2008年12月

 このページではテレビで放送されたボクシングの試合結果を、酒を嗜みながらふらふら書きつづっていこうと思います。評価にはかなりの偏りが生じる可能性がありますが、ま、そこはそれ、ご容赦ください。

12月31日 「酔心 純米吟醸」を嗜みつつ
WBA世界フライ級タイトルマッチ
坂田 健史  2RKO  デンカオセーン・シンワンチャー
 初っぱなから積極的に手を出すデンカオセーン。スロースターター気味の坂田はこれを迎え撃ちながらペースを上げていく。が、第2ラウンド突然それは訪れた。前回の坂田のダウンと同じく、デンカオセーンのオーバーハンドライトが坂田のこめかみを打ち抜いた。一瞬耐えた坂田が膝からマットに崩れ落ちていった。ダメージは深い。カウント7まで上体すら起こせない坂田は、なんとかカウントには反応するが時すでに遅し。レフェリーのテンカウントが終了し、デンカオセーンのKO勝ち。最初のクリーンヒットですべてが決してしまった。これもまた、ボクシングだ。

12月30日 「酔心 純米吟醸」を嗜みつつ
OPBFスーパー・フェザー級タイトルマッチ
内山 高志  4RTKO  文 炳柱
 ガードを固めて前に出てくる文。内山のパンチをもらいながらも懐に潜り込み、ショートパンチを放つブルファイターだ。距離をとるのは難しいと判断した内山は集中的に文のボディを攻め立てて突進力をそいでゆく。第4ラウンド、みぞおちへのボディで後ずさりした文を、内山が一気にロープ際に追いつめる。上下に散らしたラッシュに文のガードは徐々に壊れてゆき、そのままコーナーマットにもたれかかるように崩れていった。レフェリーが試合をストップして試合終了。内山のTKO勝ち。クロスレンジでもうち負けなかった内山。文の土俵でねじ伏せてしまった。

フライ級8回戦
金城 智哉  4RTKO  橋本 健夫
 出だし固さの見えた橋本の大振りに、金城は右ストレートをカウンターであわせて第1ラウンドからダウンを奪う。しかし、ダウンにめげずに大きなパンチを叩きつけてくる橋本に、金城はなかなか自分の攻めを仕掛けることができない。だが、橋本の攻めに慣れてきた第4ラウンド、再び金城の連打が橋本の顔面を貫き、2度目のダウンを奪う。完全にダメージを追ってしまった橋本は強引にクリンチにいこうとするがかなわず、ガードが役に立たなくなったところでレフェリーが割って入った。金城のTKO勝ち。橋本のパンチにもっと的確性があれば面白かったが、金城のテクニックがこれを許さなかった。

フライ級8回戦
エカポップ・スーンギラーノーイナイ  3RKO  林 徹磨
 鋭いストレートを放つエカポップに対して、まずは間合いを測る林。エカポップが足を使うこともあって、林はなかなか射程に捉えることができない。しかし第3ラウンド、クリンチの離れ際に林が放った左フック2発がエカポップを直撃。エカポップは立ち上がることができずにカウントアウト。林のKO勝ち。

バンタム級6回戦
船井 龍一  3RTKO  円田 洋介
 中間距離で強打を放つ船井に対して、なんとか接近して勝負をしたい円田。だが、なかなか船井の弾幕をかいくぐることができない。それでも前進を続ける円田だったが、第3ラウンド、船井の強打が立て続けに円田のガードを貫通し、ついに船井がダウンを奪う。立ち上がろうとする円田だったが、ダメージは深く、セコンドがタオルを投げ入れて試合終了。船井のTKO勝ち。コンパクトな強打を放つ選手だな。

スーパー・ウェルター級4回戦
葉狩 綱正  3RTKO  金澤 圭介
 主導権争いでパンチを差し合う葉狩と金澤。まずダウンを奪ったのは葉狩の右フックだった。金澤も負けじとプレッシャーをかけ返すが、葉狩のストレートが次第に金澤のガードを打ち崩しはじめる。第3ラウンド、金澤の顔面が2,3度弾けたところでレフェリーが試合を止めて葉狩のTKO勝ち。

フェザー級6回戦
川合 智  判定  谷 弘樹
 互いにミドルレンジでペースを握りたい川合と谷だが、お互い退かずにペースの奪い合いとなる。この打ち合いは最終ラウンド終了まで続き、判定で谷の勝ち。

