめる。序盤おとなしく過ごしたフアレスは、中盤にはいるとカウンターをバリオスの踏み込み際に合わせはじめる。このカウンターで幾度も勢いを寸断されるバリオスだが、すぐに前進をはじめてフアレスに迫る。終盤、バリオスが力攻めに出てきた。ひたすら前進してプレッシャーをかけ、流れをつかむ戦法だ。だが、少しでも勢いが鈍ると、そこにフアレスのカウンターが炸裂する。第11ラウンド、そのカウンターがついにバリオスの顔面を直撃した。鮮血を散らしてマットに崩れるバリオス。立ち上がるものの、出血が激しすぎてレフェリーストップ。フアレスのTKO勝ち。負けはしたが、バリオスの戦い方はおもしろい。

IBOライト級王座決定戦
ファン・ディアス  判定  マイケル・カチディス
 連打を得意とするディアスに対して、ひたすら距離をつぶしにかかるカチディス。くっつきながらいいパンチも入れているのだが、ディアスのカウンターをまともにもらうシーンも多い。ラウンドが進むにつれ、顔のかたちが変形していくカチディス。それだけディアスのパンチが的確にヒットしているということだが、それでもカチディスは下がらない。終盤、幾度かドクターチェックを受けたカチディスだが、それでもスタイルは変わらない。最終ラウンド、クロスレンジでの激しい打ち合いを演じるが、両者決定打を放つことはできないまま試合終了。判定でディアスの勝ち。

10月23日 「天領ひだほまれ 純米吟醸酒」を嗜みつつ
バンタム級4回戦
林 智樹  2RTKO  菱川 諒
 ミドルレンジで打ち合う林と菱川。詰め寄る菱川に押されて、まぶたをカットしてしまう林。しかし第2ラウンド、後退した菱川を追い込んで放った右ストレートがカウンターで菱川を捉えた。崩れ落ちる菱川。なんとか立ち上がろうとするが、ふらつく姿を見てレフェリーが試合終了を宣言。林のTKO勝ち。

フライ級4回戦
斉上 昭宏  判定  時松 友二
 手数を出してペースを奪い合う斉上と時松。まぶたをカットした斉上はやや強引に前に出るが、そこに時松のカウンターがヒットする。両者決定的なチャンスをものにすることはないまま試合終了。判定で時松の勝ち。

フライ級6回戦
橋本 憲征  3RTKO  河合 良太
 鋭い踏み込みからパンチを放つ橋本。河合はやや下がりながらも反撃の機会を狙うが、接近戦での打ち合いも互角だ。だが、第3ラウンド、河合の左右フックが橋本の顎を打ち抜いた。蹈鞴を踏んだ橋本に襲いかかる河合。レフェリーが割って入ると同時にセコンドからタオルが投入されて試合終了。河合のTKO勝ち。激しい打ち合いの末、一撃で勝負が決まった。

スーパー・ミドル級6回戦
松本 晋太郎  1RTKO  チンチャイ・パラドーンジム
 体格差を活かしてチンチャイに圧力をかける松本。第1ラウンドからすでに下がり気味のチンチャイ。そのガードを松本のアッパーが貫いた。顎を跳ね上げて最初のダウンを奪う。あとはチンチャイがやる気をなくして立て続けにダウン。松本のTKO勝ち。もう少し相手が強くないと、実力がみれないんだよね。

10月21日 「天領ひだほまれ 純米吟醸酒」を嗜みつつ
ミドル級10回戦
フリオ・セサール・チャベス・ジュニア  判定  マッド・バンダ
 ミドルレンジで打ち合いを展開しながら、序盤ペースを握ったのはチャベス。連打の中に織り込まれたボディブローがバンダを徐々に後退させる。しかし、バンダの巧みなディフェンスが決定的なチャンスを作らせない。後半にはいると、流れが変わりはじめる。キレを失ったチャベスをバンダが追いつめはじめる。完全にスタミナを切らしたチャベスにあと一歩まで迫るバンダだったが、こちらもボディブローで踏ん張りが効かない。最終ラウンドの打ち合いを制したバンダだったが、序盤のポイントを取り戻すことができず、判定でチャベスの勝ち。

