2009年1月

 このページではテレビで放送されたボクシングの試合結果を、酒を嗜みながらふらふら書きつづっていこうと思います。評価にはかなりの偏りが生じる可能性がありますが、ま、そこはそれ、ご容赦ください。

1月31日 「浦霞 特別純米生酒」を嗜みつつ
スーパー・ライト級4回戦
小野 一生  判定  田中 聡太郎
 頭をつけての打ち合いとなった第1ラウンド、小野のパンチが田中にダメージを刻んでダウンを奪う。直撃弾でのダウンではなく、流れの中でダウンを奪った。第2ラウンドから田中が戦法を変更し、やや距離をとりつつ、ミドルレンジから小野にパンチを集める。この攻撃に、小野は徐々に勢いを失ってゆき、最終ラウンドは田中がプレッシャーをかける展開となっていた。そして試合は終了し、田中の判定勝ち。

スーパー・フェザー級4回戦
小川 和朗  1RTKO  一場 仁志
 第1ラウンドの激しい打ち合いの中、均衡を破る一発が炸裂した。一場の右フックが小川の顎を打ち抜く。前のめりにゆっくりと崩れ落ちる小川。立ち上がったものの、その虚ろな顔を見てレフェリーが試合をストップ。一場のTKO勝ち。問答無用の強烈な一発だった。

ライト級6回戦
小倉 健太郎  判定  高田 茂
 開始のゴングと同時に仕掛けた小倉。あっという間に高田をコーナーに追い込んで連打を叩きつける。なんとかこの場を凌いだ高田は、鋭い長距離砲でリズムを作る。パワーの小倉とスピードの高田の鬩ぎ合いは試合終了まで続き、どちらの一歩も譲らずにゴングが鳴った。判定で高田の勝ち。

ライト級8回戦
真鍋 圭太  5R負傷判定  長崎 大之
 ベテラン真鍋に立ち向かう長崎。まずダウンを奪ったのは長崎だった。真鍋の打ち終わりに長崎の右フックが炸裂した。立ち上がった真鍋に襲いかかる長崎のワンツーが真鍋を捉え、真鍋は2度目のダウン。試合は一方的になるかと思われた。しかし第2ラウンド、突進してくる長崎にきれいにカウンターを叩き込んで勢いを止め、ラッシュを浴びせて真鍋がダウンを奪い返す。流れはイーブン。真鍋のカウンターが随所で光るが、長崎の前進が止まらない。まぶたを切り、目の下が腫れ上がった長崎だが、とにかく前進して真鍋を追いつめる。そして第5ラウンド、長崎の眼は試合続行不能とレフェリーが判断して試合終了。判定で長崎の勝ち。

スーパー・ウェルター級8回戦
チャールズ・ベラミー  1RTKO  古川 明裕
 豪腕を振るいながら様子を見るベラミーと古川。第1ラウンド、ベラミーのオーバーハンドライトが古川のこめかみを貫いた。マットに叩きつけられる古川。立ち上がるものの古川の足下は定まらず、レフェリーが試合をストップ。ベラミーのTKO勝ち。強烈な一発だった。あっという間に終わってしまったが、テクニックを感じるワンパンチだ。

ライト級8回戦
三垣 龍次  判定  鈴木 拓也
 ミドルレンジでのペース争いを続ける三垣と鈴木。三垣のパワーが随所で鈴木を追いつめるものの、鈴木の心は折れない。一発逆転を狙って放つ鈴木のパンチが、時折三垣を捉える。しかし、両者決定的なチャンスを作ることはできずに試合終了。判定で三垣の勝ち。

日本スーパー・フライ級王座決定戦
中広 大悟  判定  杉田 純一郎
 鋭いリードブローの差し合いでペースを奪い合う中広と杉田。均衡はなかなか破れない。後半に入っても、天秤は傾かない。時折クリーンヒットが互いの顔面を捉えても、すぐに打ち返してチャラになってしまう。拮抗した展開は最後まで続き、判定で中広の勝ち。

フェザー級4回戦
沼田 純一  判定  長濱 慎吾
 ワンツーで先手をとる長濱。これに体を崩された沼田はフォローの左フックでダウンを喫する。これで完全にペースを握った長濱だったが、決定打を決めるにはいたらず試合終了。判定で長濱の勝ち。

1月24日 「雪中梅 純米酒」を嗜みつつ
OPBFウェルター級タイトルマッチ
佐々木 基樹  7RTKO  レブ・サンティリャン
 左ボディストレートをストッピングパンチとして多用するサンティリャン。接近戦に持ち込みたい佐々木の鳩尾に突き刺さる。このサンティリャンの長距離砲に対して、佐々木は打ち終わりをきっかけに連打で畳み込む戦法だ。中盤、突き放してサンティリャン、飛び込んで佐々木というシーソーゲームが続いた第7ラウンド、佐々木のラッシュがついにサンティリャンのガードを打ち崩した。真っ直ぐにロープまで下がってからマットに沈んだサンティリャン。立ち上がったものの佐々木の追撃に耐えることはできず、2度目のダウンでレフェリーが試合を止めた。佐々木のTKO勝ち。一進一退の厳しい試合を生き延びたのは佐々木だ。相変わらず楽しませてくれる。

