2010年9月

 このページではテレビで放送されたボクシングの試合結果を、酒を嗜みながらふらふら書きつづっていこうと思います。評価にはかなりの偏りが生じる可能性がありますが、ま、そこはそれ、ご容赦ください。

9月30日 「天狗舞 ひやおろし 山廃純米」を嗜みつつ
スーパー・ウェルター級10回戦
サウル・アルバレス  9RTKO  ホセ・ミゲール・コット
 第1ラウンド、まず火を噴いたのはコットの左フックだった。アルバレスの膝が揺れる。なんとかこのピンチをしのいで反撃に出たアルバレスは第2ラウンド、右アッパーで逆転のダウンを奪う。再び接近を試みるコットだが、アルバレスの鋭い左右アッパーに妨げられてなかなか懐に入れない。試合はアルバレスの距離で進んでゆく。アルバレスのパンチに耐えながら再逆転のチャンスを狙っていたコットだったが、第9ラウンド、ついにロープ際に追い詰められてしまう。雨あられと降り注ぐアルバレスのパンチをかわしながらカウンターを狙うがことごとく失敗。クリーンヒットをもらうようになったところでレフェリーが試合を止めた。アルバレスのTKO勝ち。

ウェルター級12回戦
シェーン・モズリー  判定  フロイド・メイウェザー
 滑り出しでスピード勝ちしたのはモズリー。右ストレートを叩き込んでメイウェザーの膝を揺らす。しかし、ここからメイウェザーのエンジンがかかる。瞬発力でモズリーのガードをすり抜けて頭を弾き飛ばす。終盤にさしかかる頃にはモズリーの足は鈍り、頼みの踏み込みも影を潜めてしまう。だが、メイウェザーはリスクを冒さなかった。徹底的に距離を保ってパンチを繰り出し、モズリーにダメージを刻み込んでゆく。そしてそのまま試合終了。判定でメイウェザーの勝ち。

9月28日 「天狗舞 ひやおろし 山廃純米」を嗜みつつ
ウェルター級8回戦
レナード・レーン  判定  マーティン・タッカー
 基本に忠実なボクシングを展開するレーンをなんとか崩したいタッカー。ヒットするのはレーンのパンチばかりだが、タッカーは怯まない。打たれたら打ち返すボクシングをひたすら続ける。中盤、ようやくタッカーの左ストレートがレーンの顔面を捉えるが、ペースを奪うまでには至らず、終盤にはレーンの連打でタッカーがロープ際に釘付けになるシーンも見られた。しかし、最後まで耐え切り、パンチを出し続けたタッカー。試合はそのまま終了し、判定でレーンの勝ち。

NABOスーパー・ウェルター級暫定王座決定戦
ショーン・ポーター  判定  ラッセル・ジョーダン
 驚異的なリーチで弾幕を張るジョーダンに対して、ポーターはあの手この手で懐への進入をねらう。序盤にも幾度か潜り込んだが、ジョーダンのコンパクトなフックで弾き出されてしまう。しかし、ラウンドが進むにつれて先に鈍ったのはジョーダンのハンドスピードだった。懐に潜り込んで連打に巻き込みたいポーターとそれをさせまいと水際でパンチを繰り出すジョーダン。一進一退のまま試合は終盤にもつれ込むが、いずれかがペースを握ることはなく試合終了。判定でポーターの勝ち。

日本スーパー・フライ級暫定王座決定戦
翁長 吾央  7R負傷TKO勝ち  佐藤 洋太
 序盤、強烈なパンチで佐藤を威圧した翁長。佐藤のリズムを崩してボクシングをさせない。しかし、中盤にはいると佐藤がいきなりの右ストレートで勢いを取り戻してくる。サウスポーである佐藤のお株を奪う右ストレートが再三に渡って翁長の顔面を捉える。折り返し点を迎える頃にはほとんど塞がってしまった翁長の左目。第7ラウンド、佐藤のパンチが無防備にヒットするようになったところでレフェリーが試合をストップ。佐藤のTKO勝ち。

日本ミニマム級タイトルマッチ
八重樫 東  判定  武市 晃輔
 第1ラウンドからいきなり始まった高速連打の中、ダウンを奪ったのは武市だった。八重樫の攻撃をフットワークでいなして的確なパンチをヒットさせる。だが、持ち前の強打で徐々にペースを奪い返した八重樫は、中盤から得意の撃ち合いに武市を巻き込んでゆく。終盤は足の止まった武市に強打を何発も打ち込む。そして激しい撃ち合いのまま試合は終了し、判定で八重樫の勝ち。

