2009年2月

 このページではテレビで放送されたボクシングの試合結果を、酒を嗜みながらふらふら書きつづっていこうと思います。評価にはかなりの偏りが生じる可能性がありますが、ま、そこはそれ、ご容赦ください。

2月28日 「玉乃光 純米大吟醸」を嗜みつつ
フェザー級4回戦
徳永 章宏  判定  踊瀬 恵輔
 第1ラウンド、ボディの連打でリズムをたぐり寄せた踊瀬が、幾度か徳永の顎を跳ね上げる。だが、第2ラウンドにはいると徳永が足を使い始め、踊瀬は徳永を射程に捉えられなくなる。しかし、踏み込んでの踊瀬のボディ攻撃は徳永にリズムをつかませることなかった。そのまま試合は終了し、判定で踊瀬の勝ち。

54.5kg契約級4回戦
村木 雅  3RTKO  高野 誠三
 ミドルレンジで打ち合う両者。パンチのキレと的確さは河野の方が上。村木のガードの隙間を縫って高野のパンチがヒットする。しかし第2ラウンド、ぐらついた村木に追撃をかけた高野を村木の右フックがカウンターで捉えた。逆転でダウンを喫する高野。流れがわからなくなった第3ラウンドだったが、高野は一気に村木を攻め立て、あっという間にダウンを取り返す。その後もプレッシャーをかけ続け、村木が防戦一方になったところでレフェリーが割って入った。高野のTKO勝ち。ガードは甘いがキレがある。面白いかも。

60.0kg契約級8回戦
山下 将臣  7RTKO  長屋 洋
 身長差のある山下と長屋。小柄な長屋は頭を振りながら山下の懐に突っ込んでゆく。山下はこれを左ジャブで突き放すが、前半、なかなか長屋が止まらない。山下の懐に潜り込んでボディを叩き、上に返すチャンスを狙う。だが、中盤にはいると山下の長距離砲が次第に長屋を痛めつけてゆく。そして第7ラウンド、突進力の鈍った長屋にラッシュを仕掛けてコーナーに追い込む。防戦一方となった長屋を見てレフェリーが試合をストップした。山下のTKO勝ち。

50.0kg契約級8回戦
久田 哲也  判定  戎岡 淳一
 落ち着いた間合いから放たれる戎岡のパンチ。その合間をかいくぐって久田の勢いある拳が放たれる。序盤、余裕で久田をさばいていた戎岡だが、中盤にはいると久田の一発が戎岡を捉えるようになる。距離は戎岡が支配するものの、時折炸裂する久田のパンチが試合を混沌とさせている。最終ラウンド、ひたすら連打を繰り出す久田。かわしきれず被弾する戎岡は距離をとることができない。試合は打ち合いのまま終了し、判定で久田の勝ち。

57.5kg契約級6回戦
脇本 雅行  判定  大木 良祐
 静かな立ち上がりからゆっくり激しさを増してゆく脇本と大木の打ち合い。足を使って距離をコントロールする脇本がやや有利に試合を進めてゆく。後半にはいるとその差は明確に現れてくる。血だらけの大木に対して、脇本はヒットアンドアウェイでこまかいパンチを浴びせ続け、判定で脇本の勝ち。

スーパー・フェザー級6回戦
平尾 彰敏  2RTKO  福岡 孝太
 強引に接近戦を挑む福岡。平尾は距離をとりながら応戦するが、第1ラウンド終了間際、左ストレートをガードの隙間にねじ込まれてダウンを奪われる。第2ラウンド、打ち合いを挑んだ平尾だったが、ダッキングしたところへアッパーを食らって2度目のダウン。再び立ち向かう平尾に対して、福岡の強打が叩き込まれる。ガードしながら壊れていく平尾。徐々に膝が突っ張りはじめたところでレフェリーが危険と判断して試合終了。福岡のTKO勝ち。パワーあるなぁ。もう少し洗練すると面白いかも。

バンタム級8回戦
ペットクローンパイ・ソーターンティップ  2RTKO  帝里 木下
 バッティングで戦意喪失したペットクローンパイをサンドバック状態にする帝里。やる気なさすぎだ、このタイ人。くだらない試合だった。