スーパー・バンタム級8回戦
丹羽 賢史  判定  島田 惇輝
 序盤はクロスレンジでパンチを交換した丹羽と島田。島田の回転力が丹羽をじわじわ追いつめる。しかし後半にはいると、丹羽が少し距離をとった。的確なリードブローで試合をコントロールしはじめる。距離が近いほど有利になる島田は強引な踏み込みで圧力を強めて対抗するが、どうしてもカウンターを避けることができない。距離が詰まった一瞬に勝負をかける戦法だ。最終ラウンドは頭をつけて打ち合いを展開。しかし両者とも決定打を奪うことはできずに試合終了。判定で丹羽の勝ち。

フェザー級8回戦
小路 尚也  判定  小島 芳生
 小島のプレッシャーに追いつめられる小路。なんとかカウンターで流れを引き戻したいが、一気に懐に詰め寄られてしまうためにそれができない。恐るべし小島の突進力だ。食い下がる小路に流れが向いてきたのは後半。小島の奪取が鈍ってきたのだ。ミドルレンジでパンチを叩き込めるようになった小路は、前半の劣勢を盛り返すべく攻め続けるが、小島も簡単には下がらない。最終ラウンドは紙一重のパンチの交換となるが、決定的なダメージを与えることはお互いにないまま試合終了。判定で小路の勝ち。

12月23日 「両国国技館のビール」を嗜みつつ
WBC世界フライ級タイトルマッチ
内藤 大助  11RTKO  山口 真吾
 両国国技館に行ってきました!今日の内藤はとにかく最初からキレがあった。前に出る山口に対して、オーバーハンドライトを肩口から叩き込んでペースをつかんだ。中盤に入ってさらに加速した内藤は山口の打ち終わりにことごとくカウンターをあわせてゆく。焦りは山口の大振りを誘い、内藤のパンチがさらに山口を痛めつける。完全に山口のパンチを見切っているようにさえ見えた内藤だった。終盤、起死回生をはかって前に出てきた山口に、少しペースを整える気配を見せた内藤だったが、第11ラウンド、再びカウンターが、山口の大振りの隙を縫って炸裂した。追撃のオーバーハンドライトで最初のダウンを奪う。山口は立ち上がり、再び攻めに出るが、ここからは完全に内藤の掌の上だった。スピードの落ちたパンチにカウンターを集められ、みるみるうちに失速してゆく。一瞬レフェリーが止めるそぶりを見せたものの、山口がパンチを返したことで引いてしまった。ここで止めておくべきだったかもしれない。それから30秒後、ガードも満足にできなくなるまでめった打ちにされた山口に、ようやくレフェリーが救いの手を伸ばした。内藤のTKO勝ち。素晴らしい試合はこびだった。当てカンの優れた山口に対して、ほぼ完璧に撃たれずに撃つボクシングをやってのけた。まだまだ強くなっているなぁ

12月21日 「酔心 純米吟醸」を嗜みつつ
WBC世界スーパー・ウェルター級タイトルマッチ
セルジオ・モーラ  判定  バーノン・フォレスト
 動きにキレのあるフォレスト。変則リズムで突っ込んでくるモーラをカウンターで迎え撃つ。完全にペースをを制されたモーラは、あの手この手で攪乱を試みるが、第7ラウンドには頭から突っ込んだところに左フックをあわされてダウンを喫してしまう。終盤、オーバーハンドライトで逆転を狙ったモーラだが、ことごとくフォレストに盛り返されてそのまま試合終了。判定でフォレストの勝ち。

IBF世界ライト・ヘビー級タイトルマッチ
アントニオ・ターバー  判定  チャド・ドーソン
 互いに連打型のターバーとドーソン。パワー重視のターバーと回転力重視のドーソンのぶつかり合いは後半に入っても一進一退の攻防が続く。終盤に入ってややスピードの落ちたターバーをドーソンの連打が押し込んでゆく。最終ラウンド、ついにドーソンの連打に巻き込まれたターバーが、マットにグローブを着く。決定的なダメージではなかったが、拮抗したこの試合を決めるポイントとなる。最後まで攻めの姿勢を見せた両者の戦いは試合終了のゴングを聞き、判定でドーソンの勝ち。