58.0kg契約級8回戦
細野 悟  3RTKO  ソニー・フォニー
 細野のプレッシャーをフットワークと手数でいなそうとするフォニー。だがあっけなく第3ラウンドに捉まる。細野のボディが効いてからは逃げの一手で、2度目のダウンでレフェリーが試合を止めた。細野のTKO勝ち。

59.5kg契約級8回戦
岡田 誠一  3RTKO  アビ・メティアマン
 波乱の第2ラウンド、メティアマンの右フックが岡田の顔面を打ち抜いてダウンを奪う。コーナーに追い詰められてラッシュに晒される岡田。しかし、メティアマンのボディにも岡田の爪痕が刻まれていた。第3ラウンド、再びメティアマンの右フックをもらってよろめく岡田だったが、踏みとどまって応じた打ち合いで、岡田の左拳がメティアマンのリバーに突き刺さる。強烈なボディカウンター。マットに伏して悶絶するメティアマン。カウントに反応しない様子を見てレフェリーが試合をストップ。岡田の逆転TKO勝ち。

スーパー・フライ級10回戦
内藤 大助  5RTKO  リエンペット・ソーウィラポン
 内藤の変則スタイルを冷静にさばこうとするリエンペットだったが、ラウンドが進むにつれて惑わされてゆく。おおざっぱに見える内藤のパンチだが、体の動きそのものがフェイントになり、面白いように拳がリエンペットに吸い込まれていく。第5ラウンド、ついに内藤の右フックがリエンペットの顎を捉えてダウンを奪う。立ち上がったリエンペットだったが、打ち合いで再びマットに膝を着き、再度挑んで内藤のクリーンヒットをもらったところでレフェリーストップ。内藤のTKO勝ち。

バンタム級10回戦
粉川 拓也  2RKO  ノンボノーイ・バタナカーンジム
 圧倒的なスピードでノンボノーイを圧倒する粉川。待ちかまえてカウンターを狙うノンボノーイだが、粉川を捉えることができない。ずるずると下がったロープ際、粉川のボディフックが2発ノンボノーイを直撃して試合は決した。ノンボノーイはマットに突っ伏したままテンカウントを聞き、粉川のKO勝ち

9月24日 「越乃かぎろひ 千寿 特別純米酒」を嗜みつつ
スーパー・ミドル級8回戦
ダニエル・ジェイコブス  1R終了TKO  ホセ・ミゲール・ロドリゲス
 強烈かつ的確なパンチであっという間にロドリゲスを飲み込んだジェイコブス。あっという間にロープに追い詰められたロドリゲスはジェイコブスの連打に為す術なく打ちのめされてしまう。第1ラウンド終了間際に2度目のダウンを喫し、第2ラウンドの開始に応じることはなかった。ジェイコブスのTKO勝ち。

IBF世界ライト級王座決定戦
ホアン・グスマン  判定  アリ・フネカ
 4kgウェイトオーバーでいきなりベルト奪取の権利を失ったグスマン。だが、モチベーションを失うことなく試合に臨めたようだ。長距離砲でグスマンを狙い撃ちにしたいフネカだが、攻め込んだところにグスマンのオーバーハンドライトを食らってダウンを喫してしまう。このダウンを挽回すべく前に出続けたフネカだが、老獪なグスマンのディフェンスに翻弄されて自分のペースに持ち込めない。最後までグスマンが流れを支配し、判定でグスマンの勝ち。

WBA暫定世界スーパー・ライト級タイトルマッチ
マルコス・マイダナ  6RKO  ビクトル・マヌエル・カージョ
 ミドルレンジの高速打で弾幕を張るカージョ。マイダナの強打を押さえ込む。だが、距離が少しでも縮まるとマイダナの強烈な連打が始まる。第2ラウンド終了間際にダウンを喫するものの、序盤、なんとか距離を保っていたカージョだったが、マイダナのボディで次第に足が鈍ってゆく。そして第6ラウンド、マイダナの右アッパーがカージョの鳩尾を貫いた。マットに崩れ落ちて悶絶するカージョ。テンカウント内に立ち上がることはなく試合終了。マイダナのKO勝ち。

