2009年6月

 このページではテレビで放送されたボクシングの試合結果を、酒を嗜みながらふらふら書きつづっていこうと思います。評価にはかなりの偏りが生じる可能性がありますが、ま、そこはそれ、ご容赦ください。

6月20日 「嘉泉 純米吟醸酒」を嗜みつつ
ライト・フライ級4回戦
角谷 淳志  1RTKO  佐藤 逸
 先制攻撃を仕掛けた角谷。佐藤のガードに左アッパーを滑り込ませていきなりダウンを奪う。立ち上がる佐藤に再びラッシュを仕掛け、同じアッパーで佐藤の膝を折った。角谷のTKO勝ち。あっという間だったが、パンチを当てる勘は良さそうだ。

バンタム級4回戦
山本 隆寛  2RTKO  中岡 雅司
 まずペースを握ったのは中岡。山本の懐に踏み込んでパンチを叩き込む。だが、第2ラウンドになると山本が一気に攻勢に出る。左右フックの連打で中岡をコーナーに追い込み、そのままパンチを浴びせ続ける。最初はガードしていた中岡だが、腰が落ちたところでレフェリーが割って入って試合終了。山本のTKO勝ち。第1ラウンドは様子見だったのか?畳みかける瞬発力がすばらしかった。

ウェルター級4回戦
長島 謙吾  3RTKO  森本 悠希
 踏み込んで右フックを振るう長島に対して、サウスポーの左ストレートで接近を阻む森本。そのストレートをかいくぐって長島がプレッシャーをかけてゆく。第3ラウンド、しのぐ森本のガードを長島のパンチが壊しはじめた。長島のパンチをガードするたびに左右に弾ける森本を見て、セコンドがタオルを投入した。長島のTKO勝ち。

フェザー級4回戦
西川 良一  判定  加治 裕樹
 手数でプレッシャーをかける西川。加治も応戦するがどうしても押し戻されてしまう。西川の右アッパーが鋭い。後半にはいると加治が前に出始める。クリーンヒットは西川の方が多いが、それをものともせずに前進してくる加治。スタミナ切れとダメージを抱えながら両者最後までパンチを出し続けて試合は終了。判定で西川の勝ち。

日本スーパー・ウェルター級タイトルマッチ
野中 悠樹  7RTKO  新井 恵一
 巧みに距離を操って新井を空転させる野中。新井はあの手この手でリズムを崩しにかかるが、序盤は野中のペースで進んでいく。中盤に入っても野中のリズムは崩れない。そして第7ラウンド、野中の左ストレートが新井の顔面をきれいに打ち抜いた。野中がダウンを奪う。新井は立ち上がったものの、野中の追撃を振り切ることはできずに打ち倒された。レフェリーが割って入って試合終了。野中のTKO勝ち。最後まで試合をコントロールした野中。これを打ち崩すのは難しい。

ライト級4回戦
金澤 翔吾  3RTKO  小倉 敬寿
 きれいに小倉をさばきながらパンチを放つ金澤。第1ラウンド終了間際に右ストレートで小倉からダウンを奪う。小倉は大きなパンチで起死回生を狙うが、なかなか金澤を捉まえられない。そしてあっという間に腫れあがった小倉の右まぶたが、金澤のジャブの威力を物語る。第3ラウンド、再び金澤の右ストレートが小倉のこめかみを直撃した。棒立ちになった小倉を見てレフェリーが試合をストップ。金澤のTKO勝ち。デビューとは思えない動きだ。

77.5kg契約級4回戦
秋山 泰幸  1RTKO  イベリコ・ユン
 ゴング直後に始まった打ち合い。両者の強打が飛び交うなか、秋山の右アッパーがユンの頭を跳ね上げた。そのまま一気にロープ際にユンを追い込んでのラッシュ。秋山のパンチがユンのガードを壊して直撃する。見かねたレフェリーが割って入ると同時にユンが崩れ落ちて試合終了。秋山のTKO勝ち。あっという間だった。

ライト級10回戦
嶋田 雄大  4RKO  アメス・ディアス
 流れるようなコンビネーションで嶋田を攻めるディアス。嶋田は要所でディアスのリズムを寸断してカウンターをヒットさせる。互角の打ち合いを展開しながら迎えた第4ラウンド、嶋田のオーバーハンドライトがディアスの顔面に炸裂した。前のめりに嶋田にもたれかかるディアス。立ち上がるもののレフェリーのコールに反応することはできずカウントアウト。嶋田のKO勝ち。強い。ディアスも弱くはなかったが、それを一蹴してしまった。