IBF世界スーパー・フライ級タイトルマッチ
ディミトリー・キリロフ  5RKO  ビッグ・ダルチニャン
 右手を前に突き出す独特なスタイルでキリロフに挑むダルチニャン。序盤、スピードで勝負をしようとしたキリロフだったが、ダルチニャンのハンドスピードに易々と捉えられ、顔面を紅潮させてゆく。これではじり貧と、戦法を切り替えて足を止めるキリロフ。しかし、そこはダルチニャンの土俵だ。ガードのないダルチニャンにパンチは届くものの、ダルチニャンは何事もなかったように打ち返してくる。そして第5ラウンド、高速連打の最後の一発がキリロフの顔面を弾いた。これで尻もちをつくようにキリロフがダウン。立ち上がったキリロフにダルチニャンが猛然と襲いかかる。キリロフのダメージを測る気はない。逆転を狙ってキリロフが繰り出すカウンターをものともせずラッシュを浴びせ、キリロフの心ごとへし折ってしまった。ダウンしたキリロフは、体を起こすものの立ち上がる気配を見せず。ダルチニャンのKO勝ち。相変わらずぎごちないスタイルだが、強い。負けを経験しても貫けるってのは、すごい。

WBC暫定世界フェザー級タイトルマッチ
オスカー・ラリオス  7RTKO  マルロン・アギラル
 体格差を活かしてアギラルにプレッシャーをかけるラリオス。この圧力に、徐々にアギラルのガードがほどけてゆく。中盤に入ってディフェンス重視のスタイルに切り替えたアギラルを重たいパンチでぐいぐい追いつめてゆくラリオス。第6ラウンド、アッパーからの連打で最初のダウンを奪う。第7ラウンド、足を使って逃げるアギラル。だが、逃げ切れるものではなかった。ラリオスの右ストレートがアギラルのガードを突き破ってジャストミート。必死に立ち上がろうとするアギラルを見て、レフェリーは試合終了を宣言。ラリオスのTKO勝ち。単調に見えるが、それこそがラリオスの武器。強い。

10月20日 「天領ひだほまれ 純米吟醸酒」を嗜みつつ
スーパー・ライト級4回戦
ヘンリー・ランディ  判定  エステバン・アルマラス
 ぐいぐい前に出るランディにカウンターの左を叩き込んだアルマラス。第1ラウンド、さっそくダウンを奪う。しかし、懲りずに突っ込んでくるランディの回転はさらに上がり、高速のワンツーでダウンを奪い返した。そのままリズムに乗るランディは、やや優位に後半に持ち込むが、第4ラウンド、アルマラスの右ストレートを再びカウンターで食らってダウンを喫してしまう。試合はそのまま終了。判定は、リズムを制したランディの勝ち。

スーパー・ミドル級4回戦
アンヘル・カマチョ  判定  アンドレ・ヘンフィル
 足を使ってヘンフィルを攪乱するカマチョ。最終ラウンドまでヘンフィルはなにもできなかった。が、起死回生の左フックがついにカマチョを捉えた。攻め込むヘンフィルだが、攻めきることはできず、判定でカマチョの勝ち。

クルーザー級10回戦
アーロン・ウィリアムス  5RTKO  ホセ・ルイス・エレラ
 第1ラウンド、圧倒的なプレッシャーでエレラをコーナーに追い込み、押しつぶすような連打でダウンを奪ったウィリアムス。完全に主導権を握る。強打に晒されながら攻め込む機を狙うエレラだったが、展開は一方的。ウィリアムス有利のまま試合は中盤に進む。第5ラウンド、余裕すら見え始めたウィリアムスのこめかみをエレラの右フックが直撃した。すべてをひっくり返した一撃。蹈鞴を踏んで後退するウィリアムスにエレラが襲いかかった。ロープまで吹き飛ばされてスタンディングダウンをとられたウィリアムス。かろうじて立ち上がるウィリアムスだったが、エレラの追撃から逃れることはできず。自分から膝を折ったところでドクターチェック。そのままレフェリーストップとなった。エレラのTKO勝ち。前評判を覆す大番狂わせの一発。ボクシングはこれがあるからおもしろい。