9月23日 「越乃かぎろひ 千寿 特別純米酒」を嗜みつつ
ウェルター級8回戦
水本 昌寛  5RKO  フェリックス・イマム
 鋭い左でペースを掴む水本。なかなか手が出ないイマムだが、パンチに耐えながら反撃を試みる。第5ラウンド、やや距離が近くなったところで水本の右フックがイマムのボディに突き刺さった。そのままマットに跪くイマム。テンカウント内に立ち上がることはなく試合終了。水本のKO勝ち。

バンタム級6回戦
石田 匠  5RTKO  張本 陽介
 中間距離を支配してペースを握った石田に対して、張本はなんとかボディで足を殺そうとする。しかし石田は止まらない。中盤に入ってトリッキーな動きを絡めて攻めはじめた張本だったが、石田のプレッシャーに敢えなく潰されてしまう。石田のラッシュでガードが崩れたところでレフェリーが割って入って試合終了。石田のTKO勝ち。

ライト・フライ級10回戦
井岡 一翔  判定  ヘリ・アモル
 ミドルレンジからの連打でアモルを釘付けにする井岡。アモルはガードを固めてひたすら耐えるが、中盤に入ってもいいように井岡の攻撃を受け続ける。しかし後半、井岡のスピードが鈍ったのかアモルの右が井岡に届きはじめる。そして第9ラウンドには井岡がダウンを喫する。致命的なダメージは受けずに立ち上がった井岡だったが、最後までアモルに致命打を与えられず試合終了。判定で井岡の勝ち。

9月22日 「越乃かぎろひ 千寿 特別純米酒」を嗜みつつ
WBC世界スーパー・フライ級タイトルマッチ
河野 公平  判定  トマス・ロハス
 河野の突進をフットワークでいなすロハス。鋭いアッパーが河野のボディに突き刺さる。後半にスタミナ勝負をかけたい河野だったが、ヒットアンドアウェイで足を奪われ、反撃の糸口がつかめない。完全に炉はスペースで迎えた最終ラウンド、一瞬の隙を突いて河野の右フックがロハスの顔面を弾き飛ばす。一矢報いるダウンを奪った。しかし、致命打とはならずに試合は判定へ。ロハスの勝ち。

WBA世界スーパー・フェザー級タイトルマッチ
内山 高志  5RTKO  ロイ・ムクリス
 ジャブを軸に強打を織り交ぜていく内山。ムクリスは右の強打で対抗するが、ことごとくかわされてしまう。それでも中盤にはいると、ムクリスの右が内山を捉えるようになる。しかし第5ラウンド、一気にギアを上げた内山はムクリスのガードをあっという間に打ち崩し、最後は右フックでねじ伏せてしまった。カウントを始めたレフェリーだが、座り込んだままピクリとも動かないムクリスを見て両手を交差。内山のTKO勝ち。ダイナマイトの異名に恥じないフィニッシュだった。

9月20日 「越乃かぎろひ 千寿 特別純米酒」を嗜みつつ
ライト級6回戦
菊地 廣隆  判定  有馬 啓祐
 ストレートできっかけを作りたい菊地と有馬。序盤、菊地が攻勢に出るものの、有馬がサウスポーの利点を生かして後半盛り返す。最後まで一進一退の展開が続いて試合終了。判定で菊地の勝ち。

56.0kg契約級6回戦
八戸 保頼  判定  斉藤 修司
 互いの隙を狙う持久戦となった八戸の斉藤の対戦。八戸がテクニックではわずかに上をいくが決定的なチャンスは作れない。互いに切り崩すチャンスがないまま試合は終了。判定で八戸の勝ち。

日本ライト級タイトルマッチ
近藤 明広  判定  荒川 仁人
 序盤、スピードを活かしてダウンを奪った近藤だったが、後半にはいると荒川のインファイトに巻き込まれていく。切れのいい荒川のショートパンチが近藤の顎を幾度も跳ね上げるが、決してそこでは引かず手を返して荒川の追撃を許さない。激しい打ち合いのなかで試合終了のゴングが鳴り、判定で荒川の勝ち。

9月19日 「越乃かぎろひ 千寿 特別純米酒」を嗜みつつ
WBA世界バンタム級王座統一戦
アンセルモ・モレノ  判定  ネオマール・セルメニョ
 息詰まる技術戦。前半ペースを握ったのはモレノだ。タイミングのいい長距離砲でセルメニョを突き放す。セルメニョはあの手この手でモレノのリズムを崩そうとするが、なかなかリズムに乗れない。緊迫感のあるせめぎ合いに水を差したのはリングコンディションだった。滑る滑る。両者とも踏ん張ってパンチを放てない。終盤にはいるとセルメニョが接近戦に活路を見いだしつつあったが、滑るリングの上ではどうしようもない。試合は判定でモレノの勝ち。