スーパー・フェザー級8回戦
森川 弘幸  6RTKO  大庭 宏之
 大庭の懐を狙う森川。ミドルレンジで手を出す大庭だが、森川の回転力に呑み込まれてしまう。中盤にはいるとさらに森川はプレッシャーを強め、大庭をどんどん後退させる。そして第6ラウンド、森川のこまかいパンチを大庭は避けることができなくなる。手を出しながらもダメージをもらい続ける大庭を見てレフェリーが割って入る。森川のTKO勝ち。

バンタム級8回戦
チャットーン・ギャットトーボーウボン  負傷判定  ジェロッピ瑞山
 ミドルレンジでの強打でチャットーンにプレッシャーをかけるジェロッピ。いいパンチがチャットーンを捉えるが、チャットーンのタフネスが光る。ジェロッピの強打に対して、必ず打ち終わりを狙ってくる。第6ラウンド、なかなか弱らないチャットーンに対していらだったのか、思いっきり踏み込んだところでバッティング。ジェロッピがまぶたを切って試合終了。ジェロッピの負傷判定勝ち。

2月26日 「玉乃光 純米大吟醸」を嗜みつつ
WBA世界ミドル級タイトルマッチ
フェリックス・シュトルム  判定  セバスチャン・シルベスター
 鋭い左を交換しあうシュトルムとシルベスター。序盤、シュトルムの強烈な左ジャブがファイタータイプのシルベスターをじわじわ後退させる。踏みとどまって打ち合いに持ち込みたいシルベスターだが、ガードをはずしたところへ飛んでくるシュトルムのパンチに阻まれてまったくリズムを作ることができない。終盤に入ってもシルベスターはシュトルムの弾幕をくぐり抜けることはできず、一方的に打ちのめされて試合終了。判定でシュトルムの勝ち。

IBF世界ミドル級タイトルマッチ
アルツール・アブラハム  6R終了TKO  ラウル・マルケス
 アブラハムの堅いガードに連打を叩き込むマルケス。だが、アブラハムに焦りは見られない。時折見せるラッシュで徐々にリズムを高めてゆく。サウスポーのマルケスをやや攻めあぐねているアブラハムだったが、第6ラウンド、いよいよプレッシャーを高めて追い込みにはいる。が、マルケスはコーナーから出てくることはなかった。試合放棄でアブラハムのTKO勝ち。マルケス、あきらめ早いなぁ。

2月22日 「玉乃光 純米大吟醸」を嗜みつつ
58.0kg契約級4回戦
藤谷 丈  判定  加治 裕樹
 両者の拳が交錯する中、藤谷のパンチが加治のガードをすり抜ける。軽いパンチだが、小気味よくヒットする。なんとか突破口を開こうともがく加治だが、連打を放ちながら前進するのはやはり藤谷だ。試合終了間際、両者とも激しい連打に勝利を賭けるが、試合はそのまま終了。判定で藤谷の勝ち。

フェザー級4回戦
早野 真司  判定  舟木 隆太
 クロスレンジで打ち合う早野と舟木。ひたすら我慢比べの果てに迎えた最終ラウンド、やや失速しはじめたのは早野だ。だが、舟木も早野に決定打を打ち込むことはできず試合終了。判定で舟木の勝ち。

日本スーパー・ウェルター級タイトルマッチ
野中 悠樹  判定  音田 隆夫
 野中の強打に振り回される音田。ガードの上からでも確実にダメージを刻み込んでゆく。だが、中盤にはいると音田のボディブローが野中の動きを鈍らせはじめた。パンチを当てるのは野中だが、音田はものともせずに踏み込んでボディブローを放つ。終盤も野中のパンチが音田を捉え続ける。が、音田はくじけない。ひたすら前に出て拳を振るうが、展開を変えることはできなかった。判定で野中の勝ち。

スーパー・フェザー級4回戦
渡部伊予守雅之  判定  森田 登
 突進してくる森田をミドルレンジでの回転力で押さえる渡部。前半、この回転力で森田を攻め立てた渡部だったが、後半にはいるとしつこい森田の攻撃に渡部はなかなか自分のかたちに持っていくことができなくなる。互いに攻めきれないまま試合は終了し、判定で渡部の勝ち。