ヘビー級8回戦
ジェイソン・エストラーダ  7RTKO  モートリー・ウィザスプーン
 じんわりとしたプレッシャーをかけながらウィザースプーンの懐に潜り込むエストラーダ。長身のウィザースプーンのリードブローをきれいにさばきながら前進する。しかし、最後の詰めが甘い。完全にウィザースプーンを萎縮させながら、なかなか勝負に出ないエストラーダ。第7ラウンド、しびれを切らしたレフェリーが試合をストップするが、もう少しで倒せるところを倒せなかった。エストラーダのTKO勝ち。

10月18日 「天領ひだほまれ 純米吟醸酒」を嗜みつつ
OPBFスーパー・フライ級タイトルマッチ
冨山 浩之介  12RTKO  相澤 国之
 じりじりと迫ってくる相澤に対して、カウンターで連打を放つ冨山。中盤にかけて、相澤が徐々に加速してゆく。冨山のボディを集中的に叩き、接近戦に持ち込む相澤は、有効打こそ少ないものの、確実にリズムを作っていった。しかし終盤、再びリードパンチが復活した冨山は、相澤を中間距離に釘付けにし、的確なパンチを決めはじめた。そして第12ラウンド、相澤の顔面を冨山の右ストレートがカウンターで貫いた。一瞬、天を仰いで動きを止めた相澤。冨山がトドメを刺しにかかったところでレフェリーが割って入った。冨山のTKO勝ち。最後の最後で決めてくれた。こいつは強くなるかもしれない。

OPBFライト級タイトルマッチ
ランディ・スイコ  ドロー  荒川 仁人
 足の速い荒川をボディで止めようとするスイコ。動き回る荒川のボディをひたすら狙う。中盤に入っても足の止まらない荒川は、スイコの突っ込みをかわしつつカウンターを決める。後半にはいると次第に距離は近づき、スイコの強打が荒川を射程に捉えはじめるが、荒川の足が止まらない。リズムをつかめないスイコは接近戦でも互角の打ち合いを展開し、試合はそのまま終了。判定はドロー。

スーパー・ウェルター級10回戦
岳たかはし  6RTKO  チャールズ・ベラミー
 ミドルレンジで打ち合う岳とベラミー。手数ではいい勝負をしていたが、パワーの差が徐々に現れてくる。同じように打ち合いをしながら、次第に顔を腫らして後退しはじめる岳。第6ラウンド、ベラミーの連打にロープ際まで追いつめられた額を見て、レフェリーが割って入った。額は猛抗議するが、しょうがないかも。ベラミーのTKO勝ち。

60.0kg契約級8回戦
川村 貢治  判定  杉崎 由夜
 序盤、ハンドスピードでパンチを集める杉崎。川村は杉崎のスピードに追いつけない。だが、試合が進むにつれて川村の追い込みは厳しくなってゆき、徐々に杉崎を追いつめはじめる。川村の大きなパンチで幾度も杉崎の頭が弾け飛ぶ。そんな打ち合いは試合終了まで続いたが、両者決定打を叩き込むことはできず試合終了。判定で川村の勝ち。

10月16日 「天領ひだほまれ 純米吟醸酒」を嗜みつつ
WBC世界フェザー級タイトルマッチ
オスカー・ラリオス  判定  粟生 隆寛
 ついに粟生の世界挑戦。でも、ラリオスはハンパじゃない。体を柔らかく使ってラリオスのガードの隙間を狙う粟生。ラリオスには粟生の左アッパーが見えていない。だが、一瞬でも隙を見せると豪腕を振るいながらラリオスが押し寄せてくる。ペースの奪い合いが続いた第4ラウンド、ロープ際に詰め寄ったラリオスの顎を、粟生の右フックがカウンターで貫いた。粟生がダウンを奪う。第5ラウンドにもラリオスをふらつかせた粟生だが、まだ、ラリオスのジャブを完全にかわし切れていない。ラリオスはこれを盾に体力回復を図っているようだ。そして後半、体力をいくぶん取り戻したラリオスが前進をはじめる。時折カウンターを入れる粟生だが、手数がでない。そして、ラリオスの左ジャブは粟生の勢いを寸断する。激しい打ち合いは最終ラウンドまで続いたが、両者ともあと一発を当てることができずに試合終了。判定でラリオスの勝ち。粟生にとっては惜しい試合だったが、左を制されては、世界は獲れないということだ。