6月13日 「嘉泉 純米吟醸酒」を嗜みつつ
ミドル級4回戦
マット・コロポフ  4RTKO  コーリー・ジョーンズ
 じわりとプレッシャーをかけるコロポフ。打ち終わりを狙いたいジョーンズだが、なかなか捉まえることができない。徐々にダメージを負うジョーンズだが、すんでの所で致命打を避けて最終ラウンドを迎えた。劣勢ながらも打ち合いに応じるジョーンズは、かろうじてこの試合をしのぎ切るかと思われた残り5秒。コロポフの右フックがジョーンズの顔面を直撃した。そのまま前のめりに倒れたジョーンズ。テンカウントに反応することはできずに試合終了。コロポフのTKO勝ち。倒しにくい相手に対して、最後の最後で決めてくれた。

WBO世界ウェルター級王座決定戦
ミゲール・コット  5RTKO  マイケル・ジェニングス
 初っぱなからガンガン圧力をかけるコット。ジェニングスも応戦するが、すぐにコットのペースに巻き込まれてしまう。第4ラウンド、左フックでふらついたジェニングスに対して連打の中のボディで最初のダウン。ふらふらのジェニングスに対して、叩き切るような左ボディフックで2度目のダウンを奪う。第5ラウンド、すでに戦闘力を失いつつあるジェニングスをロープに追い込み、最後はコーナーでラッシュを浴びせて膝を折らせた。レフェリーは試合をストップして試合終了。コットのTKO勝ち。復活の狼煙となるか?楽しみだ。

WBC・WBO世界ミドル級タイトルマッチ
ケリー・パブリック  9R終了TKO  マルコ・アントニオ・ルビオ
 長身にもかかわらず間合いを詰めて強打を放つパブリック。ルビオも最初は手を返していたが、次第にパブリックの連打をガードする以外術がなくなっていく。それでもお構いなしにガードの上を叩くパブリック。ルビオのガードを貫通してダメージを与える。試合が進むにつれて試合は一方的になってゆく。ひたすら打たれまくるルビオは、カウンターを狙うが、下がりながらでは力が乗らない。そして第9ラウンド終了時、ルビオは試合終了のゴングに応じることを拒否して試合終了。パブリックのTKO勝ち。

6月5日 「嘉泉 純米吟醸酒」を嗜みつつ
ライト・フライ級4回戦
前澤 典明  判定  濱岡 直矢
 KO率の高い濱岡に対して、先に前に出る前澤。勢いをつけさせないための戦法だ。濱岡のパンチには迫力があるが、前澤は回転力でこれを押し戻し、互角以上の打ち合いに持ち込んでいる。そしてこの均衡は試合終了のゴングまで崩れず、判定で前澤の勝ち。

スーパー・バンタム級6回戦
安沢 栄二  2R負傷TKO  宮崎 隆司
 堅いガードとパワフルな連打でプレッシャーをかける安沢。対する宮崎は、後退しつつも接近戦の打ち合いでは負けていない。第2ラウンド、右フックをきっかけに攻め込んだ安沢だったが、ロープ際で宮崎にカウンターを返されて攻めきることができない。そして、この攻防の中、安沢のパンチで宮崎がまぶたを切り、試合続行不可能と判断されて試合終了。安沢の負傷TKO勝ち。

54.0kg契約級8回戦
山中 慎介  3RTKO  ワンパテット・シットサイトーン
 ガードを固めて突っ込んでくるワンパテット。迎え撃つ山中だが、なかなかきれいにタイミングがとれない。しかし第3ラウンド、踏み込んできたワンパテットに中山の左ストレートがジャストミートした。続いてガードを割って直撃した右アッパーで仰向けに倒れたワンパテットが、カウントに反応することはなかった。山中のTKO勝ち。やりにくいことこのうえない相手だったが、ドンぴしゃのタイミングで切って捨てた。

スーパー・ウェルター級8回戦
松橋 拓二  2RTKO  田島 秀哲
 長身の田島が放つロングパンチをパーリングでさばく松橋。その松橋のガードをすり抜けて田島の右フックがクリーンヒットした。第1ラウンドに田島がダウンを奪う。だが、これでスイッチが入ってしまったのは松橋の方だった。第2ラウンド、田島の出方を待たず、ぐいぐいと前に出て打ち合いに応じる松橋。そして、連打の中の左フックが田島のガードを打ち抜いた。この一撃で蹈鞴を踏んだ田島。あっという間に追いつめられたところへ、松橋の豪打が雨霰と叩き込まれる。次第に壊れていく田島のガード。そしてフィニッシュの3連打がまともに田島の顔面を吹き飛ばして勝負は決した。立ち上がった田島だったが、レフェリーのコールにもうつろな反応。試合終了となった。松橋のTKO勝ち。強い。そして、勝利者インタビューで涙をこらえる姿。やっと帰ってきたんだな。