58.0kg契約級8回戦
小野沢 洋次郎  ドロー  秋葉 慶介
 しょっぱなから左右フックで圧力をかける秋葉。小野沢はストレートで距離をとりたいところだが、秋葉の突進力がそれを許さない。それでも小野沢は秋葉をいなしつつ、有効打を積み重ねてゆく。後半に入っても続く秋葉の突進で徐々にスピードを失っていった小野沢は、最終ラウンド、足を止めての打ち合いを挑む。だが、両者とも決定打を叩き込むことはできずに試合終了。判定はドロー。

50.0kg契約級8回戦
八巻 裕一  2RTKO  斎藤 直人
 リードブローの差し合いでは距離のある八巻が有利。斎藤は踏み込んでの左右フックで突破口を探る。第2ラウンド、八巻のジャブを押さえて放った右フックが八巻の顔面を直撃。最初のダウンを奪う。立ち上がり、なんとか体勢を立て直そうとした八巻だったが、ラウンド終了間際に再び斎藤のラッシュに晒され、右フックでマットに叩きつけられてしまう。再度立ち上がろうとしたところでレフェリーが試合をストップ。斎藤のTKO勝ち。瞬発力のあるいいラッシュだった。

59.0kg契約級8回戦
丸山 伸雄  判定  加治木 了太
 コンパクトな連打で丸山の打ち終わりを狙う加治木。序盤、加治木のプレッシャーが丸山を追いつめてゆく。しかし、徐々に打ち合いのリズムになれてきた丸山は、後半にはいるとミドルレンジでの打ち合いで加治木を追いつめる場面も作り出す。だが、パワーで勝る加治木がやや有利に打ち合いを進めながら試合は終了。判定で加治木の勝ち。

58.0kg契約級6回戦
橋本 翼  5RTKO  堂本 佳吾
 ミドルレンジで鋭いパンチを交換する橋本と堂本。リーチとパワーで勝る橋本が徐々に堂本を圧倒してゆく。堂本も時折橋本の顔面にパンチをヒットさせるものの、橋本のプレッシャーに押されてまったく効いていない。そして第5ラウンド、飛び込んできた堂本の攻撃をいなした橋本の右ストレートが堂本の顔面を打ち抜いた。橋本がダウンを奪う。再び橋本と対峙した堂本だが、橋本のラッシュで2度目のダウン。最後のチャンスに賭けて立ち上がった堂本だったが、クリーンヒットを喰らったところでレフェリーが割って入って試合終了。橋本のTKO勝ち。パンチのパワーもあるが、なにより体のパワーがある。多少打たれても、気にしないタイプだ。

ライト・ヘビー級12回戦
ジョー・カルザゲ  判定  ロイ・ジョーンズ
 いきなりカルザゲからダウンを奪ったジョーンズ。決着は早いと思いきや、ジョーンズの消極策に調子を取り戻したカルザゲのワンマンショーが始まった。時折ジョーンズの鋭いパンチがカルザゲを捉えるが、ジョーンズはそのリズムが長続きしない。あっという間に失速してカルザゲの連打に捉えられてしまう。最終ラウンドになっても、ジョーンズはカルザゲのペースを崩すことはできず、試合はそのまま終了。判定でカルザゲの勝ち。

IBF・WBO世界ヘビー級タイトルマッチ
ウラディミール・クリチコ  7RTKO  ハシム・ラクマン
 ストレート級の左ジャブを容赦なくラクマンに浴びせるクリチコ。接近したいラクマンだが、出鼻をことごとく潰されて為す術がない。一方的な展開でダメージを与えられたラクマンは、第6ラウンド、ついにダウンを喫する。この機にプレッシャーを強めるクリチコだが、決して深追いはしない。そして第7ラウンド、一気に攻め込んだクリチコにずるずると後退するラクマン。クリチコのラッシュにラクマンのガードが落ちたところでレフェリーが割って入った。クリチコのTKO勝ち。なんの説明もいらない強さだ。

1月17日 「鳳凰美田 純米吟醸生酒」を嗜みつつ
スーパー・ライト級4回戦
宇井 敏晃  1RTKO  山本 雄也
 先手をとった山本が宇井を攻め立てる。カウンターで応戦する宇井をものともせずに前進し、ロープ際でラッシュ。宇井の動きが止まったところでレフェリーが割って入って試合終了。山本のTKO勝ち。

56.5kg契約級6回戦
田中 翔途  4RTKO  山口 伸也
 まずは左の差し合いで始まった田中と山口の戦い。山口が距離を保とうとするのに対して、田中はぐいぐいとプレッシャーを強めてゆく。第4ラウンド、まずクリーンヒットをとったのは山口。前進の止まった田中に長距離砲を浴びせる。が、やや大振りが多かった。決めきれず攻めが失速したところへ、今度は田中の連打が火を噴いた。後退をはじめた山口を執拗に追い回し、パンチを叩き込む。山口がロープにもたれかかり、為す術なく田中のパンチをもらうようになってレフェリーが割って入った。田中のTKO勝ち。スロースタートした田中だったが、しっかりと仕留めたな。

スーパー・バンタム級8回戦
上谷 雄太  負傷判定  西 正隼
 アマチュアのテクニックを駆使して西を攻める上谷。西は序盤ペースをつかむことができない。そして、強引に前に出る西に、上谷の左フックがジャストミートし、西からダウンを奪う。ここから西は圧力を強め、次第に上谷を押し戻してゆく。最終ラウンド、上谷のまぶたのカットが試合続行不能と判断された。上谷の判定勝ち。