WBCバンタム級タイトルマッチ
長谷川 穂積  2RTKO  アレハンドロ・バルデス
 サウスポー同士の世界タイトルマッチ。スピード、パワー、リーチに恵まれたバルデスは足を使うことなく長谷川に打ち合いを挑んでくる。対する長谷川は読みでカウンターを叩き込んで対抗する。接近したところで斬り合うような緊張の中、一瞬体勢を崩したバルデスの顔面を、長谷川の左ストレートが打ち抜いた。もんどりうってマットに叩きつけられるバルデス。立ち上がったバルデスを確実に追いつめ、連打を浴びせたところにレフェリーが割って入った。長谷川のTKO勝ち。もう少し観たかった気がするが、一見、互角以上の選手を圧倒するあたりは貫禄か。左のダブルが素晴らしく速かった。強い。

10月14日 「天領ひだほまれ 純米吟醸酒」を嗜みつつ
75.0kg契約級10回戦
クレイジー・キム  判定  アンソニー・マンディン
 大きなパンチを振るうキムに対して、コンパクトな連打で対抗するマンディン。第3ラウンド、ハンドスピードに圧倒されていたキムの左フックが、マンディンの顔面を捉えた。朽ち木のように倒れるマンディン。ここで攻め切れれば間違いなく勝てるほどのダメージを与えたキムだが、ディフェンスに徹したマンディンを捉えることができなかった。そうするうちに復活したマンディンは、再びコンパクトな連打をキムの顔面に叩き込みはじめる。キムはボディブローで対抗するが、マンディンの小気味よい連打をかわすことができない。最後までマンディンのペースで進んだ試合は、最終ラウンド終了のゴングを聞いた。判定でマンディンの勝ち。

54.5kg契約級8回戦
岸 裕機  判定  天野 隆次
 トリッキーな動きで天野を翻弄する岸。いきなり踏み込んでのロングパンチがおもしろいように天野を捉える。が、岸のパンチには、あの体勢で天野をなぎ倒すだけの力はなかったようだ。天野も必死に食い下がり、岸のスピードの落ちてきた後半は打ち合いに持ち込むシーンも増えたが、そのまま試合は終了。判定で岸の勝ち。

フェザー級8回戦
ルーサヤーム・シッスーイ  3RTKO  天笠 尚
 深い懐を活かしてシッスーイを攻め立てる天笠。シッスーイはコンパクトなパンチでこれに応戦する。鋭く踏み込んでくるシッスーイは、天笠にパンチをヒットさせるが、天笠は巧みなディフェンスでダメージを吸収してしまう。第3ラウンド、攻め込んでくるシッスーイに天笠の左フックが炸裂した。最初のダウン。立ち上がるシッスーイは再び前進をはじめるが、ロープ際で天笠の放った左フックを喰らって再びダウンを喫するシッスーイ。立ち上がり、一矢を報いたシッスーイだったが、天笠の連打でバランスを崩したところでレフェリーが割った入った。天笠のTKO勝ち。やりにくいシッスーイを相手に、長身を十分に活かした戦いをしている。今後に期待しよう。

10月14日 「天領ひだほまれ 純米吟醸酒」を嗜みつつ
2008西日本新人王決定戦ライト・フライ級
小金丸 憲友  判定  大西 一生
 小気味よいステップで踏み込んでゆく小金丸。これをやはり鋭いステップでかわし、カウンターを狙う大西。序盤、小金丸のパンチを何発かもらってしまった大西は、後半、前に出て小金丸を迎え撃つスタイルに切り替えた。両者ともきわどいパンチを放つが決定打を放つことはできず試合終了。判定で大西の勝ち。

2008西日本新人王決定戦フライ級
中村 優一  ドロー  加藤 毅
 じわじわと前に出る加藤をなんとか押さえたい中村。両者の攻防は終盤まで続くが、中村のボディが次第に加藤の前進を止めはじめた。足を止めての打ち合いとなるが、ダウンシーンはないまま試合終了。判定はドローで、優勢点で加藤が勝者扱いとなった。

2008西日本新人王決定戦スーパー・フライ級
森川 真一郎  1RTKO  山崎 浩一
 リーチを活かして森川を突き放す山崎。体を振りながら様子を見るかに思えた森川が、一瞬の隙を突いて一撃を放った。蹈鞴を踏む山崎に一気に迫り、ダウンを奪う。立ち上がった山崎だが、森川のラッシュに圧倒されたところでレフェリーが割って入った。森川のTKO勝ち。