142P契約級8回戦
亀海 喜寛  3RKO  グレン・マセカンポ
 鋭く踏み込んでパンチを放つマセカンポ。亀海に迎え撃たれても、そこからもう一発パンチが出てくる。打たれ強さに自信を持った戦法だ。亀海は体を柔らかく動かしながら上下にパンチを叩き込む。そして第3ラウンド開始早々、リバーブローで動きが止まったマセカンポに右を打ち下ろしてダウンを奪う。立ち上がったマセカンポだったがファイティングポーズをとることはできずにカウントアウト。亀海のKO勝ち。マセカンポはなかなか強い選手だったが、強烈なボディで動きを止めて仕留めてしまった。強い。

6月4日 「嘉泉 純米吟醸酒」を嗜みつつ
50.0kg契約級4回戦
伊藤 秀平  2RTKO  田中 秀和
 開始直後からプレッシャーをかけ、上下を打ち分ける伊藤。なんとか足を使って逃れたい田中だったが、その前に伊藤のボディブローが田中の足を止める。コーナーに田中を追いつめてラッシュを浴びせる伊藤。第2ラウンド、強烈なボディに田中の膝が折れた。かろうじて立ち上がったもののレフェリーは続行不能と判断して試合終了。伊藤のTKO勝ち。デビュー戦にしては堅さがなかった伊藤。素質はありそうだ。

スーパー・フェザー級6回戦
北岡 将志  2RTKO  福岡 孝太
 福岡の突進を左で迎え撃つ北岡。だが、福岡の圧力に北岡はロープ際に追いつめられ、前屈みになったところへのアッパーで福岡がダウンを奪う。続く第2ラウンド、間髪入れず襲いかかった福岡の猛攻に為す術なく立ちつくす北岡を見てレフェリーが割って入った。福岡のTKO勝ち。プレッシャーのかけ方が巧い。好きなファイトスタイルだ。

48.0kg契約級8回戦
高山 勝成  判定  ロマート・センティリャス
 センティリャスを軸に円を描いてステップを踏む高山。鋭いステップインでパンチを放つ高山だが、センティリャスはこれをしっかりと迎撃してくる。リズムを変えながらセンティリャスを攻め立てる高山だが、センティリャスが高山の踏み込み際にアッパーをあわせてくるなど、なかなか攻め崩せない。クリーンヒットは高山の方が多いものの、連打につなげられずリズムが作れないのだ。迎えた最終ラウンド、さらにプレッシャーを強めた高山だったが、センティリャスも粘りを見せて譲らず、そのまま試合終了した。判定で高山の勝ち。

WBA世界ヘビー級タイトルマッチ
ルスラン・チャガエフ  6R負傷判定  カール・デイビス・ドルモンド
 チャガエフの突進を長距離砲で押さえるドルモンド。懐に入り込めばチャガエフのペースだが、ドルモンドのリードジャブがこれを阻む。第3ラウンド、バッティングでまぶたを切ったチャガエフは、中盤、苦しい状況に追い込まれる。そして、この出血が試合続行できないと判断したレフェリーが、コミッショナーを制して試合を終了。負傷判定でチャガエフの勝ち。

WBC世界ヘビー級タイトルマッチ
ビタリ・クリチコ  9RTKO  ファン・カルロス・ゴメス
 巨漢クリチコがゴメスの周りをサークリングし、ジャブを放つ。ゴメスはもう一歩距離を詰めたいところだが、うかつに近寄ればクリチコの右が飛んでくる。それを承知で前進を続けるゴメスは、懐に潜ったわずかなチャンスを狙ってクリチコを捉えるが、致命打にはほど遠く、あっという間にクリチコの長距離砲で突き放されてしまう。第7ラウンド、ついに積み重なったダメージが噴出し、ゴメスがマットに膝を着く。だが、まだ心は折れていない。立ち上がって再びクリチコと対峙するが、突進力は目に見えて衰えてしまった。第9ラウンド、すでに踏ん張りが聞かない状態で持ちこたえていたゴメスだったが、クリチコの連打をまともに食らい、体の正面にクリチコを捉えられなくなったところでレフェリーが割って入った。クリチコのTKO勝ち。かるーく打っているように見えるが、とんでもない破壊力だ。相変わらず、強い。

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