■RAPの使い方

■RAPのインストール

ダウンロードしたパッケージを展開(解凍)し、setup.exeをダブルクリックします。
インストーラが起動するので、指示に従いインストールを行ってください。

■ダーク減算のフロー


■ダークファイルの作成

ダーク減算に使うダーク画像は、NEFファイルそのままではなく、RAPによって拡張RDKのファイルに変換したものを使います。
RAPは、複数のNEFファイルから加算平均をした高品質なダーク画像を生成し、RDKファイルとして保存します。
ダーク減算は、対象画像のNEFファイルから、RDKファイルを引き算することになります。
なお、ダークフレームが1枚であっても、RDKファイルを作成してください。
[処理]メニューから[ダーク作成]を選び、ダーク作成ダイアログを表示させます([F4]キーを押しても同じです)。
[追加]ボタンを押して、NEFファイルを読み込んでください(複数のNEFファイルを読み込む場合はShiftキーやCtrlキーで範囲選択してください)。
[作成]ボタンを押すと、生成するダーク画像のファイル名を指定するダイアログが開きます。自由に付けて構いませんが、RDKファイルには露出時間やISO感度のデータは含まれないので、ファイル名にデータが分かるようにしておくとよいでしょう。
[保存]ボタンを押すと、ダーク画像の生成されます。
RDKファイルが作られたら、[閉じる]ボタンを押し、ダーク作成ダイアログを閉じます。

ISO感度や露出時間はNEFファイルから読み出した情報です。間違えて異なる条件の画像を合成してしまうミスを防げます。
理論的に同じISO感度、同じ露出時間のファイルしか加算平均できません(意味がないダーク画像になる)。
画像毎の露出時間のズレは、数秒〜数十秒程度ならそれほど差がないと思われます。
このほか、撮影時の温度も揃える必要がありますが、RAWファイルには記録されていないので、手動でメモを取り、同じ気温のNEFファイルを使うようにします。

■ダーク減算

作成したダーク画像(RDKファイル)を使って、ダーク減算を行います。天体が写っている対象画像はダーク画像とISO感度、露出時間、気温が一致している必要があります。

[ファイル]メニューから[NEFを開く]を選び、NEFファイルをロードします。
リストビューに、ファイル名、露出時間、ISO感度、画像のサイズ、ホワイトバランスが表示されていれば、ロード成功です。
[処理]→[ダーク減算]を選び、ダーク減算ダイアログを表示させます。
[ダークファイル]に、ダーク画像であるRDKファイルを指定します。
[保存ファイル名]に、減算後のファイル名を指定します。保存されるファイル形式はNEFです。
[ファイル名正規化]ボタンを押すと、入力ファイルに“-rdk"を付けたファイル名を自動で生成します。ただしフォルダも入力ファイルと同じ場所に変更されるので、CD-ROMのように書き込みできないメディアへは指定しないようにしてください。
[輝点ノイズ除去]については別項を参照してください。
[実行]ボタンを押すと、ダーク減算処理が行われ、NEFファイルが作られます。

RAWヘッダの解析で異常が発見された場合は、メッセージを出して読み込みを中止します。D70のファイルなのにエラーが出る場合はご連絡下さい。
D70以外のNEFファイルの場合、ヘッダの解析ができれば“D70以外のNEFファイルです。読み込みを強行しますか?”という問い合わせが行われます。たぶん大丈夫だと思いますが、一部データが正常に読み取れていないかもしれません。RAWデータをお送り下されば対応するかもしれません。
作成されたNEFファイルは、入力ファイルのサムネイルをそのまま利用しています(サムネイルの生成は行ってない)。このため、Nikon ViewやNikon Capture4で表示させると、ダーク減算されてないように見えるのでご注意下さい。
Nikon Capture4に読み込ませ、再度上書き保存すれば、サムネイルが作り直されます(Nikon Caputure4の“保存時にサムネイルを作り直す”をONにします)。

■輝点ノイズ除去

[輝点ノイズ除去]は、ダークノイズが極端に大きいピクセルや小さいピクセルを抽出し、それを消去する畳み込みフィルタです。
具体的には、隣接ピクセルと比較して、極端に値が違うピクセルであればホットピクセル(orダークピクセル)とみなし、隣接ピクセルの平均値で置き換えます。
処理はかなり重いです。すいません。

[評価範囲]
隣接ピクセルをどこまで計算に用いるか、その範囲を指定します。
背景のように輝度の変化がほとんどないエリアならば、“大”にすることで、輝点ノイズをより正確に抽出でき、置き換える色も精度のよいものとなります。しかし、輝度差の激しい部分や恒星像のエッジが損なわれる可能性があります。“小”にすると、メリットもデメリットも小さくなります。
[強さ]
強くすると、わずかな値の差でも輝点ノイズとみなすため、置き換え処理が頻繁に発生します。強くしすぎると恒星像のエッジが損なわれるだけでなく、微恒星の中心部が陥没したようになります。撮影条件によって最適値は異なりますが、5〜10くらいを目安におこなってみてください。



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