スーパー・バンタム級6回戦
白井 康太  判定  岡田 壮平
 ボディを叩きながら前に出る白井。岡田もこれを迎え撃ち、お互い主導権をつかめずにいる。最終ラウンドにたどり着くまで、互いに手を止めることはないが、均衡が崩れることもなかった。判定で白井の勝ち。

スーパー・フライ級8回戦
本田 猛  判定  松元 雄大
 じわりとプレッシャーをかける本田に対して、有効な反撃ができない松元。微妙に距離を操られてしまい、打ち終わりを狙われてしまう。中盤を過ぎると松元もリズムになれたのか、本田のパンチをまともには食わなくなったが、挽回するにはいたらず。判定で本田の勝ち。

2月19日 「玉乃光 純米大吟醸」を嗜みつつ
2008全日本新人王決定戦 ミニマム級
鬼ヶ島 竜  判定  立松 誠
 ミドルレンジで立松にプレッシャーをかける鬼ヶ島。一気に攻め込みたいところだが、接近戦になると立松の手数がモノをいう。互いに主導権をつかみきれない展開だが、時折、鬼ヶ島のアッパー、リバーブローが立松にヒットする。展開は最後までこのまま進み、判定で鬼ヶ島の勝ち。

2008全日本新人王決定戦 ライト・フライ級
青野 弘志  判定  川本 祐太
 きわどい強打を振るう両者。サウスポーの利点を生かしたい青野だが、距離を変えながら攻め込んでくる川本を捉えきれない。長身の利点を、川本はうまく活かしている。しかし、ともに決定的なチャンスを作ることはできず、判定で青野の勝ち。

2008全日本新人王決定戦 フライ級
安西 政人  判定  加藤 毅
 強打で先手をとった安西が加藤を攻め立てる。この先制攻撃を加藤はじっくりと見ながら凌いでいる。後半に入って安西のキレがわずかに落ちると、加藤のこまかい攻撃が安西を捉えはじめるが、相変わらず攻め立てるのは安西だ。この勢いが評価されて、判定で安西の勝ち。

2008全日本新人王決定戦 スーパー・フライ級
藤原 陽介  判定  森川 真一郎
 じっくり様子を見ながら力量を計る両者。ラウンドが進むにつれてエンジンがかかってくる。コンパクトな強打で藤原を責める森川だが、藤原の巧みなクリンチワークにリズムを崩されてしまう。後半、疲れの見えた森川を藤原のパンチが捉えるが決定打にはならず、判定で藤原の勝ち。

2008全日本新人王決定戦 バンタム級
古橋 大輔  判定  越智 大輔
 試合開始のゴングと同時に突っ込んだ越智。古橋は強引に接近戦に持ち込まれてしまう。越智の回転力に防戦気味の古橋だったが、第4ラウンド、一瞬距離を作った隙にワンツーを越智に叩き込んだ。越智がダウンを喫する。とどめを刺したい古橋だったが、攻めきることはできずに試合終了。判定で古橋の勝ち。

2008全日本新人王決定戦 スーパー・バンタム級
中村 幸裕  判定  菊地 永太
 小柄な中村が前後の出入りで菊地を翻弄する。菊地は、懐に飛び込まれる前にストップしたいところだが、タイミングがなかなかつかめない。後半に入っても中村の前進は止まらない。菊地の攻め手をすべて殺して攻め続ける。最後まで菊地にボクシングをさせなかった中村の判定勝ち。

2008全日本新人王決定戦 フェザー級
斉藤 司  判定  渡邊 巧
 小刻みに動いて突破口を探る渡邊に対して、斉藤はガードを固めてじわりとにじり寄ってゆく。左の差し合いでペースを握った斉藤は渡邊にプレッシャーをかけるが、要所で返される渡邊のパンチになかなか攻めきることができない。第4ラウンドには斉藤のカウンターが渡邊の顔面を捉えてぐらつかせるものの、攻めきることはできなかった。打ち合いは最後まで斉藤ペースで続き、判定で斉藤の勝ち。