2008西日本新人王決定戦バンタム級
大前 健太  判定  高野 誠三
 高野の的確なパンチに対して、豪快なパンチを放つ大前だが、やや照準が甘い。前半は高野の上下の打ち分けが光った。しかし後半、大前のパンチが高野を捉えはじめ、流れが徐々に変わってくる。手数で勝った大前がポイントを制して判定勝ち。

2008西日本新人王決定戦スーパー・バンタム級
佐藤 裕樹  ドロー  菊地 永太
 ガードを固めて前に出る佐藤を、長距離砲で止める菊地。次第に距離が詰まりながらも、打ち合いを有利に進める菊地。両者決定的な場面を作ることはできずに試合は終了し、判定はドローで菊地が勝者扱い。

2008西日本新人王決定戦フェザー級
中野 利保  ドロー  大堀 晃司
 突っ込んでゆく大堀をパンチで迎え撃つ中野。的確さで勝る中野が徐々に大堀にダメージを与えてゆくが、大堀はあきらめない。しかし、大堀のまぶたの傷が試合続行不可能と判断されて試合終了。結果はドローで中野が勝者扱い。

2008西日本新人王決定戦スーパー・フェザー級
吉野 典秀  判定  福岡 孝太
 プレッシャーをかけながらぐいぐい前に出る福岡。前半、吉野は後退を余儀なくされる。しかし、福岡に疲れの見え始めた後半、福岡の突進をジャブで止め、ペースを引き戻した。しかし、決定的なパンチを決めることはできず、判定で吉野の勝ち。

2008西日本新人王決定戦ライト級
柳瀬 達也  ドロー  人見 真太郎
 先手をとったのは攻め込んだ柳瀬。クリーンヒットを人見の顔面に叩き込み、ロープ際に追いつめる。しかし、後半にはいると、下がりながら人見が放つカウンターが柳瀬を捉え、ペースを取り戻す。試合はそのまま終了し、判定はドロー。人見の勝者扱い。

2008西日本新人王決定戦スーパー・ライト級
松本 泰知  判定  瀧波 大佑
 強打を振るいながら前に出る瀧波。下がりながら応戦する松本だが、押し戻すことができない。倒して勝ちたい瀧波だが、射程に捉えながらも松本にいなされ、結局最後まで倒せずに試合終了。判定で瀧波の勝ち。

2008西日本新人王決定戦ウェルター級
小林 勇介  2RTKO  川口 将也
 リーチで勝る小林の強打が川口の顔面を捉える。がむしゃらに突っ込む川口だが、ことごとくカウンターを喰らい、第2ラウンド、小林がダウンを奪う。立ち上がった川口に襲いかかる小林が、3度のダウンを奪ってTKO勝ち。

2008西日本新人王決定戦ミドル級
下野 喜道    庄司 卓司
 強打を下野に叩きつける庄司。下野も応じるが圧力に抗しきれない。しかし、倒されることだけは回避した下野。試合は判定となり、庄司の勝ち。

10月5日 「天領ひだほまれ 純米吟醸酒」を嗜みつつ
WBA世界ライト・ヘビー級王座決定戦
ウーゴ・ガライ  判定  ユーリ・バラシアン
 強引に攻め込むガライを、下がりながらいなすバラシアン。攻め手を見切るバラシアンの戦略にガライがのってしまった。中盤、バラシアンが反撃に転じ、ガライを押し返しはじめる。ペースを取り戻すかと思われたバラシアンだったが、ガライはこのままでは終わらなかった。ボディブローを軸にバラシアンのプレッシャーを押しとどめたガライは、後半再び勢いを取り戻す。第10ラウンド、バラシアンのフックに蹈鞴を踏むシーンもあったが、最終ラウンドは余裕のアウトボクシングで逃げ切り、判定でガライの勝ち。

IBF世界ウェルター級王座決定戦
ザブ・ジュダー  負傷判定  ジョシュア・クロッティ
 ガードを固めて前進するクロッティ。ジュダーの速射砲を弾き返しながら懐へ潜り込む。ジュダーは得意のハンドスピードでクロッティのガードの隙間を狙うが、なかなかクロッティの盾を貫通しない。対して勢いに乗るクロッティはジュダーを完全に射程に捉えて攻め続ける。第8ラウンド、ジュダーの右目から出血。これが試合続行不能と判断されて試合終了。判定でクロッティの勝ち。