56.0kg契約級4回戦
棚橋 直樹  3RTKO  桑原 直紀
 ミドルレンジで打ち合う両者。リーチの長い桑原だが、棚橋のパンチが届く距離で足を止めてパンチを出し合う。両者のパンチがクリーンヒットし、一進一退の攻防が続くが、次第に小回りのきく棚橋のパンチが桑原を捉えはじめる。じわじわ桑原が後退をはじめた第3ラウンド、棚橋のパンチが立て続けに入ったところでレフェリーが試合をストップ。棚橋のTKO勝ち。

スーパー・フェザー級4回戦
内田 悟  判定  川口 勝太
 鋭いパンチを交換しあう内田と川口。内田のオーバーハンドライトと左アッパーのコンビネーションが面白いが、なかなか決まらない。対する川口は手数で圧倒し、試合を優位に進めてゆく。両者最後まで手を出し続けるものの、決定打を放つことはできずに試合終了。判定で川口の勝ち。

54.5kg契約級8回戦
川口 裕  判定  中谷 年伸
 前に出続ける中谷に対して、バックステップしながらカウンターをあわせる川口。なるほど、あの構えは懐を深く見せるためか。第2ラウンド、川口をロープに追いつめた中谷だが、体を入れ替え際にカウンターを放り込まれて中谷がダウンを喫する。立ち上がって再び前進を続ける中谷だったが、展開はかわらず。最後まで川口を打ち合いに巻き込めないまま試合終了。判定で川口の勝ち。

バンタム級10回戦
村井 勇希  判定  ジェロッピ端山
 丁寧な上下の打ち分けでプレッシャーをかけるジェロッピに対して、村井はチャンスを待つ。しかし、ジェロッピの攻めは厳しく、村井はひたすら耐える展開を強いられてしまう。中盤を制したのもジェロッピのコンビネーションだった。時折反撃に出る村井だが、ジェロッピのガードに阻まれて決定打にはならない。終盤、ややスピードの落ちたジェロッピに村井が襲いかかるが、ジェロッピの粘りに、村井はやはり決定的なチャンスをつくれない。試合はジェロッピがペースを握ったまま終了し、判定でジェロッピの勝ち。

12月20日 「酔心 純米吟醸」を嗜みつつ
2008年新人王西軍代表決定戦スーパー・バンタム級
菊地 永太  2RTKO  池原 龍次
 体格を活かして攻める菊地。池原は接近戦で活路を探るが、第2ラウンド、菊地のタイミングのいい右ストレートがカウンターで池原の顎を打ち抜いた。池原は立ち上がるが菊地のラッシュに防戦一方となったところでレフェリーが割って入った。菊地のTKO勝ち。力の抜けた、キレのあるストレートだった。

2008年新人王西軍代表決定戦フェザー級
中野 利保  ドロー  渡邊 巧
 強打を振るいながら前進していく渡邊に対して、中野はカウンターで対抗するが、徐々に渡邊が中野をロープ際に追いつめる。しかし中盤に入って固さのとれた中野はリングを広く使って渡邊を翻弄する。鋭い動きで上下を打ち分けて、渡邊に反撃の機会を与えない。最終ラウンド、両者とも必死に打ち合うが決定打を決めることはできずに試合終了。判定はドロー。渡邊の優勢勝ち。

2008年新人王西軍代表決定戦スーパー・フェザー級
吉野 典秀  2RTKO  吉田 宗平
 吉田のジャブに下がりながら対応する吉野。まず、吉田がペースを握る。しかし第2ラウンド、踏みとどまって打ち合いに応じはじめた吉野の左フックがカウンターで吉田の顔面を捉えてダウンを奪う。立ち上がる吉田に猛然と襲いかかった吉野に、吉田はなんとか反撃を試みるが、すでに体は反応せず、左右フックをまともにもらってマットに沈んだ。吉野のTKO勝ち。ツメのプレッシャーはなかなか良かった。

2008年新人王西軍代表決定戦ライト級
人見 真太郎  2RTKO  浦 秀晃
 豪腕を振るいながら前進する浦。人見のガードの上からお構いなしに叩きつける。接近してはまずいと見た人見は足を使ってカウンターを狙う。そして第2ラウンド、浦のロングフックがサイドステップした人見の顔面に突き刺さった。そのままの勢いでマットに叩きつけられる人見。レフェリーが即座に試合をストップした。浦のTKO勝ち。スピードはなさそうだが、とにかく豪快なスタイルだ。面白い。