スーパー・フライ級8回戦
橋詰 知明  6RTKO  内海 俊忠
 ジャブが冴えわたる橋詰。内海のガードを割って面白いように顔面を弾く。これに対して強引に踏み込んで大きなパンチを連打する内海だが、橋詰はこれをかわしながらカウンターで内海の勢いを止める。第6ラウンド、ゴング直後に橋詰の放った右ストレートが、内海の顔面を打ち抜いた。いきなり橋詰がダウンを奪う。立ち上がった内海だが、すでに突進力は奪われており、橋詰の連打が立て続けに内海を捉えたところでレフェリーが試合を止めた。橋詰のTKO勝ち。完璧に試合をコントロールしていた。巧くて、そして強かった。

1月15日 「鳳凰美田 純米吟醸生酒」を嗜みつつ
スーパー・ミドル級8回戦
ダニエル・ジェイコブス  2RTKO  ビクター・レイレス
 鋭いパンチでレイレスを圧倒するジェイコブス。ミドルレンジではストレートの連打、クロスレンジではアッパーを織り込んでの上下打ち分けでレイレスの反撃を許さない。第2ラウンド、足の鈍ったレイレスをコーナーに追い込んでラッシュ。ガードを壊すほどの強打を延々と叩きつけてレイレスからダウンを奪う。耐えに耐えたレイレスだっただけにダメージは深く、立ち上がったところでレフェリーが試合続行不能と判断して試合終了。ジェイコブスのTKO勝ち。いずれ世界戦線に出てくる若者だ。強い。

WBO世界スーパー・バンタム級タイトルマッチ
ファン・マヌエル・ロペス  1RTKO  セルヒオ・メディナ
 あっという間にメディナをロープに詰めたロペス。左右フックの嵐に巻き込まれてメディナがあっという間に崩れ落ちる。恐るべき強打。立ち上がるものの再びラッシュに晒されてあっという間にマットに沈んだ。ロペスのTKO勝ち。プレッシャーだけで倒してしまったような感じだ。強い。

NABO北米スーパー・ライト級タイトルマッチ
ビクター・オルティス  2RKO  ジェフリー・レスト
 長身のレストが放つストレート。身長差から様子見するかと思われたオルティスのワンツーがレストの顔面をまともに打ち抜いた。オルティスが同じパターンで第1ラウンドに2度のダウンを奪う。なんとか第2ラウンドに持ち込んだレストだったが、あっという間にロープに詰められてしまう。オルティスの左右フックに体ごと弾かれて崩れ落ちた。テンカウント内に立ち上がることはできず、オルティスのKO勝ち。回転力が素晴らしいな。

ウェルター級12回戦
オスカー・デラ・ホーヤ  8R終了TKO  マニー・パッキャオ
 デラ・ホーヤのガードをすり抜けるパッキャオの左ストレート。軽いパンチだが、デラ・ホーヤはこのパンチが見えていない。しかも、パッキャオの前後の出入りに完全に翻弄されてしまっている。前半はパッキャオが主導権を握ったまま進む。後半に入ってついにロープを背負うようになるデラ・ホーヤは、為す術なくパッキャオの猛攻に晒されてしまう。誰も想像しなかった展開。第8ラウンド、パッキャオに上下を打ち分けられ、後退一方になったデラ・ホーヤ。そして第9ラウンド開始時、ついにそのときが訪れた。デラ・ホーヤが試合放棄。パッキャオのTKO勝ち。誰も予想しなかった結末を迎え、パッキャオがついにパウンド・フォー・パウンドの称号を得た。

1月10日 「鳳凰美田 純米吟醸生酒」を嗜みつつ
WBA世界スーパー・ミドル級タイトルマッチ
ミッケル・ケスラー  3RTKO  ダニロ・ホイスラー
 強力なジャブでホイスラーを釘付けにするケスラー。ジャブがホイスラーのガードを割って着弾する。必死に距離を縮めようとするホイスラーだが、完全にストップされてしまっている。第3ラウンド、展開を変えられずにいるホイスラーをケスラーの4連打が襲った。最後の左ストレートは、壊れたホイスラーのガードをすり抜けて顎を直撃。ホイスラーが仰向けにマットに叩きつけられる。カウントに反応するものの上体を起こすことすらできないホイスラーを見てセコンドがリングイン。ケスラーのTKO勝ち。あまりにも基本に忠実なストレート4発でホイスラーを葬り去ってしまったケスラー。強い。

IBF世界フライ級タイトルマッチ
ノニト・ドネア  6R負傷TKO  モルティ・ムタラネ
 捨てパンチなしで強打を放つドネア。ムタラネはガードしてやり過ごそうとするが、ドネアのパワーを吸収しきれない。それでも中盤にはいると、ドネアのリズムをつかんだムタラネがじわじわとペールを取り戻しはじめる。第6ラウンド、ムタラネがドネアのパンチで出血。ドクターチェックで試合続行不可能と判断されて試合終了。ドネアのTKO勝ちとなる。もう少し見たかった。

WBAラテンアメリカフライ級タイトルマッチ
ルイス・コンセプション  1RKO  ノエル・アランブレッド
 豪快なパンチを振るいながら襲いかかるコンセプション。アランブレッドはガードで凌ごうとしたが、コンセプションのパワーはそれを許さなかった。アランブレッドのガードを叩き壊した右フックがこめかみにねじ込まれた。アランブレッドがダウンを喫する。なんとか凌ぎきりたいアランブレッドだったが、コンセプションのプレッシャーにあっという間にロープに追いつめられ、再び右フックでリングサイドに叩き出されてしまった。リング内に戻ったアランブレッドだったが、テンカウント内に立ち上がることはできずに試合終了。コンセプションのTKO勝ち。あの老かいなアランブレッドをパワーで一蹴してしまった。恐るべし。