NABO北米スーパー・ライト級王座決定戦
ビクター・オルティス  5RTKO  ロベルト・アリエタ
 いきなりプレッシャーをかけるオルティス。アリエタは下がりながら挽回のチャンスを狙うが、スピード、パワーで上回るオルティスにいいようにパンチを叩き込まれてしまう。倒れながらも立ち上がったアリエタだったが、第5ラウンド、オルティスの連打に崩れ落ちた。立ち上がるもののレフェリーは試合終了と判断。オルティスのTKO勝ち。スピードがいい。的確さもある。いいね。

ライト級12回戦
ホエル・カサマヨル  11RTKO  ファン・マヌエル・マルケス
 最初からプレッシャーをかけてカサマヨルに襲いかかるマルケス。しかし、カサマヨルは下がることなくマルケスを受け止め、カウンターでマルケスの勢いを寸断する。後半に入り、やや距離を近づけたマルケスは豪快なパンチを振り回すが、カサマヨルにはまだ届かない。が、かすめるパンチは増えてきた。第11ラウンド、変わらずプレッシャーをかけるマルケスの右フックが、ついにカサマヨルを捉えた。尻もちをつくカサマヨル。立ち上がるが明らかに効いている。再度カサマヨルに襲いかかったマルケスの猛攻を、すでにカサマヨルは凌ぐことはできなかった。連打に巻き込まれてマットに這う。レフェリーが試合をストップして終了。マルケスのTKO勝ち。マルケスにとっては苦しい試合だったろうが、一発で逆転に成功した。ボクシングは、コレがあるからたまらない。

10月2日 「加賀鳶 山廃純米酒」を嗜みつつ
OPBFミドル級タイトルマッチ
佐藤 幸治  1RTKO  江口 啓二
 初回から豪腕を振るう両者。トリッキーなサイドステップから放った江口の左フックが佐藤の頭をかすめた。そのままロープまで吹き飛ばされダウンを喫する佐藤。江口はダウン後の加撃で原点をくらう。試合を再開してすぐ、佐藤の反撃が始まった。リーチで勝る佐藤は江口の大振りに的確にカウンターをあわせ、コーナーに詰めたところでラッシュを見舞う。幾度となく頭を弾かれる江口を見てレフェリーが割って入った。佐藤のTKO勝ち。奇襲でペースを握りたかった江口だが、リーチとスピードで優位に立つ佐藤の攻めを凌ぐことはできなかった。強い。

日本スーパー・フェザー級タイトルマッチ
矢代 義光  4RKO  松崎 博保
 リーチを活かして距離を保ちたい矢代だが、松崎はプレッシャーをかけて懐に潜り込む。バックステップしながらこれをいなす矢代は、ロープを背負わされながらの展開を強いられる。第4ラウンド、コーナーに追いつめられた矢代に、松崎が強打を叩き込もうとしたその瞬間、矢代の左フックが炸裂した。鋭く拳が振り抜かれたあと、糸の切れた操り人形のようにマットに沈む松崎。体を起こすがすでに立ち上がる力が残っていないことは明らかだった。矢代のKO勝ち。追いつめられていたのも事実だろうが、それを呼び水として放ったカウンターは見事だった。

スーパー・ライト級6回戦
外園 隼人  判定  小口 幸太
 小刻みに体を振りながら前進してくる小口。外園はこれを大きなフックで迎え撃つが、小口のスピードになかなか対応できない。小口のパンチは外園を捉えるが、飛び込みが思い切りよすぎるのか、後続打がでない。後半にはいると外園の弾幕に小口が捉えられ、同じペースでの打ち合いに巻き込まれていく。試合はそのまま終了し、判定で外園の勝ち。

ライト級6回戦
伊藤 彰浩  判定  板寺 瞬
 ボディストレートを放ちながら板寺の懐に潜り込む伊藤。後退しながらカウンターを狙っていた板寺だったが、中盤にはいると足を止めて打ち合いに挑みはじめる。しかし、この距離は伊藤のもの。時折左右フックを直撃されるが、対角の差を活かして押し返してゆく。だが、クリーンヒットの出ない板寺は伊藤にポイントを取られ続け、そのまま試合終了。判定で伊藤の勝ち。

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