スーパー・フェザー級10回戦
ホルヘ・リナレス  判定  フランシスコ・ロレンソ
 序盤からスピードでロレンソを圧倒するリナレスに対して中盤から老獪な反撃を開始したロレンソ。しかし、滑るリングに強打を放つことができず、決定的なチャンスはことごとく不発に終わった。判定でリナレスの勝ち。

9月18日 「越乃かぎろひ 千寿 特別純米酒」を嗜みつつ
WBO世界クルーザー級タイトルマッチ
マルコ・フック  3RTKO  アダム・リチャーズ
 ぐいぐいと前に出るリチャーズを長距離砲で突き放すフック。タフなリチャーズだったが、最後はフックの右ストレートを立て続けに打ち抜かれたところでレフェリーストップ。フックのTKO勝ち。

ヘビー級10回戦
アレクサンデル・ポペトキン  5RTKO  ファビエル・モーラ
 出会い頭に左フックでダウンを奪ったポペトキン。コンパクトで鋭いパンチを絶え間なく放ってモーラにボクシングをさせない。毎回のようにダウンを奪って迎えた第5ラウンド、ロープを背負ったモーラにポペトキンの左フックが再び炸裂して戦いは終わった。レフェリーが割って入ってポペトキンの勝ち。

スーパー・ミドル級12回戦
アンドレ・ディレル  11R反則勝ち  アルツール・アブラハム
 がっちりとガードを固めるアブラハムを、スイッチしながらのロングパンチで突き放すディレル。じわじわとプレッシャーを高めるアブラハムだったが、一瞬の隙を突かれてダウンを奪われる。これでペースは完全にディレルに傾き、終盤にさしかかるとアブラハムの焦りがありありと見えるようになる。そして第11ラウンド、足を滑らせて膝をついたディレルにアブラハムの左フックが直撃してしまう。このパンチでアブラハムは反則負け。ディレルの勝ち。

9月9日 「越乃かぎろひ 千寿 特別純米酒」を嗜みつつ
日本スーパー・ライト級タイトルマッチ
小野寺 洋介山  9RTKO  亀海 喜寛
 的確な強打で序盤にダウンを奪った亀海。対する小野寺は気力の連打で粘りを見せる。しかし第9ラウンド、亀海の右ストレートが小野寺のガードをくぐり抜けて炸裂した。スローモーションで倒れる小野寺を見てレフェリーが割って入って試合終了。亀海のTKO勝ち。

WBCユースインターコンチネンタルスーパー・フライ級王座決定戦
カルロス・クアドラス  5RTKO  オスワルド・ロドリゲス
 伸びるストレートと荒々しい連打でロドリゲスを圧倒するクアドラス。耐え続けるクアドラスだったがロドリゲスの連打に手が出なくなったところでレフェリーストップ。クアドラスの勝ち。

英連邦スーパー・ミドル級タイトルマッチ
チャールズ・アダム  6RTKO  ジョージ・グローブス
 パワフルなパンチを振り回すアダムを絶妙なカウンターで切って落とすグローブス。完全に封じ込まれて攻め立てられるアダムを見かねてレフェリーが試合をストップ。グローブスのTKO勝ち。

NABF北米ヘビー級王座決定戦
ジョナサン・バンクス  6RTKO  トラビス・ウォーカー
 技のバンクスと力のウォーカーの戦い。前に出続けるウォーカーだがバンクスの鋭いカウンターを警戒してなかなかペースが握れない。そして第6ラウンド、バンクスの体ごと叩きつけた右ストレートがカウンターでウォーカーのこめかみを捉えた。勢い余って倒れたバンクスに続いて、為す術なくマットに沈むウォーカー。立ち上がったもののすでに足下定まらずレフェリーストップ。バンクスのTKO勝ち。

WBO世界スーパー・バンタム級王座決定戦
ウィルフレド・バスケス・ジュニア  4RKO  マルビン・ソンソナ
 荒削りなソンソナの攻めをさばき、的確なパンチで追い詰めていったバスケス。連打に織り込まれたボディブローが確実にソンソナの体力を削っていく。第4ラウンド、ロープに磔にされたソンソナにバスケスのボディが突き刺さり、ソンソナは崩れ落ちた。苦悶の表情を浮かべるソンソナがテンカウント以内に立ち上がることはなく、バスケスのKO勝ち。

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