2008全日本新人王決定戦 スーパー・フェザー級
阿部 隆臣  判定  吉野 典秀
 思い切りのいいパンチを振るう両者。一発当たれば試合が決まりそうな勢いだ。次第にペースを握っていったのは吉野。きわどい打ち合いの中で、ポイントを重ねてゆく。しかし、決定的な場面を作ることはできずに試合終了。判定で吉野の勝ち。

2008全日本新人王決定戦 ライト級
細川バレンタイン  判定  浦 秀晃
 豪快なパンチを振るう細川。対する浦も豪腕で対抗する。クリーンヒットは序盤から細川の方が多い。きついパンチが浦の顔面を捉えるシーンが見られたが、浦はモノともせずに立ち向かってくる。だが、パワー対決は最後まで決着つかず、判定で細川の勝ち。

2008全日本新人王決定戦 スーパー・ライト級
尹 文鉉  判定  瀧波 大佑
 序盤から光ったのは尹のテクニックだ。激しい打ち合いの中でも丁寧な上下の打ち分けを的確に瀧波にヒットさせる。瀧波はこのリズムを崩すことはできず、尹も決定打を放つことはできずに試合終了。判定で尹の勝ち。

2008全日本新人王決定戦 ウェルター級
高山 樹延  判定  小林 勇介
 第1ラウンド終了間際にダウンを喫した小林。なかなか長身を活かしたボクシングができない。これでペースに乗った高山はさらにプレッシャーを強める。追い立てる高山と、さばく小林という展開は最後まで変わらず、判定で高山の勝ち。

2008全日本新人王決定戦 ミドル級
田中 徹  判定  庄司 卓司
 ファーストコンタクトでダウンを奪った田中。だが、庄司は冷静に手数を出して追撃を断ち切り、そして反撃の一打で流れをイーブンに持ち直す。第2ラウンド、今度は左フックを食らってダウンを喫した庄司は、必死に前に出続ける。その気迫が伝わったのか、田中の攻めがなくなった。最終ラウンド、ぐいぐい前に出る庄司に田中の応戦は弱腰だ。打ち合いはそのまま終了したが、ダウンのポイントが効いて田中の判定勝ち。

2月6日 「浦霞 特別純米生酒」を嗜みつつ
スーパー・バンタム級4回戦
塚田 賢次郎  判定  玉岡 優樹
 まずは前に出てパンチを出す塚田。それをバックステップをしながら迎え撃つ玉岡。パンチの的確性は玉岡の方が上だ。きっかけを作りたい塚田はさらに前に出るが、大振りを玉岡に狙われてなかなか調子を上げられない。最後まで両者パンチを出し合いながら試合は終了。判定で玉岡の勝ち。

スーパー・フライ級4回戦
青木 一平  1RTKO  内藤 昭
 鋭いパンチの交換で始まった青木と内藤の戦い。青木の右フックが連打中の内藤の顔面を打ち抜いた。内藤がダウンを喫する。立ち上がって再び打ち合いを挑んだ内藤だったが、青木のフック三連打がガードを割って突き刺さり2度目のダウン。青木のTKO勝ち。勘がいい。期待できるかも。

フェザー級4回戦
ミッキー高山  1RTKO  木村 憲五
 まずは勢いよく前に出た木村。下がりながら様子を見るかと思われた高山の左フックが、飛び込んできた木村の顎を直撃した。半回転しながらマットに叩きつけられる木村。立ち上がるもののすでに足はいうことをきかず、セコンドからタオルが投入されて試合終了。高山のTKO勝ち。巧い。

ライト・フライ級6回戦
町田 昌丈  1RTKO  川下 大輔
 オープニングコンタクト。町田の右ストレートが川下の顎を貫いた。いきなり町田がダウンを奪う。立ち上がって応戦する川下だったが、反応は鈍く、コーナーに追いつめられて前かがみになったところへ、町田のチョッピングライトが決まった。マットに崩れ落ちる川下を見て、レフェリーが試合をストップ。町田のTKO勝ち。コンパクトな強打が打てるボクサーだ。