WBA世界スーパー・フェザー級王座決定戦
ホルヘ・リナレス  5RTKO  ワイベル・ガルシア
 柔らかく体を使うガルシアにリードブローを突き刺すリナレス。リナレスのコンビネーションに織り込まれているボディブローがガルシアの足を徐々に奪ってゆく。中盤、ついにリナレスの動きについていけなくなったガルシアは、強引に前に出て勝負をかける。しかし第5ラウンド、ガルシアの圧力が弱まった一瞬を突いてリナレスの連打が炸裂した。地元のガルシアはひたすら立ち続け、幾度かレフェリーが割って入りそうになるところを回避したが、コーナーに詰められてリナレスの強打をまともに浴びはじめたところでレフェリーストップ。リナレスのTKO勝ち。速射砲のような連打がいい。強い。

ミドル級8回戦
アンドレイ・フォンファラ  2RTKO  デリック・フィンドリー
 ロングパンチを繰り出すフォンファラに対してコンパクトな連打を放つフィンドリー。第2ラウンド、このフィンドリーの豪打がフォンファラの顔面を捉えた。まずフィンドリーが1度目のダウンを奪う。立ち上がったフォンファラだがダメージは重大。フィンドリーのラッシュにあえなく轟沈して試合終了。フィンドリーのTKO勝ち。

ヘビー級8回戦
マリアス・ワック  7RTKO  エリック・ブース
 回転力でワックを翻弄しにかかるブース。ワックは長距離砲で勝負をかけるが、ブースを有効射程にとどめておくことができない。しかし、圧倒的にパワーで勝るワックは、ガードの上からのパンチでブースの動きを徐々に鈍らせてゆき、終盤にはブースの前進も止めてしまった。第7ラウンド、ついにロープに詰まったブースにワックの強打が降り注ぐ。完全に動きが止まったところでレフェリーが割って入って試合終了。ワックのTKO勝ち。スピードに振り回されるかと思いきや、パワーでじっくり料理してしまった。強いかも。

クルーザー級10回戦
トーマス・アダメク  6R終了TKO  ゲリー・ゴメス
 前進してくるゴメスを的確なパンチで迎え撃つアダメク。必死に飛び込むゴメスを突き放して長距離砲を叩き込む。中盤、必死に耐えるゴメスだが、アダメクの攻めは緩みを見せない。中盤に入っても流れは変わらず、第6ラウンドが終了した時点でゴメスがギブアップした。アダメクのTKO勝ち。

1月9日 「鳳凰美田 純米吟醸生酒」を嗜みつつ
NABO北米スーパー・ミドル級王座決定戦
アンドレ・ディレル  6RTKO  ビクトル・オガノフ
 体ごと巻き込む左右フックをオガノフに叩きつけるディレル。オガノフは手が出せない。しかし、前進をやめないオガノフは徐々にディレルの懐に迫る。対するディレルはコンビネーションにアッパーを織り込み、突っ込んでくるオガノフの上体を無理矢理引き起こす。両者の距離が縮まってきた第6ラウンド、ディレルの左フックで足がもつれたオガノフに、ディレルの左アッパーが突き刺さった。これを見たレフェリーが割って入って試合終了。ディレルのTKO勝ち。少しストップが早いかなー。

WBA暫定世界スーパー・フライ級タイトルマッチ
ホルヘ・アルセ  4RTKO  イシドロ・ガルシア
 ミドルレンジで対峙するアルセとガルシア。両者とも上下に散らす連打で体力の消耗を計るが、より的確なリバーブローでダメージを与えているのはアルセの方だ。よく耐えるガルシアだが、次第に後退しはじめる。第4ラウンド、ついに左ボディに背中を丸めたガルシア。この機を捉えて襲いかかったアルセは再びリバーに拳を突き刺してダウンを奪う。立ち上がるガルシアだったがすでに逃げる足もなく、アルセのラッシュでロープに釘付けになったところでレフェリーストップとなった。アルセのTKO勝ち。左ボディが光った。あれをまともにもらったらたまらない。

3団体統一世界スーパー・フライ級タイトルマッチ
クリスチャン・ミハレス  9RTKO  ビッグ・ダルチニャン
 ダルチニャンに対して持ち前のテクニックでなく打ち合いで挑んだミハレス。第1ラウンドからダルチニャンの左アッパーが炸裂してミハレスがダウンを喫する。立て直そうと打ち合いに応じるミハレスだが、焦りか、歯車がうまく回らない。パンチをことごとく外され、ダルチニャンの突然のパンチに無防備に晒されてしまう。中盤に入ってもダルチニャンの猛攻が続く。一見でたらめな構えから繰り出されるパンチがことごとくミハレスの顔面を捉えている。そして第9ラウンド、ダルチニャンのラッシュに一瞬後退したミハレスを走って追いかけて左ストレートを叩き込んだ。顔面を打ち抜かれたミハレスは上体を起こすこともできず、レフェリーが試合をストップ。ダルチニャンのTKO勝ち。変なボクシングだけど、強い。