2008年新人王西軍代表決定戦スーパー・ライト級
瀧波 大佑  1RTKO  大崎 宗人
 第1ラウンドからプレッシャーをかける瀧波。下がる大崎に体勢を整えさせないまま、右ストレートでダウンを奪う。こめかみをかするようなパンチだったが、威力がある。立ち上がった大崎はなんとかこのラウンドを凌ごうとするが、瀧波の勢いに完全に呑まれてしまった。ロープ際で棒立ちになったところにレフェリーが割って入った。瀧波のTKO勝ち。止められた瞬間、膝から崩れ落ちた大崎。ダメージはかなりのモノだったようだ。

2008年新人王西軍代表決定戦ウェルター級
小林 勇介  2RTKO  村井 伸行
 小林に対していきなりプレッシャーをかける村井。するするとロープに下がった小林だが、村井の連打が一瞬やんだところへ右フックが一閃した。尻もちをつく村井。あっという間だった。たちあがり、再び前進をはじめた村井に対して、小林はまたロープ際に下がってしまう。ダメージから回復し、さらにプレッシャーを強めた村井に、小林の右が再びカウンターで炸裂した。今度のダメージは深い。立ち上がった村井だったが、走り込んできた小林の右をまともにもらって崩れ落ちる。小林のTKO勝ち。呼び込んでのカウンター狙いとは、なかなか洒落たことをするやつだ。

12月18日 「酔心 純米吟醸」を嗜みつつ
2008年新人王西軍代表決定戦ミニマム級
高梨 竜平  判定  立松 誠
 左右のストレートを突きながら距離を詰めてくる立松。下がりながら迎え撃つ高梨だったが、追う立松が勢いに乗ってしまった。後半、立松のリズムに対してカウンターをあわせる高梨。しかし、立松が止まらない。最後まで立松が打ち合いを制したまま試合終了。判定で立松の勝ち。

2008年新人王西軍代表決定戦ライト・フライ級
大西 一生  判定  川本 祐太
 リーチを活かして攻め込む川本。大西は強引に踏み込んで打ち合いを挑むが、わずかに射程外のところで川本のパンチを喰らってしまう。第3ラウンド、やはり頭から突っ込んだ大西を、川本の右ストレートがカウンターで捉えた。大西がダウンを喫する。このダウンから立ち上がり、反撃を目指した大西だったが、盛り返すことのできないまま試合終了。判定で川本の勝ち。

2008年新人王西軍代表決定戦フライ級
加藤 毅  判定  田中 飛依
 前半の打ち合いの中、まずはオーバーハンドの右フックでペースをつかんでゆく加藤。田中はこれを喰らいつつも手数で応戦してくる。後半の打ち合いはほぼ互角。互いにクリーンヒットを浴びせるが致命打とはならず試合終了。判定で加藤の勝ち。

2008年新人王西軍代表決定戦スーパー・フライ級
森川 真一郎  2RTKO  坂 光輝
 強打を振るいながらプレッシャーをかける森川。坂も手を返すが、森川の多彩なパンチにガードが間に合わず、みるみるうちに失速してゆく。第2ラウンド、さらにガードの甘くなった坂に、森川の拳が突き刺さる。ついに膝を折った坂はすでに森川のラッシュに耐えることはできず、れふぇりが割って入って試合終了。森川のTKO勝ち。パンチの質が違ったな。

2008年新人王西軍代表決定戦バンタム級
大前 健太  ドロー  越智 大輔
 体ごと叩きつけるパンチで大前を後退させる越智。大前はカウンターを狙っている。前半は大前を封じ込めた越智の前進だったが、後半にはいると次第に大前のカウンターが要所でヒットするようになる。前に出るのは越智だが、手数は互角、クリーンヒットはやや大前有利と、戦況はもつれたまま試合終了となった。判定はドロー。越智が優勢点を取って西軍代表となった。