日本ミドル級タイトルマッチ
江口 啓二  判定  鈴木 哲也
 江口の豪打に恐れずカウンターをあわせる鈴木。序盤、リズムアップしたのは鈴木だった。面白いように江口の顔面が弾ける。江口は鈴木のリードブローをかわせない。中盤にはいると江口に疲れが見え始める。ますます的中率の当たる鈴木のパンチ。しかし、あれだけパンチを浴びて倒れない江口の根性もすごい。終盤、鈴木の手数はやや落ちたものの、それでも江口にパンチを浴びせ続け、江口はそれに耐えながら前に出る展開が続いた。試合はそのまま終了のゴングを聞き、判定で鈴木の勝ち。あの江口をほぼ完封してしまった。

スーパー・フェザー級4回戦
西永 哲也  判定  金沢 泰佑
 ミドルレンジで次第に回転数を上げてゆく西永と金沢。きわどいところで打ち勝っているのは西永。そのたびに金沢がバランスを崩す。主導権を西永が握る展開となる。金沢はリズムの挽回を図るが、最後まで西永はペースを離さず試合終了。判定で西永の勝ち。

スーパー・バンタム級6回戦
寄川 航  判定  松本 一男
 コンパクトな連打の寄川と豪快な連打の松本。寄川がリズムに乗り始める。いいところまでは追いつめる寄川、だが、一瞬、距離がなくなったところで松本の連打が飛んでくる。クロスレンジでは松本に分があるようだ。そんな流れで迎えた最終ラウンド、距離を詰めたい松本と、突き放したい寄川の鬩ぎ合いは試合終了のゴングまで続いた。判定で寄川の勝ち。

68.0kg契約級10回戦
松元 慎介  判定  細川 貴之
 リーチのある松元の懐に思いっきり飛び込んでゆく細川。序盤、細川の勢いが松元にプレッシャーを与える。しかし、後半にはいると松元の長距離砲が次第に細川を捉えはじめ、主導権は松元が握りはじめる。これに対して、きっかけをつかむたびに、細川が松元をロープまで押し込んで連打を見舞う。そして、終盤に入ると状況が変わる。勢いを取り戻しはじめた細川のクロスレンジでの攻めが光り始める。最終ラウンドは互いに勝負をかけた打ち合いとなるが、決定打を放つことはできず試合終了。判定で細川の勝ち。

2月5日 「浦霞 特別純米生酒」を嗜みつつ
スーパー・ライト級10回戦
ホセ・アルマンド・サンタクルス  5RTKO  ミゲル・アンヘル・マンギア
 じっくり攻め立てるサンタクルスに対して、がむしゃらにパンチを振り回すマンギア。サンタクスルが徐々にペースを上げてゆくにつれ、サンタクルスのクリーンヒットが増えてゆく。そして第5ラウンド、いよいよ攻め手のなくなったマンギアのリバーに、サンタクスルが思いっきり踏み込んで放ったリバーブローが突き刺さった。マットに転がってもがき回るマンギア。立ち上がれないことは明白。サンタクスルのTKO勝ち。まさに悶絶だ。あれほど見事にリバーを打ち抜かれたら、どうしようもない。

スーパー・ミドル級6回戦
ダニエル・ジェイコブス  1RKO  セルヒオ・リオス
 鋭い連打でリオスを攻め立てるジェイコブス。手を返すリオスにつけ込む隙を与えず、コーナーに追い込む。そして、右ストレートからの左右フックでとどめ。あっという間に試合は終わってしまった。ジェイコブスのKO勝ち。圧倒的すぎて、実力がわからなかったが、鋭いことはよくわかった。

スーパー・フェザー級6回戦
デビッド・バスケス  2RTKO  カルロス・イバン・ベラスケス
 長身を活かして連打を叩き込むベラスケス。バスケスに何もさせずに試合を組み立ててゆく。第2ラウンド、ベラスケスはさらに回転力を上げてバスケをロープ際まで追い込み最後は左右フックの連打でレフェリーの判断を引き出した。ベラスケスのTKO勝ち。何もさせない強さがあった。今後に期待だ。