フェザー級4回戦
片山 恵司  1RTKO  吉村 拓記
 しつこくクリンチにいく片山。吉村の攻めに手は返すものの、反撃するきっかけがない。第1ラウンド、吉村がいきなりダウンを奪うが、クリーンヒットしたのかよくわからなかった。そのままコーナーに詰められてラッシュに晒されてレフェリーストップ。吉村のTKO勝ち。

バンタム級4回戦
山川 浩平  判定  張本 陽介
 じりじりと前に出る山川を待ちかまえてカウンターを放つ張本。序盤やや有利だったのは張本。しかし、山川からクリーンヒットがとれず、徐々に山川のパンチが張本を捉えはじめる。最終ラウンド、足を止めて打ち合った両者。カウンター狙いの張本だが、山川からクリーンヒットをとることができない。試合はそのまま終了し、判定で山川の勝ち。

64.6kg契約級8回戦
水本 昌寛  3RTKO  川原 慎次
 ガードを落としてボディワークで切り込んでゆく川原に、正攻法で対抗する水本。ミドルレンジでの打ち合いでは互角の打ち合いを演じる。そして第3ラウンド、激しいパンチの交換の中、水本の右フックが川原をマットに叩き伏せた。立ち上がるもののセコンドがタオルを投入して試合終了。水本のTKO勝ち。長身にもかかわらず回転力で負けなかった水本。強い。


宮崎 亮  負傷判定  山田 卓哉
 小気味よいパンチを放つ宮崎。山田はひたすら前進するだけだ。クリーンヒットは宮崎の方が多いが、中盤にはいると押しているのは山田になっていた。そんな打ち合いの中、宮崎のフックが山田の顎をかすめた。宮崎がダウンを奪う。終盤にはいると打ち合いは完全に宮崎ペースになっていた。もみ合いながらも左右のフック、アッパーを山田の顔面にヒットさせる。9ラウンド、流血し、額も腫れ上がった山田はドクターストップとなり試合終了。判定で宮崎の勝ち。

1月8日 「鳳凰美田 純米吟醸生酒」を嗜みつつ
60.0kg契約級4回戦
片岡 悠希  1RTKO  渡部伊予守雅之
 激しい打ち合いで始まった第1ラウンド、渡部の放った左フックが打ち終わりの片岡の顔面を捉えた。動きが止まる片岡。追撃に出る渡邊に反応できない片岡を見てレフェリーが試合をストップ。渡邊のTKO勝ち。

ライト級4回戦
金本 祥平  判定  有村 純一
 懐の深い金本に対して思い切りよく飛び込んでゆく有村。序盤は有村が懐に飛び込んでペースをつかむ。終盤に入って有村の突進力が落ちてきたところで金本のリードブローが有村をストップしはじめるが時すでに遅し。判定で有村の勝ち。

日本スーパー・ウェルター級王座決定戦
古川 明裕  8RTKO  野中 悠樹
 足を使って距離をコントロールする野中。強打を振るいながら前進してくる古川だが、紙一重で射程に踏み込むことができない。野中のパンチを浴び続けて次第に晴れてくる古川の顔。しかし、ダウンを喫しながらも古川は前進し続ける。だが、さらにリズムに乗った野中は古川を近づけることなく試合を進め、第8ラウンド、ついに野中の右ストレートが古川を捉えた。がくっと失速した古川を見てレフェリーが試合をストップ。野中のTKO勝ち。巧さを見せ、最後は強さを見せた。

49.5kg契約級10回戦
高山 勝成  判定  ハビエル・ムリージョ
 こまかいステップワークで距離を支配し、ムリージョに攻めのタイミングを与えなかった高山。いくどか強烈なカウンターをムリージョに叩き込むが、タフなムリージョはそれに耐え、倒れることはなかった。最後までこの展開は続き、判定で高山の勝ち。

WBA世界スーパー・ウェルター級挑戦者決定戦
マルコ・アベンダーニョ  判定  石田 順裕
 懐の深い石田のストッピングジャブを体で掻き分けて前進するアベンダーニョ。石田のパンチが当たっても、そこからもう一歩踏み込まれてアベンダーニョのパンチが飛んでくる。そして、まずダウンを喫したのは石田だった。アベンダーニョの右フックからフォローの左フックを食らってしまった。しかし、ここからリズムを立て直した石田は、疲れの見え始めたアベンダーニョの間合いを巧みにかわして主導権を握る。両者、決定的なダメージを与えることはできず試合は終了し、判定で石田の勝ち。

ライト級4回戦
手賀 亮太  2RTKO  田川 智久
 ミドルレンジでパンチをつきあってペース争いのきっかけを探す手賀と田川。この距離では田川の方が上手だ。流れを変えるために懐に潜り込んでボディを叩く手賀だったが、第2ラウンド、踏み込んだところに田川の左フックを直撃されてダウン。ファイティングポーズをとったものの、あっという間に田川の連打に晒されてレフェリーストップとなった。田川のTKO勝ち。当て勘が鋭いな。田川。

ライト級4回戦
田上 浩誠  4RTKO  池田 友太
 デビュー戦とは思えないプレッシャーのかけ方で池田を追いつめてゆく田上。序盤、池田を圧倒する。池田もペースを変えて反撃に転じ、試合は終盤までもつれるが、最終ラウンド、田上の体ごと叩きつける左ストレートが池田の顔面を直撃したところでレフェリーが割って入った。田上のTKO勝ち。