12月16日 「酔心 純米吟醸」を嗜みつつ
WBC全米フェザー級王座決定戦
マット・レミラード  4RTKO  アダウト・ゴンサレス
 左右の動きでレミラードを翻弄するゴンサレス。不意に懐に飛び込んではボディを叩く。しかし、レミラードはぶれなかった。ゴンサレスとの距離を冷静に見切り、正確にパンチを上下に散らす。隙を見せないレミラードに、次第に攻め手を失ってゆくゴンサレスは、徐々にペースダウンしていくが、第4ラウンド、奮起して反撃に転じた。クロスレンジでレミラードのボディを攻め立て、押し込んでゆく。ゴンサレスがペースをつかみ返すかと思われたそのとき、レミラードの左フックがゴンサレスの顎を貫いた。立ち上がったゴンサレスだったが、レミラードのラッシュに織り込まれたリバーブローに膝を折る。それを見たレフェリーは試合を止めた。レミラードのTKO勝ち。きれいなボクシングだが、圧力はある。巧い。

ライト・ヘビー級4回戦
ボーンゴッド・ワシントン  判定  キース・ゴズリン
 きれいなボクシングでワシントンの前進を止めたいゴズリン。クリーンヒットを浴びせるゴズリンだが、ワシントンが止まらない。この圧力に押されてか、ゴズリンのパンチも決定打にはならず。そのまま試合は最終ラウンド終了のゴングを聞き、判定でゴズリンの勝ち。

ライト・ヘビー級4回戦
ブライアン・マッケイ  1RKO  ショーン・カーク
 第1ラウンド、互いの様子を見ながらパンチを出すマッケイとカーク。プレッシャーを強めたマッケイの左拳がカークのリバーを抉った。悶絶の表情を浮かべてマットにうずくまるカーク。テンカウント内に立ち上がることはできず、マッケイのKO勝ち。衝撃の一発KO。恐るべし。

NABFクルーザー級タイトルマッチ
マット・ゴドフリー  4RTKO  エマヌエル・ウードゥ
 プレッシャーをかけながらゴドフリーを追いつめるウードゥ。必死に手を出すゴドフリーだが、ウードゥには届かない。第2ラウンド、ウードゥのパンチがゴドフリーのこめかみをかすめてゴドフリーがダウンする。ペースは完全にウードゥのものだ。第4ラウンド、さらにプレッシャーを強めたウードゥの顔面をゴドフリーの左ストレートが打ち抜いた。失速するウードゥ。流れを渡すまいと大きなパンチで応戦するウードゥだったが、これが裏目に出た。ゴドフリーの強打をまともに浴びてレフェリーストップ。ゴドフリーの逆転TKO勝利。これがボクシングの醍醐味だ。

WBC世界ヘビー級挑戦者決定戦
ファン・カルロス・ゴメス  判定  ウラディミール・ウィルチス
 テクニックでウィルチスを押さえ込むゴメス。ウィルチスは為す術がない。中盤、ゴメスがダウンを奪い、ペースは完全にゴメスのものになる。ゴメスはこの流れをがっちりとつかみ、安全運転で試合を進めてゆく。終盤、ウィルチスの反撃もあったが、一矢報いても致命打とはならず試合終了。判定でゴメスの勝ち。

WBA世界クルーザー級タイトルマッチ
フィラット・アルスラン  10RTKO  ギレルモ・ジョーンズ
 長いリーチを活かしてアルスランを突き放すジョーンズ。アルスランは接近を試みるが、これがジョーンズの罠だった。ガードを固めて懐に飛び込むアルスランに、ジョーンズのアッパーが立て続けに突き上げられる。頭を振れないアルスランは自分の射程にはいることもできず、このアッパーで突き放されてしまう。中盤にはいるとジョーンズはボディを叩きはじめる。これがアルスランにとって生命線である足を止めた。終盤にはいると、アルスランに残された道は一発狙いしかない。ラッシュに晒されながら逆転を狙うが、ジョーンズはそれを許さない。ジョーンズのラッシュにアルスランの反撃が止まったところでレフェリーが割って入った。ジョーンズのTKO勝ち。あのしつこいアッパー。インファイター殺しの必殺兵器だ。強い。

12月11日 「酔心 純米吟醸」を嗜みつつ
スーパー・バンタム級4回戦
佐藤 克哉  判定  小泉 裕太郎
 前半からボディ攻撃を軸に攻め立てる佐藤。じりじりと小泉を後退させてゆく。しかし、後半にはいると小泉がミドルレンジでの打ち合いで応戦。だが、佐藤を押し戻すには至らないまま試合は進み、激しい打ち合いが続く中で試合終了。判定で佐藤の勝ち。