ライト・ヘビー級10回戦
ジェフ・レイシー  判定  エピファニオ・メンドサ
 豪腕を振るいながらメンドサを攻め立てるレイシー。メンドサのカウンターで後退させられる場面もあったものの、その後もレイシーがぐいぐいと前進してゆく。しかし、レイシーが仕留めそうになるとメンドサのパンチが勢いを寸断。レイシー有利な展開はかわらないものの、主導権を握るまでには至らない。そして後半にはいると、レイシーが失速しはじめる。ハンドスピードの落ちたレイシーにメンドサの拳が突き刺さる。最終ラウンドの打ち合いの中、まずクリーンヒットを喰らったのはレイシー。だが、レイシーもパンチを返す。試合は判定に持ち込まれ、レイシーの勝ち。

フェザー級6回戦
西崎 岳地  ドロー  今井 勝典
 飛び込んで打っては反撃されてまたチャンスを狙う。互いにそんな展開を繰り返す西崎と今井。最後までシーソーを自分の側に傾けることはできず試合終了。判定ドロー。

スーパー・バンタム級6回戦
岡畑 良治  5R負傷判定  森本 一春
 ヒットアンドアウェイで森本を翻弄しにかかる岡畑。その打ち終わりを森本のカウンターが捉える。回がすすむにつれてダメージを与えていったのは森本のパンチだった。的確なカウンターで岡畑の顔面を弾き、みるみるうちに充血させてゆく。そんな中、バッティングで岡畑が額を切り、第5ラウンドにレフェリーストップとなってしまう。負傷判定で森本の勝ち。

56.0kg契約級8回戦
人見 斉光  判定  高橋 勇治
 正面から正攻法で攻める人見に対して、意表を突く軌道で見えないパンチを放つ高橋。距離をとると人見が有利だが、接近したところで高橋の思わぬパンチを喰らってしまう。ともに主導権がほしいところだが、一進一退で均衡は崩れない。激しい打ち合いを展開しつつも試合はそのまま終了し、判定で人見の勝ち。

スーパー・ライト級8回戦
亀海 喜寛  6RTKO  伊藤 博文
 ガードを固めつつも豪快なパンチを放ちながら亀海に迫る伊藤。これに対して、両手をリラックスさせたフォームで迎え撃つ亀海。伊藤のパンチが空を切るたびに、亀海の強烈なショートパンチが伊藤に着弾する。さらにガードを固める伊藤だが、それを割って亀海の拳が伊藤を捉える。次第にダメージが見え始める伊藤。第6ラウンド、亀海のラッシュに為す術のない伊藤を見て、レフェリーが試合を止めた。亀海のTKO勝ち。完封勝利だ。こんな器用なボクシングのできるボクサーだったっけ?これからが楽しみだ。

OPBFライト級タイトルマッチ
ランディ・スイコ  判定  石井 一太郎
 深い懐から強打を放つスイコ。この強敵を相手に、石井がキレたボクシングを展開する。リーチの短さをかばう踏み込みと、懐に飛び込んでからの回転力でスイコに直撃弾を叩き込む。が、スイコは微動だにしない。顔面を吹き飛ばされながら、何事もなかったように反撃してくる。前半、攻め立てたのは石井だが、スイコにダメージが見てとれない。終盤、鼻血の影響もあって失速しはじめた石井に、まったくペースの落ちないスイコが襲いかかる。動きの鈍った石井にショートのアッパーが叩き込まれる。しかし、最後まで緊張感を切らさなかった石井は直撃されることはなく、試合はそのまま終了した。判定で石井の勝ち。あのスイコに対して互角以上の戦いができる日本人。お見事。

日本スーパー・ライト級タイトルマッチ
木村 登勇  5RTKO  西尾 彰人
 木村術であっという間に西尾を呑み込んだ木村。西尾の動きをことごとく捉え、とんでもないところでパンチを炸裂させる。あっという間に西尾は血まみれになる。必死に反撃の糸口をつかもうと、上下にパンチを打ち分ける西尾だが、なにひとつ木村を焦らせることはできなかった。第5ラウンド、木村のラッシュにロープづたいに逃げるしかなくなった西尾を見て、レフェリーが試合をストップ。木村のTKO勝ち。世界戦の敗戦で、またひとつ強くなったんじゃないだろうか。

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