ウェルター級6回戦
竹之内 ゆたか  判定  武田 浩祐
 至近距離でパンチを交わす竹之内と武田。互いに有効打を当てつつ、しのいで逆転し、という激しいペース争いが最後まで続いた。判定で竹之内の勝ち。

フェザー級10回戦
宮 将来  6RTKO  孫 京辰
 キレのある宮の攻め。孫のガードをかいくぐって自在に着弾する。タフな孫はこのパンチに耐えながらパンチを返すが、為す術がない。中盤に入っても宮の猛攻は続くが、孫は倒れない。が、徐々に足下がおぼつかなくなってきていた。第6ラウンド、引き続き宮のパンチに晒されながら耐え続けた孫だったが、フラフラとロープに後退したところでレフェリーが試合が一方的と判断。宮のTKO勝ち。キレのあるパンチってのはああいうのを言うのだな。孫のガードはまったく役に立っていなかった。素晴らしい。

スーパー・ライト級4回戦
竹内 護  ドロー  中胡 貴之
 序盤、距離を活かしてペースを握った竹内。踏み込んでくる中胡をストレートの連打で突き放す。しかし、後半にはいると竹内のスピードが鈍り、徐々に中間距離での打ち合いに巻き込まれてゆく。しかし、竹内はこの距離でも巧くパンチを放ち、中胡と対等の打ち合いを演じる。試合はそのまま終了し、判定はドロー。

ライト級6回戦
佐々木 悟  負傷ドロー  森島 重樹
 クラウチングスタイルで前進してくる森島を佐々木のリードブローがストップする。小刻みに頭を振ってなんとか懐に潜り込みたい森島だが、佐々木のジャブがガードのど真ん中をすり抜けて飛び込んでくる。その佐々木の左ストレートが森島の顎を打ち抜いた。森島からダウンを奪う。しかし、森島がまぶたをカットし、これが試合続行不能と判断されてしまった。前半の負傷ストップでドロー。

スーパー・ミドル級6回戦
松本 晋太郎  判定  金 炳勲
 バランスのとれた攻めを見せる松本。金のボディを叩きつつ、足を使ってのアウトボクシングもまじえて、金に反撃のきっかけを与えない。しかし、金がひるまない。打たれても打たれても平然として向かってくる。さすがコリアンファイター、タフさは折り紙付きだ。松本は終盤にかけても多彩な攻めを見せ、それらは金にヒットしているのだが、最後まで倒すことはできなかった。判定で松本の勝ち。

1月4日 「加賀鳶 純米酒」を嗜みつつ
WBC世界ライト級暫定王座挑戦者決定戦
ホセ・アルマンド・サンタクルス  6RKO  アントニオ・ピタルア
 ズカズカと歩いて前に出て体ごとパンチを叩きつけるビタルア。リーチを活かして距離をとろうとするサンタクルスだったが、あっけなく接近を許してしまう。そしてビタルアのボディブローがサンタクルスにダメージを積み重ねてゆく。第4ラウンド、完全にロープに釘付けになったサンタクルスのガードを割ってビタルアのアッパーが首を引っこ抜く。ビタルアが最初のダウンを奪った。立ち上がったサンタクスルはヒットアンドアウェイで時間を稼ごうとするがムダだった。ロープへ詰められたところへ右フックの7連打を喰らって再びダウンを喫する。すでに足がいうことをきかず、立ち上がろうとするもののカウントアウト。ビタルアのKO勝ち。豪快で、強い。

ライト・ヘビー級12回戦
ケリー・パブリック  判定  バーナード・ホプキンス
 距離をとるパブリックに対して右クロスカウンターでリズムを崩しにいくホプキンス。自分のリズムを完全に崩されてパブリックはベテランの仕掛けた罠にはまったいった。中盤にはいってパブリックががむしゃらに打ちにきたとみるや、ホプキンスは一歩下がってやはり右クロスを集中的に狙い打っていく。前のめりになったパブリックにこの右をかわすことができない。終盤にはいるとホプキンスがヒットアンドアウェイを駆使してパブリックにトドメを刺しにいくが、打たれ続けながらも反撃をやめないパブリックを攻め落とせず、そのまま試合終了。判定でホプキンスの勝ち。

スーパー・ミドル級10回戦
ブライアン・ノーマン  9RTKO  ヘンリー・ブキャナン
 ハンドスピードでブキャナンを攻め立てるノーマン。パワーで勝るノーマンは一撃に勝負をかける。クリーンヒットでは圧倒的に数が多いブキャナンだが、体格差のあるノーマンをなかなか失速させることができず終盤に突入する。第9ラウンド、叩き続けてきたボディがようやく功を奏してノーマンの動きにわずかな衰えが見えたところで勝負が決まった。左ボディフックでノーマンの動きを止めたところにブキャナンの右アッパーが火を噴いた。そのまま前のめりに倒れ込むノーマンをみてレフェリーは即座に試合をストップ。ブキャナンのTKO勝ち。ブキャナンの連打、なかなかキレていた。

スーパー・ミドル級4回戦
アンディ・ジーガー  判定  ジェイソン・ピーターソン
 ひたすら大振りで勝負をかけるジーガーをきれいなアウトボクシングでいなすピーターソン。キレがいまいち。ジーガーを近づかせることもなかったが、倒すこともなく試合終了。判定でピーターソンの勝ち。