フェザー級6回戦
古川 暁  3RTKO  大島 耕平
 長身を活かしたオーバーハンドライトを放つ古川。大島はこれをかいくぐることができない。距離が詰まったところではいいボディブローを出すものの、古川の懐にはいることが難しい。第3ラウンド、古川の右をかわせなくなった大島を見て、レフェリーが割って入った。古川のTKO勝ち。

ライト級6回戦
小倉 健太郎  2RTKO  八木橋 淑郎
 オープニングコンタクトで八木橋の右ストレートが炸裂した。いきなりダウンを喫した小倉。ペースは八木橋がつかんだ。第2ラウンド、勢いそのままに小倉をコーナーに追いつめた八木橋だったが、ここでコーナーを背にした小倉の集中打を浴びて逆にダウンを奪われてしまう。これで勢いを取り戻した小倉は八木橋をロープに追いつめ、右ストレートで2度目のダウンを奪う。そしてラウンド終了間際、再び八木橋にラッシュを浴びせてゴング直前にダウンを奪って小倉のTKO勝ち。連打がきれいに急所を貫いてる。見事な逆転勝利だった。

スーパー・バンタム級8回戦
中嶋 孝文  ドロー  金沢 知基
 序盤ペースを握った中嶋。金沢の攻めを巧く凌ぎながら試合を組み立てる。しかし後半にはいると、金沢の打ち合いに中嶋が巻き込まれていった。最終ラウンド、金沢のパンチが中嶋を捉えダウンを奪う。試合はそのまま終わったがポイントは微妙。判定はドローとなった。

バンタム級4回戦
三澤 聖英  判定  田代 智幸
 前半試合を有利に進めた三澤だが、そのままペースを握ることはできなかった。後半にはいると田代が流れを押し戻す。しかし、両者とも決定的なチャンスを作ることはできずに試合終了。判定で三澤の勝ち。

ライト級4回戦
鈴木 宏隆  3RTKO  島村 唯将
 長身を活かしてアウトレンジから攻める鈴木。島村はガードを固めつつ、距離が詰まるのを待つ。第3ラウンド、攻めあぐねて焦ったか、鈴木がラフなガードのまま距離を詰めたところへ島村の左フックがカウンターで炸裂した。1度目のダウン。立ち上がり、再び対峙した鈴木だったが、ダメージは大きく、再び島村の左フックからフォローの右ストレートを食らってダウン。同時にタオルが投入されて試合は終わった。島村のTKO勝ち。一撃で決めるパンチ力はたいしたものだ。

ミニマム級4回戦
鈴木 翔  判定  伊藤 史耶
 足を使ってミドルレンジで打ち合う両者。攻める伊藤と待ちかまえる鈴木だが、なかなか決定打を放つことができない。後半、両者とも顔面を捉えるパンチもあったが、致命的なダメージは与えられないまま試合終了。判定で伊藤の勝ち。

バンタム級6回戦
兼丸 善弘  4RTKO  佐々木 直人
 足を使って距離を測る佐々木を、兼丸がガードを固めて追いつめる。リードパンチで兼丸を止めたい佐々木だが、兼丸の前進が止まらない。第4ラウンド、前に出てリズムを変えた佐々木は、兼丸をコーナーに追いつめた。が、体を入れ替えた兼丸の右ストレートをもろにこめかみに食らってしまう。膝から崩れ落ちた佐々木を見てレフェリーが試合をストップ。兼丸のTKO勝ち。兼丸のボディも効いていた。一瞬の隙を逃さなかった兼丸。お見事。

スーパー・バンタム級8回戦
青木 幸治  6RTKO  芹江 匡晋
 足を使って芹江を攪乱しようとする青木だったが、芹江は青木の動きをよく見ていた。序盤、動きの速い青木を捉えることはできなかったが、中盤、プレッシャーで青木の動きを封じ込め、第4ラウンドに右クロスで最初のダウンを奪う。続く第5ラウンド終了間際にもダウンを奪い、第6ラウンド、芹江のラッシュに為す術なく後退する青木との間にレフェリーが割って入った。芹江のTKO勝ち。序盤の大振りは気になったが、最後は決めてくれた。

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