ミドル級4回戦
アレハンドロ・ボガリン  判定  ジョール・ミルズ
 とにかく打ち合うボガリンとミルズ。ミドルレンジで足を止めてひたすらパンチを出し合う。だが、互いに致命打を放つことはできず、ひたすら打ち合ったまま試合終了。判定でボガリンの勝ち。

スーパー・ライト級10回戦
フリオ・ディアス  5RTKO  デビッド・トーレス
 ぐいぐい前に出て行くトーレス。これをディアスはキレのあるパンチで迎え撃つ。いくら追ってもディアスに追いつけないトーレス。踏み込むたびにディアスのパンチをもらってトーレスの顔面はみるみるうちに腫れ上がってゆく。第5ラウンド、ディアスのパンチにふらついたところでレフェリーがドクターチェックを指示。試合続行不能と判断されてディアスのTKO勝ち。

1月3日 「加賀鳶 純米酒」を嗜みつつ
WBC世界スーパー・バンタム級タイトルマッチ
西岡 利晃  12RTKO  ヘナロ・ガルシア
 ひたすら頭から突っ込んでくるガルシア。西岡はステップワークでかわしながらカウンターを叩き込む。西岡は第4ラウンドにアッパーで、第9ラウンドにはストレートでガルシアからダウンを奪うが、一向にガルシアは失速しない。すぐさま回復して突っ込んでくる。終盤にはいると西岡にも疲れが見え始め、ガルシアの勢いに呑まれかけそうになるが、第12ラウンド、西岡の左アッパーがガルシアの顎を弾き飛ばした。ついに失速し、西岡の連打に巻き込まれていくガルシアを見てレフェリーが割って入る。西岡のTKO勝ち。最終ラウンドのあのアッパー一発。これまでの西岡では出せなかった一発だった。

WBA世界ライト級タイトルマッチ
小堀 佑介  判定  パウルス・モーゼス
 ミドルレンジで足を止めて打ち合う小堀とパウルス。ハンドスピードで勝るパウルスだが、接近戦の最後の一発は必ず小堀が放つ展開でペースを握ることができない。この距離で勝機がないとみたパウルスは、後半に入ってヒットアンドアウェイ戦法に切り替えてきた。足を使って距離を稼ぎ、小堀の射程外からストレートを叩き込んでくる。必死に食いつく小堀だったが、最後まで打ち合いに持ち込むことはできず、判定でパウルスの勝ち。

2008東日本新人王決定戦スーパー・フェザー級
阿部 隆臣  判定  玄間 晃裕
 左右の連打が冴える阿部。玄間は頭を低くして踏み込むが阿部の巧みなボディワークに翻弄されて捉えることができない。逆に、阿部のパンチをカウンターでもらってしまう。最後まで退くことのなかった玄間だが、ペースをつかむことなく試合は終了。判定で阿部の勝ち。

2008東日本新人王決定戦ライト級
細川バレンタイン  ドロー  麻生 興一
 リーチを活かした長距離砲を放つ細川。潜り込もうとする麻生からまずダウンを奪う。このまま細川がペースを握るかと思われたが、麻生はここから徹底的に接近戦を挑みはじめる。頭を振って懐に潜ってはそのままロープ際まで押し込んでこまかい連打でリズムを作る。細川はなかなか自分の戦いをさせてもらえない。クリーンヒットはやや細川が多いまま最終ラウンドへ突入し、最後は激しい打ち合いのまま試合終了のゴングが鳴った。判定はドローだが、東日本をとったのは細川。

2008東日本新人王決定戦スーパー・ライト級
尹 文鉉  判定  山本 直平
 直線的にプレッシャーをかける山本に対して、尹はガードの隙間を狙ってクリーンヒットを奪う。ラウンドが進んでも、面白いように山本のガードをすり抜けて炸裂する尹のパンチが山本にダメージを蓄積させてゆく。最終ラウンドまで主導権を奪われたままの山本は、こまかいボディの連打で押し切る戦法をとるが、ここでも尹の的確なパンチが光り、判定で尹の勝ち。

2008東日本新人王決定戦ウェルター級
新藤 寛之  判定  高山 樹延
 懐の深い新藤に対して、ひたすら前進する高山。長身サウスポーの新藤が放つフリッカージャブに、高山は射程距離にはいることができない。そして高山の打ち終わりには新藤のロングパンチが飛んでくるため、距離が詰まっても高山の攻めがワンテンポ遅れてしまう。しかし、新藤有利で迎えた最終ラウンド、高山の左フックがついに新藤を捉え、起死回生のダウンを奪う。マイペースを貫いた新藤だったが、このダウンが決定的となってしまう。判定で高山の勝ち。

1月1日 「酔心 純米吟醸」を嗜みつつ
スーパー・バンタム級4回戦
河野 洋佑  ドロー  茂木 健次
 フックとアッパーのコンビネーションが鋭い河野とワンツーが伸びる茂木の対戦。互いにパンチをもらいつつも打ち返すシーソーゲームとなった。序盤ペースを握るかに見えた河野だったが、中盤、茂木のストレートが河野を突き放す。終盤は接近戦での打ち合いとなるが致命打はなく試合終了。判定はドロー。

スーパー・バンタム級4回戦
播磨 真輝  1RTKO  中島 直樹
 豪快な左右フックを叩きつける播磨。第1ラウンド、あっという間に中島からダウンを奪う。立ち上がった中島に再びラッシュを仕掛けて試合を決めた。播磨のTKO勝ち。荒削りで面白い。

スーパー・フェザー級4回戦
潮田 宗紀  1RTKO  植木 淳平
 低い体勢で懐に潜り込む植木。潮田のリードブローをものともせずに接近戦を挑む。左右フックも強烈だ。まずは様子を見ていた潮田だったが、植木のガードがリバーブローであいたところへ右フックをカウンターであわせた。リングの上を半回転する植木。立ち上がろうとするものの蹈鞴を踏む植木を見てレフェリーが試合をストップ。潮田のTKO勝ち。見事なワンパンチKOだった。

スーパー・ライト級4回戦
三國 雄太  判定  遠藤 圭
 こまかく出入りを繰り返しながらパンチを集める遠藤に対して、三國はオーバーハンドライトでカウンターを狙う。クリーンヒットが多いのは遠藤なのだが、要所で三國のカウンターが炸裂して遠藤の勢いを断ち切る。最後までこの流れは変わらず、激しく打ち合いながら試合終了。判定で遠藤の勝ち。

69.0kg契約級6回戦
佐藤 矩彰  3RTKO  加藤 大輔
 アマチュア出身だけあって鋭いコンビネーションを放つ佐藤だったが、まず、カウンターでダウンを奪ったのは加藤だった。きれいにアゴを打ち抜かれてダメージを追った佐藤。しかし、ロープ際に追い込まれたところで起死回生の左フックが加藤のアゴを捉え、佐藤がダウンを奪い返す。続く第2ラウンド、流れを決めるダウンを奪ったのは加藤。立ち上がって逆転を狙う佐藤だったが、すでに加藤のカウンターをかわすことはできず、再三にわたってカウンターを喰らってしまう。そして第3ラウンド、ロープ際に追い込まれた佐藤に加藤の連打に晒されて勝負が決した。佐藤が膝から崩れ落ちたところでレフェリーが割って入って試合終了。加藤のTKO勝ち。面白い試合だったが、佐藤はあまりにもカウンターに不慣れだった。

48.5kg契約級6回戦
マツオアキラ  判定  須江 伸太郎
 ヒットアンドアウェイで距離をとりたい松尾だが、須江の突進がそれを許さない。懐に潜り込んで上下にパンチを叩き込む。後半に入りマツオは戦法を変えて、足を止めて大きなフックを振り回して須江の勢いを寸断する。しかし、須江はこれを落ち着いて見切り、逆にカウンターを狙うが、マツオの勢いに押されて致命的なダメージを与えられない。最終ラウンド、頭から突っ込んでくるマツオを受け止める須江。激しいパンチを交換しながら試合は終了し、判定で須江の勝ち。

スーパー・ライト級8回戦
迫田 大治  判定  坂本 大輔
 独特のクラウチングスタイルから強打を放つ迫田。対する坂本は出鼻をくじくリードブローで迫田のペースを乱す。パンチが当たらずいらつく迫田はさらにプレッシャーをかけるが、坂本の柔らかいボクシングに翻弄されてしまう。試合はそのまま終了し、最後まで自分のリズムを崩さなかった坂本の判定勝ち。

OPBFスーパー・ウェルター級タイトルマッチ
日高 和彦  4RTKO  丸元 大成
 互いに豪腕。初っぱなから前に出る丸元に対して、日高は落ち着いて試合を組み立てる。足を使う日高を追う丸元だが、そうそうにまぶたを切ってやや慌てたか、攻めが荒くなっていた。第4ラウンド、丸元のガードが打ち終わりに開いた。このタイミングを逃さず踏み込んだ日高。左フックが丸元の顎を貫いた。そのままマットに沈む丸元。なんとか立ち上がろうともがくが足はいうことをきかず、立ち上がったところでタオルが投入されて試合終了。日高のTKO勝ち。パワーとテクニックが見事に融合されたラストシーンだった。

2008東日本新人王決定戦バンタム級
片桐 秋彦  判定  古橋 大輔
 ボクシングでは珍しい同門対決。回転力を活かして攻め込む古橋に対して、打ち終わりにカウンターを狙う片桐。古橋のダッキングをなかなか捉えきれず、徐々に打ち合いはクロスレンジに持ち込まれてゆく。後半、距離をとることをあきらめた片桐は接近戦を挑むが、そこは古橋の土俵。最後まで打ち合いは古橋ペースで進んで試合終了。判定で古橋の勝ち。

2008東日本新人王決定戦ライト・フライ級
三品 友宏  判定  青野 弘志
 三品の懐目指して突進する青野。三品はステップを刻んですれ違いざまに青野にカウンターをあわせる。このままダメージを積み重ねる戦法だった三品だが、青野のプレッシャーはラウンドが進むにつれて高まってゆく。次第にロープを背負うようになる三品。必死に足を使って青野をいなそうとする三品だが、青野がくっついてきてボディを叩く。最後まで自分の攻めをさせてもらえなかった三品。青野は決定打を放つことはできなかったが、判定で青野の勝ち。いいなぁ。がむしゃらで。

2008東日本新人王決定戦スーパー・フライ級
藤原 陽介  判定  宮森 卓也
 ハンドスピードを活かして攻め立てる宮森。藤原の懐に飛び込んでの連打で突破口を開く。前半、これをさばくのに苦労していた藤原だったが、宮森のスピードがわずかに落ち始めた後半、宮森の突進を止めてからパンチを叩き込むパターンで反撃を開始。試合はそのまま終了し、判定で藤原の勝ち。

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